交際半年 吉川編
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【吉川】
「こっちはいつもお前から、トレーニングだの栄養指導だの受けてんだ。」
【吉川】
「めったな事じゃ体調なんか崩さねぇよ」
【吉川】
「見りゃ分かんだろ」
【吉川】
「こんな通り雨でやられないくらいにゃ、しっかり鍛えられてんだろうが」
己の腹筋に手を当てて、きっぱりと言い放った俺の目を、宮沢の大きな瞳が見つめる
【吉川】
「俺はお前と一緒に世界を目指すって決めて鍛えてんだからよ。自分の選手の身体くらい、ちゃんと信じろ」
その潤んだ瞳を見つめ返し、力を込めて宮沢に伝えると
【宮沢】
「…ふふ。やっぱり、瑛二先輩はすごいです」
目尻を人差し指で拭いながら、宮沢はようやく笑顔を見せた
………ところまでは良かったのだ
【宮沢】
「…ごめんなさい。俺、また護られてばっかりで迷惑かけちゃったって…落ち込んじゃいましたけど」
【宮沢】
「ちゃんと瑛二先輩のこと、信じます!」
【吉川】
「おう」
【宮沢】
「それに、先輩みたいに服を乾かさないと、俺こそ風邪引いて、先輩に迷惑かけちゃうかもしれませんよね!」
【吉川】
「………あ?」
―カチャカチャ、ぴしゃん
ジャパ―ッ
【宮沢】
「んしょ」
きゅむむ…、しゅぽんっ
ジャパ―ッ
先程の俺の行動に倣って、次々に濡れた服を脱ぎ去る宮沢【宮沢】
「俺たち男ですし、これくらいの恰好なら平気ですよね?」
【宮沢】
「もし誰か来たら、非常事態って事で、事情を話して謝りましょう」
そう言って笑いかける宮沢は、
ポロシャツとクロップドパンツを脱いだ、無防備な状態で…
警戒心ゼロで見上げる宮沢の胸元からは、薄いインナー越しに2つの突起が…
―チロリと
劣情の炎が、胸を炙った
【吉川】
「―からお前は、どうしてそういう………」
【宮沢】
「……え?」
【吉川】
「どうしてそう、毎回毎回
人を煽るようなことばっかするんだよ!!」
―ガッ
【宮沢】
「せ……先輩!?」
【吉川】
「黙れよ!」
俺は激情に任せて宮沢の身体をきつく抱き、雨で濡れたうなじに唇を押し当てていた
―第4話―
『雨音に紛れて』
【吉川】
「実際ヤるときゃいつも、顔真っ赤にして慌てるクセに、何でいちいち煽ってくんだよ!?」
【宮沢】
「そんな…俺、何も……そんなつもりは…」
急に声を荒げた先輩に抑えつけられ、驚いて口ごもる
【吉川】
「興奮すっと、いつも自分が裸なの忘れるわ、おかしなこと口走るわ…」
【吉川】
「今だって、目の前でぽいぽい服脱ぎやがって!」
【宮沢】
「そ…それは先輩も………」
【吉川】
「―俺が!」
【吉川】
「俺がどんな気持ちでお前を見てると思ってんだよ!」
【宮沢】
「せ…先輩……!?」
【吉川】
「頼むから、もっと自覚してくれよ」
絞り出すような呟きと共に、俺を抱く腕に…さらに力が籠められる
【吉川】
「お前が俺の前でそういう行動する度に、心配で堪んなくなるんだよ……」
【宮沢】
「しん…ぱい…?」
【吉川】
「俺以外の前でも、こんなことしでかしてんじゃねぇかとか、」
【吉川】
「うっかりで事件に巻き込まれてんじゃねぇかとか…」
【吉川】
「ただでさえ狙われやすい見た目してんのに、お人好し全開で他人に構っては、変な奴に好かれっし…」
【吉川】
「お前ストーカーに狙われて、何度も危ない目に遭ってるだろうが!」
【宮沢】
「その節は…、ご迷惑をお掛けして、本当にごめんなさい…」
【吉川】
「迷惑なんて関係ねぇんだよ!」
【吉川】
「俺は、お前を誰にも傷付けられたくないし、失いたくねえ」
激しい雨音を、先輩の咆哮が遮る
【吉川】
「―だけど、お前の笑顔や…泣き顔、それに肌を見る度に、めちゃくちゃにしてやりたいとも思っちまう…」
【吉川】
「他の誰にもお前を触れさせねぇように、身体中に俺の痕をつけて…」
【吉川】
