[本編] 萩山 ソウ 編
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【亘】
「ソウ、大丈夫かっ」
【竹尾】
「自分より、友だちが大切なのか……お前は本当に清らかな心の持ち主らしいな」
【亘】
(なんだコイツ、目が尋常じゃないっ)
【竹尾】
「そんなお前が、動物に変わったら一体どうなるんだ?」
【亘】
「は? 何を……」
ガシ、とオレの髪をつかんで顔を上向かせた。
振りほどこうとしても、すごい力でオレの力ではビクともしない。
そんな中、竹尾は片手でaドロップの包みを器用に外す。
【竹尾】
「見せてくれ、お前の動物になった姿を……」
目が澱んでいて、口の端が歪んでいる。
こいつはもう、正常な思考を持った人間じゃない……!
【亘】
(どうしようっ……)
【亘】
(直接、訴えかけてみよう)
そうしてオレは、決心を決めた。
【亘】
「いい加減にしろよ!!」
【竹尾】
「なっ……」
【亘】
「何が人間は汚い、だよっ」
【亘】
「お前だって自分のエゴで人を獣化させようとしてる汚い人間じゃないかっ……!」
【竹尾】
「何だと……!」
【亘】
「みんな、自分の問題を自分で何とかしようとしてるのに……」
【亘】
「aドロップに頼る奴らだって、結局は自分の能力をあげて自分で環境を変えていこうとしてた」
【男子生徒】
「…………」
【亘】
「問題を全部他のせいにして、自分じゃなくて他人を変えようとするお前は最低だ!!」
【亘】
「aドロップを購入してる奴らよりも最低で最悪な奴だよ!」
【竹尾】
「うるさい、黙れ!!」
竹尾先生が手を大きく振り上げた。
殴られる! そう思って身構えていると──。
【アラさん】
「亘、よく言った……!」
という声が響いたかと思うと突然、眩いばかりの光が教室内を満たした……。
【竹尾】
「ぐぁあああ、目がっ……!!」
目の前が強烈な光で真っ白になった。
【アラさん】
「よくやったぞ、亘……」
【亘】
「え……アラさん!?」
光が弱まっていって、ようやく目が普通に見えるようになってきた。
【亘】
「どうなったの……?」
まだ少しチカチカする目を瞬きさせて、目の前のアラさんを見つめた。
【アラさん】
「お前の善行が認められたんだ」
【亘】
「善行……?」
【アラさん】
「他人の弱さを理解できる……これはなかなか持てない善い心だぞ」
【アラさん】
「今までの行動を通して、お前は立派な奴に成長したな」
【アラさん】
「人間が経験と体験を通して正しく成長する。これも立派な善行のひとつだ」
【アラさん】
「それにより、貯まったんだよ。神様を納得させるほどの徳が」
【亘】
「それで……さっきのは……」
【アラさん】
「善と悪は対になるもの。お前が溜めた徳で、悪い心を打ち消したんだ」
【亘】
「悪い心……?」
【アラさん】
「ま~だ納得いってない感じか?」
【アラさん】
「ってまぁ説明してなかったし、いきなりなってもわからんか」
【アラさん】
「お前が今まで徳を貯めてて、最後の最後で竹尾の心が動くくらい、心から訴えだろ?」
【アラさん】
「見捨てないで、救いたいと思ったらこそだ。これが大きな徳となったってワケだ」
【アラさん】
「犯人解決、そして徳を貯めたことによってお前は使命を果たしたってこと!」
【竹尾】
「んっ……」
【竹尾】
「ん? 私は……何を……」
竹尾先生が再び目を覚ますと、その顔からはすっかり邪悪さが消えていた。
憑き物が落ちた、そんな顔をしている。
【アラさん】
「今回は亘たちの行動に免じて、神様の国への拘留はナシだ!」
【アラさん】
「人間はいつだってやり直すことは出来る」
【アラさん】
「動物を愛することも、人間を愛することも変わらない」
【アラさん】
「……同じように、人間にも愛情を傾けてやってくれ」
【竹尾】
「……人間も動物も変わらない、か……」
【アラさん】
「これでもう、何も心配いらない。ありがとうな亘」
【亘】
「アラさん……これで全部終わったの?」
【アラさん】
「ああ。お前のマタタビ体質も治ってるぞ」
【亘】
「え、本当?」
【アラさん】
「本当に……ありがとう。これで俺も帰れるよ……」
スゥー……と、アラさんの身体が光に溶けていく。
【亘】
「アラさん!?」
次の瞬間には、アラさんの姿は無かった……。
【亘】
「え、アラさん? どうしたの、アラさん!」
教室を見渡しても見付からない。
必死に探してるのに、なんで、なんで―…
すると、ソウが目を開けた。
【萩山】
「痛っ……おい、……どうなったんだ……」
【亘】
「ソウ! 大丈夫か?」
慌ててソウの元に駆けつけた。
何度か蹴られたりしたものの、大きなケガはないみたいだ。
【竹尾】
「おい、君たち。どうしたんだ、ケガはないか?」
【萩山】
「……は?」
「ソウ、大丈夫かっ」
【竹尾】
「自分より、友だちが大切なのか……お前は本当に清らかな心の持ち主らしいな」
【亘】
(なんだコイツ、目が尋常じゃないっ)
【竹尾】
「そんなお前が、動物に変わったら一体どうなるんだ?」
【亘】
「は? 何を……」
ガシ、とオレの髪をつかんで顔を上向かせた。
振りほどこうとしても、すごい力でオレの力ではビクともしない。
そんな中、竹尾は片手でaドロップの包みを器用に外す。
【竹尾】
「見せてくれ、お前の動物になった姿を……」
目が澱んでいて、口の端が歪んでいる。
こいつはもう、正常な思考を持った人間じゃない……!
