志賀と交際一年目
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【志賀】
「どうだ、俺の所有物たる自覚はできたか?」
直径さんが俺の首筋に吸い付きながら、狂気を孕んだような声で質問してくる
【宮沢】
(まだ、直径さんは俺のことを信じてくれてないのかな……?)
そう思うと、今まで堪えていた涙が途端に溢れだして止められなくなってしまった
【宮沢】
「ど……して…………」
【志賀】
「宮沢…!?」
ポタポタと流れ出る涙に、直径さんは驚きと焦りが混じったような顔を見せた
【宮沢】
「俺は!直径さんが好きで!揺らがないって!どうして信じてくれないんですか!!」
【宮沢】
「俺が不甲斐なくて危なっかしいか
ら、それでご心配お掛けしてしまうのは分かります」
【宮沢】
「だけど!だけど俺は、こんなことされなくても…もうずっと直径さんと居るって…わあああ!!」
ため込んでいた感情を爆発させて、最後はただ号泣するだけになってしまう
【志賀】
「泣くな宮沢そのような貴
様を見たかったわけではないのだ」
慌てて俺の涙を指先で拭う直径さん
に、先ほどのような恐ろしさは何処にもない
【志賀】
「俺は、貴様に俺だけを考えていて欲しかったのだ。俺だけを見ていて欲しかった」
落ち着かせるように背中を撫でてく
れ、俺はゆっくりと深呼吸をしながら直径さんにすり寄った
【宮沢】
「わかって、ます…!俺は、最初から…直径さんしか見ていません…っ」
【宮沢】
「でも…それと同じくらい、シンクロが…あのチームが好きなんです」
少しでも伝わるように、思いを込めて直径さんの手を握りしめる
【宮沢】
「シンクロは俺の夢で…それを直径さんが応援してくれて、嬉しかったんです」
【宮沢】
「だからこそ、そのシンクロをないがしろにはしたくないし…大切にしたいんです」
【志賀】
「宮沢…すまなかった。貴様
を独占したくて、また行き過ぎた真似をしてしまった」
直径さんは悲しそうな顔をしながら、俺の手にそっと口づけをした
【志賀】
「貴様の笑顔が好きなのに、俺はそれすらも奪ってしまうところだったのだな」
【宮沢】
「なおみち、さ……ひっ…く、ふぅ……ぁ」
【志賀】
「泣くな、すまない。貴様には笑って欲しいのだ」
優しいまなざしに涙が再び零れ、直径さんがそれを舌で舐めとってくれる
【志賀】
「すぐにでも日本へ帰ろう。そして、夢を追う宮沢の笑顔を見せて
くれ」
【宮沢】
「はぃ…直径さ……仲直り、ですね…っ」
嬉しくてにっこりと笑うと、直径さんも頷いて深いキスをしてくれたのだった
【志賀】
「すまなかった。貴様らにも、迷惑をかけた」
未だかつてない直径さんの謝罪に、メンバーの全員が驚きを通り越して戦慄した
【井伏】
「ア…アンタが頭まで下げるなんて…な。さすがの俺も驚いたわ」
【梶井】
「私もです。今日ほど愛というものの奇跡を感じたことはありません」
【宮沢】
「俺からも、申し訳ありませんでした!」
【谷崎】
「連絡が取れずに心配したぞ」
【谷崎】
「大学にはお前の分も欠席の連絡が入っていたから、そちらは心配要らないが」
【夏目】
「こちらにも連絡が来ていて、無断欠勤にはなっていないから安心しろ」
【宮沢】
(直径さんがちゃんとフォローしてくれていたんだ!)
【志賀】
「貴様にも一応謝っておこう」
直径さんが吉川先輩に向き直る
【吉川】
「なんスか、一応って」
【志賀】
「不本意だが、少なからず迷惑をかけたのは事実だからな。それ以上に俺も貴様から迷惑も被った訳だが」
【吉川】
「…まあ、俺も要らねえとこまで口挟み過ぎちまって…。すんませんした」
【志賀】
「ハ!今回に限り、その程度の謝罪で許してやらなくもないな」
【吉川】
「ンだとてめえ」
【志賀】
「師に立てつくとは愚か者めが」
【宮沢】
「わゎっ…ふ、二人とも、喧嘩は止めてください!」
【志賀・吉川】
「喧嘩ではない口論だ」
「喧嘩じゃねえよ」
慌てて俺に振り向いた2人の声があまりに揃い過ぎていて…
【宮沢】
「ぷっ……ふ、あはは…っ!」
その見事なシンクロぶりに、俺は思わず吹き出してしまった
そしてその日のレッスンは、とても楽しく有意義な時間になったのだった
「どうだ、俺の所有物たる自覚はできたか?」
直径さんが俺の首筋に吸い付きながら、狂気を孕んだような声で質問してくる
【宮沢】
(まだ、直径さんは俺のことを信じてくれてないのかな……?)
