[本編] 日留川 凌央 編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『君の死神』の発言の、そりゃ死神だからねというのは―――
そのまんまの意味だとは思うわけもなくて、比喩なんだと思った。
本当に、リビドーを作ってんのはこいつなんだって。
だからどういう仕組みか知らないけど、人の夢の内容を覗くこともできるのかもしれないなって。
まあ、他人の夢の内容なんて、でっち上げでも構わないわけだし。
話半分に、続きを促した。
でwwwどんな夢?www
こないだ、好きな男とヤってる夢みてた男がいてさ
現実では、叶わないことなんだろうな。そいつ、相手の男に、手足縛られて興奮してんの
ふーんwwwww
ずーっと好きな男のアレしゃぶってたり
変なオモチャねだって入れてもらったり
へえwwwww
酷いヤられ方されて泣き叫んでるのに感じまくってる変態とか、殴られながらヤられるのを夢見てるやつもいたよ
そうなんだwww変態多すぎwwwww
ほんと、滑稽で下らない生き物だよな、あんたら
見下したような言い方も、少し癇にさわったけど。
管理人なんて大概、ユーザーをそんな目で見てるもんだ。
だから反論もしなかったし、適当に流した。
ちらりと、自称死神を見やると、まだ真剣な顔で黙りこくっている。
―――絶対に勘付かれるわけにはいかない。
その話を聞いた時、なぜかあんたの顔を思い出したなんて。
なぜか、体が熱くなって、気付いたら勃っていたなんて。
あの時、俺は呆然とした。
『君の死神』は他の奴らの夢の内容を更に書き続けている。
新たなエピソードが書き加えられるたびに、自称死神の顔がちらついた。
―――相手の男にアソコ踏まれて、痛くて泣いてんのに相手の足に擦りつけてるやつ
―――自分でシてるところを撮影されて、その他大勢に見せられてるやつ
―――目隠しと猿ぐつわ、あと手錠されて、何日もヤられ続けてドロドロになってるやつ
そのイメージは頭の中で膨らんで、いつの間にか、俺とあいつの顔にすげ替えられた。
あいつが俺を。
俺が、あいつに……。
顔が熱くなってることに気付いて。
更に、あいつを思い出してることも気付いて、ますます赤面して。
勃ってることにも気付いて、どうしたらいいかわからなくなった。
【日留川 凌央】
(な、なんで勃ってるんだよ……!?)
【日留川 凌央】
(変態の話を聞かされて、エロい気分になっただけだ……!)
とりあえず収めようと、モニタの前で自分のモノに触れた。触れただけでビリっと来た。
【日留川 凌央】
「んっ!……はぁ…………すご……激しっ……ぁあっ……!」
【日留川 凌央】
(あいつが俺に………!)
そう思うだけで、1人では感じた事もない強い快感が押し寄せた。
【日留川 凌央】
「やだ、やだあっ………!こ、こんなの、がま、ん、でき、な……
…ああ――ッ!」
欲望を解き放ち、俺は……。
【日留川 凌央】
「もっと……」
書き込まれたエロい話を、食い入るように読みながら。
取り憑かれたように、自分のモノを擦っていた。
【クロノ】
「ねえ、聞いてる?」
【日留川 凌央】
「はっ!?……ぅわッ」
俺に呼びかけられたとたん、日留川は持っていたティーカップを落とした。
中身はぬるくなってただろうから、ヤケドの心配はないだろうけど。
絨毯に染み込んでいく紅茶を見て、日留川は慌てて立ち上がり、その辺の服で床を拭いている。
カップは割れていないようだから、まあいいか。
立ち上がりかけたけど、処理は本人に任せて、俺はその場に座り直した。
【クロノ】
「何も服で拭かなくても……雑巾使えば」
【日留川 凌央】
「い、いいんだよ別に。大丈夫だから。気にすんな」
【クロノ】
「……ならいいけど」
再び紅茶を淹れ直し、落ち着いたのを見計らってから、俺は再び口を開いた。
【クロノ】
「それで続きは。他に何か言ってた?」
【日留川 凌央】
「ええと……そろそろ仕事だから、じゃあねって言われて」
仕事という言葉に目を細める。
それは魂狩りのことなのか、リビドー使用者への新たな罠の準備ということなのか。
【日留川 凌央】
「それでログアウトした……あ」
【日留川 凌央】
「もう会うことはないだろうけどって言うから、つれないなって茶化したら」
【日留川 凌央】
「『ここではね。もう会わないよ』って」
【クロノ】
「……ここではって」
【クロノ】
「どういうことか予想付く? パソコン系はあんたの方が詳しいから」
日留川は少し考え込んで答えた。
【日留川 凌央】
「シークレットモードじゃなくて、普通にチャットで会うってことだと思ったけど……?」
