志賀と初お泊り
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【宮沢】
「………!」
……いつかの、夏祭りの日の出来事が頭をよぎり
身を固くした………その時
………ふわ
【宮沢】
「………え」
志賀助教は、柔和な眼差しで俺の頭を撫でてくれて……
【志賀】
「膝に乗れ」
【宮沢】
「……な、何を」
【志賀】
「いいから乗れ」
【宮沢】
「うわっ」
ぐいっ
………ストン
【志賀】
「うむ」
俺の腰に手を回し…強引に膝の上に抱き上げてから、満足そうにひとりごちると…
……ぎゅ
そのまま俺を胸に抱き寄せ………
【志賀】
「……………」
【宮沢】
「………………」
……再び、車内に静寂が訪れた
…………
……………
キキーッ
【志賀】
「着いたぞ、降りろ」
【宮沢】
「あ、はい」
……ガチャ
【宮沢】
「うわ……」
―そこは、とても高級そうなホテルの目の前で……
【志賀】
「何を呆けている、行くぞ」
【宮沢】
「……え
行くぞって………」
【志賀】
「今日はここに泊まりだ。既に部屋はとってある」
【宮沢】
「で…でも俺、着替えも何も……」
【志賀】
「そんなものは後で買うか届けさせる。いいから来い」
【宮沢】
(……ど、どういうこと!?)
訳の分からないまま志賀助教に導かれ―
―5分後
【宮沢】
「わあ……!すごい……」
【志賀】
「気に入ったか?」
【宮沢】
「は…はい、とても素敵なお部屋です」
【志賀】
「うむ」
俺は、最上階のスウィートルームで…
こちらに微笑む志賀助教の顔を、じっと見上げていたのだった
―初お泊り編・志賀第3話―
『全貌』
【志賀】
(遂にこの日が来たか………)
車窓を移る景色を、見るともなしに眺めながら
―俺は、この3ヶ月間に想いを馳せていた
あれから頻繁に思い出し―
その度に胸が痛くなる…
宮沢の泣き顔
その後に、俺の一言で見せた―
あの眩しい笑顔
【志賀】
(ずっと欲していたあの笑顔を―
俺は遂に……)
………求めて、求めて
求め続けて手に入れた…その笑顔を
俺は―
この先永遠に、誰にも渡さず傍で護ると……そう、決めたのだ
―しかし
男同士の行為というものについて、その後文献を紐解いて知ったのだか
これは相当な労力と苦痛が伴う行為らしい
―宮沢の全てが欲しい
―宮沢の心も身体も、全てを手に入れたい
だが、泣かせたくはない
そこで俺は、考えたのだ
―徐々に宮沢を慣らしていこうと………
挿入の痛みを出来る限り軽減すべく
宮沢の快感のツボを知り尽くそうと―
―それから
俺の研究室での、宮沢研究の日々が始まった
宮沢の様々な部位に刺激を与え、その反応を確認し……
より効果的かつ効率的に快感の高みへ導く方法を突き詰めていった
―徐々に後ろへも手を伸ばし、そこからの快楽も…徐々に身体に覚え込ませた
………そして、先日
【宮沢】
「………あれ?」
【宮沢】
「そうしたら、この3ヶ月…志賀助教自身はどういう処理を……」
―宮沢が、ふとした拍子に…そう呟いた
……………
………………
結論から言うと
忘れていた
この3ヶ月…
どうすれば宮沢の笑顔を保ちつつ、宮沢の全てを手に入れられるかを…ずっと考えていたのだ
日毎宮沢を呼び出しては、その身体に様々な刺激を与え、感じるツボや…好まれる触れ方を調査した
宮沢が達する度に、研究の成果の顕(あらわ)れを如実に感じて…
そしてえも言われぬ愛しさが込み上げて…
それだけで俺は、満たされていたのだ
―しかし
【宮沢】
「ひゃう!」
……車内に意識を戻して宮沢へ振り返ると、なにやら滑稽な反応が返ってきた
【志賀】
「……退屈なのか?まあ、あと10分弱といったところだ」
答えつつも、宮沢の顔をじっと見つめる
【宮沢】
「…………」
【志賀】
(……とうとう、俺は今夜こいつと………)
―そう、あの宮沢の言葉で、俺は思い出してしまったのだ。
…3ヶ月間忘れていた、己の欲望を
……そして確信したのだ
………時は満ちた―と
ぐいっ
………ストン
【志賀】
「うむ」
この夢のような状況が現実であると確認するように、愛しい恋人を腕の中に抱き
―俺は、ホテルまでの道のりを満喫したのだった
「………!」
……いつかの、夏祭りの日の出来事が頭をよぎり
身を固くした………その時
………ふわ
【宮沢】
「………え」
志賀助教は、柔和な眼差しで俺の頭を撫でてくれて……
【志賀】
「膝に乗れ」
【宮沢】
「……な、何を」
【志賀】
「いいから乗れ」
【宮沢】
「うわっ」
ぐいっ
………ストン
【志賀】
「うむ」
俺の腰に手を回し…強引に膝の上に抱き上げてから、満足そうにひとりごちると…
……ぎゅ
そのまま俺を胸に抱き寄せ………
【志賀】
「……………」
【宮沢】
「………………」
……再び、車内に静寂が訪れた
…………
……………
キキーッ
【志賀】
「着いたぞ、降りろ」
【宮沢】
「あ、はい」
……ガチャ
【宮沢】
「うわ……」
―そこは、とても高級そうなホテルの目の前で……
【志賀】
「何を呆けている、行くぞ」
【宮沢】
「……え
行くぞって………」
【志賀】
「今日はここに泊まりだ。既に部屋はとってある」
【宮沢】
「で…でも俺、着替えも何も……」
【志賀】
「そんなものは後で買うか届けさせる。いいから来い」
【宮沢】
(……ど、どういうこと!?)
