交際半年 井上編
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【井上】
「夏休みに先輩の部屋、3日くらい泊まりに行っても良いですか!?」
個人レッスンを終えて、2人で着替えているときに、井上が笑顔でそう訊ねてきた
【宮沢】
「3日?ご家族の方は大丈夫なのか?お前、兄弟の面倒ずっと見てるだろ」
井上は5人兄弟の長男だ
しかも両親が共働き故に、食事の支度から体操着の名前付けまで、弟妹の世話全般を引き受けている
【宮沢】
(ふふ…。付き合う事になった日も、家族のために夕飯と戸締り確認してから、走って戻ってきたんだっけ…)
井上に真剣に告白された日の事を思い出して、思わず口元を緩めた―その時
―ペロ
【宮沢】
「うひゃひ!?」
突然頬に感じた湿った感触に、驚いて声が裏返る
【宮沢】
「おま!?なにするんだよ井上!」
そんな俺の肩に手を置いて、満足げな顔で見上げている井上
【井上】
「先輩の笑顔を見ると、条件反射でキスしたくなるんですもん」
【宮沢】
「キスっていうか、舐めただろ」
【井上】
「いま、めちゃくちゃ可愛い顔で微笑んでました!まさに俺の天使!やっぱり先輩は誰より綺麗です!」
【宮沢】
「何言ってんだよ
一応言うけど、男に言う台詞じゃないからな」
あからさまにストレートな賛辞に、熱くなる頬を押さえる
【宮沢】
「……それに、こういうの人前でするのはやめろよ?」
【井上】
「でも先輩は俺の嫁ですから。いつだってペロペロしたいです!」
眉根を寄せて苦言を呈する俺に、井上は胸を張って答えた
【宮沢】
「嫁とか言うなって、何度言ったら……」
【井上】
「だって、先輩は俺の彼女でしょう?」
【宮沢】
「かの……!?
だから、俺は男なんだって………」
【井上】
「じゃあ彼氏でもいいです。どっちにしろ先輩は俺の恋人なので、未来のお嫁さんです」
【宮沢】
「……………はあ
もう何でもいいよ」
【宮沢】
「……それで、お家の人はどうしたんだ?」
これ以上議論しても埒が明かないのは分かっているので、先程の質問へと話を戻す
【井上】
「それがですね、下の奴らがみんな泊まりで出かけるんです!」
【宮沢】
「うん?」
【井上】
「一番下から3番目までの3人が、商店街のキャンプに行くんですよ」
【井上】
「で、俺の1つ下の奴が丁度部活の合宿なんです!
これって、まさに奇跡ですよね!」
キラキラと目を輝かせて、両拳を握りしめながら、井上が一段と声を弾ませた
―つまりはこういうことらしい
井上の4人の弟妹のうち、三男?末っ子までが、商店街主催の『2泊3日の子供キャンプ』に参加するという
そこに、野球部に所属している次男の、合宿の日付がぴったり重なったのだ
…そうなると、その3日間は家で兄弟の面倒をみる必要がなくなる
ついでに自分も家を空ければ、両親も久しぶりに水入らず
………そんな構図だ
【宮沢】
「そっか、そういうことなら大歓迎だよ」
【宮沢】
「井上も、いつも兄弟の世話頑張ってるもんな。夏休みなんて特に大変だったろ」
【宮沢】
「俺の部屋で良かったら、少しは息抜きするといいよ」
井上の頭を撫でながら微笑む
自分が長男ゆえに「兄」という存在に憧れていた井上を…、
こうして付き合い始める前は、本当に弟みたいに思っていたのだ
井上も、俺の事を兄のように…
水泳部の先輩として慕っていたのだと…、そう、思っていたのに……
【井上】
「へへ。ありがとうございます宮沢先輩!」
犬のように純粋な好意を伝える、井上の瞳
【井上】
「3日も先輩と一緒なんて、30回は愛し合えますね!」
【宮沢】
「なんで1日10回単位なんだよ!
