[本編] 国重 昴正 編
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―――じいに渡されていた死亡予定者リストの通りにその場所に向かうと、
どこかから叫び声が聞こえ、慌てて駆けつける。
【クロノ】
(やっぱり間に合わなかったのか…!?)
切り傷を負って後ずさる例のチンピラに向かって、痩せぎすの男が鬼の形相でナイフを振りかぶった。
【国重 昂正】
「……!! やめろ、警察だ!!」
昂正は男が気を取られた隙をついて、ナイフを持っていた腕を捻り上げて。
【国重 昂正】
「元、だけどな」
男がナイフを手放すのと同時に、そう言って笑った。
昂正が拘束した男は、騒ぎを聞いてやってきた近隣の警備員数人に取り押さえられて。
チンピラに向かって恨み辛みを喚き散らしながら、やがてどこかへと連れられていった。
そして警察病院で手当てを受けたそのチンピラに話を聞いたところ。
突然現れた謎の包帯男に、うまい儲け話があると誘われて手伝っていただけだと言う。
とりあえず一発だけ殴り、無理矢理依頼者リストを持って来させて。
まずはチンピラを回復させることに決めてから、一人ひとりの元を訪れて。
用済みになったチンピラは、昂正の知り合いの警察官に引き渡した。
説明し難い部分を除き、大まかな事情を話したところ。
被害者には既婚者もいたことから、公序良俗違反的なことで正式に身柄を確保されたらしい。
【ママ】
「やっだー! 今日も連れてきてくれたのね、例のお医者様!」
【ママ】
「うふふ、もう一度見ただけで目の保養になっちゃってえ」
【ママ】
「見てん、お肌のこのハリとツヤ! この間よりも断然良くなってるでしょ~?」
【クロノ】
「嫌だなママったら。初めて見た時からずっとキレイだったじゃないですか」
【ママ】
「……! や、やだ。腸液で濡れそう…!!」
【国重 昂正】
「おい、あんまり調子に乗んなよ、お前」
【クロノ】
「そっちが最初に言い出したんだから、今更責任転嫁するなよな」
今日は、例のカップルにあのゲイバーに誘われて一緒に飲んでいた。
完全によりを戻したことと、彼氏が回復したお礼と、事件解決のお祝いという宴だった。
【サトル】
「ぷはー! 国重さん、ほんっとお酒強いですねー!」
【サトル】
「こないだ、ちょっと飲んだだけで赤くなってませんでした?」
【国重 昂正】
「ありゃ本当に久し振りの酒だったからなあ」
【国重 昂正】
「最近またちょこちょこ飲んでるから、肝臓の調子も戻ってきたってことだな!」
【建】
「それにしても、黒乃先生もかなりザルですね」
【建】
「見ましたよ。さっきケロっと一升瓶開けてたの」
【クロノ】
「強い酒は嫌いじゃないですよ」
【クロノ】
「美味しいですよね、人間界の…じゃなくて、日本の酒も」
【国重 昂正】
「どうだ、酒豪のカウンセラーってのもなかなかオツだろ!」
【サトル】
「いいですよね~、例えばこう、メガネかけた医者がワイングラスを傾けて」
【サトル】
「ストッキングを穿いた足を組んでイスに座ってて、……ああ、ロマン!」
【クロノ】
「ス、ストッキングですか……?」
【サトル】
「俺、ストッキングを穿いた建になら踏まれてもいいなー、とか…」
サトルは建をチラッと見たけど、どうやら気付かなかったフリをされてしまったらしい。
【建】
「……俺、どっちかってえと、それを破く方がいいです。…クロノさん、似合いそうですね」
【国重 昂正】
「……あ?それ、どっかで聞いたような……」
【サトル】
「お前、俺というものがありながら、何言ってんだ!」
【建】
「バカだな冗談だよ。お前に穿いて欲しいに決まってんだろ。俺、もうお前しか見えねえよ」
【サトル】
「もうっ、やめろよこんなとこで…、恥ずかしい」
盛り上がりそうな2人に気を使って、俺達は連れ立って便所に逃げた。
用を足してから鏡の前で並び、髪やら服やら軽く手直しする。
全てが落ち着いた頃合いであの席に戻るには、もう少しここで時間を潰す必要があるからだ。
【クロノ】
「それにしても。男ってのは、どうして知的なイメージに弱いかね」
【国重 昂正】
「まるで自分は違うみてえな言い方だなぁ。遊んでそうな方が好みか?」
【クロノ】
「うーん。昂正はどっちだろ」
【国重 昂正】
「俺ぁ知的な方が好みだっつの」
【クロノ】
「ん? ああ、そういう意味じゃなくて」
【クロノ】
「昂正はどっちに分類されるんだろうなって」
鏡の中で、俺と昂正の目が合う。
【国重 昂正】
