交際半年 吉川編
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【吉川】
「―夏休み、2人でどっか出掛けるか?」
【宮沢】
「………えっ」
いつものように、吉川先輩の部屋に泊まらせてもらった…夜
暗闇を見つめたまま、吉川先輩がポツリと言った
【吉川】
「別に、無理にとは言ってねぇよ」
【宮沢】
「い、いいえ!嬉しいです」
慌てて布団から上体を起こし、前のめりに答える
【吉川】
「ちょ…おま、前……」
【宮沢】
「あっ!」
そういえば、行為の後…
意識を失うように寝てしまい、下着を穿く事すら忘れていたのだ
【宮沢】
「ええと…、あの………すみませ……」
―パシ
そそくさと布団をかけ直し、布団の脇に放置されていた下着を取ろうと伸ばした俺の手首を、吉川先輩が掴んだ
【宮沢】
「よ、よしかわ…先輩?」
【宮沢】
「………あっ
……ん、ふぅ…」
掴んだ手首が引かれ、唇が奪われる
【吉川】
「―悪ぃ、抑えらんねぇ
もう一度……いいか?」
耳元に囁かれる、熱っぽい声
【宮沢】
「は…はい
―ひゃぁっ」
布団の上へ、仰向けに押し倒された俺に、吉川先輩が覆い被さってくる
―交際して、半年
吉川先輩とは、こうして―
時々互いの部屋に泊まりあっては、肌を重ね合わせているのだ
【宮沢】
「はあ……ふ…ぁ、は……ひぃ
吉川…せんぱ………ぃ」
【吉川】
「…悪ぃな。流石に3度めはキツいか」
入口にあてがわれた吉川先輩を、懸命に受け容れようと喘ぐ俺の頬を、吉川先輩の大きな掌が包む
【宮沢】
「だいじょうぶ…です
さっきより…、少し……楽…かも、ですから……」
【吉川】
「出来るだけゆっくりするから、我慢できねぇときは…ちゃんと言えよ?」
…俺を安心させるように
吉川先輩が、優しい手つきで額の汗を拭ってくれる
【宮沢】
「はい…、先輩。でも、俺も先輩の欲し…から、平気……です…」
【吉川】
「―宮沢、お前だけは、ぜってぇ……誰にもやらねえ」
【宮沢】
「せ…んぱい…、吉川先輩……好き…です……」
先輩の逞しい首筋に、腕を回してしがみ付くのと、先輩の熱が俺の中に沈み込んで行くのは―ほぼ同時だった
…………
……………
【吉川】
「―ほら、汗かいたろ?
水分とっとけ」
【宮沢】
「すみません…。ありがとうございます」
吉川先輩が、冷蔵庫から取り出した麦茶をコップに注いで差し出してくれる
こくこく…
【宮沢】
「ふふ、吉川先輩にいただく麦茶は、いつもすごく美味しいです!」
一息に半分飲んでから、吉川先輩に笑顔を向ける
【吉川】
「別に麦茶なんて何処で飲んでも一緒だろうが
いちいち感激してんじゃねえ」
【宮沢】
「だって本当に美味しいですもん!香ばしいっていうか…」
【吉川】
「ヤカンで沸騰させた湯にパック入れてるだけだ。
珍しいことなんてしてねぇよ」
【宮沢】
「あ、お湯から煮出してたんですね
俺、面倒がってすぐ水出しにしちゃうから……」
【吉川】
「…煮出し時間は1分半だ」
【宮沢】
「1分半ですね
えへへ、教えていただいて、ありがとうございます」
【宮沢】
「今度からちゃんと熱湯で淹れて、俺の部屋でも…、吉川先輩に美味しい麦茶を出せるようにしますね」
【吉川】
「……今のままでも、お前が作るもんなら何でも美味えよ」
【宮沢】
「そ…そんな
俺なんて先輩の足元にも及びませんから……」
先輩の言葉に、恥ずかしさで赤面しながら…顔の前で両手を振る
吉川先輩は、本当に料理が上手と言うか…全ての工程が細やかなのだ
料理に限らず、何事にも手を抜かない吉川先輩の行動は、本当に尊敬してしまう
【吉川】
「つか、茶なんてどうでもいいだろうが」
吉川先輩が、麦茶のコップを静かにちゃぶ台に置いた
【吉川】
「それより…
さっきの話なんだけどよ」
―第1話―
『決意』
【宮沢】
「…さっきのって、2人で出掛けるお話…でしょうか」
【吉川】
「……おう」
【宮沢】
「は、はい……
吉川先輩が宜しければ、2人だけでお出掛け…したいです」
何となく恥ずかしくて、麦茶の表面を見つめながら返事をする
部屋に泊まりあうことはあるけれど、お互いバイトや課題、シンクロで忙しくて、
まともなデートは出来ずにいたのだ
人きりで本格的にデートなんて、3ヶ月前の…あの、温泉一泊旅行以来で………
【宮沢】
(あの旅行で
吉川先輩と……初めて…………)
【宮沢】
(…そういえばあの時
…………俺)
【宮沢】
「俺とエッチしてください!!!」
【宮沢】
「俺っ!吉川先輩とキスすると、いつもドキドキして…クラクラして……」
【宮沢】
「それでその…っ!…先輩と……キス以上のこともしたいです!」
【宮沢】
(なんて……、今思えば恐ろしく恥ずかしい事を………)
【宮沢】
(はずか…しい…こと、を……)
ぶわわわわわわわ
