交際半年 井上編
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【宮沢】
(…その度に、部屋に入れた途端に、大きくしてたりするんだよな…)
【宮沢】
(もし、週一くらいでシてたら…
あんな風に、一晩で再現なく求めて来なくなるかな…)
枕に顎をつけて溜息を吐く
―別に、俺にもまったくその手の欲求がない訳ではない
だけど、やっぱり受け入れる方としては、次の日のシンクロに響くし…、続けざまに複数回はキツい
そんなことを伝えても、井上の興奮が収まる訳ではないので
大抵は入れる前に2、3回、終わった後にさらに2、3回…
俺の身体に擦りつけたり、抱きつきながら自らの手で放出する…というのが通例になっていた
【井上】
「先輩…、は…っ、宮沢先輩
は…っ、は…、好きです先輩…、先輩……ぃ」
切なそうに俺を呼びながら、息を乱す姿がいじらしくて、
思わずキス(舌は入れないけど)をする事もしばしばだ
【宮沢】
(そういうとき、恋人なら…、口でしてあげた方がいいのかな……)
【宮沢】
「…………」
【宮沢】
(………井上のアレを、口…に………)
髪と同じくプールの塩素やカルキで脱色された毛に覆われた、赤味が強いピンク色の部分を思い出して赤面する
【宮沢】
(したコトないけど、自分が気持ちいいところを触ってあげたら、井上も…喜ぶかな……)
【宮沢】
(普段、けっこう厳しくしちゃってるけど、井上は本当に真っ直ぐで、一生懸命だし…)
自然と口元に指を近づけ、下唇に触れる
おかしな下ネタを言ったり、急に押し倒してきたりするから、つい怒鳴ったりポカリとやったりしてしまうけど
水泳部の活動、家族の世話、そしてシンクロに受験勉強と…、井上は全てを笑顔で懸命にこなしているのだ
【宮沢】
(だから、たまに家事から解放された井上に、恋人としてそれくらいしてあげても……)
なんて考えながら、揃えた指を2本…口に含もうとして………
―ピンポーン
【宮沢】
「ふわあぁああぁっ!!!」
【宮沢】
「はっ!?」
我に返って時計を見ると、既にあれから20分以上経過している
―そして
ザアアアアアアアア…
「ああああああああ!!」
ベランダでは、夕立に直撃されて重たく水を含んだ布団が、無残な姿を晒していた
「そ…そうだ。玄関…、きっと井上だよね……」
布団のショックが冷めやらないまま、ふらふらと井上を出迎えにいき…
―ガチャ
「先輩!来ました!」
……ドアを開けた先の井上も
布団と同じくらいずぶ濡れになっていた
―第2話―
『心はいずこ』
―AM7:00
【井上】
「お前ら本当に忘れ物ないか?」
【末っ子】
「大丈夫。問題ないお!」
【番め】
「昨日ちゃんとかくにんしたもん!」
【井上】
「じゃあ、参加証と水着と軍手、出してみろ」
【番め】
「……………あ、軍手ない」
【三男】
「俺が3人分持ってるから大丈夫だよ」
【井上】
「おっ!さすが靖匡(やすおみ)」
【井上】
「キャンプ中はお前が一番お兄ちゃんだからな、頼りにしてるぞ」
【靖匡】
「うん!虎にいの代わりになれるように頑張るよ!」
【弟妹3人】
「いってきまーす!」
【井上】
「何かあったらすぐ、お母さんか俺の携帯に電話かけるんだぞー」
【弟妹3人】
「はーい!」
元気よく挨拶をして、徒歩5分ほどの商店街の集合場所へ向かう弟たちを見送る
【井上】
(靖匡も中2で、毎日でも友達と遊びたいだろうに、下の面倒みてくれてありがとな)
しっかりものの三男の背中に、心の中で感謝の言葉を投げかけてから
俺はポストから取った朝刊を片手に、家の中へと戻った
―AM7:30
【井上】
(後は残った皆に朝飯を準備したらおしまいだな)
【井上】
(へへ、俺と先輩の、3日間の新婚予行練習……)
いままでは夜から翌日朝までの1泊しか経験がない俺たちにとって、これは大きな進展だ
【井上】
(しょっちゅう叱りはするけど、何だかんだで宮沢先輩…すげー優しいよなあ)
フライパンに、ダシと刻みシソを混ぜた溶き卵を流し込みながら、宮沢先輩の姿を思い浮かべる
―いつも綺麗で、笑うと綺麗で、怒っても綺麗で
それに………
【宮沢】
「ダ…ダメ井上、そんなトコ擦っちゃ…
あ…ッ、やぁ……っ」
【宮沢】
「ひぁ…、井上……そんな、おっきいの、いきなり挿れちゃ……」
【次男】
「兄貴、卵焼きながら勃てんの、やめてくれないか」
「……へ?
