[本編] 国重 昴正 編
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【ユリス】
「言葉には気をつけなよ。今は俺の方が上なんだから」
顎を捕まれ、唇に滲んだ血を舐め取られる。
俺は…
わざと、地面に唾を吐いた。
【ユリス】
「……お前、最悪」
【クロノ】
「俺は、いつもこんなだろ? でも人気があるって言ったのは、お前」
【ユリス】
「むかついた。お前、あいつに犯させようかな」
ユリスが示した方を見ると。
触手の化け物が、焦点の合わない目で俺の方を見つめていた。
ユリスは、できないだろうと言わんばかりに、鼻で笑っている。
【クロノ】
「もしそうしたら、国重を解放するか?」
【ユリス】
「…は?」
【クロノ】
「俺があいつの好きにされたら、国重を解放するか?」
【ユリス】
「……」
ユリスは俺の体を舐めまわすように見て、ゴクリと喉を鳴らす。
【ユリス】
「……そこまで言うなら、そうしてやるよ。仕方ねえな」
【クロノ】
「なら、決まりだ。この壁、どうせお前のプログラムだろ?」
【ユリス】
「なーんだ、ばれてた?」
【クロノ】
(お前が言ったんだろ……)
これが夢の依存を表すなら――、もうこんなものが、国重の夢に出てくるはずがないんだ。
【クロノ】
「これを消すか、俺を向こうに移動させろ」
【ユリス】
「……まっすぐ進め。入れるようにしてやる」
言われた通りまっすぐ歩くと、膜につま先が触れた。
「言葉には気をつけなよ。今は俺の方が上なんだから」
顎を捕まれ、唇に滲んだ血を舐め取られる。
俺は…
わざと、地面に唾を吐いた。
【ユリス】
「……お前、最悪」
【クロノ】
「俺は、いつもこんなだろ? でも人気があるって言ったのは、お前」
【ユリス】
「むかついた。お前、あいつに犯させようかな」
ユリスが示した方を見ると。
触手の化け物が、焦点の合わない目で俺の方を見つめていた。
ユリスは、できないだろうと言わんばかりに、鼻で笑っている。
【クロノ】
「もしそうしたら、国重を解放するか?」
【ユリス】
「…は?」
【クロノ】
「俺があいつの好きにされたら、国重を解放するか?」
【ユリス】
「……」
ユリスは俺の体を舐めまわすように見て、ゴクリと喉を鳴らす。
【ユリス】
「……そこまで言うなら、そうしてやるよ。仕方ねえな」
【クロノ】
「なら、決まりだ。この壁、どうせお前のプログラムだろ?」
【ユリス】
「なーんだ、ばれてた?」
【クロノ】
(お前が言ったんだろ……)
これが夢の依存を表すなら――、もうこんなものが、国重の夢に出てくるはずがないんだ。
【クロノ】
「これを消すか、俺を向こうに移動させろ」
【ユリス】
「……まっすぐ進め。入れるようにしてやる」
言われた通りまっすぐ歩くと、膜につま先が触れた。