志賀と交際一年目
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【志賀】
「それより勝手な妄想で師にたてつく貴様の態度の方が問題だな」
【吉川】
「ンだとてめえ…!」
【宮沢】
「ちょ、ちょっとお二人とも落ち着いてください。俺は別に…」
【志賀】
「貴様は何も言わずとも良い」
【宮沢】
「あう……でも、なお…志賀助教……っ」
心配と羞恥の混ざった表情の
宮沢に苛立ち、抱く力を強め
る
わざわざ俺を呼ぶ名を言い換えたことにも、不快感が募るばかりだった
【吉川】
「そうやってコイツを支配して…さっきだって無理やりやらせてたんじゃないのかよ」
【志賀】
「貴様には一切関係ない」
吐き捨てるように言うと、吉川は今度こそ殴り掛からん勢いで詰め寄ってきた
【吉川】
「宮沢は俺の後輩です。助教こそ、恋人だからって何でもやって良いわけ
じゃない!」
【志賀】
「それこそ俺と宮沢の問題だ
ろう。貴様には全く関係ない」
【宮沢】
「あの…け、喧嘩は止めてください……!お二人とも、そんな…っ」
恐る恐るといった様子で、
宮沢が口を挟んでくる
今にも泣きそうな表情に、俺も吉川も我に返ったように言葉を詰まらせた
【宮沢】
「助教も先輩も、俺の大切な人だから……そんなところ見たくない、です…」
宮沢は性懲りもなく、俺以外
の輩にも心を砕く
【志賀】
(それもコイツの優しさと言えばそうだが、俺は気にくわん)
すぐにでも宮沢に自分が誰の
ものかを教え込みたいが、今は邪魔がいる
【志賀】
「コイツもそう言ってるだろう。いい加減、貴様はここから出ていけ」
【吉川】
「俺は宮沢を心配して言ってるんです!」
【志賀】
「心配だと?宮沢のことを気
にするのは、この俺だけでいい」
【吉川】
「俺が後輩の身を心配するのは俺の勝手だろうが!」
【志賀】
「心配をするだけなら譲歩してやらなくもないが、行動に移すのは許さん」
【吉川】
「っ!だからてめぇの許可とか必要ねえだろうが!」
【宮沢】
「あぅ…お、お二人とも、落ち着いてください……」
再び間をとりなそうとする
宮沢に、俺はため息を吐く
【志賀】
「納得はいかんが今回は見逃してやる。さっさと去れ」
【吉川】
「宮沢…。なんかあったら俺に言えよ?」
レポートを机に置いた吉川は
宮沢を一瞥してから出て
行った
【志賀】
「ようやく消えたか。宮沢、
続きをするぞ」
抱きしめていた腕を離し、
宮沢の身体に再び手を這わせ
る
邪魔された分を取り返すようにまさぐると、宮沢は困ったように眉
を下げた
【宮沢】
「あのっ、そろそろシンクロレッスンの時間が……!」
【志賀】
「シンクロ?ならば仕方がないな」
宮沢がシンクロに対して情熱
を抱いているのも、一応理解はしているつもりだ
【志賀】
「続きは練習のあとだ」
【宮沢】
「うう…お手柔らかにお願いします」
顔を赤らめる宮沢にキスをし
て、脱がせた服を着せていったのだった
―第2話―
今日は全員が集まれる数少ない日だというのに、プールサイドには微妙な空気が漂っていた
【志賀】
「また貴様のところで崩れたぞ、愚か者めが」
【吉川】
「アンタがチームのテンポと合せてないのが原因なんじゃないスか?」
チームでの演技の最中も、直径さんと先輩は険悪な雰囲気のままで練習どころではないようだ
【宮沢】
(うう…このままじゃいけないんだけど、でも……っ)
吉川先輩も直径さんも、大学での衝突が完全に尾を引いていた