おう!早いな、保(たもつ)」
振り向くと、すぐ下の弟が眉間にしわを寄せて、傍に立っていた
【保】
「……エプロン越しでも分かるぞ。
少しは自重してくれよ…」
保が、額を人差し指と中指で抑えながら、首を左右に振って溜息を吐く
【井上】
「へへへ。いやー、だって愛する先輩の事を考えてるとさあ。条件反射ってヤツ?」
今日からのめくるめく3日間を思い浮かべると、もう高揚しすぎて顔の緩みが戻らない
【保】
「兄貴が幸せなのは何よりだけどさ、兄弟の『ソッチの話』とか聞きたくないんだけど」
【井上】
「はっはっは!悪いなDT保!
卵焼き特大にしてやるから許せよな!」
【保】
「………シソ、多めのトコにしてくれよ」
【井上】
「任せとけって!
シソはβカロチンとカルシウムが豊富な運動選手の必需野菜だからな!」
【保】
「それも『ミヤザワ先輩』の受け売りだろ」
【井上】
「はっはっは!俺の未来の嫁で、お前の未来の兄さんだ」
【保】
「…………ワケわかんねえ」
再び吐き出される、保の溜息
―しかし、今の俺は幸せすぎて、そんな溜息など耳に入らないのだった
―PM3:05
(…その度に、部屋に入れた途端に、大きくしてたりするんだよな…)
【宮沢】
(もし、週一くらいでシてたら…
あんな風に、一晩で再現なく求めて来なくなるかな…)
枕に顎をつけて溜息を吐く
―別に、俺にもまったくその手の欲求がない訳ではない
だけど、やっぱり受け入れる方としては、次の日のシンクロに響くし…、続けざまに複数回はキツい
そんなことを伝えても、井上の興奮が収まる訳ではないので
大抵は入れる前に2、3回、終わった後にさらに2、3回…
俺の身体に擦りつけたり、抱きつきながら自らの手で放出する…というのが通例になっていた
【井上】
「先輩…、は…っ、宮沢先輩
は…っ、は…、好きです先輩…、先輩……ぃ」
切なそうに俺を呼びながら、息を乱す姿がいじらしくて、
思わずキス(舌は入れないけど)をする事もしばしばだ
【宮沢】
(そういうとき、恋人なら…、口でしてあげた方がいいのかな……)
【宮沢】
「…………」
【宮沢】
(………井上のアレを、口…に………)
髪と同じくプールの塩素やカルキで脱色された毛に覆われた、赤味が強いピンク色の部分を思い出して赤面する
【宮沢】
(したコトないけど、自分が気持ちいいところを触ってあげたら、井上も…喜ぶかな……)
【宮沢】
(普段、けっこう厳しくしちゃってるけど、井上は本当に真っ直ぐで、一生懸命だし…)
自然と口元に指を近づけ、下唇に触れる
おかしな下ネタを言ったり、急に押し倒してきたりするから、つい怒鳴ったりポカリとやったりしてしまうけど
水泳部の活動、家族の世話、そしてシンクロに受験勉強と…、井上は全てを笑顔で懸命にこなしているのだ
【宮沢】
(だから、たまに家事から解放された井上に、恋人としてそれくらいしてあげても……)
なんて考えながら、揃えた指を2本…口に含もうとして………
―ピンポーン
【宮沢】
「ふわあぁああぁっ!!!」
【宮沢】
「はっ!?」
我に返って時計を見ると、既にあれから20分以上経過している
―そして
ザアアアアアアアア…
「ああああああああ!!」
ベランダでは、夕立に直撃されて重たく水を含んだ布団が、無残な姿を晒していた