「身体の中も、全部…俺で満たしたくなる」
【吉川】
「…そんなことしたら、お前から…大好きなプールを奪っちまうって、分かってるのに……」
【吉川】
「なのに…、痕を付けないように抱こうと思う反面…、そんな気持ちも…ずっと浮かんじまうんだよ」
―ぎゅうっ
【吉川】
「好きで…好きで…
どうしようもねぇ……」
密着した肌や、首筋にかかる吐息が熱い
【宮沢】
(こんなに…、先輩がこんなにも
俺なんかを求めて…、それに心配して……)
先輩の感触や、伝えられた言葉に
脳がジンジンして、胸がきゅう…っとなって…
【吉川】
「瑛二…先輩……」
吐息と共に、自然に…その名が漏れた
【吉川】
「宮沢っ!!」
【宮沢】
「ひぁ……ッ!」
インナーの裾から、先輩の手が内へと入り込んできた
【吉川】
「宮沢。今すぐここで、お前を抱きてぇ」
【宮沢】
「ふゃ…、あ……ひぃ……」
熱っぽい囁きと共に、その手がより深く…胸と…、そしてボクサーパンツの奥へと進入する
【宮沢】
「だ…駄目です先輩
誰か来たら…
それに…、声…漏れちゃう……」【吉川】
「こっちはいつもお前から、トレーニングだの栄養指導だの受けてんだ。」
【吉川】
「めったな事じゃ体調なんか崩さねぇよ」
【吉川】
「見りゃ分かんだろ」
【吉川】
「こんな通り雨でやられないくらいにゃ、しっかり鍛えられてんだろうが」
己の腹筋に手を当てて、きっぱりと言い放った俺の目を、宮沢の大きな瞳が見つめる
【吉川】
「俺はお前と一緒に世界を目指すって決めて鍛えてんだからよ。自分の選手の身体くらい、ちゃんと信じろ」
その潤んだ瞳を見つめ返し、力を込めて宮沢に伝えると
【宮沢】
「…ふふ。やっぱり、瑛二先輩はすごいです」
目尻を人差し指で拭いながら、宮沢はようやく笑顔を見せた
………ところまでは良かったのだ
【宮沢】
「…ごめんなさい。俺、また護られてばっかりで迷惑かけちゃったって…落ち込んじゃいましたけど」
【宮沢】
「ちゃんと瑛二先輩のこと、信じます!」
【吉川】
「おう」
【宮沢】
「それに、先輩みたいに服を乾かさないと、俺こそ風邪引いて、先輩に迷惑かけちゃうかもしれませんよね!」
【吉川】
「………あ?」
―カチャカチャ、ぴしゃん
ジャパ―ッ
【宮沢】
「んしょ」
きゅむむ…、しゅぽんっ
ジャパ―ッ
先程の俺の行動に倣って、次々に濡れた服を脱ぎ去る宮沢【宮沢】
「俺たち男ですし、これくらいの恰好なら平気ですよね?」
【宮沢】
「もし誰か来たら、非常事態って事で、事情を話して謝りましょう」
そう言って笑いかける宮沢は、
ポロシャツとクロップドパンツを脱いだ、無防備な状態で…
警戒心ゼロで見上げる宮沢の胸元からは、薄いインナー越しに2つの突起が…
―チロリと
劣情の炎が、胸を炙った
【吉川】
「―からお前は、どうしてそういう………」
【宮沢】
「……え?」
【吉川】
「どうしてそう、毎回毎回
人を煽るようなことばっかするんだよ!!」
―ガッ
【宮沢】
「せ……先輩!?」
【吉川】
「黙れよ!」
俺は激情に任せて宮沢の身体をきつく抱き、雨で濡れたうなじに唇を押し当てていた
―第4話―
『雨音に紛れて』
【吉川】
「実際ヤるときゃいつも、顔真っ赤にして慌てるクセに、何でいちいち煽ってくんだよ!?」
【宮沢】
「そんな…俺、何も……そんなつもりは…」
急に声を荒げた先輩に抑えつけられ、驚いて口ごもる
【吉川】
「興奮すっと、いつも自分が裸なの忘れるわ、おかしなこと口走るわ…」
【吉川】
「今だって、目の前でぽいぽい服脱ぎやがって!」
【宮沢】
「そ…それは先輩も………」
【吉川】
「―俺が!」
【吉川】
「俺がどんな気持ちでお前を見てると思ってんだよ!」
【宮沢】
「せ…先輩……!?」
【吉川】
「頼むから、もっと自覚してくれよ」
絞り出すような呟きと共に、俺を抱く腕に…さらに力が籠められる
【吉川】
