[本編] 日留川 凌央 編
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【日留川 凌央】
「俺が嫌がってもするくせに」
スネたように言う凌央だったけど、その口調は柔らかい。
【クロノ】
「本当は嫌じゃないって、知ってるから」
俺が言うと、凌央の顔が真っ赤になった。……可愛いなと実感する。
【日留川 凌央】
「つか……それじゃあ、死神の仕事はどうなるんだよ?」
【クロノ】
「死神の仕事は続ける。でも、人間界の仕事もしてみたいと思ってる」
首筋に何度も口付けながら言うと、凌央がガバッと上半身を起こした。
【日留川 凌央】
「ダブルワークって大変だって言うぞ」
【クロノ】
「大変だろうけど、いいんじゃない?……夢があるし」
【日留川 凌央】
「夢?」
【クロノ】
「お金貯めて、2人でもっと広い部屋に住むこと」
……それから1年が経った。
凌央は予告していたシステムを早々と完成させて、企業と提携し、大金を得ることになった。
そのお金を使って、独立。
新居の近くの小さなビルの一角を借りて、会社を設立した。
従業員は少ないけど、いわゆる少数精鋭ってやつ。
有能な人間ばかりだから、会社の業績は上がる一方ってところ。
凌央は勿論社長で、俺はそのブレインとして働きはじめた。
じいが仕事の仲介をしてくれて、勿論死神の仕事も続けてる。
で、今は……。
【日留川 凌央】
「は、っく、あ、んん……っ」
【クロノ】
「もっと声、殺さないと、みんなに聞こえるよ」
【日留川 凌央】
「社長室で……やろうなんて……お前ってほんと…サディスト……!」
俺は社長椅子に座って、後ろから凌央を貫いてるところ。
……従業員に見つからないように、こうやって社長室で凌央を抱くのが、最近のお気に入り。
従業員の前ではそれなりにキリッとしてる凌央だけど。
俺の前では、別。
シャツをめくりあげて、胸の突起をこねる。
凌央はちょっと強めに、痛くされるのが好きだから、そうしてやった。
【日留川 凌央】
「ひ……ん…っ」
凌央は声を押し殺しながら、いやいやをするように首を振る。
繋がってる箇所からは、いやらしい水音がずっと聞こえてる。
後の処理が大変そうだなと思ったとき。
コンコン。
不意にドアをノックする音が聞こえてきた。
凌央の背筋がピンと伸びて、そのあと激しく痙攣する。
……そんなに締め付けるからそうなるんだよ。
【日留川 凌央】
「……っ! …っ!」
従業員の誰かだろう。何か用事があって来たらしい。
【クロノ】
「こんなとこ、誰かに見られたら大変だよな」
耳元で囁くように言うと、凌央は歯を食い縛って俯く。
……声を出したいんだろう。でも出せない。
そのもどかしさが、凌央をどんどん追い詰めていく。
堪えきれない快感で、小刻みに震えるのがかわいい。
【クロノ】
「こんなに可愛い社長の姿、見せ付けてやりたいような気もするけど」
言いながら、奥をえぐるように腰を動かす。
【日留川 凌央】
「ひゃ、……あ、……っ!」
凌央が必死で声を殺すので、ドアの向こうの従業員の話し声がよく聞こえた。
【従業員1】
「あれ?社長って外出中だっけ?」
【従業員2】
「うーん。ちょっと覗いてみたら?」
【日留川 凌央】
「わ、悪い……!