こんなとき、チームの和を円滑に保てない自分の力不足が情けない
【井伏】
「宮沢くん。あの2人、大学
で何かあったのか?」
【井伏】
「まあ大方、アンタ絡みの小競り合いってとこだろうけど。今回は結構デカく荒れてんなあ」
休憩時間、井伏さんが俺に小声で話しかけてきた
【宮沢】
「やっぱり分かっちゃいますよね」
【宮沢】
「申し訳ありません。せっかくの貴重なチーム練習なのに…」
【宮沢】
(俺の不甲斐なさでチーム全体の雰囲気も悪くして、練習が台無しだ)
【井伏】
「宮沢くんが謝ることじゃな
いって」
【井伏】
「まあ今回はいつもの志賀さんらしくなくムキになってるのが気になるけどな」
確かに。突飛な行動や他メンバーとの衝突が日常茶飯事の助教ではあるが、
いつもであれば、レッスンに支障をきたしたり、決定的に険悪な状況を作り出すことはない
それにスポーツ学者としての確かな知識で、チームに大きく貢献してくれている
【梶井】
「それだけ宮沢さんにご執心ということではないですか?恋は人を盲目にさせるものですから」
クスクスと笑いながら言う梶井さんに、井伏さんも思わず苦笑いをしているようだ
【井伏】
「それにしても、宮沢くんも
大変だよな」
【宮沢】
「いえそんな!むしろ本当に皆様にご迷惑をかけてしまって…」
【谷崎】
「心配するな、宮沢」
【谷崎】
「このくらいで崩壊する程、お前の作ったチームはヤワではない」
潤司も励ましてくれて、俺は申し訳なさとありがたさでいっぱいになってしまう
【宮沢】
「ありがとう、潤司。井伏さん、梶井さん」
【井上】
「そうですよ先輩!っていうか俺が真っ先に先輩を励まそうと思ってたのに抜け駆けすんなよ鮎次!」
井伏さんの後ろから顔を出した井上が、そう言って井伏さんの背中に拳を当てた
【井伏】
「虎雄ちゃんにはナイトの役目はまだ早かったってヤツだな♪」
「それより勝手な妄想で師にたてつく貴様の態度の方が問題だな」
【吉川】
「ンだとてめえ…!」
【宮沢】
「ちょ、ちょっとお二人とも落ち着いてください。俺は別に…」
【志賀】
「貴様は何も言わずとも良い」
【宮沢】
「あう……でも、なお…志賀助教……っ」
心配と羞恥の混ざった表情の
宮沢に苛立ち、抱く力を強め
る
わざわざ俺を呼ぶ名を言い換えたことにも、不快感が募るばかりだった
【吉川】
「そうやってコイツを支配して…さっきだって無理やりやらせてたんじゃないのかよ」
【志賀】
「貴様には一切関係ない」
吐き捨てるように言うと、吉川は今度こそ殴り掛からん勢いで詰め寄ってきた
【吉川】
「宮沢は俺の後輩です。助教こそ、恋人だからって何でもやって良いわけ
じゃない!」
【志賀】
「それこそ俺と宮沢の問題だ
ろう。貴様には全く関係ない」
【宮沢】
「あの…け、喧嘩は止めてください……!お二人とも、そんな…っ」
恐る恐るといった様子で、
宮沢が口を挟んでくる
今にも泣きそうな表情に、俺も吉川も我に返ったように言葉を詰まらせた
【宮沢】
「助教も先輩も、俺の大切な人だから……そんなところ見たくない、です…」
宮沢は性懲りもなく、俺以外
の輩にも心を砕く
【志賀】
(それもコイツの優しさと言えばそうだが、俺は気にくわん)
すぐにでも宮沢に自分が誰の
ものかを教え込みたいが、今は邪魔がいる
【志賀】
「コイツもそう言ってるだろう。いい加減、貴様はここから出ていけ」
【吉川】
「俺は宮沢を心配して言ってるんです!」
【志賀】
「心配だと?宮沢のことを気
にするのは、この俺だけでいい」
【吉川】
