[本編] 綾 上総 編
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【アンク】
「ほっほっほ。クロノ様のおむつを変えた事もございますぞ」
【クロノ】
「なんだ、じい。聞こえてたの」
【綾 上総】
「お、おい。まさか今までの会話も、アンクさんに聞こえて……」
【クロノ】
「さあ。別にいいでしょ、聞かせてやれば」
【アンク】
「聞こえておりましたぞ~!」
【綾 上総】
「え、ちょっ、忘れて、忘れて下さい!!」
【アンク】
「なにをおっしゃいます。素晴らしい愛の告白でしたぞ!!」
【クロノ】
「上総は気にしすぎ。なにも恥ずかしいことなんかないでしょ」
【綾 上総】
「俺はクロノと違って、常識があるタイプなんだよ!」
上総は真っ赤になって、そっぽを向いてしまった。
【アンク】
「怒らせてしまいましたな」
【クロノ】
「うん」
【綾 上総】
「呑気に『うん』とか言ってねーで、さっさとこの事態解決しろ!」
【クロノ】
「じい。俺達が夢から出られないように、プログラムされてるらしいんだけど」
【アンク】
「ええ、その件を解析してみたのですが……」
【アンク】
「二人で脱出することが、鍵ではないかと思われます」
【クロノ】
「どういうこと?」
【アンク】
「夢が終わらない限り――、目覚めない限り、夢から出られないようにプログラムされているようなのです」
【アンク】
「綾さんが目覚めれば夢は終わりますが、綾さんはリビドーを使用した際、自発的な覚醒が出来ません」
【アンク】
「ですので、クロノ様が覚醒の手助けをし、また綾さんが覚醒に近付くことで」
【アンク】
「夢から覚めることが出来るのではないかと思います」
【綾 上総】
「そんなに上手くいけばいいですけど…」
【クロノ】
「でも、ここは上総の夢が基盤だろうし、試してみる価値はあると思う」
【クロノ】
「それで駄目なら……」
【クロノ】
「何回でも、違う方法を試してみる」
【クロノ】
「それでいつか正解になるなら、それでいいんじゃない?」
【綾 上総】
「それも……、そうか」
上総はそう言って、肩の力が抜けたような、自然な笑顔を浮かべた。
【アンク】
「私めもしっかりサポートさせていただきますぞ!」
【綾 上総】
「……アンクさんって、熱血じーさん?」
【クロノ】
「……じーさんは、…多才な、謎のじーさん」
【アンク】
「ふっふっふ……、聞こえておりますぞ…!」
じいは放っといて、俺は上総の背中に手を回す。
【クロノ】
「じゃあ、上総も一緒に飛ぼう」
【綾 上総】
「俺はなにすりゃいいんだ?」
【クロノ】
「落ちないように、しがみ付いてて。
あとは、そうだな……。起きようって思ってて」
【綾 上総】
「いっつも思ってたんだけどよ、あんた、意外に適当だよな」
【クロノ】
「俺はいつでも適当だよ。上総のこと以外は」
俺がそう言うと、上総は軽く俺を叩いた。多分、じいに聞かれてるのを気にしてるんだろう。
でもとても嬉しそうな顔をしていたので、俺は音を立てないように、そっと上総の額にキスをした。
上総が俺の首に腕を回したので、そのまま抱き上げて。
俺は、空を見上げた。
さっきは見えなかった覚醒の光が見える。
今回は上総と一緒だし。
きっと上手くいく。そう思える。
【クロノ】
「じゃあ、行くよ」
【綾 上総】
「おっけ。俺を落とすんじゃねーぞ」
【クロノ】
「飛ぶよ」
上総を抱えたまま、高く高く、空のてっぺんを目指して飛んだ。
【綾 上総】
「おわあああ! すっげえ!」
風を切って空を飛ぶ感覚も、地面が遠くなって雲が近くなる眺めも、上総にはなにもかもが新鮮らしい。
俺の腕の中で、上総が感嘆の声を上げた。
【綾 上総】
「ははは、人がゴミみたいだって!マジで!」
【クロノ】
「人はいないけどね……。ちゃんと起きようって思ってる?」
【綾 上総】
「思ってる思ってる。なあ、死神ってすげえな!