っあ、今、手が離せなくて、っ
あ、後で俺から行くから、ぁん…っ、待ってて!!」
……言葉の端々にあえぎ声が混じったけど…上手く誤魔化せたみたいだ。
【クロノ】
「よく出来ました。ご褒美にイかせてあげる」
凌央の中を貫きながら、前の方も強めにしごいていく。
【日留川 凌央】
「あ、あっ……!あ、ふ、き、もちい……!」
【クロノ】
「俺も、すっごく気持ちいい。凌央の体、最高」
突かれながら前もしごかれると、さすがに快感が強すぎるのか、凌央は身悶えし、懇願するように俺の顔をチラッと見た。
【クロノ】
「いいよ、ご褒美あげる。
……凌央が弱いところは、ここだろ?」
【日留川 凌央】
「っ!あ、ああああああっ!」
凌央の弱点を的確に責めると、あっという間に達してしまった。
手のひらに粘液を受け止めた俺は、もう少し激しく腰を動かして。自分も、凌央の中で達した。
仕事が終わったあとは、2人で新居に帰る。
従業員には一緒に住んでいることは秘密にしてあるから、少し気を遣って道を選んだりしてる。
【日留川 凌央】
「腰がだるい……」
【クロノ】
「デスクワークのしすぎじゃない?社長なんだから、もっと体を大事にしないと」
怒りかけた凌央の手をとり、ぎゅっと繋いだ。
凌央は黙ってそれを受け入れる。
【日留川 凌央】
「って誤魔化すなよ。お前のせいで腰がだるいんだよ!」
広い部屋。2人だけの生活。変わった自分達と環境。
【日留川 凌央】
「…まあ、誤魔化されてやるけど……社長室でヤるのは、もう少し控えめにしろ」
じゃあ次はオフィスでと言ったら、頭を軽く殴られてしまった。
でも、俺も凌央も、どちらからともなく、くすくすと笑いだし。
目を合わせてから、当然のようにキスをした。
こういうキスも凌央は好きで、凌央の唇を俺の唇でやわらかく挟むと、幸せそうに笑う。
こういう顔もすごくかわいいと思うけど……。凌央の言う通り、俺はサディストなんだろうか。
いきなり舌を入れ、荒々しく凌央の舌に絡める。驚いて、それから苦しそうな顔をするのが、たまらなくかわいい。
【日留川 凌央】
「ん!?ん、ん――!? ん――!!」
俺を叩いて抵抗する手を無理矢理掴んで。
唇を離し、今度は手首を噛んで痕をつけると……、凌央が縋るような潤んだ瞳で俺を見た。
【クロノ】
「……愛してる」
凌央が泣き笑いのような顔で笑い……、俺達は強く抱き合った。
……俺達はもっと、変わっていけたらいいなと思う。
何も怖がることはない。2人ならきっと、何も怖くはない。
閉じた世界から、開いた世界へ。暗闇から、光へ。
俺達の前に続く道は、いつだってきっと明るいのだから。
―日留川3章・HAPPY END―
「俺が嫌がってもするくせに」
スネたように言う凌央だったけど、その口調は柔らかい。
【クロノ】
「本当は嫌じゃないって、知ってるから」
俺が言うと、凌央の顔が真っ赤になった。……可愛いなと実感する。
【日留川 凌央】
「つか……それじゃあ、死神の仕事はどうなるんだよ?」
【クロノ】
「死神の仕事は続ける。でも、人間界の仕事もしてみたいと思ってる」
首筋に何度も口付けながら言うと、凌央がガバッと上半身を起こした。
【日留川 凌央】
「ダブルワークって大変だって言うぞ」
【クロノ】
「大変だろうけど、いいんじゃない?……夢があるし」
【日留川 凌央】
「夢?」
【クロノ】
「お金貯めて、2人でもっと広い部屋に住むこと」
……それから1年が経った。
凌央は予告していたシステムを早々と完成させて、企業と提携し、大金を得ることになった。
そのお金を使って、独立。
新居の近くの小さなビルの一角を借りて、会社を設立した。
従業員は少ないけど、いわゆる少数精鋭ってやつ。
有能な人間ばかりだから、会社の業績は上がる一方ってところ。
凌央は勿論社長で、俺はそのブレインとして働きはじめた。
じいが仕事の仲介をしてくれて、勿論死神の仕事も続けてる。
で、今は……。
【日留川 凌央】
「は、っく、あ、んん……っ」
【クロノ】
「もっと声、殺さないと、みんなに聞こえるよ」
【日留川 凌央】
「社長室で……やろうなんて……お前ってほんと…サディスト……!」
俺は社長椅子に座って、後ろから凌央を貫いてるところ。
……従業員に見つからないように、こうやって社長室で凌央を抱くのが、最近のお気に入り。
従業員の前ではそれなりにキリッとしてる凌央だけど。
俺の前では、別。
シャツをめくりあげて、胸の突起をこねる。
凌央はちょっと強めに、痛くされるのが好きだから、そうしてやった。
【日留川 凌央】
「ひ……ん…っ」
凌央は声を押し殺しながら、いやいやをするように首を振る。
繋がってる箇所からは、いやらしい水音がずっと聞こえてる。
後の処理が大変そうだなと思ったとき。
コンコン。
不意にドアをノックする音が聞こえてきた。
凌央の背筋がピンと伸びて、そのあと激しく痙攣する。
……そんなに締め付けるからそうなるんだよ。
【日留川 凌央】
「……っ! …っ!」
従業員の誰かだろう。何か用事があって来たらしい。
【クロノ】
「こんなとこ、誰かに見られたら大変だよな」
耳元で囁くように言うと、凌央は歯を食い縛って俯く。
……声を出したいんだろう。でも出せない。
そのもどかしさが、凌央をどんどん追い詰めていく。
堪えきれない快感で、小刻みに震えるのがかわいい。
【クロノ】
「こんなに可愛い社長の姿、見せ付けてやりたいような気もするけど」
言いながら、奥をえぐるように腰を動かす。
【日留川 凌央】
「ひゃ、……あ、……っ!」
凌央が必死で声を殺すので、ドアの向こうの従業員の話し声がよく聞こえた。
【従業員1】
「あれ?社長って外出中だっけ?」
【従業員2】
「うーん。ちょっと覗いてみたら?」
【日留川 凌央】
「わ、悪い……!