俺の中で、ユリスが黒幕だと確信に変わった。
【クロノ】
「……その意味は、死ぬ時にはもう1度会うってことだと思う」
【クロノ】
「魂を狩るときには、会えるってこと」
【日留川 凌央】
「……」
日留川が、俺の話を信じたのかどうかはわからないけど。
少しだけ神妙な表情で、冗談だろと笑い飛ばす風でもなかった。
【クロノ】
「ちょっとごめん。……じい、いるか」
少し間を置いて、その場の空間が歪んで、じいが姿を現す。
突然の来訪者に、日留川は後ずさったけど。俺で慣れたのか、初めの頃のように不審者扱いはしなかった。
けど、充分驚いている。……そうだよな、ごめん。俺も、じいにはびっくりさせられてるんだ。
【日留川 凌央】
「なっ……なんだアンタ!?」
【アンク】
「初めまして。クロノ様のサポートをさせて頂いております、アンクと申します」
【クロノ】
「自己紹介なんて後回し。至急、ユリス捜索の人数を増やしてほしい」
【アンク】
「了解いたしました。何か新情報を掴んだのですな?」
【クロノ】
「ああ。こいつのおかげで。詳しいことは向こうに戻ってから伝える」
【アンク】
「……少々お待ち下さい。死神長様から連絡が入っております」
じいは一瞬で姿を消し、すぐに再び現れた。
【アンク】
「死神長様が詳しい話を聞きたいそうです、1度こちらにお戻りください」
【クロノ】
「わかった……。じいは先に戻ってて」
【アンク】
「ええ。新情報とあわせて、提出できるよう資料作成の準備を始めておきます」
じいが去ったのを見届けて、俺も急いでコーヒーを飲み干し立ち上がる。
【クロノ】
「そういうわけだから、ちょっと戻る」
【日留川 凌央】
「……いきなり来ていきなり帰るとか、ほんとに自由だな」
嫌味は流したけど、コーヒーとお菓子のお礼はちゃんと言ってから、死神界へ帰った。
あれから、じいと一緒に長の元へ向かった。
今まで集めた情報や、日留川から聞いたことを報告すると、長の見解も俺達と同じだった。
人員を更に増やして、大々的にユリスの捜索が始まった。
【クロノ】
「……疲れた」
イライラしながら資料を繰り。ユリス捜索で死神界を駆け回り。
大慌てで日留川の元へ行き。脅迫されながらもてなしを受け。そして、死神長への正式報告。
【クロノ】
「今日1日で1年分くらい働いた気がする……」
そのまんまの意味だとは思うわけもなくて、比喩なんだと思った。
本当に、リビドーを作ってんのはこいつなんだって。
だからどういう仕組みか知らないけど、人の夢の内容を覗くこともできるのかもしれないなって。
まあ、他人の夢の内容なんて、でっち上げでも構わないわけだし。
話半分に、続きを促した。
でwwwどんな夢?www
こないだ、好きな男とヤってる夢みてた男がいてさ
現実では、叶わないことなんだろうな。そいつ、相手の男に、手足縛られて興奮してんの
ふーんwwwww
ずーっと好きな男のアレしゃぶってたり
変なオモチャねだって入れてもらったり
へえwwwww
酷いヤられ方されて泣き叫んでるのに感じまくってる変態とか、殴られながらヤられるのを夢見てるやつもいたよ
そうなんだwww変態多すぎwwwww
ほんと、滑稽で下らない生き物だよな、あんたら
見下したような言い方も、少し癇にさわったけど。
管理人なんて大概、ユーザーをそんな目で見てるもんだ。
だから反論もしなかったし、適当に流した。
ちらりと、自称死神を見やると、まだ真剣な顔で黙りこくっている。
―――絶対に勘付かれるわけにはいかない。
その話を聞いた時、なぜかあんたの顔を思い出したなんて。
なぜか、体が熱くなって、気付いたら勃っていたなんて。
あの時、俺は呆然とした。
『君の死神』は他の奴らの夢の内容を更に書き続けている。
新たなエピソードが書き加えられるたびに、自称死神の顔がちらついた。
―――相手の男にアソコ踏まれて、痛くて泣いてんのに相手の足に擦りつけてるやつ
―――自分でシてるところを撮影されて、その他大勢に見せられてるやつ
―――目隠しと猿ぐつわ、あと手錠されて、何日もヤられ続けてドロドロになってるやつ
そのイメージは頭の中で膨らんで、いつの間にか、俺とあいつの顔にすげ替えられた。
あいつが俺を。
俺が、あいつに……。
顔が熱くなってることに気付いて。
更に、あいつを思い出してることも気付いて、ますます赤面して。
勃ってることにも気付いて、どうしたらいいかわからなくなった。
【日留川 凌央】
(な、なんで勃ってるんだよ……!?)
【日留川 凌央】
(変態の話を聞かされて、エロい気分になっただけだ……!)