いっとくけど布団は別だからな」
【井上】
「えーっ!せっかく新婚みたいに過ごせるのに、それは酷いですよ!」
【宮沢】
「―お前、新婚のイメージ偏り過ぎだぞ」
【宮沢】
「それに、そんなにシたら
痛くてシンクロのレッスンが出来なくなっちゃうだろ」
【井上】
「あっ!それは駄目です!先輩と俺の夢が遠ざかっちゃいます!」
【宮沢】
「だろ?だから変なこと考えるなよ」
【井上】
「うう…。そしたら3回!1日3日までならいいですか!?」
【宮沢】
「―『3日で3回』ならな」
「ええ―――っ!?」
………そんなこんなで、井上のお泊りが決まったのだった
―第1話―
『布団と妄想』
【宮沢】
ふう。もうすぐ来る頃かな)
―軽く部屋を片付けて時計を見ると
15時を過ぎた頃だ
【宮沢】
(一応布団は2組用意したけど
井上、素直に使ってくれるかな…)
トンキポーテで購入したセット布団を見つめる
普段使っている布団は、昼前から外で干している最中だ
【宮沢】
(すごくいいお天気だから、いっぱいお日様に当てようと思ったけど、そろそろ取り込まなくちゃ)
そう思いながらも、布団とセットで付いてきた新品の枕を抱えて、床にぺたりと腰を下ろす
(……あと2年くらい経ったら、井上だって落ち着くのかな)
ぼんやりと考えながら布団に寄りかかると、眠いわけではないのに、自然と瞼が閉じた
……井上の欲求は、とにかく強いのだ
【井上】
「宮沢先輩のことを考えて、1日10回くらい1人でしちゃう日もあります」
…とか
【井上】
「いつでもどこでも、先輩の事考えてるだけで勃っちゃいます!」
…とか
【井上】
「先輩の笑顔だけで、何回でもできます!」
…とか
つきあってから3ヶ月目の、初めての夜だって…
挿入までの過程で3回達したあと、なんとか繋がる事ができたものの
初夜だというのに、続けざまに2回目を要求されて、焦り過ぎだとたしなめたのだった
井上は家庭の手伝いやバイト…、俺は課題やバイトやシンクロがあるから
大体は月に1回、多くても2回くらいしか泊まりに来ることはない
「夏休みに先輩の部屋、3日くらい泊まりに行っても良いですか!?」
個人レッスンを終えて、2人で着替えているときに、井上が笑顔でそう訊ねてきた
【宮沢】
「3日?ご家族の方は大丈夫なのか?お前、兄弟の面倒ずっと見てるだろ」
井上は5人兄弟の長男だ
しかも両親が共働き故に、食事の支度から体操着の名前付けまで、弟妹の世話全般を引き受けている
【宮沢】
(ふふ…。付き合う事になった日も、家族のために夕飯と戸締り確認してから、走って戻ってきたんだっけ…)
井上に真剣に告白された日の事を思い出して、思わず口元を緩めた―その時
―ペロ
【宮沢】
「うひゃひ!?」
突然頬に感じた湿った感触に、驚いて声が裏返る
【宮沢】
「おま!?なにするんだよ井上!」
そんな俺の肩に手を置いて、満足げな顔で見上げている井上
【井上】
「先輩の笑顔を見ると、条件反射でキスしたくなるんですもん」
【宮沢】
「キスっていうか、舐めただろ」
【井上】
「いま、めちゃくちゃ可愛い顔で微笑んでました!まさに俺の天使!やっぱり先輩は誰より綺麗です!」
【宮沢】
「何言ってんだよ
一応言うけど、男に言う台詞じゃないからな」
あからさまにストレートな賛辞に、熱くなる頬を押さえる
【宮沢】
「……それに、こういうの人前でするのはやめろよ?」
【井上】
「でも先輩は俺の嫁ですから。いつだってペロペロしたいです!」
眉根を寄せて苦言を呈する俺に、井上は胸を張って答えた
【宮沢】
「嫁とか言うなって、何度言ったら……」
【井上】
「だって、先輩は俺の彼女でしょう?」
【宮沢】
「かの……!?