「そ…そうだ。玄関…、きっと井上だよね……」
布団のショックが冷めやらないまま、ふらふらと井上を出迎えにいき…
―ガチャ
「先輩!来ました!」
……ドアを開けた先の井上も
布団と同じくらいずぶ濡れになっていた
―第2話―
『心はいずこ』
―AM7:00
【井上】
「お前ら本当に忘れ物ないか?」
【末っ子】
「大丈夫。問題ないお!」
【番め】
「昨日ちゃんとかくにんしたもん!」
【井上】
「じゃあ、参加証と水着と軍手、出してみろ」
【番め】
「……………あ、軍手ない」
【三男】
「俺が3人分持ってるから大丈夫だよ」
【井上】
「おっ!さすが靖匡(やすおみ)」
【井上】
「キャンプ中はお前が一番お兄ちゃんだからな、頼りにしてるぞ」
【靖匡】
「うん!虎にいの代わりになれるように頑張るよ!」
【弟妹3人】
「いってきまーす!」
【井上】
「何かあったらすぐ、お母さんか俺の携帯に電話かけるんだぞー」
【弟妹3人】
「はーい!」
元気よく挨拶をして、徒歩5分ほどの商店街の集合場所へ向かう弟たちを見送る
【井上】
(靖匡も中2で、毎日でも友達と遊びたいだろうに、下の面倒みてくれてありがとな)
しっかりものの三男の背中に、心の中で感謝の言葉を投げかけてから
俺はポストから取った朝刊を片手に、家の中へと戻った
―AM7:30
【井上】
(後は残った皆に朝飯を準備したらおしまいだな)
【井上】
(へへ、俺と先輩の、3日間の新婚予行練習……)
いままでは夜から翌日朝までの1泊しか経験がない俺たちにとって、これは大きな進展だ
【井上】
(しょっちゅう叱りはするけど、何だかんだで宮沢先輩…すげー優しいよなあ)
フライパンに、ダシと刻みシソを混ぜた溶き卵を流し込みながら、宮沢先輩の姿を思い浮かべる
―いつも綺麗で、笑うと綺麗で、怒っても綺麗で
それに………
【宮沢】
「ダ…ダメ井上、そんなトコ擦っちゃ…
あ…ッ、やぁ……っ」
【宮沢】
「ひぁ…、井上……そんな、おっきいの、いきなり挿れちゃ……」
【次男】
「兄貴、卵焼きながら勃てんの、やめてくれないか」
「……へ?
おう!早いな、保(たもつ)」
振り向くと、すぐ下の弟が眉間にしわを寄せて、傍に立っていた
【保】
「……エプロン越しでも分かるぞ。
少しは自重してくれよ…」
保が、額を人差し指と中指で抑えながら、首を左右に振って溜息を吐く
【井上】
「へへへ。いやー、だって愛する先輩の事を考えてるとさあ。条件反射ってヤツ?」
今日からのめくるめく3日間を思い浮かべると、もう高揚しすぎて顔の緩みが戻らない
【保】
「兄貴が幸せなのは何よりだけどさ、兄弟の『ソッチの話』とか聞きたくないんだけど」
【井上】
「はっはっは!悪いなDT保!
卵焼き特大にしてやるから許せよな!」
【保】
「………シソ、多めのトコにしてくれよ」
【井上】
「任せとけって!
シソはβカロチンとカルシウムが豊富な運動選手の必需野菜だからな!」
【保】
「それも『ミヤザワ先輩』の受け売りだろ」
【井上】
「はっはっは!俺の未来の嫁で、お前の未来の兄さんだ」
【保】
「…………ワケわかんねえ」
再び吐き出される、保の溜息
―しかし、今の俺は幸せすぎて、そんな溜息など耳に入らないのだった
―PM3:05