告白編 -吉川の場合-
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【吉川】
(こいつは、こんな状況でも…何も聞かずに傍に居てくれんだな…)
そんな思いを抱きつつ、しばらく見るともなしに宮沢を見つめていると……
【吉川】
(…ん?)
何やら1人で考え事を始めたらしく、表情がくるくる変わり始めた
【吉川】
(こいつ…こういう事しょっちゅうあるよな…)
【吉川】
(動きも表情も、いつも一生懸命っつーか……
……まぁ、そういうところが…)
【吉川】
(…可愛いっつーか……)
【吉川】
「……っ!」
口には出さなくても、そんなことを考えるのは、やはり気恥ずかしい
それにー
宮沢は男で…、俺も男だ……
…ましてやホモでもねぇ
【吉川】
(………
……それにしても)
【吉川】
「……お前、相変わらず百面相だな」
【宮沢】
「…ハッ!?」
思わず口から洩れたつぶやきが、宮沢の耳に届いたようで……
【宮沢】
「え…えーと、あのその!考え事をですね……」
【吉川】
「…………」
慌てて弁解する様が、やっぱり可愛く思えちまって……
その後…ブドウ糖だの何だのと変な心配をしてくる様が、どうにも愛しく感じちまって……
【吉川】
「…………」
【宮沢】
「…先…ぱい?……」
何も言えなくなった俺の顔を、心配そうな表情で覗き込んでくる宮沢
【吉川】
(……そんな顔
そんな…切なそうな顔、すんなよ………)
【吉川】
(お前のそういう顔を見てると……俺は………)
【宮沢】
「………」
宮沢の…憂いを含んだ瞳に、俺だけが映っている
【吉川】
「…………っ!」
ぐいっ!
【宮沢】
「ひぁ…ッ!?先ぱ………!」
ドサ……ッ!
気が付くと俺は…
砂浜の上に宮沢を押し倒していた―
―第2話―
『衝動』
【宮沢】
(………あっ!)
―衝撃の刹那
我に返ると……眼前には暮れかけた空が広がっていた
そして、俺の身体の上には―……
俺の頭上から、僅かに10cmも離れていない位置に…吉川先輩の顔があった
【宮沢】
(先輩……どうして)
吉川先輩の顔は、今にも泣き出しそうなくらいに歪んでいて………
【宮沢】
「……吉川、先輩」
俺は思わず、先輩の背中に両手を回していた…
【吉川】
「―ッ!
宮沢……!」
【宮沢】
「……んむぅッ!」
唐突に、俺の唇が―吉川先輩のソレに塞がれた
【宮沢】
「―ッ!…んっ、??ッ!」
先輩の熱く荒々しい舌が、俺の口中に押し入ってくる
チュ…ジュプ…ヌリュッ、ヌプ……ッ
ヌチュ…ッヌリュ…グププ……ッ!
容赦ない粘膜の蹂躙に、腰がガクガクと震える
【宮沢】
あ…ッ駄目…、そんなに掻き回しちゃ……!)
俺の全てを貪るように、吉川先輩の舌が深く、奥へと入り込む
【宮沢】
駄目……頭の中、熱くて…何も考えられない……
でも…)
遠のきそうな意識の中…
先刻の吉川先輩の表情だけが脳裏に浮かび…、必死でその背を抱き締める
【宮沢】
あんな辛そうな先輩から…
今、手を離す訳にいかない―!)
―1分足らずだったか…
それとも1時間以上か………
気の遠くなりそうな口づけが終わり…
再び俺の眼前には
―吉川先輩の顔があった
【吉川】
「…お前、何で……」
【吉川】
「何で…、抵抗しねぇんだよ!」
【宮沢】
「…えっ!?」
【吉川】
「お前…ホモじゃねぇだろーが!
男にキスされて、何抵抗せずに受け入れてんだよ…!」
荒々しく叫ぶ吉川先輩だったけど、その瞳は…先ほどと変わらず悲しそうで……
【宮沢】
「…らです」
【吉川】
「…あ?」
【宮沢】
「吉川先輩だったからです」
俺の発する言葉に、吉川先輩は黙って耳を傾けている
【宮沢】
「確かに俺、男の人と付き合うとか…そういうこと考えたり、実際にしたことはありません」
【宮沢】
「でも、吉川先輩は俺の大事な人で……」
【宮沢】
「先輩がそんな辛そうな顔してるのに…突き放したりできません」
【吉川】
「そんな…、同情で男からのキス受け入れてんじゃねーよ」
【吉川】
「気持ち悪ィって罵って…、逃げちまったって良かったんだ……」
悔恨や、不安……色々なものが入り混じった表情で、目線を逸らす吉川先輩
【宮沢】
「気持ち悪くなんかなかったです」
【宮沢】
「吉川先輩がどんなに優しくて、尊敬できる人か、俺…知ってますから」
そう、これは正直な俺の気持ち―
俺が大学に入学したときから、吉川先輩はずっと…静かに、いつでも傍に居て…見守っていてくれた
【宮沢】
「だから、吉川先輩に何をされても…嫌いになったり、離れていったりしません」
【宮沢】
「それに―、こんな俺でも…少しでも先輩の支えになれるなら、すごく嬉しいです」
(こいつは、こんな状況でも…何も聞かずに傍に居てくれんだな…)
そんな思いを抱きつつ、しばらく見るともなしに宮沢を見つめていると……
【吉川】
(…ん?)