【亘】
(どうしようっ……)
【亘】
(直接、訴えかけてみよう)
そうしてオレは、決心を決めた。
【亘】
「いい加減にしろよ!!」
【竹尾】
「なっ……」
【亘】
「何が人間は汚い、だよっ」
【亘】
「お前だって自分のエゴで人を獣化させようとしてる汚い人間じゃないかっ……!」
【竹尾】
「何だと……!」
【亘】
「みんな、自分の問題を自分で何とかしようとしてるのに……」
【亘】
「aドロップに頼る奴らだって、結局は自分の能力をあげて自分で環境を変えていこうとしてた」
【男子生徒】
「…………」
【亘】
「問題を全部他のせいにして、自分じゃなくて他人を変えようとするお前は最低だ!!」
【亘】
「aドロップを購入してる奴らよりも最低で最悪な奴だよ!」
【竹尾】
「うるさい、黙れ!!」
竹尾先生が手を大きく振り上げた。
殴られる! そう思って身構えていると──。
【アラさん】
「亘、よく言った……!」
という声が響いたかと思うと突然、眩いばかりの光が教室内を満たした……。
【竹尾】
「ぐぁあああ、目がっ……!!」
目の前が強烈な光で真っ白になった。
【アラさん】
「よくやったぞ、亘……」
【亘】
「え……アラさん!?」
光が弱まっていって、ようやく目が普通に見えるようになってきた。
【亘】
「どうなったの……?」
まだ少しチカチカする目を瞬きさせて、目の前のアラさんを見つめた。
【アラさん】
「お前の善行が認められたんだ」
【亘】
「善行……?」
【アラさん】
「他人の弱さを理解できる……これはなかなか持てない善い心だぞ」
【アラさん】
「今までの行動を通して、お前は立派な奴に成長したな」
【アラさん】
「人間が経験と体験を通して正しく成長する。これも立派な善行のひとつだ」
【アラさん】
「それにより、貯まったんだよ。神様を納得させるほどの徳が」
【亘】
「それで……さっきのは……」
【アラさん】
「善と悪は対になるもの。お前が溜めた徳で、悪い心を打ち消したんだ」
【亘】
「悪い心……?」
【アラさん】
「ま~だ納得いってない感じか?」
【アラさん】
「ってまぁ説明してなかったし、いきなりなってもわからんか」
【アラさん】
「お前が今まで徳を貯めてて、最後の最後で竹尾の心が動くくらい、心から訴えだろ?」
【アラさん】
「見捨てないで、救いたいと思ったらこそだ。これが大きな徳となったってワケだ」
【アラさん】
「犯人解決、そして徳を貯めたことによってお前は使命を果たしたってこと!」
【竹尾】
「んっ……」
【竹尾】
「ん? 私は……何を……」
竹尾先生が再び目を覚ますと、その顔からはすっかり邪悪さが消えていた。
憑き物が落ちた、そんな顔をしている。
【アラさん】
「今回は亘たちの行動に免じて、神様の国への拘留はナシだ!」
【アラさん】
「人間はいつだってやり直すことは出来る」
【アラさん】
「動物を愛することも、人間を愛することも変わらない」
【アラさん】
「……同じように、人間にも愛情を傾けてやってくれ」
【竹尾】
「……人間も動物も変わらない、か……」
【アラさん】
「これでもう、何も心配いらない。ありがとうな亘」
【亘】
「アラさん……これで全部終わったの?」
【アラさん】
「ああ。お前のマタタビ体質も治ってるぞ」
【亘】
「え、本当?」
【アラさん】
「本当に……ありがとう。これで俺も帰れるよ……」
スゥー……と、アラさんの身体が光に溶けていく。
【亘】
「アラさん!?」
次の瞬間には、アラさんの姿は無かった……。
【亘】
「え、アラさん? どうしたの、アラさん!」
教室を見渡しても見付からない。
必死に探してるのに、なんで、なんで―…
すると、ソウが目を開けた。
【萩山】
「痛っ……おい、……どうなったんだ……」
【亘】
「ソウ! 大丈夫か?」
慌ててソウの元に駆けつけた。
何度か蹴られたりしたものの、大きなケガはないみたいだ。
【竹尾】
「おい、君たち。どうしたんだ、ケガはないか?」
【萩山】
「……は?」
