交際半年 梶井編
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【梶井】
「愛しています、宮沢さん
言葉など、及ばない程私の全
てで、心から……」
―ずぶ、くぷぷ……
言葉と共に、まだ少年の面影の残る細く清淑な背中を抱き締め、ゆっくりと腰を沈めていく…
【宮沢】
「うあ…あ……ぁ、は…ッ、くひぃ……は…ひ……」
【梶井】
「すみません。…苦しいでしょう?」
酸素を求めるように、ぱくぱくと口を開けて喘ぐ宮沢さんの額に…大粒の汗がにじむ
【梶井】
「ゆっくり…、私の身体に体重を預けて、私の体温を感じて…目を閉じて……」
深く、大きな呼吸を繰り返す宮沢さんの
身体を抱き寄せて、これ以上奥ま
で入らないよう、腰を支える
お付き合いを始めてからの度重なる行為で、多少は慣れてきているとはいえ、やはり挿入時の痛みは相当の筈だ
【宮沢】
「少し、痛い…ですけ、ど
でも…いつもより、大丈夫そ…
です…から」
私の肩にしがみ付きながらも、震える声で宮沢さんが呟いた
【宮沢】
「俺…早く、梶井さんと……ちゃんと繋がりたい…です……」
―ドクン
先程、至上の歓喜に包まれた筈の私の心に、さらに大きな波が押し寄せる
【梶井】
「―宮沢さん!
ああ、なんて愛しい!」
―ぐ、ぐぷぷ
ずぷん!
【宮沢】
「くああ…ッ!」
【梶井】
「く…、宮沢さん……」
宮沢さんの奥底の内壁に、私の肉が当たり……粘液が混じり合う
何度も入って感じた筈の場所なのに…何故だろう、いつもよりずっと…宮
沢さんを深く感じる
【宮沢】
「梶井さん、やっと…心も一つに…なれました……ね」
【梶井】
「宮沢……さん?」
汗の珠を浮かべたまま、宮沢さんが微笑んだ
【宮沢】
「梶井さんはいつも…、身体を繋げていても、気持ちを少しだけ……閉ざしてたでしょう?」
【宮沢】
「俺が未熟で幼いから、……梶井さんが辛いのに、流されるだけで……」
【宮沢】
「だけど…今日は、ちゃんと…梶井さんを正面から、俺の全部で受け入れられて……ほんとに、嬉し……」
透明な涙が、滑るように宮沢さんの頬を伝っていく
【梶井】
「ごめんなさい、ごめんなさい宮沢さん……」
【梶井】
「違うのです。悪いのは貴方でなく、私なのですから」
より強く背中を抱き、叫ぶように言葉を吐き出す
―それは、今まで押し込めてきた、悔悟の気持ち
【梶井】
「私が臆病で、過去に囚われて、自身の穢れに囚われて…、貴方と向き合うのを…恐れていたのです」
【梶井】
「2度と会うことも無い、思い出す必要さえもない過去の人間に囚われて……」
【梶井】
「本当に大事な、貴方という人を見るべき瞳を……闇に閉ざしていたのです」
それがどれほど愚かな事か、私は気付けないでいた
薄っすらと気づきながらも、心は無意識に…過去に囚われていたのだ
【宮沢】
「―梶井さん、俺…梶井さんのこと、本当に愛してます」
【宮沢】
「だからどうか…、これからも…隣に居させてください」
【梶井】
「―そんなこと
例え貴方が逃げ出そうとしても、
離す訳がないでしょう?」
―ず、じゅぷ……
【宮沢】
「ひぃ…んッ」
結合部分を下から揺すると、小さく掠れたような喘ぎ声が上がった
―そこにはもう、苦痛の気配はなく…
【梶井】
「ふふ、すっかり馴染んだようですね」
【梶井】
「今まで痛くしてしまった分も、たっぷり愛して差し上げますから…ね」
そう言って、私は改めて…
この世で唯一の、失いたくない存在に、誓いの口づけを与えたのだった