「……お前は知的に見える方じゃねえのか。髪長ぇのが、判断に困るとこだけど」
【クロノ】
「じゃあ昂正は遊んでそうな方かな。硬派そうな顔して、実は淫乱な、熟れた体を持て余してる男やもめ」
【国重 昂正】
「ふん。持て余してるかどうか試してみるか?」
【クロノ】
「是非お願いします。さっきの妙な熱気にあてられて、実は結構しんどかったんだよね」
素早く個室にしけこんだ俺達は必死で便器に座る権利を争い……俺が勝った。
昂正は便器の前に立ったまま、恨みがましい目で俺を見下ろしている。
【クロノ】
「やっぱり瞬発力が違うわけ。日頃タチで鍛えてるから」
【国重 昂正】
「この野郎……、いいか、夢ん中で言ったこと絶対忘れんなよ」
【国重 昂正】
「俺がタチやるっての、真剣に考えるっつったんだからな」
【クロノ】
「さ、座って座って。狭苦しい所ですが、リラックスして足を開いてくださいね」
【国重 昂正】
「てめ、ここでも医者ごっこやるつもりか…!?」
【クロノ】
「ここで素に戻ったら、あの人達の前で医者じゃいられなくなっちゃうだろ、気持ち的に」
【国重 昂正】
「あーもー、とにかくあんまり喋んなよ。人来たらやべえから」
【クロノ】
「あ、大丈夫。声が外に漏れないように、この個室だけ結界張っておいたから」
【国重 昂正】
「…………」
昂正は諦めたように、こちらに背中を向ける形で俺の膝に腰掛けた。
俺は腕を回して、鼻歌混じりに昂正のシャツの前を開けていく。
そして片足を上げさせて、ズボンを抜き取り、早速前を掌で包み込む。
しかしこんな状況に陥っているというのに。
大股開きの両膝に大きく開いた両手を乗せるという、開き直ったような昂正の体勢は。
責める側としては、許しがたいことではある。
だから全体をゆるゆると揉みながらも、
体のどこかがピクリと揺れるような箇所にだけ、執拗な愛撫を重ねる。
すると、想像以上に早い段階で変化があった。
【クロノ】
「……もう大きくなってきた。久し振りだから、感じやすいね」
【国重 昂正】
「わかってんだったら、とっとと直接触れ。あークソ」
【クロノ】
「ん、いいよ。どれどれ……、ほら、ちゃんと扱いてあげる」
軽く上下させていただけで、昂正のソレは俺の掌の中で育ち。
みるみるうちに布を押し上げるまでになってしまった。
先の方に指の腹を押し付けてから離すと、白い糸が付いてくる。
どこかから叫び声が聞こえ、慌てて駆けつける。
【クロノ】
(やっぱり間に合わなかったのか…!?)
切り傷を負って後ずさる例のチンピラに向かって、痩せぎすの男が鬼の形相でナイフを振りかぶった。
【国重 昂正】
「……!! やめろ、警察だ!!」
昂正は男が気を取られた隙をついて、ナイフを持っていた腕を捻り上げて。
【国重 昂正】
「元、だけどな」
男がナイフを手放すのと同時に、そう言って笑った。
昂正が拘束した男は、騒ぎを聞いてやってきた近隣の警備員数人に取り押さえられて。
チンピラに向かって恨み辛みを喚き散らしながら、やがてどこかへと連れられていった。
そして警察病院で手当てを受けたそのチンピラに話を聞いたところ。
突然現れた謎の包帯男に、うまい儲け話があると誘われて手伝っていただけだと言う。
とりあえず一発だけ殴り、無理矢理依頼者リストを持って来させて。
まずはチンピラを回復させることに決めてから、一人ひとりの元を訪れて。
用済みになったチンピラは、昂正の知り合いの警察官に引き渡した。
説明し難い部分を除き、大まかな事情を話したところ。
被害者には既婚者もいたことから、公序良俗違反的なことで正式に身柄を確保されたらしい。
【ママ】
「やっだー! 今日も連れてきてくれたのね、例のお医者様!」
【ママ】
「うふふ、もう一度見ただけで目の保養になっちゃってえ」
【ママ】
「見てん、お肌のこのハリとツヤ! この間よりも断然良くなってるでしょ~?」
【クロノ】
「嫌だなママったら。初めて見た時からずっとキレイだったじゃないですか」
【ママ】
「……! や、やだ。腸液で濡れそう…!!」
【国重 昂正】
「おい、あんまり調子に乗んなよ、お前」
【クロノ】
「そっちが最初に言い出したんだから、今更責任転嫁するなよな」
今日は、例のカップルにあのゲイバーに誘われて一緒に飲んでいた。
完全によりを戻したことと、彼氏が回復したお礼と、事件解決のお祝いという宴だった。
【サトル】
「ぷはー! 国重さん、ほんっとお酒強いですねー!」
【サトル】
「こないだ、ちょっと飲んだだけで赤くなってませんでした?」