っあ、今、手が離せなくて、っ
あ、後で俺から行くから、ぁん…っ、待ってて!!」
……言葉の端々にあえぎ声が混じったけど…上手く誤魔化せたみたいだ。
【クロノ】
「よく出来ました。ご褒美にイかせてあげる」
凌央の中を貫きながら、前の方も強めにしごいていく。
【日留川 凌央】
「あ、あっ……!あ、ふ、き、もちい……!」
【クロノ】
「俺も、すっごく気持ちいい。凌央の体、最高」
突かれながら前もしごかれると、さすがに快感が強すぎるのか、凌央は身悶えし、懇願するように俺の顔をチラッと見た。
【クロノ】
「いいよ、ご褒美あげる。
……凌央が弱いところは、ここだろ?」
【日留川 凌央】
「っ!あ、ああああああっ!」
凌央の弱点を的確に責めると、あっという間に達してしまった。
手のひらに粘液を受け止めた俺は、もう少し激しく腰を動かして。自分も、凌央の中で達した。
仕事が終わったあとは、2人で新居に帰る。
従業員には一緒に住んでいることは秘密にしてあるから、少し気を遣って道を選んだりしてる。
【日留川 凌央】
「腰がだるい……」
【クロノ】
「デスクワークのしすぎじゃない?社長なんだから、もっと体を大事にしないと」
怒りかけた凌央の手をとり、ぎゅっと繋いだ。
凌央は黙ってそれを受け入れる。
【日留川 凌央】
「って誤魔化すなよ。お前のせいで腰がだるいんだよ!」
広い部屋。2人だけの生活。変わった自分達と環境。
【日留川 凌央】
「…まあ、誤魔化されてやるけど……社長室でヤるのは、もう少し控えめにしろ」
じゃあ次はオフィスでと言ったら、頭を軽く殴られてしまった。
でも、俺も凌央も、どちらからともなく、くすくすと笑いだし。
目を合わせてから、当然のようにキスをした。
こういうキスも凌央は好きで、凌央の唇を俺の唇でやわらかく挟むと、幸せそうに笑う。
こういう顔もすごくかわいいと思うけど……。凌央の言う通り、俺はサディストなんだろうか。
いきなり舌を入れ、荒々しく凌央の舌に絡める。驚いて、それから苦しそうな顔をするのが、たまらなくかわいい。
【日留川 凌央】
「ん!?ん、ん――!? ん――!!」
俺を叩いて抵抗する手を無理矢理掴んで。
唇を離し、今度は手首を噛んで痕をつけると……、凌央が縋るような潤んだ瞳で俺を見た。
【クロノ】
「……愛してる」
凌央が泣き笑いのような顔で笑い……、俺達は強く抱き合った。
……俺達はもっと、変わっていけたらいいなと思う。
何も怖がることはない。2人ならきっと、何も怖くはない。
閉じた世界から、開いた世界へ。暗闇から、光へ。
俺達の前に続く道は、いつだってきっと明るいのだから。
―日留川3章・HAPPY END―