とりあえず収めようと、モニタの前で自分のモノに触れた。触れただけでビリっと来た。
【日留川 凌央】
「んっ!……はぁ…………すご……激しっ……ぁあっ……!」
【日留川 凌央】
(あいつが俺に………!)
そう思うだけで、1人では感じた事もない強い快感が押し寄せた。
【日留川 凌央】
「やだ、やだあっ………!こ、こんなの、がま、ん、でき、な……
…ああ――ッ!」
欲望を解き放ち、俺は……。
【日留川 凌央】
「もっと……」
書き込まれたエロい話を、食い入るように読みながら。
取り憑かれたように、自分のモノを擦っていた。
【クロノ】
「ねえ、聞いてる?」
【日留川 凌央】
「はっ!?……ぅわッ」
俺に呼びかけられたとたん、日留川は持っていたティーカップを落とした。
中身はぬるくなってただろうから、ヤケドの心配はないだろうけど。
絨毯に染み込んでいく紅茶を見て、日留川は慌てて立ち上がり、その辺の服で床を拭いている。
カップは割れていないようだから、まあいいか。
立ち上がりかけたけど、処理は本人に任せて、俺はその場に座り直した。
【クロノ】
「何も服で拭かなくても……雑巾使えば」
【日留川 凌央】
「い、いいんだよ別に。大丈夫だから。気にすんな」
【クロノ】
「……ならいいけど」
再び紅茶を淹れ直し、落ち着いたのを見計らってから、俺は再び口を開いた。
【クロノ】
「それで続きは。他に何か言ってた?」
【日留川 凌央】
「ええと……そろそろ仕事だから、じゃあねって言われて」
仕事という言葉に目を細める。
それは魂狩りのことなのか、リビドー使用者への新たな罠の準備ということなのか。
【日留川 凌央】
「それでログアウトした……あ」
【日留川 凌央】
「もう会うことはないだろうけどって言うから、つれないなって茶化したら」
【日留川 凌央】
「『ここではね。もう会わないよ』って」
【クロノ】
「……ここではって」
【クロノ】
「どういうことか予想付く? パソコン系はあんたの方が詳しいから」
日留川は少し考え込んで答えた。
【日留川 凌央】
「シークレットモードじゃなくて、普通にチャットで会うってことだと思ったけど……?」
俺の中で、ユリスが黒幕だと確信に変わった。
【クロノ】
「……その意味は、死ぬ時にはもう1度会うってことだと思う」
【クロノ】
「魂を狩るときには、会えるってこと」
【日留川 凌央】
「……」
日留川が、俺の話を信じたのかどうかはわからないけど。
少しだけ神妙な表情で、冗談だろと笑い飛ばす風でもなかった。
【クロノ】
「ちょっとごめん。……じい、いるか」
少し間を置いて、その場の空間が歪んで、じいが姿を現す。
突然の来訪者に、日留川は後ずさったけど。俺で慣れたのか、初めの頃のように不審者扱いはしなかった。
けど、充分驚いている。……そうだよな、ごめん。俺も、じいにはびっくりさせられてるんだ。
【日留川 凌央】
「なっ……なんだアンタ!?」
【アンク】
「初めまして。クロノ様のサポートをさせて頂いております、アンクと申します」
【クロノ】
「自己紹介なんて後回し。至急、ユリス捜索の人数を増やしてほしい」
【アンク】
「了解いたしました。何か新情報を掴んだのですな?」
【クロノ】
「ああ。こいつのおかげで。詳しいことは向こうに戻ってから伝える」
【アンク】
「……少々お待ち下さい。死神長様から連絡が入っております」
じいは一瞬で姿を消し、すぐに再び現れた。
【アンク】
「死神長様が詳しい話を聞きたいそうです、1度こちらにお戻りください」
【クロノ】
「わかった……。じいは先に戻ってて」
【アンク】
「ええ。新情報とあわせて、提出できるよう資料作成の準備を始めておきます」
じいが去ったのを見届けて、俺も急いでコーヒーを飲み干し立ち上がる。
【クロノ】
「そういうわけだから、ちょっと戻る」
【日留川 凌央】
「……いきなり来ていきなり帰るとか、ほんとに自由だな」
嫌味は流したけど、コーヒーとお菓子のお礼はちゃんと言ってから、死神界へ帰った。
あれから、じいと一緒に長の元へ向かった。
今まで集めた情報や、日留川から聞いたことを報告すると、長の見解も俺達と同じだった。
人員を更に増やして、大々的にユリスの捜索が始まった。
【クロノ】
「……疲れた」
イライラしながら資料を繰り。ユリス捜索で死神界を駆け回り。
大慌てで日留川の元へ行き。脅迫されながらもてなしを受け。そして、死神長への正式報告。
【クロノ】
「今日1日で1年分くらい働いた気がする……」