【国重 昂正】
「ありゃ本当に久し振りの酒だったからなあ」
【国重 昂正】
「最近またちょこちょこ飲んでるから、肝臓の調子も戻ってきたってことだな!」
【建】
「それにしても、黒乃先生もかなりザルですね」
【建】
「見ましたよ。さっきケロっと一升瓶開けてたの」
【クロノ】
「強い酒は嫌いじゃないですよ」
【クロノ】
「美味しいですよね、人間界の…じゃなくて、日本の酒も」
【国重 昂正】
「どうだ、酒豪のカウンセラーってのもなかなかオツだろ!」
【サトル】
「いいですよね~、例えばこう、メガネかけた医者がワイングラスを傾けて」
【サトル】
「ストッキングを穿いた足を組んでイスに座ってて、……ああ、ロマン!」
【クロノ】
「ス、ストッキングですか……?」
【サトル】
「俺、ストッキングを穿いた建になら踏まれてもいいなー、とか…」
サトルは建をチラッと見たけど、どうやら気付かなかったフリをされてしまったらしい。
【建】
「……俺、どっちかってえと、それを破く方がいいです。…クロノさん、似合いそうですね」
【国重 昂正】
「……あ?それ、どっかで聞いたような……」
【サトル】
「お前、俺というものがありながら、何言ってんだ!」
【建】
「バカだな冗談だよ。お前に穿いて欲しいに決まってんだろ。俺、もうお前しか見えねえよ」
【サトル】
「もうっ、やめろよこんなとこで…、恥ずかしい」
盛り上がりそうな2人に気を使って、俺達は連れ立って便所に逃げた。
用を足してから鏡の前で並び、髪やら服やら軽く手直しする。
全てが落ち着いた頃合いであの席に戻るには、もう少しここで時間を潰す必要があるからだ。
【クロノ】
「それにしても。男ってのは、どうして知的なイメージに弱いかね」
【国重 昂正】
「まるで自分は違うみてえな言い方だなぁ。遊んでそうな方が好みか?」
【クロノ】
「うーん。昂正はどっちだろ」
【国重 昂正】
「俺ぁ知的な方が好みだっつの」
【クロノ】
「ん? ああ、そういう意味じゃなくて」
【クロノ】
「昂正はどっちに分類されるんだろうなって」
鏡の中で、俺と昂正の目が合う。
【国重 昂正】
「……お前は知的に見える方じゃねえのか。髪長ぇのが、判断に困るとこだけど」
【クロノ】
「じゃあ昂正は遊んでそうな方かな。硬派そうな顔して、実は淫乱な、熟れた体を持て余してる男やもめ」
【国重 昂正】
「ふん。持て余してるかどうか試してみるか?」
【クロノ】
「是非お願いします。さっきの妙な熱気にあてられて、実は結構しんどかったんだよね」
素早く個室にしけこんだ俺達は必死で便器に座る権利を争い……俺が勝った。
昂正は便器の前に立ったまま、恨みがましい目で俺を見下ろしている。
【クロノ】
「やっぱり瞬発力が違うわけ。日頃タチで鍛えてるから」
【国重 昂正】
「この野郎……、いいか、夢ん中で言ったこと絶対忘れんなよ」
【国重 昂正】
「俺がタチやるっての、真剣に考えるっつったんだからな」
【クロノ】
「さ、座って座って。狭苦しい所ですが、リラックスして足を開いてくださいね」
【国重 昂正】
「てめ、ここでも医者ごっこやるつもりか…!?」
【クロノ】
「ここで素に戻ったら、あの人達の前で医者じゃいられなくなっちゃうだろ、気持ち的に」
【国重 昂正】
「あーもー、とにかくあんまり喋んなよ。人来たらやべえから」
【クロノ】
「あ、大丈夫。声が外に漏れないように、この個室だけ結界張っておいたから」
【国重 昂正】
「…………」
昂正は諦めたように、こちらに背中を向ける形で俺の膝に腰掛けた。
俺は腕を回して、鼻歌混じりに昂正のシャツの前を開けていく。
そして片足を上げさせて、ズボンを抜き取り、早速前を掌で包み込む。
しかしこんな状況に陥っているというのに。
大股開きの両膝に大きく開いた両手を乗せるという、開き直ったような昂正の体勢は。
責める側としては、許しがたいことではある。
だから全体をゆるゆると揉みながらも、
体のどこかがピクリと揺れるような箇所にだけ、執拗な愛撫を重ねる。
すると、想像以上に早い段階で変化があった。
【クロノ】
「……もう大きくなってきた。久し振りだから、感じやすいね」
【国重 昂正】
「わかってんだったら、とっとと直接触れ。あークソ」
【クロノ】
「ん、いいよ。どれどれ……、ほら、ちゃんと扱いてあげる」
軽く上下させていただけで、昂正のソレは俺の掌の中で育ち。
みるみるうちに布を押し上げるまでになってしまった。
先の方に指の腹を押し付けてから離すと、白い糸が付いてくる。