初めての夜を思い出して、一気に顔が火を噴き始める
【宮沢】
「あわわわわわわわ」
「―夏休み、2人でどっか出掛けるか?」
【宮沢】
「………えっ」
いつものように、吉川先輩の部屋に泊まらせてもらった…夜
暗闇を見つめたまま、吉川先輩がポツリと言った
【吉川】
「別に、無理にとは言ってねぇよ」
【宮沢】
「い、いいえ!嬉しいです」
慌てて布団から上体を起こし、前のめりに答える
【吉川】
「ちょ…おま、前……」
【宮沢】
「あっ!」
そういえば、行為の後…
意識を失うように寝てしまい、下着を穿く事すら忘れていたのだ
【宮沢】
「ええと…、あの………すみませ……」
―パシ
そそくさと布団をかけ直し、布団の脇に放置されていた下着を取ろうと伸ばした俺の手首を、吉川先輩が掴んだ
【宮沢】
「よ、よしかわ…先輩?」
【宮沢】
「………あっ
……ん、ふぅ…」
掴んだ手首が引かれ、唇が奪われる
【吉川】
「―悪ぃ、抑えらんねぇ
もう一度……いいか?」
耳元に囁かれる、熱っぽい声
【宮沢】
「は…はい
―ひゃぁっ」
布団の上へ、仰向けに押し倒された俺に、吉川先輩が覆い被さってくる
―交際して、半年
吉川先輩とは、こうして―
時々互いの部屋に泊まりあっては、肌を重ね合わせているのだ
【宮沢】
「はあ……ふ…ぁ、は……ひぃ
吉川…せんぱ………ぃ」
【吉川】
「…悪ぃな。流石に3度めはキツいか」
入口にあてがわれた吉川先輩を、懸命に受け容れようと喘ぐ俺の頬を、吉川先輩の大きな掌が包む
【宮沢】
「だいじょうぶ…です
さっきより…、少し……楽…かも、ですから……」
【吉川】
「出来るだけゆっくりするから、我慢できねぇときは…ちゃんと言えよ?」
…俺を安心させるように
吉川先輩が、優しい手つきで額の汗を拭ってくれる
【宮沢】
「はい…、先輩。でも、俺も先輩の欲し…から、平気……です…」
【吉川】
「―宮沢、お前だけは、ぜってぇ……誰にもやらねえ」
【宮沢】
「せ…んぱい…、吉川先輩……好き…です……」
先輩の逞しい首筋に、腕を回してしがみ付くのと、先輩の熱が俺の中に沈み込んで行くのは―ほぼ同時だった
…………
……………
【吉川】
「―ほら、汗かいたろ?
水分とっとけ」
【宮沢】
「すみません…。ありがとうございます」
吉川先輩が、冷蔵庫から取り出した麦茶をコップに注いで差し出してくれる
こくこく…
【宮沢】
「ふふ、吉川先輩にいただく麦茶は、いつもすごく美味しいです!」
一息に半分飲んでから、吉川先輩に笑顔を向ける
【吉川】
「別に麦茶なんて何処で飲んでも一緒だろうが
いちいち感激してんじゃねえ」
【宮沢】
「だって本当に美味しいですもん!香ばしいっていうか…」
【吉川】
「ヤカンで沸騰させた湯にパック入れてるだけだ。
珍しいことなんてしてねぇよ」
【宮沢】
「あ、お湯から煮出してたんですね
俺、面倒がってすぐ水出しにしちゃうから……」
【吉川】
「…煮出し時間は1分半だ」
【宮沢】
「1分半ですね
えへへ、教えていただいて、ありがとうございます」
【宮沢】
「今度からちゃんと熱湯で淹れて、俺の部屋でも…、吉川先輩に美味しい麦茶を出せるようにしますね」
【吉川】
「……今のままでも、お前が作るもんなら何でも美味えよ」
【宮沢】
「そ…そんな
俺なんて先輩の足元にも及びませんから……」
先輩の言葉に、恥ずかしさで赤面しながら…顔の前で両手を振る
吉川先輩は、本当に料理が上手と言うか…全ての工程が細やかなのだ
料理に限らず、何事にも手を抜かない吉川先輩の行動は、本当に尊敬してしまう
【吉川】
「つか、茶なんてどうでもいいだろうが」
吉川先輩が、麦茶のコップを静かにちゃぶ台に置いた
【吉川】
「それより…
さっきの話なんだけどよ」
―第1話―
『決意』
【宮沢】
「…さっきのって、2人で出掛けるお話…でしょうか」
【吉川】
「……おう」
【宮沢】
「は、はい……
吉川先輩が宜しければ、2人だけでお出掛け…したいです」
何となく恥ずかしくて、麦茶の表面を見つめながら返事をする
部屋に泊まりあうことはあるけれど、お互いバイトや課題、シンクロで忙しくて、
まともなデートは出来ずにいたのだ
人きりで本格的にデートなんて、3ヶ月前の…あの、温泉一泊旅行以来で………
【宮沢】
(あの旅行で
吉川先輩と……初めて…………)
【宮沢】
(…そういえばあの時
…………俺)
【宮沢】
「俺とエッチしてください!!!」
【宮沢】
「俺っ!吉川先輩とキスすると、いつもドキドキして…クラクラして……」
【宮沢】
「それでその…っ!…先輩と……キス以上のこともしたいです!」
【宮沢】
(なんて……、今思えば恐ろしく恥ずかしい事を………)
【宮沢】
(はずか…しい…こと、を……)
ぶわわわわわわわ
初めての夜を思い出して、一気に顔が火を噴き始める
【宮沢】
「あわわわわわわわ」