「俺が後輩の身を心配するのは俺の勝手だろうが!」
【志賀】
「心配をするだけなら譲歩してやらなくもないが、行動に移すのは許さん」
【吉川】
「っ!だからてめぇの許可とか必要ねえだろうが!」
【宮沢】
「あぅ…お、お二人とも、落ち着いてください……」
再び間をとりなそうとする
宮沢に、俺はため息を吐く
【志賀】
「納得はいかんが今回は見逃してやる。さっさと去れ」
【吉川】
「宮沢…。なんかあったら俺に言えよ?」
レポートを机に置いた吉川は
宮沢を一瞥してから出て
行った
【志賀】
「ようやく消えたか。宮沢、
続きをするぞ」
抱きしめていた腕を離し、
宮沢の身体に再び手を這わせ
る
邪魔された分を取り返すようにまさぐると、宮沢は困ったように眉
を下げた
【宮沢】
「あのっ、そろそろシンクロレッスンの時間が……!」
【志賀】
「シンクロ?ならば仕方がないな」
宮沢がシンクロに対して情熱
を抱いているのも、一応理解はしているつもりだ
【志賀】
「続きは練習のあとだ」
【宮沢】
「うう…お手柔らかにお願いします」
顔を赤らめる宮沢にキスをし
て、脱がせた服を着せていったのだった
―第2話―
今日は全員が集まれる数少ない日だというのに、プールサイドには微妙な空気が漂っていた
【志賀】
「また貴様のところで崩れたぞ、愚か者めが」
【吉川】
「アンタがチームのテンポと合せてないのが原因なんじゃないスか?」
チームでの演技の最中も、直径さんと先輩は険悪な雰囲気のままで練習どころではないようだ
【宮沢】
(うう…このままじゃいけないんだけど、でも……っ)
吉川先輩も直径さんも、大学での衝突が完全に尾を引いていた
こんなとき、チームの和を円滑に保てない自分の力不足が情けない
【井伏】
「宮沢くん。あの2人、大学
で何かあったのか?」
【井伏】
「まあ大方、アンタ絡みの小競り合いってとこだろうけど。今回は結構デカく荒れてんなあ」
休憩時間、井伏さんが俺に小声で話しかけてきた
【宮沢】
「やっぱり分かっちゃいますよね」
【宮沢】
「申し訳ありません。せっかくの貴重なチーム練習なのに…」
【宮沢】
(俺の不甲斐なさでチーム全体の雰囲気も悪くして、練習が台無しだ)
【井伏】
「宮沢くんが謝ることじゃな
いって」
【井伏】
「まあ今回はいつもの志賀さんらしくなくムキになってるのが気になるけどな」
確かに。突飛な行動や他メンバーとの衝突が日常茶飯事の助教ではあるが、
いつもであれば、レッスンに支障をきたしたり、決定的に険悪な状況を作り出すことはない
それにスポーツ学者としての確かな知識で、チームに大きく貢献してくれている
【梶井】
「それだけ宮沢さんにご執心ということではないですか?恋は人を盲目にさせるものですから」
クスクスと笑いながら言う梶井さんに、井伏さんも思わず苦笑いをしているようだ
【井伏】
「それにしても、宮沢くんも
大変だよな」
【宮沢】
「いえそんな!むしろ本当に皆様にご迷惑をかけてしまって…」
【谷崎】
「心配するな、宮沢」
【谷崎】
「このくらいで崩壊する程、お前の作ったチームはヤワではない」
潤司も励ましてくれて、俺は申し訳なさとありがたさでいっぱいになってしまう
【宮沢】
「ありがとう、潤司。井伏さん、梶井さん」
【井上】
「そうですよ先輩!っていうか俺が真っ先に先輩を励まそうと思ってたのに抜け駆けすんなよ鮎次!」
井伏さんの後ろから顔を出した井上が、そう言って井伏さんの背中に拳を当てた
【井伏】
「虎雄ちゃんにはナイトの役目はまだ早かったってヤツだな♪」