告白編 -梶井の場合-
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―第5話―
『告白の行方』
【梶井】
「貴方が、好きなのです」
梶井さんが、俺にそう言ってくれた
【宮沢】
(俺…、ここまで来ておいて、結局なんにも梶井さんの力になれなかったのに…)
【梶井】
「宮沢…さん?
……すみません、困らせてしまいましたね」
表情で誤解されてしまったのだろう、梶井さんが…俯き気味に目線を反らす
【宮沢】
「ち…違うんです!」
俺は慌てて、ブンブンと首を振って否定した
【宮沢】
「お、俺!梶井さんのこと好きです!」
【梶井】
「…………
本気で―、言っているのですか?」
―突然の告白に、懐疑の目を向ける梶井さん
【梶井】
「先程まで私に何をされていたか……忘れてしまった訳ではないでしょう?」
【梶井】
「私は……
貴方に本当に酷いことを……」
【宮沢】
「そ…そんな!俺、酷いことなんてされてません!」
【宮沢】
「むしろ、『今から行きます!』なんて無駄に張り切って駆けつけた癖に…俺、ちっとも役に立てなくて…」
そうなのだ。
俺がしたことと言えば……
眠れないなら手を握っていますよ…などと、子供のような提案をした挙句
頼り甲斐がないばかりに、信用して貰えず…梶井さんを不安にさせて……
最終的に、黙って横で話を聞いていただけだ……
――けど、
【宮沢】
「こんな俺を、好きだと言って下さって、ありがとうございます」
【宮沢】
「今日、梶井さんがお電話下さって、大変なときに…俺を頼って下さって…本当に嬉しかったです!」
【梶井】
「フ…ッ、つくづく貴方は謙虚な方ですね」
梶井さんが、クスクスとおかしそうに笑って言った
【梶井】
「貴方は、ずっと…私の手を離さないと言って下さったでしょう?」
【梶井】
「そしてこれからも、ずっと一緒に居て下さるのでしょう―?」
【梶井】
「それが、唯一私が望むことで、貴方にしか…出来ないことなのですよ」
いつもの―、百合の花のような笑顔で、梶井さんがほほ笑む
【宮沢】
「はい!俺、ずっと梶井さんと一緒に居たいです。だから、よろしくお願いします!」
【梶井】
「こちらこそ、よろしくお願い致します」
人でニッコリ笑いあって、幸せな空気が流れる
【梶井】
「…………
―ところで、宮沢さん?」
【宮沢】
「はい、なんでしょう、梶井さん」
満面の笑みのまま、呼びかけに答える俺
【梶井】
「先程は、乱暴にしてしまいましたから
今度はちゃんと、可愛がって差し上げましょう」
【宮沢】
「………えっ?」
【梶井】
「お互い気持ちを確かめ合ったのですから、ここから先は―恋人同志の行為……でしょう?」
【宮沢】
「…え、……えっ?」
【梶井】
「フフ、照れなくとも良いのですよ?」
【梶井】
「先程は少し、痛い思いをさせてしまいましたから……」
【梶井】
「今度は縛ったりなどせず、優しく…
…そうですね菜箸プレイなどいかがでしょうか」
【宮沢】
「さ…さいばし?」
【梶井】
「おや、擂粉木の方がお好みですか?
思いの外、大胆なのですね」
【宮沢】
「す…すりこぎ?」
【宮沢】
「あ、あはは……
俺…道具はちょっと……」
【梶井】
「………え
…………」
【梶井】
「………
…ああ!」
【梶井】
「……すみません、私。宮沢さんの事を考えずに先走ってしまって……」
そこでやっと梶井さんは、何かに気付いた顔で…そう言うと
【梶井】
「初めての恋人としての夜ですから、私の手で…直接たっぷりと、愛でて差し上げるべきでしたね」
【宮沢】
「いやあの…、そういうことでも…!」
【梶井】
「…恥ずかしいのですか?本当に可愛らしい人ですね」
【宮沢】
「あ…ッ、ちょ…ソコは…っ!?
