[本編] 綾 上総 編
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【クロノ】
「ユリスは…」
【クロノ】
「姑息だから、逃げたと思う。どうせ捕まるのに」
【クロノ】
「自分の成績を調べられたら、バレるのは時間の問題だって、分かってたんだろうな」
【アンク】
「調査が及んでいる事を、察知されたのでしょう…。申し訳ありません」
【クロノ】
「いや、用意周到なこの逃げ口…。前々から準備してたんだと思う」
【アンク】
「無断で姿をくらますことは、死神の掟で禁じられていますのに…」
【クロノ】
「とりあえず、長に報告しといて」
【アンク】
「そ、そうですな!お任せ下され!」
【アンク】
「クロノ様は、いかがなされるおつもりですか?」
【クロノ】
「上総のところに戻る」
【クロノ】
「ユリスが上総の魂を狙ってるかもしれないし」
【クロノ】
「そうじゃなかったとしても、今後のことを考えたら、上総が心配だ」
【クロノ】
「ユリスが人間界で何をしでかすか、分からないから」
【アンク】
「分かりました。そのことも含め死神長様に報告致します」
【アンク】
「お気をつけて……!」
じいは一礼して長のもとへと向かった。
俺は、ガランとしたユリスの部屋を少し眺めてから……
【クロノ】
「お前の好きにはさせないから」
一言だけ呟いて、人間界へと向かった。
上総の部屋に戻ると、小さな寝息が聞こえてきた。
ベッドには、リビドーを装着して眠る上総の姿があった。
【クロノ】
「なんで、やめてくれないかな…」
悩みの種だが、嘆いても仕方がない。
俺もリビドーを装着して、上総の夢に入った。
場所はいつもの遊園地だったが、上総は大人の姿だった。
父親と楽しそうに談笑している。
【クロノ】
(さて、本物の上総はどこだ?……あれっ?)
辺りを見回した俺は、ふと違和感を覚えて、もう一度、上総へと振り返った。
そこには……
―――父親がいなくなっており、代わりに偽者の俺がいた。
【クロノ】
(また俺を登場させてる……)
【クロノ】
(父親はもういいのか?少し観察してみよう…)
しばらく見ていたけど。
繰り返し、父親と偽者の俺が交互に入れ替わって、上総の相手をしていた。
しかも、遊園地の照明も点いたり消えたり、
音楽も途切れては突然鳴ったり、スピーカーが変な音を立てたりしている。
【クロノ】
(夢自体が不安定と言うか、落ち着かない状態になってるみたいだ…)
次の瞬間、いきなり音楽が止んだ。遊具の動きも止まっている。
まるで時間が止まったように、静寂が辺りを支配した。
静寂を乱したのは、――上総の方から聞こえる、
布が擦れ合う音だった。
そちらを見ると、偽者の俺が、上総を押し倒して、服を脱がせているところだった。
偽物の俺は、すぐ父親の姿に変わり、その手で上総の服を脱がせていく。
上総は僅かも抵抗せず、されるがままだ。
偽者の俺が、上総の首筋にキスをしながら、胸をまさぐり始めた。
上総が小さく、吐息のような声を漏らすのが聞こえた。
「ユリスは…」
【クロノ】
「姑息だから、逃げたと思う。どうせ捕まるのに」
【クロノ】
「自分の成績を調べられたら、バレるのは時間の問題だって、分かってたんだろうな」
【アンク】
「調査が及んでいる事を、察知されたのでしょう…。申し訳ありません」
【クロノ】
「いや、用意周到なこの逃げ口…。前々から準備してたんだと思う」
【アンク】
「無断で姿をくらますことは、死神の掟で禁じられていますのに…」
【クロノ】
「とりあえず、長に報告しといて」
【アンク】
「そ、そうですな!お任せ下され!」
【アンク】
「クロノ様は、いかがなされるおつもりですか?」
【クロノ】
「上総のところに戻る」
【クロノ】
「ユリスが上総の魂を狙ってるかもしれないし」
【クロノ】
「そうじゃなかったとしても、今後のことを考えたら、上総が心配だ」
【クロノ】
「ユリスが人間界で何をしでかすか、分からないから」
【アンク】
「分かりました。そのことも含め死神長様に報告致します」
【アンク】
「お気をつけて……!」
じいは一礼して長のもとへと向かった。
俺は、ガランとしたユリスの部屋を少し眺めてから……
【クロノ】
「お前の好きにはさせないから」
一言だけ呟いて、人間界へと向かった。
上総の部屋に戻ると、小さな寝息が聞こえてきた。
ベッドには、リビドーを装着して眠る上総の姿があった。
【クロノ】
「なんで、やめてくれないかな…」
悩みの種だが、嘆いても仕方がない。
俺もリビドーを装着して、上総の夢に入った。
場所はいつもの遊園地だったが、上総は大人の姿だった。
父親と楽しそうに談笑している。
【クロノ】
(さて、本物の上総はどこだ?……あれっ?)
辺りを見回した俺は、ふと違和感を覚えて、もう一度、上総へと振り返った。
そこには……
―――父親がいなくなっており、代わりに偽者の俺がいた。
【クロノ】
(また俺を登場させてる……)
【クロノ】
(父親はもういいのか?少し観察してみよう…)
しばらく見ていたけど。
繰り返し、父親と偽者の俺が交互に入れ替わって、上総の相手をしていた。
しかも、遊園地の照明も点いたり消えたり、
音楽も途切れては突然鳴ったり、スピーカーが変な音を立てたりしている。
【クロノ】
(夢自体が不安定と言うか、落ち着かない状態になってるみたいだ…)
次の瞬間、いきなり音楽が止んだ。遊具の動きも止まっている。
まるで時間が止まったように、静寂が辺りを支配した。
静寂を乱したのは、――上総の方から聞こえる、
布が擦れ合う音だった。
そちらを見ると、偽者の俺が、上総を押し倒して、服を脱がせているところだった。
偽物の俺は、すぐ父親の姿に変わり、その手で上総の服を脱がせていく。
上総は僅かも抵抗せず、されるがままだ。
偽者の俺が、上総の首筋にキスをしながら、胸をまさぐり始めた。
上総が小さく、吐息のような声を漏らすのが聞こえた。