過去を捨て、未来に向けて―彼と共に歩き出すために
交際半年・梶井編(完)
「愛しています、宮沢さん
言葉など、及ばない程私の全
てで、心から……」
―ずぶ、くぷぷ……
言葉と共に、まだ少年の面影の残る細く清淑な背中を抱き締め、ゆっくりと腰を沈めていく…
【宮沢】
「うあ…あ……ぁ、は…ッ、くひぃ……は…ひ……」
【梶井】
「すみません。…苦しいでしょう?」
酸素を求めるように、ぱくぱくと口を開けて喘ぐ宮沢さんの額に…大粒の汗がにじむ
【梶井】
「ゆっくり…、私の身体に体重を預けて、私の体温を感じて…目を閉じて……」
深く、大きな呼吸を繰り返す宮沢さんの
身体を抱き寄せて、これ以上奥ま
で入らないよう、腰を支える
お付き合いを始めてからの度重なる行為で、多少は慣れてきているとはいえ、やはり挿入時の痛みは相当の筈だ
【宮沢】
「少し、痛い…ですけ、ど
でも…いつもより、大丈夫そ…
です…から」
私の肩にしがみ付きながらも、震える声で宮沢さんが呟いた
【宮沢】
「俺…早く、梶井さんと……ちゃんと繋がりたい…です……」
―ドクン
先程、至上の歓喜に包まれた筈の私の心に、さらに大きな波が押し寄せる
【梶井】
「―宮沢さん!
ああ、なんて愛しい!」
―ぐ、ぐぷぷ
ずぷん!
【宮沢】
「くああ…ッ!」
【梶井】
「く…、宮沢さん……」
宮沢さんの奥底の内壁に、私の肉が当たり……粘液が混じり合う
何度も入って感じた筈の場所なのに…何故だろう、いつもよりずっと…宮
沢さんを深く感じる
【宮沢】
「梶井さん、やっと…心も一つに…なれました……ね」
【梶井】
「宮沢……さん?」
汗の珠を浮かべたまま、宮沢さんが微笑んだ
【宮沢】
「梶井さんはいつも…、身体を繋げていても、気持ちを少しだけ……閉ざしてたでしょう?」
【宮沢】
「俺が未熟で幼いから、……梶井さんが辛いのに、流されるだけで……」
【宮沢】
「だけど…今日は、ちゃんと…梶井さんを正面から、俺の全部で受け入れられて……ほんとに、嬉し……」
透明な涙が、滑るように宮沢さんの頬を伝っていく
【梶井】
「ごめんなさい、ごめんなさい宮沢さん……」
【梶井】
「違うのです。悪いのは貴方でなく、私なのですから」
より強く背中を抱き、叫ぶように言葉を吐き出す
―それは、今まで押し込めてきた、悔悟の気持ち
【梶井】
「私が臆病で、過去に囚われて、自身の穢れに囚われて…、貴方と向き合うのを…恐れていたのです」
【梶井】
「2度と会うことも無い、思い出す必要さえもない過去の人間に囚われて……」
【梶井】
「本当に大事な、貴方という人を見るべき瞳を……闇に閉ざしていたのです」
それがどれほど愚かな事か、私は気付けないでいた
薄っすらと気づきながらも、心は無意識に…過去に囚われていたのだ
【宮沢】
「―梶井さん、俺…梶井さんのこと、本当に愛してます」
【宮沢】
「だからどうか…、これからも…隣に居させてください」
【梶井】
「―そんなこと
例え貴方が逃げ出そうとしても、
離す訳がないでしょう?」
―ず、じゅぷ……
【宮沢】
「ひぃ…んッ」
結合部分を下から揺すると、小さく掠れたような喘ぎ声が上がった
―そこにはもう、苦痛の気配はなく…
【梶井】
「ふふ、すっかり馴染んだようですね」
【梶井】
「今まで痛くしてしまった分も、たっぷり愛して差し上げますから…ね」
そう言って、私は改めて…
この世で唯一の、失いたくない存在に、誓いの口づけを与えたのだった
過去を捨て、未来に向けて―彼と共に歩き出すために
交際半年・梶井編(完)