……ふぁあ!」
【梶井】
「フフ…、声まで可愛らしい……」
【宮沢】
「ひゃ…!あふ…ッ、んぁあああ…ッ!」
…………
…………
梶井さんのいう
『恋人同士の行為』は……
一晩中続けられたのだった
告白~梶井編~・完
『告白の行方』
【梶井】
「貴方が、好きなのです」
梶井さんが、俺にそう言ってくれた
【宮沢】
(俺…、ここまで来ておいて、結局なんにも梶井さんの力になれなかったのに…)
【梶井】
「宮沢…さん?
……すみません、困らせてしまいましたね」
表情で誤解されてしまったのだろう、梶井さんが…俯き気味に目線を反らす
【宮沢】
「ち…違うんです!」
俺は慌てて、ブンブンと首を振って否定した
【宮沢】
「お、俺!梶井さんのこと好きです!」
【梶井】
「…………
本気で―、言っているのですか?」
―突然の告白に、懐疑の目を向ける梶井さん
【梶井】
「先程まで私に何をされていたか……忘れてしまった訳ではないでしょう?」
【梶井】
「私は……
貴方に本当に酷いことを……」
【宮沢】
「そ…そんな!俺、酷いことなんてされてません!」
【宮沢】
「むしろ、『今から行きます!』なんて無駄に張り切って駆けつけた癖に…俺、ちっとも役に立てなくて…」
そうなのだ。
俺がしたことと言えば……
眠れないなら手を握っていますよ…などと、子供のような提案をした挙句
頼り甲斐がないばかりに、信用して貰えず…梶井さんを不安にさせて……
最終的に、黙って横で話を聞いていただけだ……
――けど、
【宮沢】
「こんな俺を、好きだと言って下さって、ありがとうございます」
【宮沢】
「今日、梶井さんがお電話下さって、大変なときに…俺を頼って下さって…本当に嬉しかったです!」
【梶井】
「フ…ッ、つくづく貴方は謙虚な方ですね」
梶井さんが、クスクスとおかしそうに笑って言った
【梶井】
「貴方は、ずっと…私の手を離さないと言って下さったでしょう?」
【梶井】
「そしてこれからも、ずっと一緒に居て下さるのでしょう―?」
【梶井】
「それが、唯一私が望むことで、貴方にしか…出来ないことなのですよ」
いつもの―、百合の花のような笑顔で、梶井さんがほほ笑む
【宮沢】
「はい!俺、ずっと梶井さんと一緒に居たいです。だから、よろしくお願いします!」
【梶井】
「こちらこそ、よろしくお願い致します」
人でニッコリ笑いあって、幸せな空気が流れる
【梶井】
「…………
―ところで、宮沢さん?」
【宮沢】
「はい、なんでしょう、梶井さん」
満面の笑みのまま、呼びかけに答える俺
【梶井】
「先程は、乱暴にしてしまいましたから
今度はちゃんと、可愛がって差し上げましょう」
【宮沢】
「………えっ?」
【梶井】
「お互い気持ちを確かめ合ったのですから、ここから先は―恋人同志の行為……でしょう?」
【宮沢】
「…え、……えっ?」
【梶井】
「フフ、照れなくとも良いのですよ?」
【梶井】
「先程は少し、痛い思いをさせてしまいましたから……」
【梶井】
「今度は縛ったりなどせず、優しく…
…そうですね菜箸プレイなどいかがでしょうか」
【宮沢】
「さ…さいばし?」
【梶井】
「おや、擂粉木の方がお好みですか?
思いの外、大胆なのですね」
【宮沢】
「す…すりこぎ?」
【宮沢】
「あ、あはは……
俺…道具はちょっと……」
【梶井】
「………え
…………」
【梶井】
「………
…ああ!」
【梶井】
「……すみません、私。宮沢さんの事を考えずに先走ってしまって……」
そこでやっと梶井さんは、何かに気付いた顔で…そう言うと
【梶井】
「初めての恋人としての夜ですから、私の手で…直接たっぷりと、愛でて差し上げるべきでしたね」
【宮沢】
「いやあの…、そういうことでも…!」
【梶井】
「…恥ずかしいのですか?本当に可愛らしい人ですね」
【宮沢】
「あ…ッ、ちょ…ソコは…っ!?
……ふぁあ!」
【梶井】
「フフ…、声まで可愛らしい……」
【宮沢】
「ひゃ…!あふ…ッ、んぁあああ…ッ!」
…………
…………
梶井さんのいう
『恋人同士の行為』は……
一晩中続けられたのだった
告白~梶井編~・完