[本編] 綾 上総 編
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それにしても、離れ離れになる日が近いというのに、
この楽観的な雰囲気はどうしたものか。
行かないで貴方! ずっと愛してる!
…って感じで号泣しながら別れたいわけじゃないけど。
残していく彼氏がこんなにカラッとしてると物足りなくはある。
数日で終わらせるって言ったから、そこまで大事として捉えてないんだろうけど。
もしかしたら10年以上戻って来れないかもって、もう一度言うべきか?
【クロノ】
(ま、いいか…。上総が悲しまないに越したことはないし)
そう思って、気持ちを切り替えたけど。
口から出たのは、上総の寂しん坊な部分を刺激するような言葉だった。
【クロノ】
「今度は俺が出張だね」
【綾 上総】
「おう。この間の、ほら、土産。なんだっけ」
スルーされたけど。
いいんだ、上総が本当は寂しがりだって俺はわかってるから。
【クロノ】
「……罪人饅頭?」
【綾 上総】
「そう! あれ美味かったから、ああいうのまた買って来い」
………ん?
【クロノ】
「……え?!食べたの!?」
【綾 上総】
「? その辺に置いてあったから食ったけど」
うっかり聞き流しそうになったけど、まさか、予想外……。
【綾 上総】
「あれ。アンクじいさんにもらったって言ってたよな?」
【綾 上総】
「もしかして、逆にお前が誰かにやる予定だった?」
【クロノ】
「……全部、食べたの」
【綾 上総】
「さすがにそこまで食い意地張ってねえし。2個だけ食った」
【綾 上総】
「結構でかかったからすぐ腹一杯になってさあ」
【綾 上総】
「残りは…3個だったかな。冷蔵庫入ってるわ」
【クロノ】
「だ、大丈夫だった…?」
【綾 上総】
「は? 何が」
【クロノ】
「味とか、歯ごたえとか…阿鼻叫喚の……」
【綾 上総】
「ああ、パッケージにも書いてあったけど、思ったより普通の饅頭だったぞ」
【綾 上総】
「ったく、もったいぶらずに言え。替えが必要ならツテ使って取り寄せるから」
【クロノ】
「いや、無理だし…。俺がもらったお土産だから、本当にそれはいいんだけど」
【綾 上総】
「なんだ! ほっとしたわー」
【綾 上総】
「で? 何入ってんの? アレ」
【クロノ】
「……様々な、スパイスが」
【綾 上総】
「まぁた曖昧な表現使いやがって。つまり死神界の薬味が沢山入ってんだな?」
【クロノ】
「…多分、色々と」
【綾 上総】
「だから色々ってなんだよ!」
【綾 上総】
「でも美味かったぞ。なんかこう、豚とも鳥とも違ってさ」
【綾 上総】
「油っこくねえのにコクがあって、硬いわけじゃねえのに弾力あって」
【綾 上総】
「中にネギとチーズも入ってんだけど、これがまたその肉と相性良くてさー」
【綾 上総】
「肉にも、生姜多めに混じってんだけど、まあその肉自体が独特の味がして」
【綾 上総】
「匂いが鼻に抜ける…か!? ってとこでネギと生姜とチーズが出てくるんだなー、いやあ作った奴良い仕事してるぜ」
【綾 上総】
「何ていう会社が作ってんの? そっちの世界では有名?」
【クロノ】
「……有名。地獄の鬼が作ってる」