訳の分からないまま志賀助教に導かれ―
―5分後
【宮沢】
「わあ……!すごい……」
【志賀】
「気に入ったか?」
【宮沢】
「は…はい、とても素敵なお部屋です」
【志賀】
「うむ」
俺は、最上階のスウィートルームで…
こちらに微笑む志賀助教の顔を、じっと見上げていたのだった
―初お泊り編・志賀第3話―
『全貌』
【志賀】
(遂にこの日が来たか………)
車窓を移る景色を、見るともなしに眺めながら
―俺は、この3ヶ月間に想いを馳せていた
あれから頻繁に思い出し―
その度に胸が痛くなる…
宮沢の泣き顔
その後に、俺の一言で見せた―
あの眩しい笑顔
【志賀】
(ずっと欲していたあの笑顔を―
俺は遂に……)
………求めて、求めて
求め続けて手に入れた…その笑顔を
俺は―
この先永遠に、誰にも渡さず傍で護ると……そう、決めたのだ
―しかし
男同士の行為というものについて、その後文献を紐解いて知ったのだか
これは相当な労力と苦痛が伴う行為らしい
―宮沢の全てが欲しい
―宮沢の心も身体も、全てを手に入れたい
だが、泣かせたくはない
そこで俺は、考えたのだ
―徐々に宮沢を慣らしていこうと………
挿入の痛みを出来る限り軽減すべく
宮沢の快感のツボを知り尽くそうと―
―それから
俺の研究室での、宮沢研究の日々が始まった
宮沢の様々な部位に刺激を与え、その反応を確認し……
より効果的かつ効率的に快感の高みへ導く方法を突き詰めていった
―徐々に後ろへも手を伸ばし、そこからの快楽も…徐々に身体に覚え込ませた
………そして、先日
【宮沢】
「………あれ?」
【宮沢】
「そうしたら、この3ヶ月…志賀助教自身はどういう処理を……」
―宮沢が、ふとした拍子に…そう呟いた
……………
………………
結論から言うと
忘れていた
この3ヶ月…
どうすれば宮沢の笑顔を保ちつつ、宮沢の全てを手に入れられるかを…ずっと考えていたのだ
日毎宮沢を呼び出しては、その身体に様々な刺激を与え、感じるツボや…好まれる触れ方を調査した
宮沢が達する度に、研究の成果の顕(あらわ)れを如実に感じて…
そしてえも言われぬ愛しさが込み上げて…
それだけで俺は、満たされていたのだ
―しかし
【宮沢】
「ひゃう!」
……車内に意識を戻して宮沢へ振り返ると、なにやら滑稽な反応が返ってきた
【志賀】
「……退屈なのか?まあ、あと10分弱といったところだ」
答えつつも、宮沢の顔をじっと見つめる
【宮沢】
「…………」
【志賀】
(……とうとう、俺は今夜こいつと………)
―そう、あの宮沢の言葉で、俺は思い出してしまったのだ。
…3ヶ月間忘れていた、己の欲望を
……そして確信したのだ
………時は満ちた―と
ぐいっ
………ストン
【志賀】
「うむ」
この夢のような状況が現実であると確認するように、愛しい恋人を腕の中に抱き
―俺は、ホテルまでの道のりを満喫したのだった