梶井と初お泊り
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【梶井】
「…………『どうして』?」
【梶井】
「…だって、貴方がこの身体で」
【梶井】
「私の闇を
埋めて下さるのでしょう?」
再び繰り返した問いかけへの返答が……
粘り気のある声音で…、耳元に囁かれた
―初お泊り編・梶井第4話―
『イツワリ』
『どうして……』と彼が尋ねた
【梶井】
(何故…、今さらそんなことを聞くのでしょう)
【梶井】
「…だって、貴方がこの身体で」
【梶井】
「私の闇を
埋めて下さるのでしょう?」
宮沢さんの身体へと―、視線を移す
【梶井】
「フフ…
可愛らしいピンク色の蕾……」
そして―
【梶井】
「ああ…、感じて下さっているのですね。エプロンをこんなに押し上げて…」
【梶井】
「そういえば、こちらの先端も―
綺麗なピンク色をしていましたね…」
―くちゅり
【宮沢】
「くひぃい…っ!」
エプロンの下に手を差し入れて、『宮沢さん』を握り締めると…
心地よい嬌声が、私の鼓膜を震わせた
ぬちゅ…ぬちゅり………
【梶井】
「ああ、調味料などつけなくとも、既にすっかりとろみがついているようですね……」
にゅっぷ、にゅっぷ、にゅっぷ……
宮沢さんの先端から、ほとほとと溢れ出る透明な雫を…
たっぷりと塗りつけるように…、表面に滑らせて擦(こす)り上げる
【宮沢】
「ふぁ…あ…
梶井さ……梶……い…さ………」
宮沢さんの…黒曜石のような瞳が、こちらへと向けられる
その眼差しは、どこまでも深く……慈愛に満ちて………
瞳を合わせた瞬間―
私の心の深い部分に…、何かが届いて……揺れた
エプロンの下から手を引き抜き、宮沢さんの瞳と…正面から対峙する
【梶井】
「何故―
いつも、抵抗しないのですか」
【宮沢】
「え……?」
【梶井】
「何故―
いつも私を受け容れて下さるのですか―」
【宮沢】
「あの…梶井さ…………」
【梶井】
「理不尽だと、思ったのでしょう?」
宮沢さんの呼びかけを遮って、言葉を続ける
【梶井】
「『どうして―』と
先ほど貴方は…私に問いかけたではないですか」
【梶井】
「この3ヶ月間、私は貴方の身体を弄んだりせず……、とても大事に扱ってきたでしょう?」
【梶井】
「恐らく貴方も、幸せだったのではないですか―?」
【梶井】
「その幸せが、いきなり理不尽に崩されて…」
【梶井】
「こんな筈じゃなかったと……思ったのではないのですか?」
【梶井】
「ふ………
残念ながら、こちらが私の本性なのです」
ク、ク、ク……と
自重を込めた、皮肉な嘲笑が口から漏れる
【梶井】
「美しい物を手中に収め、存分に弄んだのち…自らの手でずたずたに引き裂く……」
【梶井】
「私には、そんな愛し方しか出来ないのですよ…」
【宮沢】
「…………」
逸らされることのない眼差しが、じっと…私の瞳に注がれている
【梶井】
「………料理をお教えするなどというのは、ただの口実だったのです」
【梶井】
「…貴方の部屋で、…貴方が日常を営むこの空間で、貴方に、私を刻み込みたかったのです」
【梶井】
「…毎夜、毎朝、呼吸をする度に私を思い出して……」
【梶井】
「その度に、憎悪と悔恨で、心が軋むような傷を……貴方に刻みたかったのです」
ドサ…ッ!
……………
………グイッ
【宮沢】
「…う、ぐぅ……」
押し倒した宮沢さんに馬乗りになり、細く頼りなげな首すじを締め上げる
【梶井】
「ねえ、ほら……苦しいでしょう?
それに…惨めでしょう?」
ギリ…、グググ……
【梶井】
「こんな私に好かれたばかりに…、こんな私を、好いたばかりに……」
【梶井】
「貴方は夢を叶えることもできず、こんなにも恥ずかしい格好で…死んでしまうかもしれないのですよ…」
ククク…
クク……
アハッ、アハハハ…
どこからか、耳障りな笑い声が聞こえる
それに、先ほどから雄弁に語っている声は…、誰のものなのだろう
全く…、そんなに自慢げに自らの手の内をペラペラ喋らずとも、黙って獲物を陥れれば良いものを……
【宮沢】
「…………
―もう
泣かないで下さい」
?
