志賀と初お泊り
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【宮沢】
「……ぅあ…」
可愛らしく呻いて、宮沢が俺の手の中で果てた
【志賀】
(うむ、日々順調にコツを掴んできているな)
確かな手応えを感じつつ、その成果の証を満足感と共に味わう
【宮沢】
「ちょ…何を……」
己から放出された熱を舐め取られ…、慌てたように声を上げる宮沢は
紅潮した頬のまま、困ったように眉根を寄せていて…
【志賀】
(……いつもながら愛らしい奴だ)
改めて、最愛の恋人の顔をしみじみと見つめる
―3ヶ月前に、晴れて俺の恋人となった宮沢宮沢【志賀】
(まあ、初対面の時から、俺のものになるのは決まっていた訳だがな)
宮沢の身体を丹念に拭いてやりながら、込み上げる幸福感を噛み締める
嫌だの、ダメだのいいながらも…
宮沢は呼び出せば律儀にこの研究室を訪れ、俺の手がその身体に触れることを許す
可愛らしく悶える肢体―
震えるまつ毛……
この全てが俺のものかと思うと、いいようもない至福が胸を支配する
―しかし
―3ヶ月前のあの日……、宮沢に触れて…泣かせてしまった事は、今でも俺の心の楔となっていた
あの時のことを思い出すと、今でも心にさざ波が立つ
【志賀】
(もう決して、俺が触れることで、こいつを泣かせたりはすまい)
できる限りそっと、壊れ物に触れるような手つきで宮沢の清拭を続けていると…
【宮沢】
「その…何故俺は、頻繁に呼び出されては、このような行為をされるのでしょう…」
宮沢から、思わぬ問いが投げかけられた
【志賀】
「…………」
【志賀】
(3ヶ月も黙って従っているからには、すっかり俺の意図を理解しているものと思っていたのだが…)
困惑顔でこちらを見つめるその瞳からは、ありありと脳内の疑問符が見て取れる
【志賀】
「……フン
ここまで言って分からんとは」
【志賀】
「貴様は俺の恋人だろう」
理解力の乏しい恋人に…諭すように説明を続けるも、どうにも腑に落ちている様子が見られない
【志賀】
(脳の容量の少ないハムスターのようで、可愛くはあるが…、しかし……)
元々宮沢は勉強熱心で、学問に関する知識の吸収は早いというのに……
【志賀】
(ふむ、その分恋愛には鈍いということか)
【志賀】
(―だが、それではいかんのだ)
【志賀】
「………
全く、いつもながら理解力に乏しい奴め」
ガシッ!!
【宮沢】
「うわっ!?」
宮沢の両頬を、強引に手で押さえる
【志賀】
「過去に再三言っているであろう」
【志賀】
「俺は貴様の全てが欲しいのだ
いいか?全てだ」
【志賀】
「よって、快楽に喘ぐ表情、貴様の匂い、体温、それらも全て俺のものだ。分かったか」
分かり易く、ストレートに、簡潔に行為の意図と俺の欲求を伝えると
【宮沢】
「……とても、愛されているのは分かりました」
ようやく眉間の皺が消え、再びほんのりと頬を染める宮沢
【志賀】
「うむ!分かれば良い」
俺の愛情と真意が伝わった喜びで、晴れやかな思いになったのも……束の間
【宮沢】
「………あれ?」
【宮沢】
「そうしたら、この3ヶ月…志賀助教自身はどういう処理を……」
【志賀】
「…………貴様」
【宮沢】
「あ……あぅ………」
【志賀】
(………遂に気付いてしまったか)
【志賀】
(まあ、交際3ヶ月…、一般的には頃合い―か)
そんな思いで見つめる俺に……
宮沢は何故か、怯えたような瞳を向けていた
―初お泊り編・志賀第2話―
『恋はミステリー』
ブロロロロロロ………
【宮沢】
(……今日は、どこに連れてかれるんだろう)
―バイトを入れていない放課後
志賀助教に言われるままに…
校門前で車に乗せられたのだ
運転手つきの…酷く高級そうなその車も……
かつて何度が乗せられたことがあるため、もう驚くまでもない
【宮沢】
「…………」
横に座る志賀助教へチラリと視線をやると
窓の外を眺めて、心此処にあらずといった様子だ…
【宮沢】
(志賀助教の行動は、どうしていつも…こんなに突飛なんだろう……)
―ここ3ヶ月の志賀助教は、概ね機嫌が良く…
そして、とても優しい
………だけど
【宮沢】
(志賀助教って
今まで恋愛には興味がなかったのかな……)
志賀助教の過去を、俺は何もしらないけれど……
そして俺も…
水泳一筋で、それ程恋愛経験が多い訳ではないけれど……
【宮沢】
(…それにしたって、志賀助教の行動の数々は…普通の交際とは随分違う気がする)
【宮沢】
(恰好良くて、家柄も良くて、頭も良くて…、モテない筈ないと思うんだけど…)
【宮沢】
(それに……、いつも堂々としていて、一途で………)
もう一度、チラリと志賀助教の顔へ視線を移す
バチッ
【宮沢】
「ひゃう!」
不意にこちらへ振り向いた志賀助教と…思いがけないタイミングで目が合って、思わず息を飲む
【志賀】
「……退屈なのか?まあ、あと10分弱といったところだ」
どうやら俺がチラチラと何度も視線を送っていた事には、気付いていない様子だったが……
【志賀】
「………………」
【宮沢】
「…………?」
突然黙り込んだ助教につられて、見つめ合う事―数秒
―ピッ