こんな景色、毎日見てんのかよ」
【クロノ】
「うん、まあね」
そのまま飛び続けると、白い光が強くなった。
現実への、覚醒への光が。
これから、上総がまだ見たことのない世界を、一緒に見られたらいい。
それは、豪奢なバーや、たくさんのお金や、愛想笑いする顔とかじゃなくて。
例えば、小学生が作った学級新聞だとか。
例えば、観覧車から見る遊園地だとか。
大したものじゃないのに、なんだか幸せな気持ちになるような。
そういうものを、一緒に見られたらいいと思った。
目が覚めると、じいが心配そうに俺の顔を覗きこんでいた。そして、おいおいと泣き出す。
【アンク】
「ご無事でございましたか~~~!うっうっ…」
【クロノ】
「上総は?!」
【アンク】
「綾さんはまだ……」
俺は跳ね起きると、リビドーの裏スイッチを入れ、上総の体を揺する。
【クロノ】
「上総!上総起きろ!」
けど、何度呼びかけても上総は目を覚まさない。上総の唇に噛みつくように口付ける。
【クロノ】
(起きろ…、起きろ…っ、起きろ…!)
念じながら、きつく舌を絡める。上総の体に覆い被さって、全身を愛撫した。
【クロノ】
「上総…っ!」
……ゆっくりと、上総の目が開く。
【クロノ】
「………良かった…」
俺は安堵して、上総の体に乗ったまま脱力した。
上総の体温が心地よくて、つい目を閉じると。
【綾 上総】
「重い」
【クロノ】
「あ、ごめん」
【綾 上総】
「重いんだよ、ばあか」
「ほっほっほ。クロノ様のおむつを変えた事もございますぞ」
【クロノ】
「なんだ、じい。聞こえてたの」
【綾 上総】
「お、おい。まさか今までの会話も、アンクさんに聞こえて……」
【クロノ】
「さあ。別にいいでしょ、聞かせてやれば」
【アンク】
「聞こえておりましたぞ~!」
【綾 上総】
「え、ちょっ、忘れて、忘れて下さい!!」
【アンク】
「なにをおっしゃいます。素晴らしい愛の告白でしたぞ!!」
【クロノ】
「上総は気にしすぎ。なにも恥ずかしいことなんかないでしょ」
【綾 上総】
「俺はクロノと違って、常識があるタイプなんだよ!」
上総は真っ赤になって、そっぽを向いてしまった。
【アンク】
「怒らせてしまいましたな」
【クロノ】
「うん」
【綾 上総】
「呑気に『うん』とか言ってねーで、さっさとこの事態解決しろ!」
【クロノ】
「じい。俺達が夢から出られないように、プログラムされてるらしいんだけど」
【アンク】
「ええ、その件を解析してみたのですが……」
【アンク】
「二人で脱出することが、鍵ではないかと思われます」
【クロノ】
「どういうこと?」
【アンク】
「夢が終わらない限り――、目覚めない限り、夢から出られないようにプログラムされているようなのです」
【アンク】
「綾さんが目覚めれば夢は終わりますが、綾さんはリビドーを使用した際、自発的な覚醒が出来ません」
【アンク】
「ですので、クロノ様が覚醒の手助けをし、また綾さんが覚醒に近付くことで」
【アンク】
「夢から覚めることが出来るのではないかと思います」
【綾 上総】
「そんなに上手くいけばいいですけど…」
【クロノ】
「でも、ここは上総の夢が基盤だろうし、試してみる価値はあると思う」
【クロノ】
「それで駄目なら……」
【クロノ】
「何回でも、違う方法を試してみる」
【クロノ】
「それでいつか正解になるなら、それでいいんじゃない?」
