井上と交際一年目
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休日の昼さがり、俺は自分の部屋で井上と机を挟んで座っていた
【井上】
「先輩、今日もよろしくお願いします!」
机の上に参考書やノートを出して準備万端な様子の井上が、ビシッ!と頭を下げる
【宮沢】
「最近すごい気合入ってるな」
【井上】
「だって、先輩と同じ大学に行きたいですもん!」
井上は俺の通っている大学名が入った過去問を掲げながら、勢いよく頷く
高校3年生になった井上は、俺の部屋に受験勉強をしに来ているのだ
【宮沢】
「じゃあ、俺は自分の課題やってるから、分からない場所が出てきたら呼んでくれよ」
【井上】
「はい!ありがとうございます!」
【井上】
「だけどすみません。先輩も忙しいのにしょっちゅう勉強見てもらって…」
【宮沢】
「いいんだよ。俺が言い出したことなんだし」
申し訳なさそうに眉を下げる井上に、首を振る
5人兄弟である井上は、自分の家ではうるさくて勉強に集中できないんじゃないかと思って
俺の部屋でよければと、自分から提案したのだ
【宮沢】
「一緒の大学行くんだろ?
今は目標だけに集中すればいいよ」
【井上】
「はい!絶対合格してみせます!」
井上は笑顔で頷いて、過去問を開いてから問題を解いていく
俺も井上の邪魔をしない様に、静かに課題を進めていった
【井上】
「先輩、ここの部分がよくわからなくて……」
しばらくたって、井上が過去問のとある箇所を指さしながら聞いてきた
【宮沢】
「あぁ、ここは前の問題(1)の公式を応用して……」
俺は参考書を見ながら、井上に解説をしていく
【宮沢】
(俺も案外覚えてるもんなんだな……)
受験勉強なんてすっかり忘れてしまったと思っていたが
何度も繰り返した大学の過去問は頭に残っていたらしい
【宮沢】
「それから、ここにこれを当てはめ
て……」
【井上】
「えーっと、この解をこれに当てはめるんですか?」
井上も真面目な顔をして、俺の説明に耳を傾けている
【宮沢】
「そうそう。それで、これを(2)に……」
【宮沢】
(やっぱり、真剣になると人は変わるって言うもんね)
部屋に入った途端に興奮状態だったこともある半年前と比べて
井上は随分と大人しくなったような気がする
俺はそんな井上の些細な進歩に、嬉しくなった
【井上】
「じゃあ、この場合だとどうするんですか?」
【宮沢】
「それは、こっちの問題集に例題があったはず」
井上のやる気を後押しするように、俺の説明にも熱が入る
【宮沢】
「確かここに……って、やっぱり逆さまだと説明しにくいね」
俺は腰を上げて井上の横に座りなおした
狭い机なので、どうしても肩と肩が触れ合ってしまうが、そんなことを気にしている場合ではない
【宮沢】
「あった、あった。これが例題だから、一回解いてみるといいかも」
【井上】
「…………」
さっきまでは相槌を打ったりしていたのに、急に黙り込んでしまったから心配になって
真横にある井上の顔を覗き込む
【宮沢】
(ちょっと説明が早すぎたのかな?)
井上は、眉間にしわを寄せながら何かを考えるような表情をしていた
【宮沢】
「もう一度説明してほしいとこがあったら言ってね」
【井上】
「……先輩、俺……!」
俺が井上に笑顔を向けると、井上はガシッと俺の肩を掴んできた
【宮沢】
「い、井上……?」
突然のことに首をかしげると、井上の顔が近づいてくる
【宮沢】
「ちょっ……井上、っんむぅ!」
いきなり唇を塞がれ、井上に体を押し倒された
【井上】
「……ぷはっ!先輩……俺もう我慢できません!」
【宮沢】
「ま、待てって……ひゃぁ!」
シャツの裾から井上の手が侵入してきて、脇腹を撫でられる
【井上】
「待てません……だって、俺こんなになっちゃいました」
井上はそう言いながら、下半身を俺に擦り付けてきた
太ももに当たる感触は既に熱を帯びて固くなっている
【宮沢】
「こんなにって……勉強するんじゃなかったのか!?」
覆いかぶさってくる井上の体を押し返えそうとするも、なかなかうまくいかない
【井上】
「先輩が悪いんですよ。せっかく我慢しようと先輩の正面に座ったのに」
【井上】
「俺の隣にくるし、肩とか触れ合っちゃって……我慢できるわけないじゃないですか!」
【宮沢】
「だからってこれは……っふぁ!」
俺の体をまさぐっていた井上の手が、俺の敏感なところを握りこんできた
【井上】
「先輩だって、感じ始めてますよね?」
【宮沢】
「それはお前が変な触り方するから……っ」
【宮沢】
(やっぱり井上は井上だった!何にも変わってないじゃないか……!)
俺はさっき思ったことを心の中で訂正した
少しは大人しくなったと思っていたのに、とんだ間違いだったらしい
【宮沢】
(早くこの状況を何とかしないと……!)
