梶井と初お泊り
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―初お泊り編・梶井最終話―
『初夜』
【宮沢】
「あ…ッ、あ…梶井さ…、俺…もう……うあ…ぁ…」
【梶井】
「ああ、宮沢さん
もっと、もっと啼いて…」
【梶井】
「私のために、その愛しい声で…啼いて下さい」
梶井さんの上に跨らされ、下からゆさゆさと…結合部を突き上げられる
【宮沢】
「ん…ひぁっ、んぁ…っ、あッ、あ…ッ、梶井さん…ああッ!」
貫かれた身体の痛みと―
それとは全く別の…
より深い部分からこみ上げてくる何かで…、流れ続ける涙―
―チュ
―チュク
その涙を、俺の肩を引き寄せた梶井さんが…、下から吸い取るように、唇で受け止める
【梶井】
「…はぁ、これが…全て私のものなのですね」
【梶井】
「この…穢れのない露のような、貴方の涙は全て―
私のための涙なのですね…」
………
…………あの時
【宮沢】
「俺の何もかも、梶井さんにあげます」
【宮沢】
「だから
もう、泣かないで下さい」
【梶井】
「…………」
俺のその言葉に
一瞬、きょとんとした顔をしたあと……
【梶井】
「……これは
私、の………?」
―まるで他人事のように、自身の目から溢れる涙をその手に受け止める梶井さん
それは、とても脆く儚げな動作で……
梶井さんが、このまま崩れてなくなってしまいそうで………
【宮沢】
「……俺が代わりに泣きますから」
【宮沢】
「俺の涙は、全部梶井さんの為に流しますから…」
【宮沢】
「だからもう、梶井さんは…泣かないで………」
【宮沢】
「ご自分を責めて…泣かないで下さい」
無意識にそんな言葉が口を突き、言いながら…梶井さんの両手を握りしめていた
【梶井】
「宮…沢……さん………」
…呆けたように見つめ返す梶井さんと
時間ほどその場で
そのまま手を握り合っていたのだろうか…
【梶井】
「お料理は明日にして
もう…休みましょうか」
【宮沢】
「そうですね…。
俺、お風呂にお湯張ってきます」
ふと発された、その言葉に従い…
途中まで作っていた料理を片付け…、お風呂の支度をし…
そうして…、2人して早めの床に就いた直後
梶井さんの手が、俺の身体に……伸びたのだった―
【宮沢】
「はあ……ぁ、は……梶井…さ……ん……。あ…ッ!」
【宮沢】
「うぁ……ッ」
もう、お互い何度目か分からない放出を繰り返している
【梶井】
「ああ…、宮沢さん……。私の…宮沢さん……。愛しい…私の……」
【宮沢】
「梶井…さん、梶井さん……。あ、あ……梶井…さん……」
……うわごとのように、お互いの名を繰り返し繰り返し呼びながら
―俺たちの意識は、闇の中へと溶け込んでいった
…………
……………
そして
―朝
……―サラ
【宮沢】
(………夢?)
サラサラ、サラ……
俺の目の前で、絹糸の束が…朝日を浴びてキラキラと輝いている
【梶井】
「お目覚めですか?宮沢さん」
【宮沢】
「あ………」
覚醒した俺の頭上には、柔らかく微笑む…梶井さんの笑顔
―絹糸だと思っていたのは、梶井さんの髪の毛だったようだ
【宮沢】
「おはようございます、梶井さん」
【梶井】
「フフ。おはようございます、宮沢さん」
【宮沢】
「………」
いつもの穏やかな笑顔
……一瞬、昨夜の出来事は…全て夢だったかのような錯覚に陥る
…………でも
【宮沢】
「……―っ!」
身体を少しずらすだけでも感じる…腰の痛みと、未だ残る異物感が……
あれが全て現実だったことを、雄弁に物語る
【梶井】
「ね、宮沢さん
―今日は、どのように愛して差し上げましょうか」
【梶井】
「………
―ああ、でもその前に……」
【梶井】
「せっかく、身も心も私のものになって下さった記念日なのですから…」
【梶井】
「2人で、ケーキなど作ってお祝いしましょうか」
【宮沢】
「あ、いいですね
ちょうど苺もありますし…」
…―
梶井さんの視線が、昨日のエプロンにチラリと移ったことに……