―何のことだろうか
私の耳には、笑い声ばかりが届くというのに…
何処かに、迷子の幼子でもいるのだろうか…
【宮沢】
「―梶井さん」
【宮沢】
「俺の何もかも、梶井さんにあげます」
【宮沢】
「だから
もう、泣かないで下さい」
―ぱた
ぱたぱた………
【梶井】
「……これは
私、の………?」
―私の目から零れる涙が
宮沢さんの頬に、ぱたぱたと音を立てて降り注いでいた
「…………『どうして』?」
【梶井】
「…だって、貴方がこの身体で」
【梶井】
「私の闇を
埋めて下さるのでしょう?」
再び繰り返した問いかけへの返答が……
粘り気のある声音で…、耳元に囁かれた
―初お泊り編・梶井第4話―
『イツワリ』
『どうして……』と彼が尋ねた
【梶井】
(何故…、今さらそんなことを聞くのでしょう)
【梶井】
「…だって、貴方がこの身体で」
【梶井】
「私の闇を
埋めて下さるのでしょう?」
宮沢さんの身体へと―、視線を移す
【梶井】
「フフ…
可愛らしいピンク色の蕾……」
そして―
【梶井】
「ああ…、感じて下さっているのですね。エプロンをこんなに押し上げて…」
【梶井】
「そういえば、こちらの先端も―
綺麗なピンク色をしていましたね…」
―くちゅり
【宮沢】
「くひぃい…っ!」
エプロンの下に手を差し入れて、『宮沢さん』を握り締めると…
心地よい嬌声が、私の鼓膜を震わせた
ぬちゅ…ぬちゅり………
【梶井】
「ああ、調味料などつけなくとも、既にすっかりとろみがついているようですね……」
にゅっぷ、にゅっぷ、にゅっぷ……
宮沢さんの先端から、ほとほとと溢れ出る透明な雫を…
たっぷりと塗りつけるように…、表面に滑らせて擦(こす)り上げる
【宮沢】
「ふぁ…あ…
梶井さ……梶……い…さ………」
宮沢さんの…黒曜石のような瞳が、こちらへと向けられる
その眼差しは、どこまでも深く……慈愛に満ちて………
瞳を合わせた瞬間―
私の心の深い部分に…、何かが届いて……揺れた
エプロンの下から手を引き抜き、宮沢さんの瞳と…正面から対峙する
【梶井】
「何故―
いつも、抵抗しないのですか」
【宮沢】
「え……?」
【梶井】
「何故―
いつも私を受け容れて下さるのですか―」
【宮沢】
「あの…梶井さ…………」
【梶井】
「理不尽だと、思ったのでしょう?」
宮沢さんの呼びかけを遮って、言葉を続ける
【梶井】
「『どうして―』と
先ほど貴方は…私に問いかけたではないですか」
【梶井】
「この3ヶ月間、私は貴方の身体を弄んだりせず……、とても大事に扱ってきたでしょう?」
【梶井】
「恐らく貴方も、幸せだったのではないですか―?」
【梶井】
「その幸せが、いきなり理不尽に崩されて…」
【梶井】
「こんな筈じゃなかったと……思ったのではないのですか?」
【梶井】
「ふ………
残念ながら、こちらが私の本性なのです」
ク、ク、ク……と
自重を込めた、皮肉な嘲笑が口から漏れる
【梶井】
「美しい物を手中に収め、存分に弄んだのち…自らの手でずたずたに引き裂く……」
【梶井】
「私には、そんな愛し方しか出来ないのですよ…」
【宮沢】
「…………」
逸らされることのない眼差しが、じっと…私の瞳に注がれている
【梶井】
「………料理をお教えするなどというのは、ただの口実だったのです」
【梶井】
「…貴方の部屋で、…貴方が日常を営むこの空間で、貴方に、私を刻み込みたかったのです」
【梶井】
「…毎夜、毎朝、呼吸をする度に私を思い出して……」
【梶井】
「その度に、憎悪と悔恨で、心が軋むような傷を……貴方に刻みたかったのです」
ドサ…ッ!
……………
………グイッ
【宮沢】
「…う、ぐぅ……」
押し倒した宮沢さんに馬乗りになり、細く頼りなげな首すじを締め上げる
【梶井】
「ねえ、ほら……苦しいでしょう?
それに…惨めでしょう?」
ギリ…、グググ……
【梶井】
「こんな私に好かれたばかりに…、こんな私を、好いたばかりに……」
【梶井】
「貴方は夢を叶えることもできず、こんなにも恥ずかしい格好で…死んでしまうかもしれないのですよ…」
ククク…
クク……
アハッ、アハハハ…
どこからか、耳障りな笑い声が聞こえる
それに、先ほどから雄弁に語っている声は…、誰のものなのだろう
全く…、そんなに自慢げに自らの手の内をペラペラ喋らずとも、黙って獲物を陥れれば良いものを……
【宮沢】
「…………
―もう
泣かないで下さい」
?
―何のことだろうか
私の耳には、笑い声ばかりが届くというのに…
何処かに、迷子の幼子でもいるのだろうか…
【宮沢】
「―梶井さん」
【宮沢】
「俺の何もかも、梶井さんにあげます」
【宮沢】
「だから
もう、泣かないで下さい」
―ぱた
ぱたぱた………
【梶井】
「……これは
私、の………?」
―私の目から零れる涙が
宮沢さんの頬に、ぱたぱたと音を立てて降り注いでいた