「お前が俺の前でそういう行動する度に、心配で堪んなくなるんだよ……」
【宮沢】
「しん…ぱい…?」
【吉川】
「俺以外の前でも、こんなことしでかしてんじゃねぇかとか、」
【吉川】
「うっかりで事件に巻き込まれてんじゃねぇかとか…」
【吉川】
「ただでさえ狙われやすい見た目してんのに、お人好し全開で他人に構っては、変な奴に好かれっし…」
【吉川】
「お前ストーカーに狙われて、何度も危ない目に遭ってるだろうが!」
【宮沢】
「その節は…、ご迷惑をお掛けして、本当にごめんなさい…」
【吉川】
「迷惑なんて関係ねぇんだよ!」
【吉川】
「俺は、お前を誰にも傷付けられたくないし、失いたくねえ」
激しい雨音を、先輩の咆哮が遮る
【吉川】
「―だけど、お前の笑顔や…泣き顔、それに肌を見る度に、めちゃくちゃにしてやりたいとも思っちまう…」
【吉川】
「他の誰にもお前を触れさせねぇように、身体中に俺の痕をつけて…」
【吉川】
「身体の中も、全部…俺で満たしたくなる」
【吉川】
「…そんなことしたら、お前から…大好きなプールを奪っちまうって、分かってるのに……」
【吉川】
「なのに…、痕を付けないように抱こうと思う反面…、そんな気持ちも…ずっと浮かんじまうんだよ」
―ぎゅうっ
【吉川】
「好きで…好きで…
どうしようもねぇ……」
密着した肌や、首筋にかかる吐息が熱い
【宮沢】
(こんなに…、先輩がこんなにも
俺なんかを求めて…、それに心配して……)
先輩の感触や、伝えられた言葉に
脳がジンジンして、胸がきゅう…っとなって…
【吉川】
「瑛二…先輩……」
吐息と共に、自然に…その名が漏れた
【吉川】
「宮沢っ!!」
【宮沢】
「ひぁ……ッ!」
インナーの裾から、先輩の手が内へと入り込んできた
【吉川】
「宮沢。今すぐここで、お前を抱きてぇ」
【宮沢】
「ふゃ…、あ……ひぃ……」
熱っぽい囁きと共に、その手がより深く…胸と…、そしてボクサーパンツの奥へと進入する
【宮沢】
「だ…駄目です先輩
誰か来たら…
それに…、声…漏れちゃう……」
「こっちはいつもお前から、トレーニングだの栄養指導だの受けてんだ。」
【吉川】
「めったな事じゃ体調なんか崩さねぇよ」
【吉川】
「見りゃ分かんだろ」
【吉川】
「こんな通り雨でやられないくらいにゃ、しっかり鍛えられてんだろうが」
己の腹筋に手を当てて、きっぱりと言い放った俺の目を、宮沢の大きな瞳が見つめる
【吉川】
「俺はお前と一緒に世界を目指すって決めて鍛えてんだからよ。自分の選手の身体くらい、ちゃんと信じろ」
その潤んだ瞳を見つめ返し、力を込めて宮沢に伝えると
【宮沢】
「…ふふ。やっぱり、瑛二先輩はすごいです」
目尻を人差し指で拭いながら、宮沢はようやく笑顔を見せた
………ところまでは良かったのだ
【宮沢】
「…ごめんなさい。俺、また護られてばっかりで迷惑かけちゃったって…落ち込んじゃいましたけど」
【宮沢】
「ちゃんと瑛二先輩のこと、信じます!」
【吉川】
「おう」
【宮沢】
「それに、先輩みたいに服を乾かさないと、俺こそ風邪引いて、先輩に迷惑かけちゃうかもしれませんよね!」
【吉川】
「………あ?」
―カチャカチャ、ぴしゃん
ジャパ―ッ
【宮沢】
「んしょ」
きゅむむ…、しゅぽんっ
ジャパ―ッ
先程の俺の行動に倣って、次々に濡れた服を脱ぎ去る宮沢【宮沢】
「俺たち男ですし、これくらいの恰好なら平気ですよね?」
【宮沢】
「もし誰か来たら、非常事態って事で、事情を話して謝りましょう」
そう言って笑いかける宮沢は、
ポロシャツとクロップドパンツを脱いだ、無防備な状態で…
警戒心ゼロで見上げる宮沢の胸元からは、薄いインナー越しに2つの突起が…
―チロリと
劣情の炎が、胸を炙った
【吉川】
「―からお前は、どうしてそういう………」
【宮沢】
「……え?」
【吉川】
「どうしてそう、毎回毎回
人を煽るようなことばっかするんだよ!!」
―ガッ
【宮沢】
