[本編] 萩山 ソウ 編
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【竹尾】
「おい」
【亘】
「ソウっ……」
ソウの背後にはりねずみ男が立つ。
そして、手を大きく振り上げて殴った。
【萩山】
「くっ……そ」
ソウが膝から崩れ落ちて床に倒れ込む。
その姿を、はりねずみ男はニヤニヤしながら見ていた。
【男子生徒】
「ククク。いい気味」
【萩山】
「お前……」
【男子生徒】
「この前はよくもやってくれたな……」
ニヤニヤしながら男がソウをガシ、ガシ、と蹴る。
【萩山】
「グッ……ウッ……」
【男子生徒】
「でももう、俺に怖いもんはねえ。aドロップさえあれば、俺は……」
そう言って男子生徒がポケットからaドロップを取り出した。
包み紙を取ろうとしたところを、パシ、と竹尾先生が取り上げた。
一体どうしたんだ、と思いながらオレは拘束が解けた事でソウの元へ駆け寄った。
【亘】
「ソウ、大丈夫か?」
【萩山】
「あ、ああ……」
【萩山】
「それよりあいつら、仲間じゃないのか?」
【男子生徒】
「な、何すんだよ、先生……それは俺にくれんだろ?」
【竹尾】
「……醜い」
【男子生徒】
「へっ!?」
【竹尾】
「醜いな、人間というものは……」
【竹尾】
「だから嫌いなんだよっ!!」
【男子生徒】
「な、何言ってんだよ先生! 俺にaドロップをくれよ」
すがりつこうとした生徒の手を、パシッと振り払う。
【竹尾】
「私は、醜い人間を心清らかな動物にする……そんな研究をずっとしてきた」
【竹尾】
「これはその研究の副産物として生まれたものだ……」
【竹尾】
「このドロップさえ使えば醜い人間も清らかになる……そう思ったが」
光のない、真っ暗な瞳で先生は男子生徒を見下ろす。
【男子生徒】
「金、金ならいくらでも払う! だから、それを俺に……」
【竹尾】
「所詮人間は、汚いままだな……」
【男子生徒】
「お前……金が必要なんだろ!?」
【竹尾】
「ああ……確かに」
【竹尾】
「本来ならば研究室で研究を続けていけるハズだった」
【竹尾】
「けれど、同僚の汚い裏切りによって論文を盗まれ」
【竹尾】
「こちらが盗作をしたかのように濡れ衣をきせられ」
【竹尾】
「研究室を追い出された……」
【竹尾】
「元々人は嫌いだった。親も友人もいらないとさえ思った」
【竹尾】
「だから関わりも対して持たず生きてきたというのに」
【竹尾】
「人間の群れは動物のそれとは違い醜過ぎる……」
【竹尾】
「嫉妬、ねたみ、羨望……本当に汚い感情が渦巻いていて吐き気すら感じる」
【竹尾】
「アイツさえいなければ、私はこんなところで金持ちのバカな息子たちを相手に」
【男子生徒】
「なに御託並べてんだよ。そのバカな息子たちから金もらってるクセに」
【竹尾】
「ハッ」
【竹尾】
「本当に勉強だけができるバカな息子たちだったな……」
【竹尾】
「研究室から追い出された時……ああいう奴らが出てこないためにちゃんと教育をしようと」
【竹尾】
「せめて教職者として優しく教えてやろうかと最初こそ思ったが……」
【竹尾】
「そのバカな息子たちはただのうのうと過ごすだけではなく……」
【竹尾】
「動物を虐待する馬鹿を見つけた時に……」
【竹尾】
「ああ、もうこいつらはヒトではなく人間で虫以下だと思った」
【竹尾】
「せいぜい私の研究のために実験体として使い、金を出させるぐらいしか価値がないとな」
【竹尾】
「そして……その金で研究を続けてくる事ができた」
【男子生徒】
「いまさらもったいぶるなよ。金やるから、それを俺にっ」
【竹尾】
「だがもう、十分だ」
【男子生徒】
「……?」
【竹尾】