でなければ、このままなし崩しにやってしまうかもしれない
そう不安になりながら、俺はどうすればいいのか考えるのであった。
―第1話―
【井上】
「先輩、このまま一回してもいいですか?」
息を荒げながら、俺の肩口に顔を埋める井上
どうやら、勉強そっちのけで本当にやる気らしい
【宮沢】
「18歳になって…、大学合格するまで我慢するって約束しただろ!?」
【井上】
「一回で我慢するようにしますから……!」
井上は切羽詰まった様子で懇願してきた
いつもならこの辺で諦めるのに、今日はやけに食い下がってきている
【井上】
「先輩、今日もよろしくお願いします!」
机の上に参考書やノートを出して準備万端な様子の井上が、ビシッ!と頭を下げる
【宮沢】
「最近すごい気合入ってるな」
【井上】
「だって、先輩と同じ大学に行きたいですもん!」
井上は俺の通っている大学名が入った過去問を掲げながら、勢いよく頷く
高校3年生になった井上は、俺の部屋に受験勉強をしに来ているのだ
【宮沢】
「じゃあ、俺は自分の課題やってるから、分からない場所が出てきたら呼んでくれよ」
【井上】
「はい!ありがとうございます!」
【井上】
「だけどすみません。先輩も忙しいのにしょっちゅう勉強見てもらって…」
【宮沢】
「いいんだよ。俺が言い出したことなんだし」
申し訳なさそうに眉を下げる井上に、首を振る
5人兄弟である井上は、自分の家ではうるさくて勉強に集中できないんじゃないかと思って
俺の部屋でよければと、自分から提案したのだ
【宮沢】
「一緒の大学行くんだろ?
今は目標だけに集中すればいいよ」
【井上】
「はい!絶対合格してみせます!」
井上は笑顔で頷いて、過去問を開いてから問題を解いていく
俺も井上の邪魔をしない様に、静かに課題を進めていった
【井上】
「先輩、ここの部分がよくわからなくて……」
しばらくたって、井上が過去問のとある箇所を指さしながら聞いてきた
【宮沢】
「あぁ、ここは前の問題(1)の公式を応用して……」
俺は参考書を見ながら、井上に解説をしていく
【宮沢】
(俺も案外覚えてるもんなんだな……)
受験勉強なんてすっかり忘れてしまったと思っていたが
何度も繰り返した大学の過去問は頭に残っていたらしい
【宮沢】
「それから、ここにこれを当てはめ
て……」
【井上】
「えーっと、この解をこれに当てはめるんですか?」
井上も真面目な顔をして、俺の説明に耳を傾けている
【宮沢】
「そうそう。それで、これを(2)に……」
【宮沢】
(やっぱり、真剣になると人は変わるって言うもんね)
部屋に入った途端に興奮状態だったこともある半年前と比べて
井上は随分と大人しくなったような気がする
俺はそんな井上の些細な進歩に、嬉しくなった
【井上】
「じゃあ、この場合だとどうするんですか?」
【宮沢】
「それは、こっちの問題集に例題があったはず」
井上のやる気を後押しするように、俺の説明にも熱が入る
【宮沢】
「確かここに……って、やっぱり逆さまだと説明しにくいね」
俺は腰を上げて井上の横に座りなおした
狭い机なので、どうしても肩と肩が触れ合ってしまうが、そんなことを気にしている場合ではない
【宮沢】
「あった、あった。これが例題だから、一回解いてみるといいかも」
【井上】
「…………」
さっきまでは相槌を打ったりしていたのに、急に黙り込んでしまったから心配になって
真横にある井上の顔を覗き込む
【宮沢】
(ちょっと説明が早すぎたのかな?)
井上は、眉間にしわを寄せながら何かを考えるような表情をしていた
【宮沢】
「もう一度説明してほしいとこがあったら言ってね」
【井上】
「……先輩、俺……!」
俺が井上に笑顔を向けると、井上はガシッと俺の肩を掴んできた
【宮沢】
「い、井上……?」
突然のことに首をかしげると、井上の顔が近づいてくる
【宮沢】
「ちょっ……井上、っんむぅ!」
いきなり唇を塞がれ、井上に体を押し倒された
【井上】
「……ぷはっ!先輩……俺もう我慢できません!」
【宮沢】
「ま、待てって……ひゃぁ!」
シャツの裾から井上の手が侵入してきて、脇腹を撫でられる
【井上】
「待てません……だって、俺こんなになっちゃいました」
井上はそう言いながら、下半身を俺に擦り付けてきた
太ももに当たる感触は既に熱を帯びて固くなっている
【宮沢】
「こんなにって……勉強するんじゃなかったのか!?」
覆いかぶさってくる井上の体を押し返えそうとするも、なかなかうまくいかない
【井上】
「先輩が悪いんですよ。せっかく我慢しようと先輩の正面に座ったのに」
【井上】
「俺の隣にくるし、肩とか触れ合っちゃって……我慢できるわけないじゃないですか!」
【宮沢】
「だからってこれは……っふぁ!」
俺の体をまさぐっていた井上の手が、俺の敏感なところを握りこんできた
【井上】
「先輩だって、感じ始めてますよね?」
【宮沢】
「それはお前が変な触り方するから……っ」
【宮沢】
(やっぱり井上は井上だった!何にも変わってないじゃないか……!)
俺はさっき思ったことを心の中で訂正した
少しは大人しくなったと思っていたのに、とんだ間違いだったらしい
【宮沢】
(早くこの状況を何とかしないと……!)
でなければ、このままなし崩しにやってしまうかもしれない
そう不安になりながら、俺はどうすればいいのか考えるのであった。
―第1話―
【井上】
「先輩、このまま一回してもいいですか?」
息を荒げながら、俺の肩口に顔を埋める井上
どうやら、勉強そっちのけで本当にやる気らしい
【宮沢】
「18歳になって…、大学合格するまで我慢するって約束しただろ!?」
【井上】
「一回で我慢するようにしますから……!」
井上は切羽詰まった様子で懇願してきた
いつもならこの辺で諦めるのに、今日はやけに食い下がってきている