交際半年 井上編
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【宮沢】
「キスじゃ、くすぐったいよね
―こうして口に含めば、跳ねても大丈夫……」
【宮沢】
「ふ…、んぷ……ぁむ………」
―ゆっくりと、先端部分を唇で包み込むように口腔へと沈めていく
口に含む前は、何とか入るかと思っていたけれど…
先端だけでも熱が口内いっぱいに広がって、決して気持ち悪い訳ではないのに、軽くえずきそうになる
【宮沢】
(…でも、もっと井上に…気持ち良くなって貰いたい……!)
……にゅ
ぬぷぷぷぷぷ……
【井上】
「うぁ…、宮沢先輩が……俺のを奥まで……!!」
ドックン!
【宮沢】
「!!??」
―ゴクン
【井上】
「―あっ………!」
【宮沢】
「…………
……………おみぅ」
【井上】
「は…はい!いますぐ…!!」
―トトト
パタ、パタン
【井上】
「先輩、お水です!」
【宮沢】
「あ、あぃ………」
ゴクゴクゴクゴクゴク
【宮沢】
「ぷあっ」
井上が冷蔵庫から出してくれたミネラルウォーターを、一息に半分流し込む
【宮沢】
「ありがと、井上
井上も…飲む?」
はらはらした顔で俺を見つめている井上に、ペットボトルを差し出す
【井上】
「ごめ…ごめんなさい先輩
急に口の中に出すなんて……
俺……」
【井上】
「……苦く、なかったですか?」
泣きそうな顔で、ペットボトルを握り締める井上
【宮沢】
「謝る事なんてないよ
喉の奥に一気にきたから、」
【宮沢】
「味なんて感じる間もなく飲み込んじゃったし」
【宮沢】
「喉に引っかかってネバつく感じがして、水で流しちゃったけど…、嫌な訳じゃなかったからさ」
【井上】
「でも…、でも先輩に飲ませちゃうなんて…、俺…ごめんなさい……」
【宮沢】
「だから、いいってば
元はといえば、
俺がしたくてやった事だろ?」
謝り続ける井上の頭を撫でながら、静かな口調で話し掛ける
【宮沢】
「俺がちゃんとできなかったせいで、びっくりさせちゃってごめんな」
【井上】
「そんな…!俺、すごく気持ち良くて!」
【井上】
「それに、先輩の口に俺のが…って思ったら、それだけでもういっぱいいっぱいで…!」
【井上】
「俺…先輩のこと好きすぎて、いつもすぐ出ちゃって……それでも…大好きで……」
俺の首筋にひしっとしがみつきながら、興奮してまくしたてる井上の言葉が、徐々に支離滅裂になっていく
【宮沢】
「…もう、落ち着けって
―新婚ごっこ、
まだあと2晩あるだろ?」
赤く染まって、汗の粒が浮いた井上の首筋を、近くに置いていたタオルで拭う
【井上】
「先輩、俺!宮沢先輩が初めての人で、先輩としか一生絶対したくありません!」
【井上】
「だから、シンクロで世界一の選手になりますから…」
【井上】
「そうしたら、俺と結婚してください!!」
【宮沢】
「……井上」
どこまでも真剣で、曇りのない…、いつも真っ直ぐな井上の眼差し
『世界』も『性別』も、どんな壁や条件が立ち塞がっても、決して揺らぐことはないその光は
見ている俺まで、本当に全てが簡単に乗り越えられるような…そんな気持ちにさせられて……
【宮沢】
「うん、約束。
結婚も、世界一も…
2人で叶えような」
【井上】
「はい!絶対叶える約束です!」
この時2人の瞳には
確実に同じ未来が
映っていて―
―次の日
雨に濡れた布団をクリーニング店へと運んでから
個人レッスンをするべく、2人で早朝のフィットネスプールへと向かった
―それは、2人の夢を現実にするための、小さな1歩だった
交際半年・井上編(完)
「キスじゃ、くすぐったいよね
―こうして口に含めば、跳ねても大丈夫……」
【宮沢】
「ふ…、んぷ……ぁむ………」
―ゆっくりと、先端部分を唇で包み込むように口腔へと沈めていく
口に含む前は、何とか入るかと思っていたけれど…
先端だけでも熱が口内いっぱいに広がって、決して気持ち悪い訳ではないのに、軽くえずきそうになる
【宮沢】
(…でも、もっと井上に…気持ち良くなって貰いたい……!)