ウィィィィ…………
運転席と後部座席との間に、不透明の板がせり上がってくる
「……ぅあ…」
可愛らしく呻いて、宮沢が俺の手の中で果てた
【志賀】
(うむ、日々順調にコツを掴んできているな)
確かな手応えを感じつつ、その成果の証を満足感と共に味わう
【宮沢】
「ちょ…何を……」
己から放出された熱を舐め取られ…、慌てたように声を上げる宮沢は
紅潮した頬のまま、困ったように眉根を寄せていて…
【志賀】
(……いつもながら愛らしい奴だ)
改めて、最愛の恋人の顔をしみじみと見つめる
―3ヶ月前に、晴れて俺の恋人となった宮沢宮沢【志賀】
(まあ、初対面の時から、俺のものになるのは決まっていた訳だがな)
宮沢の身体を丹念に拭いてやりながら、込み上げる幸福感を噛み締める
嫌だの、ダメだのいいながらも…
宮沢は呼び出せば律儀にこの研究室を訪れ、俺の手がその身体に触れることを許す
可愛らしく悶える肢体―
震えるまつ毛……
この全てが俺のものかと思うと、いいようもない至福が胸を支配する
―しかし
―3ヶ月前のあの日……、宮沢に触れて…泣かせてしまった事は、今でも俺の心の楔となっていた
あの時のことを思い出すと、今でも心にさざ波が立つ
【志賀】
(もう決して、俺が触れることで、こいつを泣かせたりはすまい)
できる限りそっと、壊れ物に触れるような手つきで宮沢の清拭を続けていると…
【宮沢】
「その…何故俺は、頻繁に呼び出されては、このような行為をされるのでしょう…」
宮沢から、思わぬ問いが投げかけられた
【志賀】
「…………」
【志賀】
(3ヶ月も黙って従っているからには、すっかり俺の意図を理解しているものと思っていたのだが…)
困惑顔でこちらを見つめるその瞳からは、ありありと脳内の疑問符が見て取れる
【志賀】
「……フン
ここまで言って分からんとは」
【志賀】
「貴様は俺の恋人だろう」
理解力の乏しい恋人に…諭すように説明を続けるも、どうにも腑に落ちている様子が見られない
【志賀】
(脳の容量の少ないハムスターのようで、可愛くはあるが…、しかし……)
元々宮沢は勉強熱心で、学問に関する知識の吸収は早いというのに……
【志賀】
(ふむ、その分恋愛には鈍いということか)
【志賀】
(―だが、それではいかんのだ)
【志賀】
「………
全く、いつもながら理解力に乏しい奴め」
ガシッ!!
【宮沢】
「うわっ!?」
宮沢の両頬を、強引に手で押さえる
【志賀】
「過去に再三言っているであろう」
【志賀】
「俺は貴様の全てが欲しいのだ
いいか?全てだ」
【志賀】
「よって、快楽に喘ぐ表情、貴様の匂い、体温、それらも全て俺のものだ。分かったか」
分かり易く、ストレートに、簡潔に行為の意図と俺の欲求を伝えると
【宮沢】
「……とても、愛されているのは分かりました」
ようやく眉間の皺が消え、再びほんのりと頬を染める宮沢
【志賀】
「うむ!分かれば良い」
俺の愛情と真意が伝わった喜びで、晴れやかな思いになったのも……束の間
【宮沢】
「………あれ?」
【宮沢】
「そうしたら、この3ヶ月…志賀助教自身はどういう処理を……」
【志賀】
「…………貴様」
【宮沢】
「あ……あぅ………」
【志賀】
(………遂に気付いてしまったか)
【志賀】
(まあ、交際3ヶ月…、一般的には頃合い―か)
そんな思いで見つめる俺に……
宮沢は何故か、怯えたような瞳を向けていた
―初お泊り編・志賀第2話―
『恋はミステリー』
ブロロロロロロ………
【宮沢】
(……今日は、どこに連れてかれるんだろう)
―バイトを入れていない放課後
志賀助教に言われるままに…
校門前で車に乗せられたのだ
運転手つきの…酷く高級そうなその車も……
かつて何度が乗せられたことがあるため、もう驚くまでもない
【宮沢】
「…………」
横に座る志賀助教へチラリと視線をやると
窓の外を眺めて、心此処にあらずといった様子だ…
【宮沢】
(志賀助教の行動は、どうしていつも…こんなに突飛なんだろう……)
―ここ3ヶ月の志賀助教は、概ね機嫌が良く…
そして、とても優しい
………だけど
【宮沢】
(志賀助教って
今まで恋愛には興味がなかったのかな……)
志賀助教の過去を、俺は何もしらないけれど……
そして俺も…
水泳一筋で、それ程恋愛経験が多い訳ではないけれど……
【宮沢】
(…それにしたって、志賀助教の行動の数々は…普通の交際とは随分違う気がする)
【宮沢】
(恰好良くて、家柄も良くて、頭も良くて…、モテない筈ないと思うんだけど…)
【宮沢】
(それに……、いつも堂々としていて、一途で………)
もう一度、チラリと志賀助教の顔へ視線を移す
バチッ
【宮沢】
「ひゃう!」
不意にこちらへ振り向いた志賀助教と…思いがけないタイミングで目が合って、思わず息を飲む
【志賀】
「……退屈なのか?まあ、あと10分弱といったところだ」
どうやら俺がチラチラと何度も視線を送っていた事には、気付いていない様子だったが……
【志賀】
「………………」
【宮沢】
「…………?」
突然黙り込んだ助教につられて、見つめ合う事―数秒
―ピッ
ウィィィィ…………
運転席と後部座席との間に、不透明の板がせり上がってくる