【綾 上総】
「すっげえ名前だな! 尖ってるわー」
【綾 上総】
「あ、お前も食う? 酒の肴に。あっためてやろうか」
【クロノ】
「いらない!!」
【綾 上総】
「断固拒否…? なんでだよ、嫌い?」
【クロノ】
「ほら、俺、そこまで食欲ないから。死神だから」
【綾 上総】
「そう? 勿体ねえの。じゃあ俺全部食うからな」
【クロノ】
「うっ……」
【クロノ】
「と、とにかく、それは買えないから…。死神界じゃ売ってないから」
【綾 上総】
「なんだ、残念」
おかげで原材料名に触れなくても済んだけど。
これ以上、上総の口に入らないように残りは始末しておこうと思った。
―――……
一緒にベッドに入った後、俺はそっと上総の体に手を伸ばした。
腰辺りを弄って、そのままパジャマの中まで侵入しようとしたけど。
手首を掴まれて自分の体の横に戻されてしまった。
【クロノ】
「しばらく会えなくなるんだよ? いいじゃん今日くらい」
【綾 上総】
「会えなくなるわけじゃねーだろ。瞬間移動でシュパッと戻って来れんだろ?」
【クロノ】
「そうだけど…。簡単に言うなぁ」
【綾 上総】
「じゃあいいだろ。好きな時に戻って来て、好きにしたらいい」
後ろを向いている上総の声は、落ち着いていた。
どうして寂しがらないのかが少しわかった気がして、優しく抱きしめる。
【クロノ】
「上総……ホントは毎日だって抱きたいのに」
【綾 上総】
「あんたホントに俺のこと好きな」
ぶはっと上総が笑うので、その肩口に額を埋めて抱きしめる腕を強くした。
【クロノ】
「……やっぱりしたい」
【綾 上総】
「ばぁか。明日朝から会議だからダメ」
【クロノ】
「…………」
下半身に手を降ろして、中心を掌で前後に揺すると。
上総は体を仰け反らせて、寝返りを打ってこっちを向いた。
【綾 上総】
「だから、駄目だって、ん…っ」
【クロノ】
「でも気持ちいいでしょ? このまま奥の方も気持ちよくして欲しくない?」
布の上から形に掌を添えたまま、急かすように小刻みに動かすけど。
甘い声はあがるものの、肉体的な反応はない。
【綾 上総】
「ん、ん……、はあ。いくらやっても無駄だかんな」
【綾 上総】
「お前の方が取り返しつかなくなる前に、やめといた方がいいぜ…。あっ、あぁ…」
この楽観的な雰囲気はどうしたものか。
行かないで貴方! ずっと愛してる!
…って感じで号泣しながら別れたいわけじゃないけど。
残していく彼氏がこんなにカラッとしてると物足りなくはある。
数日で終わらせるって言ったから、そこまで大事として捉えてないんだろうけど。
もしかしたら10年以上戻って来れないかもって、もう一度言うべきか?
【クロノ】
(ま、いいか…。上総が悲しまないに越したことはないし)
そう思って、気持ちを切り替えたけど。
口から出たのは、上総の寂しん坊な部分を刺激するような言葉だった。
【クロノ】
「今度は俺が出張だね」
【綾 上総】
「おう。この間の、ほら、土産。なんだっけ」
スルーされたけど。
いいんだ、上総が本当は寂しがりだって俺はわかってるから。
【クロノ】
「……罪人饅頭?」
【綾 上総】
「そう! あれ美味かったから、ああいうのまた買って来い」
………ん?
