交際半年 志賀編
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などと考えながら、宮沢を
ロビーまで迎えに来たものの…
【志賀】
「居ないな」
―バイト終了時刻から15分経過しているというのに、宮沢の姿は見えない
おまけに外はかなりの強さで雨が降っているようだ
……シュ―――
【宮沢】
「ひゃあ、びしょびしょだ………」
【宮沢】
「あ、志賀助教」
【志賀】
「!?」
突然エントランスの自動ドアが開き、濡れ鼠の宮沢が駈け込んで来
た
雨で濡れた…にしては腰から下の方が濡れ具合がひどい
【志賀】
「宮沢、何があった!?いや
、ひとまず追及は後だ」
―ツカツカツカツカ
ガバアッ!
濡れた宮沢を脇に抱え上げる
【宮沢】
「うわあっ!?なんでっ!!??
それに助教の服が濡れちゃいます」
【志賀】
「黙れ、愚か者めが。このまま放置すれば風邪をひくからに決まっているであろう」
【宮沢】
「せ、せめてロッカーにバッグを取りに行かせてください…」
【宮沢】
「そ…それにもう一度ジャージに着替えれば大丈夫ですので…」
宙に浮いた手足をばたつかせて、
宮沢が訴える
なんとか俺の腕から逃れようとしているのだろうが、そんな事を許すわけにはいかない
【志賀】
「ええい、聞き分けの悪い!
―! おい、太宰」
折よく通りかかった、見知ったスタッフを呼びとめる
勿論ここのスタッフは、社員からパート、出入り業者に至るまで全て把握済だ
【太宰】
「はいなんでしょう。
……って宮沢!
お前ずぶぬれじゃないか!?」
【志賀】
「うむ。その通りだ
よって俺はこのままこいつを連れ帰る」
【志賀】
「こいつの私物がロッカーに残っているそうだが、施錠してあれば問題なかろう」
【太宰】
「あ…、はい。それは大丈夫ですが…」
言葉を濁した太宰が、チラリと
宮沢へ視線を寄せた
【宮沢】
「あ…あう、太宰さ……」
【宮沢】
「ふぁぶあっ!目がっ!!」
【志賀】
「話は以上だ。
急ぐのでな」
宮沢の視界を掌で覆って、太宰を一瞥する
【太宰】
「………お疲れ、宮沢
風邪に……気を付けろよ」
ブロロロロロ……
【志賀】
「おかしなところで駄々をこねおって。2分30秒のロスだ」
【志賀】
「ジャージなどに着替えたところで、冷えた身体はどうにもならんと、何故分からん」
【宮沢】
「だ…だからって、これ…は……
あ……んっ、や…ダメ……」
【志賀】
「こういう時は己自身の熱で身体を温めるのが一番だ。おとなしくしていろ」
膝の上に座らせた宮沢をしっ
かりと抱きしめて、キスと愛撫を繰り返す
熱が冷めないよう、絶頂直前を持続させるのも、こいつの身体の全てを知り尽くした俺には造作もないことだ
【志賀】
「すでに執事へ命じて、帰宅後即風呂へ入れる準備は整っている」
【志賀】
「決して貴様に風邪などひかさんからな」
―第3話―
『過保護、極まれり』
ズンズンズンズン
車から抱っこの状態で下ろされた俺は、助教の胸にコアラのような恰好で抱かれたまま、廊下を運ばれていく…
―ガチャ
【志賀】
「うむ。しっかり41℃で湯が張ってあるな」
【宮沢】
「あの…、何から何までありがとうございます」
おそらく、あのままフィットネスでシャワーを借りてからジャージに着替える…
…というのが一般的な気もするのだが
いつものごとく、俺では思いもつかない深い理論があるのだろうと、素直に礼を言う
【宮沢】
(車の中で恥ずかしいことをされるのも、もういつものことだし…)
【宮沢】
(実際にあとで説明をきくと『ああ、そういう発想だったのか…』って驚かされるんだよなあ)
車内の暖房と…、助教のあの…行為のおかげで、身体は冷えるどころか、むしろ温まっている
これで温かいお風呂に浸かれば、風邪を引くことなどないだろう
【宮沢】
(そういえば…、うっかり呼び方が『助教』に戻っちゃってたや
気を付けないと怒られちゃう…)
―カチャカチャ、スルリ
【宮沢】
「……ん?」
【宮沢】
「あれえっ!?」
いつのまにか、シャツはインナーごと脱がされて…、ベルトも外されかけている
【志賀】
「何だそうぞうしい
急に動くと脱がせにくいで
あろうが」
【宮沢】
「な…なんで」
既に上半身は裸、下着も半分露出した状態で…蛍光灯の元にその身を晒しているわけで…
【宮沢】
「あの…自分で脱いで、1人で入れますから……!」
【志賀】
「馬鹿者。貴様の裸など、隅々どころか最奥まで熟知している。今さら羞恥する理由はなかろう」
じょきょ…直径さんが半分抜かれかけたベルトを、ぐいぐいと引っ張る
【宮沢】
「明るいところで裸を見られるのはいつも
恥ずかしいですし…、
それに…その……」
【志賀】
「なんだ」
【宮沢】
「…こんな風に脱がされるのは、…すごく恥ずかしいです」
【宮沢】
「それに…、1人だけ…裸で………」
直径さんが、半裸の俺をじっと見下ろす
この視線の前では、隠し事など何一つ許されない
身も、心も…、全てを強制的に露わにされる
―そんな視線
ロビーまで迎えに来たものの…
【志賀】
「居ないな」
―バイト終了時刻から15分経過しているというのに、宮沢の姿は見えない
おまけに外はかなりの強さで雨が降っているようだ
……シュ―――
【宮沢】
「ひゃあ、びしょびしょだ………」
【宮沢】
「あ、志賀助教」
【志賀】
「!?」
突然エントランスの自動ドアが開き、濡れ鼠の宮沢が駈け込んで来
た
雨で濡れた…にしては腰から下の方が濡れ具合がひどい
【志賀】
「宮沢、何があった!?いや
、ひとまず追及は後だ」
―ツカツカツカツカ
ガバアッ!