【綾 上総】
「それも……、そうか」
上総はそう言って、肩の力が抜けたような、自然な笑顔を浮かべた。
【アンク】
「私めもしっかりサポートさせていただきますぞ!」
【綾 上総】
「……アンクさんって、熱血じーさん?」
【クロノ】
「……じーさんは、…多才な、謎のじーさん」
【アンク】
「ふっふっふ……、聞こえておりますぞ…!」
じいは放っといて、俺は上総の背中に手を回す。
【クロノ】
「じゃあ、上総も一緒に飛ぼう」
【綾 上総】
「俺はなにすりゃいいんだ?」
【クロノ】
「落ちないように、しがみ付いてて。
あとは、そうだな……。起きようって思ってて」
【綾 上総】
「いっつも思ってたんだけどよ、あんた、意外に適当だよな」
【クロノ】
「俺はいつでも適当だよ。上総のこと以外は」
俺がそう言うと、上総は軽く俺を叩いた。多分、じいに聞かれてるのを気にしてるんだろう。
でもとても嬉しそうな顔をしていたので、俺は音を立てないように、そっと上総の額にキスをした。
上総が俺の首に腕を回したので、そのまま抱き上げて。
俺は、空を見上げた。
さっきは見えなかった覚醒の光が見える。
今回は上総と一緒だし。
きっと上手くいく。そう思える。
【クロノ】
「じゃあ、行くよ」
【綾 上総】
「おっけ。俺を落とすんじゃねーぞ」
【クロノ】
「飛ぶよ」
上総を抱えたまま、高く高く、空のてっぺんを目指して飛んだ。
【綾 上総】
「おわあああ! すっげえ!」
風を切って空を飛ぶ感覚も、地面が遠くなって雲が近くなる眺めも、上総にはなにもかもが新鮮らしい。
俺の腕の中で、上総が感嘆の声を上げた。
【綾 上総】
「ははは、人がゴミみたいだって!マジで!」
【クロノ】
「人はいないけどね……。ちゃんと起きようって思ってる?」
【綾 上総】
「思ってる思ってる。なあ、死神ってすげえな!
こんな景色、毎日見てんのかよ」
【クロノ】
「うん、まあね」
そのまま飛び続けると、白い光が強くなった。
現実への、覚醒への光が。
これから、上総がまだ見たことのない世界を、一緒に見られたらいい。
それは、豪奢なバーや、たくさんのお金や、愛想笑いする顔とかじゃなくて。
例えば、小学生が作った学級新聞だとか。
例えば、観覧車から見る遊園地だとか。
大したものじゃないのに、なんだか幸せな気持ちになるような。
そういうものを、一緒に見られたらいいと思った。
目が覚めると、じいが心配そうに俺の顔を覗きこんでいた。そして、おいおいと泣き出す。
【アンク】
「ご無事でございましたか~~~!うっうっ…」
【クロノ】
「上総は?!」
【アンク】
「綾さんはまだ……」
俺は跳ね起きると、リビドーの裏スイッチを入れ、上総の体を揺する。
【クロノ】
「上総!上総起きろ!」
けど、何度呼びかけても上総は目を覚まさない。上総の唇に噛みつくように口付ける。
【クロノ】
(起きろ…、起きろ…っ、起きろ…!)
念じながら、きつく舌を絡める。上総の体に覆い被さって、全身を愛撫した。
【クロノ】
「上総…っ!」
……ゆっくりと、上総の目が開く。
【クロノ】
「………良かった…」
俺は安堵して、上総の体に乗ったまま脱力した。
上総の体温が心地よくて、つい目を閉じると。
【綾 上総】
「重い」
【クロノ】
「あ、ごめん」
【綾 上総】
「重いんだよ、ばあか」