「せ……先輩!?」
【吉川】
「黙れよ!」
俺は激情に任せて宮沢の身体をきつく抱き、雨で濡れたうなじに唇を押し当てていた
―第4話―
『雨音に紛れて』
【吉川】
「実際ヤるときゃいつも、顔真っ赤にして慌てるクセに、何でいちいち煽ってくんだよ!?」
【宮沢】
「そんな…俺、何も……そんなつもりは…」
急に声を荒げた先輩に抑えつけられ、驚いて口ごもる
【吉川】
「興奮すっと、いつも自分が裸なの忘れるわ、おかしなこと口走るわ…」
【吉川】
「今だって、目の前でぽいぽい服脱ぎやがって!」
【宮沢】
「そ…それは先輩も………」
【吉川】
「―俺が!」
【吉川】
「俺がどんな気持ちでお前を見てると思ってんだよ!」
【宮沢】
「せ…先輩……!?」
【吉川】
「頼むから、もっと自覚してくれよ」
絞り出すような呟きと共に、俺を抱く腕に…さらに力が籠められる
【吉川】
「お前が俺の前でそういう行動する度に、心配で堪んなくなるんだよ……」
【宮沢】
「しん…ぱい…?」
【吉川】
「俺以外の前でも、こんなことしでかしてんじゃねぇかとか、」
【吉川】
「うっかりで事件に巻き込まれてんじゃねぇかとか…」
【吉川】
「ただでさえ狙われやすい見た目してんのに、お人好し全開で他人に構っては、変な奴に好かれっし…」
【吉川】
「お前ストーカーに狙われて、何度も危ない目に遭ってるだろうが!」
【宮沢】
「その節は…、ご迷惑をお掛けして、本当にごめんなさい…」
【吉川】
「迷惑なんて関係ねぇんだよ!」
【吉川】
「俺は、お前を誰にも傷付けられたくないし、失いたくねえ」
激しい雨音を、先輩の咆哮が遮る
【吉川】
「―だけど、お前の笑顔や…泣き顔、それに肌を見る度に、めちゃくちゃにしてやりたいとも思っちまう…」
【吉川】
「他の誰にもお前を触れさせねぇように、身体中に俺の痕をつけて…」
【吉川】
「身体の中も、全部…俺で満たしたくなる」
【吉川】
「…そんなことしたら、お前から…大好きなプールを奪っちまうって、分かってるのに……」
【吉川】
「なのに…、痕を付けないように抱こうと思う反面…、そんな気持ちも…ずっと浮かんじまうんだよ」
―ぎゅうっ
【吉川】
「好きで…好きで…
どうしようもねぇ……」
密着した肌や、首筋にかかる吐息が熱い
【宮沢】
(こんなに…、先輩がこんなにも
俺なんかを求めて…、それに心配して……)
先輩の感触や、伝えられた言葉に
脳がジンジンして、胸がきゅう…っとなって…
【吉川】
「瑛二…先輩……」
吐息と共に、自然に…その名が漏れた
【吉川】
「宮沢っ!!」
【宮沢】
「ひぁ……ッ!」
インナーの裾から、先輩の手が内へと入り込んできた
【吉川】
「宮沢。今すぐここで、お前を抱きてぇ」
【宮沢】
「ふゃ…、あ……ひぃ……」
熱っぽい囁きと共に、その手がより深く…胸と…、そしてボクサーパンツの奥へと進入する
【宮沢】
「だ…駄目です先輩
誰か来たら…
それに…、声…漏れちゃう……」【吉川】
「こっちはいつもお前から、トレーニングだの栄養指導だの受けてんだ。」
【吉川】
「めったな事じゃ体調なんか崩さねぇよ」
【吉川】
「見りゃ分かんだろ」
【吉川】
「こんな通り雨でやられないくらいにゃ、しっかり鍛えられてんだろうが」
己の腹筋に手を当てて、きっぱりと言い放った俺の目を、宮沢の大きな瞳が見つめる
【吉川】
「俺はお前と一緒に世界を目指すって決めて鍛えてんだからよ。自分の選手の身体くらい、ちゃんと信じろ」
その潤んだ瞳を見つめ返し、力を込めて宮沢に伝えると
【宮沢】
「…ふふ。やっぱり、瑛二先輩はすごいです」
目尻を人差し指で拭いながら、宮沢はようやく笑顔を見せた
………ところまでは良かったのだ
【宮沢】
「…ごめんなさい。俺、また護られてばっかりで迷惑かけちゃったって…落ち込んじゃいましたけど」
【宮沢】
「ちゃんと瑛二先輩のこと、信じます!」
【吉川】
「おう」