何やら1人で考え事を始めたらしく、表情がくるくる変わり始めた
【吉川】
(こいつ…こういう事しょっちゅうあるよな…)
【吉川】
(動きも表情も、いつも一生懸命っつーか……
……まぁ、そういうところが…)
【吉川】
(…可愛いっつーか……)
【吉川】
「……っ!」
口には出さなくても、そんなことを考えるのは、やはり気恥ずかしい
それにー
宮沢は男で…、俺も男だ……
…ましてやホモでもねぇ
【吉川】
(………
……それにしても)
【吉川】
「……お前、相変わらず百面相だな」
【宮沢】
「…ハッ!?」
思わず口から洩れたつぶやきが、宮沢の耳に届いたようで……
【宮沢】
「え…えーと、あのその!考え事をですね……」
【吉川】
「…………」
慌てて弁解する様が、やっぱり可愛く思えちまって……
その後…ブドウ糖だの何だのと変な心配をしてくる様が、どうにも愛しく感じちまって……
【吉川】
「…………」
【宮沢】
「…先…ぱい?……」
何も言えなくなった俺の顔を、心配そうな表情で覗き込んでくる宮沢
【吉川】
(……そんな顔
そんな…切なそうな顔、すんなよ………)
【吉川】
(お前のそういう顔を見てると……俺は………)
【宮沢】
「………」
宮沢の…憂いを含んだ瞳に、俺だけが映っている
【吉川】
「…………っ!」
ぐいっ!
【宮沢】
「ひぁ…ッ!?先ぱ………!」
ドサ……ッ!
気が付くと俺は…
砂浜の上に宮沢を押し倒していた―
―第2話―
『衝動』
【宮沢】
(………あっ!)
―衝撃の刹那
我に返ると……眼前には暮れかけた空が広がっていた
そして、俺の身体の上には―……
俺の頭上から、僅かに10cmも離れていない位置に…吉川先輩の顔があった
【宮沢】
(先輩……どうして)
吉川先輩の顔は、今にも泣き出しそうなくらいに歪んでいて………
【宮沢】
「……吉川、先輩」
俺は思わず、先輩の背中に両手を回していた…
【吉川】
「―ッ!
宮沢……!」
【宮沢】
「……んむぅッ!」
唐突に、俺の唇が―吉川先輩のソレに塞がれた
【宮沢】
「―ッ!…んっ、??ッ!」
先輩の熱く荒々しい舌が、俺の口中に押し入ってくる
チュ…ジュプ…ヌリュッ、ヌプ……ッ
ヌチュ…ッヌリュ…グププ……ッ!
容赦ない粘膜の蹂躙に、腰がガクガクと震える
【宮沢】
あ…ッ駄目…、そんなに掻き回しちゃ……!)
俺の全てを貪るように、吉川先輩の舌が深く、奥へと入り込む
【宮沢】
駄目……頭の中、熱くて…何も考えられない……
でも…)
遠のきそうな意識の中…
先刻の吉川先輩の表情だけが脳裏に浮かび…、必死でその背を抱き締める
【宮沢】
あんな辛そうな先輩から…
今、手を離す訳にいかない―!)
―1分足らずだったか…
それとも1時間以上か………
気の遠くなりそうな口づけが終わり…
再び俺の眼前には
―吉川先輩の顔があった
【吉川】
「…お前、何で……」
【吉川】
「何で…、抵抗しねぇんだよ!」
【宮沢】
「…えっ!?」
【吉川】
「お前…ホモじゃねぇだろーが!
男にキスされて、何抵抗せずに受け入れてんだよ…!」
荒々しく叫ぶ吉川先輩だったけど、その瞳は…先ほどと変わらず悲しそうで……
【宮沢】
「…らです」
【吉川】
「…あ?」
【宮沢】
「吉川先輩だったからです」
俺の発する言葉に、吉川先輩は黙って耳を傾けている
【宮沢】
「確かに俺、男の人と付き合うとか…そういうこと考えたり、実際にしたことはありません」
【宮沢】
「でも、吉川先輩は俺の大事な人で……」
【宮沢】
「先輩がそんな辛そうな顔してるのに…突き放したりできません」
【吉川】
「そんな…、同情で男からのキス受け入れてんじゃねーよ」
【吉川】
「気持ち悪ィって罵って…、逃げちまったって良かったんだ……」
悔恨や、不安……色々なものが入り混じった表情で、目線を逸らす吉川先輩
【宮沢】
「気持ち悪くなんかなかったです」
【宮沢】
「吉川先輩がどんなに優しくて、尊敬できる人か、俺…知ってますから」
そう、これは正直な俺の気持ち―
俺が大学に入学したときから、吉川先輩はずっと…静かに、いつでも傍に居て…見守っていてくれた
【宮沢】
「だから、吉川先輩に何をされても…嫌いになったり、離れていったりしません」
【宮沢】
「それに―、こんな俺でも…少しでも先輩の支えになれるなら、すごく嬉しいです」