……にゅ
ぬぷぷぷぷぷ……
【井上】
「うぁ…、宮沢先輩が……俺のを奥まで……!!」
ドックン!
【宮沢】
「!!??」
―ゴクン
【井上】
「―あっ………!」
【宮沢】
「…………
……………おみぅ」
【井上】
「は…はい!いますぐ…!!」
―トトト
パタ、パタン
【井上】
「先輩、お水です!」
【宮沢】
「あ、あぃ………」
ゴクゴクゴクゴクゴク
【宮沢】
「ぷあっ」
井上が冷蔵庫から出してくれたミネラルウォーターを、一息に半分流し込む
【宮沢】
「ありがと、井上
井上も…飲む?」
はらはらした顔で俺を見つめている井上に、ペットボトルを差し出す
【井上】
「ごめ…ごめんなさい先輩
急に口の中に出すなんて……
俺……」
【井上】
「……苦く、なかったですか?」
泣きそうな顔で、ペットボトルを握り締める井上
【宮沢】
「謝る事なんてないよ
喉の奥に一気にきたから、」
【宮沢】
「味なんて感じる間もなく飲み込んじゃったし」
【宮沢】
「喉に引っかかってネバつく感じがして、水で流しちゃったけど…、嫌な訳じゃなかったからさ」
【井上】
「でも…、でも先輩に飲ませちゃうなんて…、俺…ごめんなさい……」
【宮沢】
「だから、いいってば
元はといえば、
俺がしたくてやった事だろ?」
謝り続ける井上の頭を撫でながら、静かな口調で話し掛ける
【宮沢】
「俺がちゃんとできなかったせいで、びっくりさせちゃってごめんな」
【井上】
「そんな…!俺、すごく気持ち良くて!」
【井上】
「それに、先輩の口に俺のが…って思ったら、それだけでもういっぱいいっぱいで…!」
【井上】
「俺…先輩のこと好きすぎて、いつもすぐ出ちゃって……それでも…大好きで……」
俺の首筋にひしっとしがみつきながら、興奮してまくしたてる井上の言葉が、徐々に支離滅裂になっていく
【宮沢】
「…もう、落ち着けって
―新婚ごっこ、
まだあと2晩あるだろ?」
赤く染まって、汗の粒が浮いた井上の首筋を、近くに置いていたタオルで拭う
【井上】
「先輩、俺!宮沢先輩が初めての人で、先輩としか一生絶対したくありません!」
【井上】
「だから、シンクロで世界一の選手になりますから…」
【井上】
「そうしたら、俺と結婚してください!!」
【宮沢】
「……井上」
どこまでも真剣で、曇りのない…、いつも真っ直ぐな井上の眼差し
『世界』も『性別』も、どんな壁や条件が立ち塞がっても、決して揺らぐことはないその光は
見ている俺まで、本当に全てが簡単に乗り越えられるような…そんな気持ちにさせられて……
【宮沢】
「うん、約束。
結婚も、世界一も…
2人で叶えような」
【井上】
「はい!絶対叶える約束です!」
この時2人の瞳には
確実に同じ未来が
映っていて―
―次の日
雨に濡れた布団をクリーニング店へと運んでから
個人レッスンをするべく、2人で早朝のフィットネスプールへと向かった
―それは、2人の夢を現実にするための、小さな1歩だった
交際半年・井上編(完)