そう思うと、今まで堪えていた涙が途端に溢れだして止められなくなってしまった
【宮沢】
「ど……して…………」
【志賀】
「宮沢…!?」
ポタポタと流れ出る涙に、直径さんは驚きと焦りが混じったような顔を見せた
【宮沢】
「俺は!直径さんが好きで!揺らがないって!どうして信じてくれないんですか!!」
【宮沢】
「俺が不甲斐なくて危なっかしいか
ら、それでご心配お掛けしてしまうのは分かります」
【宮沢】
「だけど!だけど俺は、こんなことされなくても…もうずっと直径さんと居るって…わあああ!!」
ため込んでいた感情を爆発させて、最後はただ号泣するだけになってしまう
【志賀】
「泣くな宮沢そのような貴
様を見たかったわけではないのだ」
慌てて俺の涙を指先で拭う直径さん
に、先ほどのような恐ろしさは何処にもない
【志賀】
「俺は、貴様に俺だけを考えていて欲しかったのだ。俺だけを見ていて欲しかった」
落ち着かせるように背中を撫でてく
れ、俺はゆっくりと深呼吸をしながら直径さんにすり寄った
【宮沢】
「わかって、ます…!俺は、最初から…直径さんしか見ていません…っ」
【宮沢】
「でも…それと同じくらい、シンクロが…あのチームが好きなんです」
少しでも伝わるように、思いを込めて直径さんの手を握りしめる
【宮沢】
「シンクロは俺の夢で…それを直径さんが応援してくれて、嬉しかったんです」
【宮沢】
「だからこそ、そのシンクロをないがしろにはしたくないし…大切にしたいんです」
【志賀】
「宮沢…すまなかった。貴様
を独占したくて、また行き過ぎた真似をしてしまった」
直径さんは悲しそうな顔をしながら、俺の手にそっと口づけをした
【志賀】
「貴様の笑顔が好きなのに、俺はそれすらも奪ってしまうところだったのだな」
【宮沢】
「なおみち、さ……ひっ…く、ふぅ……ぁ」
【志賀】
「泣くな、すまない。貴様には笑って欲しいのだ」
優しいまなざしに涙が再び零れ、直径さんがそれを舌で舐めとってくれる
【志賀】
「すぐにでも日本へ帰ろう。そして、夢を追う宮沢の笑顔を見せて
くれ」
【宮沢】
「はぃ…直径さ……仲直り、ですね…っ」
嬉しくてにっこりと笑うと、直径さんも頷いて深いキスをしてくれたのだった
【志賀】
「すまなかった。貴様らにも、迷惑をかけた」
未だかつてない直径さんの謝罪に、メンバーの全員が驚きを通り越して戦慄した
【井伏】
「ア…アンタが頭まで下げるなんて…な。さすがの俺も驚いたわ」
【梶井】
「私もです。今日ほど愛というものの奇跡を感じたことはありません」
【宮沢】
「俺からも、申し訳ありませんでした!」
【谷崎】
「連絡が取れずに心配したぞ」
【谷崎】
「大学にはお前の分も欠席の連絡が入っていたから、そちらは心配要らないが」
【夏目】
「こちらにも連絡が来ていて、無断欠勤にはなっていないから安心しろ」
【宮沢】
(直径さんがちゃんとフォローしてくれていたんだ!)
【志賀】
「貴様にも一応謝っておこう」
直径さんが吉川先輩に向き直る
【吉川】
「なんスか、一応って」
【志賀】
「不本意だが、少なからず迷惑をかけたのは事実だからな。それ以上に俺も貴様から迷惑も被った訳だが」
【吉川】
「…まあ、俺も要らねえとこまで口挟み過ぎちまって…。すんませんした」
【志賀】
「ハ!今回に限り、その程度の謝罪で許してやらなくもないな」
【吉川】
「ンだとてめえ」
【志賀】
「師に立てつくとは愚か者めが」
【宮沢】
「わゎっ…ふ、二人とも、喧嘩は止めてください!」
【志賀・吉川】
「喧嘩ではない口論だ」
「喧嘩じゃねえよ」
慌てて俺に振り向いた2人の声があまりに揃い過ぎていて…
【宮沢】
「ぷっ……ふ、あはは…っ!」
その見事なシンクロぶりに、俺は思わず吹き出してしまった
そしてその日のレッスンは、とても楽しく有意義な時間になったのだった
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