[本編] 日留川 凌央 編
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言うより早く、異形化した生徒が日留川に飛びかかる。
同時に世界が大きく崩れ、教室の景色がグロテスクに変化した。
そこにいるのは、生徒達の成れの果て。人間の形をした黒い影。
1人、いや、1匹の怪物に押さえつけられた日留川が、黒板へ叩きつけられる。
そして、どこからか現れた巨大コンパスや画鋲が宙を舞い、日留川の体を黒板に磔にした。
怪物の周囲の床が盛り上がり、そこが赤い、熟れたような色になると溶けて流れ――次々と化け物が現れる。
化け物達は日留川のもとへ向かうと、あっと言う間に服を引きちぎって全裸にし―――
巨大なモノを各々昂らせて、日留川の下半身に群がる。
今まで我を失っていたのか、無抵抗だった日留川がそこで目を開けて。
自分の置かれている状況に青ざめ、動かせるところを全て動かして抵抗を試みている。
【日留川 凌央】
「や、やめろ!! 離れろ!!俺に触んじゃねーよこのっ……!!」
言いかけて、日留川の体がビクンと跳ねた。
……どうやら、ちょっと気持ちいいところを触られているらしい。へえ、日留川はそこが弱いのか。
【日留川 凌央】
「あっ……あ!や、やだっ……や、あ……!!」
危害が及びそうなら助けようと思ったけど。こういう方向性だと、助けることが逆に迷惑になるのではと考えてしまう。
気持ちいいのは、誰でも嫌いじゃないことだと思うしな。
そういうわけで、本格的に助けを求められるまで、様子を見ることにした。
【日留川 凌央】
「あ、ああっ……」
前を触られすぎて思考が止まったらしく、日留川の表情はとろけきっている。
しかし不意に、その顔に緊張が走った。
見ると、大きく開かれた両足の間に、一際大きな怪物が身を埋めようとしていた。
嬌声をあげ続けていた日留川が、必死に首を回して俺を見る。
【日留川 凌央】
「や、た、助け……っ、いあ、嫌だっ……」
助けてと言われたことで、いつでも出られるように、鎌の柄をしっかりと握り直す。
【日留川 凌央】
「そこはやだっ……まだっ……」
……なるほど。
過激な夢を見ていたが、どうやら体験はないらしい。
そうとわかれば黙って見てるわけにもいかない。
貴重な初体験を、夢の中で化物に奪われるのは流石に気の毒だ。
見た感じ、まだイかされてはないようなので、それだけが救いだな。
鎌を振り上げ、化物の群れに突進すると、奴らは一瞬で合体する。
そして教室を飲み込み、巨大な1体の影と変化した。
日留川の体は宙に放り出された。受け止めると、気を失っていた。
床も何もぐにゃぐにゃした世界だが、比較的安定していそうなところに日留川を横たえる。
そして、日留川を背に庇って、化物と向き合った。……これだけでかいと、鎌で切るのも苦労しそうだ。
そもそも夢の中だし、実体がないように見えるから、切っても無駄な気もする。
どこかに弱点はないかと探していると、体の隅がほつれているのを見つけた。
よく見ると、そのほつれの向こうに、夕暮れの教室が透けて見える。
俺は迷わずそこへ向かって地面を蹴り―――鎌の先端を突き刺した。
同時に世界が大きく崩れ、教室の景色がグロテスクに変化した。
そこにいるのは、生徒達の成れの果て。人間の形をした黒い影。
1人、いや、1匹の怪物に押さえつけられた日留川が、黒板へ叩きつけられる。
そして、どこからか現れた巨大コンパスや画鋲が宙を舞い、日留川の体を黒板に磔にした。
怪物の周囲の床が盛り上がり、そこが赤い、熟れたような色になると溶けて流れ――次々と化け物が現れる。
化け物達は日留川のもとへ向かうと、あっと言う間に服を引きちぎって全裸にし―――
巨大なモノを各々昂らせて、日留川の下半身に群がる。
今まで我を失っていたのか、無抵抗だった日留川がそこで目を開けて。
自分の置かれている状況に青ざめ、動かせるところを全て動かして抵抗を試みている。
【日留川 凌央】
「や、やめろ!! 離れろ!!俺に触んじゃねーよこのっ……!!」
言いかけて、日留川の体がビクンと跳ねた。
……どうやら、ちょっと気持ちいいところを触られているらしい。へえ、日留川はそこが弱いのか。
【日留川 凌央】
「あっ……あ!や、やだっ……や、あ……!!」
危害が及びそうなら助けようと思ったけど。こういう方向性だと、助けることが逆に迷惑になるのではと考えてしまう。
気持ちいいのは、誰でも嫌いじゃないことだと思うしな。
そういうわけで、本格的に助けを求められるまで、様子を見ることにした。
【日留川 凌央】
「あ、ああっ……」
前を触られすぎて思考が止まったらしく、日留川の表情はとろけきっている。
しかし不意に、その顔に緊張が走った。
見ると、大きく開かれた両足の間に、一際大きな怪物が身を埋めようとしていた。
嬌声をあげ続けていた日留川が、必死に首を回して俺を見る。
【日留川 凌央】
「や、た、助け……っ、いあ、嫌だっ……」
助けてと言われたことで、いつでも出られるように、鎌の柄をしっかりと握り直す。
【日留川 凌央】
「そこはやだっ……まだっ……」
……なるほど。
過激な夢を見ていたが、どうやら体験はないらしい。
そうとわかれば黙って見てるわけにもいかない。
貴重な初体験を、夢の中で化物に奪われるのは流石に気の毒だ。
見た感じ、まだイかされてはないようなので、それだけが救いだな。
鎌を振り上げ、化物の群れに突進すると、奴らは一瞬で合体する。
そして教室を飲み込み、巨大な1体の影と変化した。
日留川の体は宙に放り出された。受け止めると、気を失っていた。
床も何もぐにゃぐにゃした世界だが、比較的安定していそうなところに日留川を横たえる。
そして、日留川を背に庇って、化物と向き合った。……これだけでかいと、鎌で切るのも苦労しそうだ。
そもそも夢の中だし、実体がないように見えるから、切っても無駄な気もする。
どこかに弱点はないかと探していると、体の隅がほつれているのを見つけた。
よく見ると、そのほつれの向こうに、夕暮れの教室が透けて見える。
俺は迷わずそこへ向かって地面を蹴り―――鎌の先端を突き刺した。