【宮沢】
「それに、先輩みたいに服を乾かさないと、俺こそ風邪引いて、先輩に迷惑かけちゃうかもしれませんよね!」
【吉川】
「………あ?」
―カチャカチャ、ぴしゃん
ジャパ―ッ
【宮沢】
「んしょ」
きゅむむ…、しゅぽんっ
ジャパ―ッ
先程の俺の行動に倣って、次々に濡れた服を脱ぎ去る宮沢【宮沢】
「俺たち男ですし、これくらいの恰好なら平気ですよね?」
【宮沢】
「もし誰か来たら、非常事態って事で、事情を話して謝りましょう」
そう言って笑いかける宮沢は、
ポロシャツとクロップドパンツを脱いだ、無防備な状態で…
警戒心ゼロで見上げる宮沢の胸元からは、薄いインナー越しに2つの突起が…
―チロリと
劣情の炎が、胸を炙った
【吉川】
「―からお前は、どうしてそういう………」
【宮沢】
「……え?」
【吉川】
「どうしてそう、毎回毎回
人を煽るようなことばっかするんだよ!!」
―ガッ
【宮沢】
「せ……先輩!?」
【吉川】
「黙れよ!」
俺は激情に任せて宮沢の身体をきつく抱き、雨で濡れたうなじに唇を押し当てていた
―第4話―
『雨音に紛れて』
【吉川】
「実際ヤるときゃいつも、顔真っ赤にして慌てるクセに、何でいちいち煽ってくんだよ!?」
【宮沢】
「そんな…俺、何も……そんなつもりは…」
急に声を荒げた先輩に抑えつけられ、驚いて口ごもる
【吉川】
「興奮すっと、いつも自分が裸なの忘れるわ、おかしなこと口走るわ…」
【吉川】
「今だって、目の前でぽいぽい服脱ぎやがって!」
【宮沢】
「そ…それは先輩も………」
【吉川】
「―俺が!」
【吉川】
「俺がどんな気持ちでお前を見てると思ってんだよ!」
【宮沢】
「せ…先輩……!?」
【吉川】
「頼むから、もっと自覚してくれよ」
絞り出すような呟きと共に、俺を抱く腕に…さらに力が籠められる
【吉川】
「お前が俺の前でそういう行動する度に、心配で堪んなくなるんだよ……」
【宮沢】
「しん…ぱい…?」
【吉川】
「俺以外の前でも、こんなことしでかしてんじゃねぇかとか、」
【吉川】
「うっかりで事件に巻き込まれてんじゃねぇかとか…」
【吉川】
「ただでさえ狙われやすい見た目してんのに、お人好し全開で他人に構っては、変な奴に好かれっし…」
【吉川】
「お前ストーカーに狙われて、何度も危ない目に遭ってるだろうが!」
【宮沢】
「その節は…、ご迷惑をお掛けして、本当にごめんなさい…」
【吉川】
「迷惑なんて関係ねぇんだよ!」
【吉川】
「俺は、お前を誰にも傷付けられたくないし、失いたくねえ」
激しい雨音を、先輩の咆哮が遮る
【吉川】
「―だけど、お前の笑顔や…泣き顔、それに肌を見る度に、めちゃくちゃにしてやりたいとも思っちまう…」
【吉川】
「他の誰にもお前を触れさせねぇように、身体中に俺の痕をつけて…」
【吉川】
「身体の中も、全部…俺で満たしたくなる」
【吉川】
「…そんなことしたら、お前から…大好きなプールを奪っちまうって、分かってるのに……」
【吉川】
「なのに…、痕を付けないように抱こうと思う反面…、そんな気持ちも…ずっと浮かんじまうんだよ」
―ぎゅうっ
【吉川】
「好きで…好きで…
どうしようもねぇ……」
密着した肌や、首筋にかかる吐息が熱い
【宮沢】
(こんなに…、先輩がこんなにも
俺なんかを求めて…、それに心配して……)
先輩の感触や、伝えられた言葉に
脳がジンジンして、胸がきゅう…っとなって…
【吉川】
「瑛二…先輩……」
吐息と共に、自然に…その名が漏れた
【吉川】
「宮沢っ!!」
【宮沢】
「ひぁ……ッ!」
インナーの裾から、先輩の手が内へと入り込んできた
【吉川】
「宮沢。今すぐここで、お前を抱きてぇ」
【宮沢】
「ふゃ…、あ……ひぃ……」
熱っぽい囁きと共に、その手がより深く…胸と…、そしてボクサーパンツの奥へと進入する
【宮沢】
「だ…駄目です先輩
誰か来たら…
それに…、声…漏れちゃう……」