【クロノ】
「……え?!食べたの!?」
【綾 上総】
「? その辺に置いてあったから食ったけど」
うっかり聞き流しそうになったけど、まさか、予想外……。
【綾 上総】
「あれ。アンクじいさんにもらったって言ってたよな?」
【綾 上総】
「もしかして、逆にお前が誰かにやる予定だった?」
【クロノ】
「……全部、食べたの」
【綾 上総】
「さすがにそこまで食い意地張ってねえし。2個だけ食った」
【綾 上総】
「結構でかかったからすぐ腹一杯になってさあ」
【綾 上総】
「残りは…3個だったかな。冷蔵庫入ってるわ」
【クロノ】
「だ、大丈夫だった…?」
【綾 上総】
「は? 何が」
【クロノ】
「味とか、歯ごたえとか…阿鼻叫喚の……」
【綾 上総】
「ああ、パッケージにも書いてあったけど、思ったより普通の饅頭だったぞ」
【綾 上総】
「ったく、もったいぶらずに言え。替えが必要ならツテ使って取り寄せるから」
【クロノ】
「いや、無理だし…。俺がもらったお土産だから、本当にそれはいいんだけど」
【綾 上総】
「なんだ! ほっとしたわー」
【綾 上総】
「で? 何入ってんの? アレ」
【クロノ】
「……様々な、スパイスが」
【綾 上総】
「まぁた曖昧な表現使いやがって。つまり死神界の薬味が沢山入ってんだな?」
【クロノ】
「…多分、色々と」
【綾 上総】
「だから色々ってなんだよ!」
【綾 上総】
「でも美味かったぞ。なんかこう、豚とも鳥とも違ってさ」
【綾 上総】
「油っこくねえのにコクがあって、硬いわけじゃねえのに弾力あって」
【綾 上総】
「中にネギとチーズも入ってんだけど、これがまたその肉と相性良くてさー」
【綾 上総】
「肉にも、生姜多めに混じってんだけど、まあその肉自体が独特の味がして」
【綾 上総】
「匂いが鼻に抜ける…か!? ってとこでネギと生姜とチーズが出てくるんだなー、いやあ作った奴良い仕事してるぜ」
【綾 上総】
「何ていう会社が作ってんの? そっちの世界では有名?」
【クロノ】
「……有名。地獄の鬼が作ってる」
【綾 上総】
「すっげえ名前だな! 尖ってるわー」
【綾 上総】
「あ、お前も食う? 酒の肴に。あっためてやろうか」
【クロノ】
「いらない!!」
【綾 上総】
「断固拒否…? なんでだよ、嫌い?」
【クロノ】
「ほら、俺、そこまで食欲ないから。死神だから」
【綾 上総】
「そう? 勿体ねえの。じゃあ俺全部食うからな」
【クロノ】
「うっ……」
【クロノ】
「と、とにかく、それは買えないから…。死神界じゃ売ってないから」
【綾 上総】
「なんだ、残念」
おかげで原材料名に触れなくても済んだけど。
これ以上、上総の口に入らないように残りは始末しておこうと思った。
―――……
一緒にベッドに入った後、俺はそっと上総の体に手を伸ばした。
腰辺りを弄って、そのままパジャマの中まで侵入しようとしたけど。
手首を掴まれて自分の体の横に戻されてしまった。
【クロノ】
「しばらく会えなくなるんだよ? いいじゃん今日くらい」
【綾 上総】
「会えなくなるわけじゃねーだろ。瞬間移動でシュパッと戻って来れんだろ?」
【クロノ】
「そうだけど…。簡単に言うなぁ」
【綾 上総】
「じゃあいいだろ。好きな時に戻って来て、好きにしたらいい」
後ろを向いている上総の声は、落ち着いていた。
どうして寂しがらないのかが少しわかった気がして、優しく抱きしめる。
【クロノ】
「上総……ホントは毎日だって抱きたいのに」
【綾 上総】
「あんたホントに俺のこと好きな」
ぶはっと上総が笑うので、その肩口に額を埋めて抱きしめる腕を強くした。
【クロノ】
「……やっぱりしたい」
【綾 上総】
「ばぁか。明日朝から会議だからダメ」
【クロノ】
「…………」
下半身に手を降ろして、中心を掌で前後に揺すると。
上総は体を仰け反らせて、寝返りを打ってこっちを向いた。
【綾 上総】
「だから、駄目だって、ん…っ」
【クロノ】
「でも気持ちいいでしょ? このまま奥の方も気持ちよくして欲しくない?」
布の上から形に掌を添えたまま、急かすように小刻みに動かすけど。
甘い声はあがるものの、肉体的な反応はない。
【綾 上総】
「ん、ん……、はあ。いくらやっても無駄だかんな」
【綾 上総】
「お前の方が取り返しつかなくなる前に、やめといた方がいいぜ…。あっ、あぁ…」