だから、俺は男なんだって………」
【井上】
「じゃあ彼氏でもいいです。どっちにしろ先輩は俺の恋人なので、未来のお嫁さんです」
【宮沢】
「……………はあ
もう何でもいいよ」
【宮沢】
「……それで、お家の人はどうしたんだ?」
これ以上議論しても埒が明かないのは分かっているので、先程の質問へと話を戻す
【井上】
「それがですね、下の奴らがみんな泊まりで出かけるんです!」
【宮沢】
「うん?」
【井上】
「一番下から3番目までの3人が、商店街のキャンプに行くんですよ」
【井上】
「で、俺の1つ下の奴が丁度部活の合宿なんです!
これって、まさに奇跡ですよね!」
キラキラと目を輝かせて、両拳を握りしめながら、井上が一段と声を弾ませた
―つまりはこういうことらしい
井上の4人の弟妹のうち、三男?末っ子までが、商店街主催の『2泊3日の子供キャンプ』に参加するという
そこに、野球部に所属している次男の、合宿の日付がぴったり重なったのだ
…そうなると、その3日間は家で兄弟の面倒をみる必要がなくなる
ついでに自分も家を空ければ、両親も久しぶりに水入らず
………そんな構図だ
【宮沢】
「そっか、そういうことなら大歓迎だよ」
【宮沢】
「井上も、いつも兄弟の世話頑張ってるもんな。夏休みなんて特に大変だったろ」
【宮沢】
「俺の部屋で良かったら、少しは息抜きするといいよ」
井上の頭を撫でながら微笑む
自分が長男ゆえに「兄」という存在に憧れていた井上を…、
こうして付き合い始める前は、本当に弟みたいに思っていたのだ
井上も、俺の事を兄のように…
水泳部の先輩として慕っていたのだと…、そう、思っていたのに……
【井上】
「へへ。ありがとうございます宮沢先輩!」
犬のように純粋な好意を伝える、井上の瞳
【井上】
「3日も先輩と一緒なんて、30回は愛し合えますね!」
【宮沢】
「なんで1日10回単位なんだよ!
いっとくけど布団は別だからな」
【井上】
「えーっ!せっかく新婚みたいに過ごせるのに、それは酷いですよ!」
【宮沢】
「―お前、新婚のイメージ偏り過ぎだぞ」
【宮沢】
「それに、そんなにシたら
痛くてシンクロのレッスンが出来なくなっちゃうだろ」
【井上】
「あっ!それは駄目です!先輩と俺の夢が遠ざかっちゃいます!」
【宮沢】
「だろ?だから変なこと考えるなよ」
【井上】
「うう…。そしたら3回!1日3日までならいいですか!?」
【宮沢】
「―『3日で3回』ならな」
「ええ―――っ!?」
………そんなこんなで、井上のお泊りが決まったのだった
―第1話―
『布団と妄想』
【宮沢】
ふう。もうすぐ来る頃かな)
―軽く部屋を片付けて時計を見ると
15時を過ぎた頃だ
【宮沢】
(一応布団は2組用意したけど
井上、素直に使ってくれるかな…)
トンキポーテで購入したセット布団を見つめる
普段使っている布団は、昼前から外で干している最中だ
【宮沢】
(すごくいいお天気だから、いっぱいお日様に当てようと思ったけど、そろそろ取り込まなくちゃ)
そう思いながらも、布団とセットで付いてきた新品の枕を抱えて、床にぺたりと腰を下ろす
(……あと2年くらい経ったら、井上だって落ち着くのかな)
ぼんやりと考えながら布団に寄りかかると、眠いわけではないのに、自然と瞼が閉じた
……井上の欲求は、とにかく強いのだ
【井上】
「宮沢先輩のことを考えて、1日10回くらい1人でしちゃう日もあります」
…とか
【井上】
「いつでもどこでも、先輩の事考えてるだけで勃っちゃいます!」
…とか
【井上】
「先輩の笑顔だけで、何回でもできます!」
…とか
つきあってから3ヶ月目の、初めての夜だって…
挿入までの過程で3回達したあと、なんとか繋がる事ができたものの
初夜だというのに、続けざまに2回目を要求されて、焦り過ぎだとたしなめたのだった
井上は家庭の手伝いやバイト…、俺は課題やバイトやシンクロがあるから
大体は月に1回、多くても2回くらいしか泊まりに来ることはない