俺は、気付いて……
そしてただ、にっこりと微笑み返した
初お泊り編・梶井(完)
『初夜』
【宮沢】
「あ…ッ、あ…梶井さ…、俺…もう……うあ…ぁ…」
【梶井】
「ああ、宮沢さん
もっと、もっと啼いて…」
【梶井】
「私のために、その愛しい声で…啼いて下さい」
梶井さんの上に跨らされ、下からゆさゆさと…結合部を突き上げられる
【宮沢】
「ん…ひぁっ、んぁ…っ、あッ、あ…ッ、梶井さん…ああッ!」
貫かれた身体の痛みと―
それとは全く別の…
より深い部分からこみ上げてくる何かで…、流れ続ける涙―
―チュ
―チュク
その涙を、俺の肩を引き寄せた梶井さんが…、下から吸い取るように、唇で受け止める
【梶井】
「…はぁ、これが…全て私のものなのですね」
【梶井】
「この…穢れのない露のような、貴方の涙は全て―
私のための涙なのですね…」
………
…………あの時
【宮沢】
「俺の何もかも、梶井さんにあげます」
【宮沢】
「だから
もう、泣かないで下さい」
【梶井】
「…………」
俺のその言葉に
一瞬、きょとんとした顔をしたあと……
【梶井】
「……これは
私、の………?」
―まるで他人事のように、自身の目から溢れる涙をその手に受け止める梶井さん
それは、とても脆く儚げな動作で……
梶井さんが、このまま崩れてなくなってしまいそうで………
【宮沢】
「……俺が代わりに泣きますから」
【宮沢】
「俺の涙は、全部梶井さんの為に流しますから…」
【宮沢】
「だからもう、梶井さんは…泣かないで………」
【宮沢】
「ご自分を責めて…泣かないで下さい」
無意識にそんな言葉が口を突き、言いながら…梶井さんの両手を握りしめていた
【梶井】
「宮…沢……さん………」
…呆けたように見つめ返す梶井さんと
時間ほどその場で
そのまま手を握り合っていたのだろうか…
【梶井】
「お料理は明日にして
もう…休みましょうか」
【宮沢】
「そうですね…。
俺、お風呂にお湯張ってきます」
ふと発された、その言葉に従い…
途中まで作っていた料理を片付け…、お風呂の支度をし…
そうして…、2人して早めの床に就いた直後
梶井さんの手が、俺の身体に……伸びたのだった―
【宮沢】
「はあ……ぁ、は……梶井…さ……ん……。あ…ッ!」
【宮沢】
「うぁ……ッ」
もう、お互い何度目か分からない放出を繰り返している
【梶井】
「ああ…、宮沢さん……。私の…宮沢さん……。愛しい…私の……」
【宮沢】
「梶井…さん、梶井さん……。あ、あ……梶井…さん……」
……うわごとのように、お互いの名を繰り返し繰り返し呼びながら
―俺たちの意識は、闇の中へと溶け込んでいった
…………
……………
そして
―朝
……―サラ
【宮沢】
(………夢?)
サラサラ、サラ……
俺の目の前で、絹糸の束が…朝日を浴びてキラキラと輝いている
【梶井】
「お目覚めですか?宮沢さん」
【宮沢】
「あ………」
覚醒した俺の頭上には、柔らかく微笑む…梶井さんの笑顔
―絹糸だと思っていたのは、梶井さんの髪の毛だったようだ
【宮沢】
「おはようございます、梶井さん」
【梶井】
「フフ。おはようございます、宮沢さん」
【宮沢】
「………」
いつもの穏やかな笑顔
……一瞬、昨夜の出来事は…全て夢だったかのような錯覚に陥る
…………でも
【宮沢】
「……―っ!」
身体を少しずらすだけでも感じる…腰の痛みと、未だ残る異物感が……
あれが全て現実だったことを、雄弁に物語る
【梶井】
「ね、宮沢さん
―今日は、どのように愛して差し上げましょうか」
【梶井】
「………
―ああ、でもその前に……」
【梶井】
「せっかく、身も心も私のものになって下さった記念日なのですから…」
【梶井】
「2人で、ケーキなど作ってお祝いしましょうか」
【宮沢】
「あ、いいですね
ちょうど苺もありますし…」
…―
梶井さんの視線が、昨日のエプロンにチラリと移ったことに……
俺は、気付いて……
そしてただ、にっこりと微笑み返した
初お泊り編・梶井(完)