濡れた宮沢を脇に抱え上げる
【宮沢】
「うわあっ!?なんでっ!!??
それに助教の服が濡れちゃいます」
【志賀】
「黙れ、愚か者めが。このまま放置すれば風邪をひくからに決まっているであろう」
【宮沢】
「せ、せめてロッカーにバッグを取りに行かせてください…」
【宮沢】
「そ…それにもう一度ジャージに着替えれば大丈夫ですので…」
宙に浮いた手足をばたつかせて、
宮沢が訴える
なんとか俺の腕から逃れようとしているのだろうが、そんな事を許すわけにはいかない
【志賀】
「ええい、聞き分けの悪い!
―! おい、太宰」
折よく通りかかった、見知ったスタッフを呼びとめる
勿論ここのスタッフは、社員からパート、出入り業者に至るまで全て把握済だ
【太宰】
「はいなんでしょう。
……って宮沢!
お前ずぶぬれじゃないか!?」
【志賀】
「うむ。その通りだ
よって俺はこのままこいつを連れ帰る」
【志賀】
「こいつの私物がロッカーに残っているそうだが、施錠してあれば問題なかろう」
【太宰】
「あ…、はい。それは大丈夫ですが…」
言葉を濁した太宰が、チラリと
宮沢へ視線を寄せた
【宮沢】
「あ…あう、太宰さ……」
【宮沢】
「ふぁぶあっ!目がっ!!」
【志賀】
「話は以上だ。
急ぐのでな」
宮沢の視界を掌で覆って、太宰を一瞥する
【太宰】
「………お疲れ、宮沢
風邪に……気を付けろよ」
ブロロロロロ……
【志賀】
「おかしなところで駄々をこねおって。2分30秒のロスだ」
【志賀】
「ジャージなどに着替えたところで、冷えた身体はどうにもならんと、何故分からん」
【宮沢】
「だ…だからって、これ…は……
あ……んっ、や…ダメ……」
【志賀】
「こういう時は己自身の熱で身体を温めるのが一番だ。おとなしくしていろ」
膝の上に座らせた宮沢をしっ
かりと抱きしめて、キスと愛撫を繰り返す
熱が冷めないよう、絶頂直前を持続させるのも、こいつの身体の全てを知り尽くした俺には造作もないことだ
【志賀】
「すでに執事へ命じて、帰宅後即風呂へ入れる準備は整っている」
【志賀】
「決して貴様に風邪などひかさんからな」
―第3話―
『過保護、極まれり』
ズンズンズンズン
車から抱っこの状態で下ろされた俺は、助教の胸にコアラのような恰好で抱かれたまま、廊下を運ばれていく…
―ガチャ
【志賀】
「うむ。しっかり41℃で湯が張ってあるな」
【宮沢】
「あの…、何から何までありがとうございます」
おそらく、あのままフィットネスでシャワーを借りてからジャージに着替える…
…というのが一般的な気もするのだが
いつものごとく、俺では思いもつかない深い理論があるのだろうと、素直に礼を言う
【宮沢】
(車の中で恥ずかしいことをされるのも、もういつものことだし…)
【宮沢】
(実際にあとで説明をきくと『ああ、そういう発想だったのか…』って驚かされるんだよなあ)
車内の暖房と…、助教のあの…行為のおかげで、身体は冷えるどころか、むしろ温まっている
これで温かいお風呂に浸かれば、風邪を引くことなどないだろう
【宮沢】
(そういえば…、うっかり呼び方が『助教』に戻っちゃってたや
気を付けないと怒られちゃう…)
―カチャカチャ、スルリ
【宮沢】
「……ん?」
【宮沢】
「あれえっ!?」
いつのまにか、シャツはインナーごと脱がされて…、ベルトも外されかけている
【志賀】
「何だそうぞうしい
急に動くと脱がせにくいで
あろうが」
【宮沢】
「な…なんで」
既に上半身は裸、下着も半分露出した状態で…蛍光灯の元にその身を晒しているわけで…
【宮沢】
「あの…自分で脱いで、1人で入れますから……!」
【志賀】
「馬鹿者。貴様の裸など、隅々どころか最奥まで熟知している。今さら羞恥する理由はなかろう」
じょきょ…直径さんが半分抜かれかけたベルトを、ぐいぐいと引っ張る
【宮沢】
「明るいところで裸を見られるのはいつも
恥ずかしいですし…、
それに…その……」
【志賀】
「なんだ」
【宮沢】
「…こんな風に脱がされるのは、…すごく恥ずかしいです」
【宮沢】
「それに…、1人だけ…裸で………」
直径さんが、半裸の俺をじっと見下ろす
この視線の前では、隠し事など何一つ許されない
身も、心も…、全てを強制的に露わにされる
―そんな視線