「資金は十分集まった」
【竹尾】
「もうお前みたいな汚い人間を相手にする必要はなくなったんだよ」
足元にすがりついてくる生徒を無視して、竹尾先生はこちらに視線を向けてきた。
壊れたように笑う竹尾先生と目が合って、恐怖で声が上ずってしまう。
【亘】
「な、なんですか……」
【竹尾】
「人間は汚い」
【竹尾】
「でも菊崎、お前はどうやら違うようだな」
【亘】
「は……?」
【竹尾】
「そこの男にいろいろと聞いている」
【竹尾】
「動物に好かれ過ぎてしまう、マタタビ体質なんだそうだな」
【竹尾】
「アニマル化すると、やたらお前の事を好きになって仕方ないとこいつからも、報告は受けている」
【竹尾】
「心が綺麗な動物に好かれるという事は、お前は綺麗な人間だという事だろ……?」
【亘】
「な、何言ってんですか先生……!?」
ジリジリと、竹尾先生がオレに迫ってくる。
【萩山】
「亘に近づくな!」
【竹尾】
「邪魔だ、どけ!」
【萩山】
「ウッ」
はりねずみ男に痛めつけられて弱ってるソウを、竹尾先生は容赦なく振り払った。
「おい」
【亘】
「ソウっ……」
ソウの背後にはりねずみ男が立つ。
そして、手を大きく振り上げて殴った。
【萩山】
「くっ……そ」
ソウが膝から崩れ落ちて床に倒れ込む。
その姿を、はりねずみ男はニヤニヤしながら見ていた。
【男子生徒】
「ククク。いい気味」
【萩山】
「お前……」
【男子生徒】
「この前はよくもやってくれたな……」
ニヤニヤしながら男がソウをガシ、ガシ、と蹴る。
【萩山】
「グッ……ウッ……」
【男子生徒】
「でももう、俺に怖いもんはねえ。aドロップさえあれば、俺は……」
そう言って男子生徒がポケットからaドロップを取り出した。
包み紙を取ろうとしたところを、パシ、と竹尾先生が取り上げた。
一体どうしたんだ、と思いながらオレは拘束が解けた事でソウの元へ駆け寄った。
【亘】
「ソウ、大丈夫か?」
【萩山】
「あ、ああ……」
【萩山】
「それよりあいつら、仲間じゃないのか?」
【男子生徒】
「な、何すんだよ、先生……それは俺にくれんだろ?」
【竹尾】
「……醜い」
【男子生徒】
「へっ!?」
【竹尾】
「醜いな、人間というものは……」
【竹尾】
「だから嫌いなんだよっ!!」
【男子生徒】
「な、何言ってんだよ先生! 俺にaドロップをくれよ」
すがりつこうとした生徒の手を、パシッと振り払う。
【竹尾】
「私は、醜い人間を心清らかな動物にする……そんな研究をずっとしてきた」
【竹尾】
「これはその研究の副産物として生まれたものだ……」
【竹尾】
「このドロップさえ使えば醜い人間も清らかになる……そう思ったが」
光のない、真っ暗な瞳で先生は男子生徒を見下ろす。
【男子生徒】
「金、金ならいくらでも払う! だから、それを俺に……」
【竹尾】
「所詮人間は、汚いままだな……」
【男子生徒】
「お前……金が必要なんだろ!?」
【竹尾】
「ああ……確かに」
【竹尾】
「本来ならば研究室で研究を続けていけるハズだった」
【竹尾】
「けれど、同僚の汚い裏切りによって論文を盗まれ」
【竹尾】
「こちらが盗作をしたかのように濡れ衣をきせられ」
【竹尾】
「研究室を追い出された……」
【竹尾】
「元々人は嫌いだった。親も友人もいらないとさえ思った」
【竹尾】
「だから関わりも対して持たず生きてきたというのに」
【竹尾】
「人間の群れは動物のそれとは違い醜過ぎる……」
【竹尾】
「嫉妬、ねたみ、羨望……本当に汚い感情が渦巻いていて吐き気すら感じる」
【竹尾】
「アイツさえいなければ、私はこんなところで金持ちのバカな息子たちを相手に」
【男子生徒】
「なに御託並べてんだよ。そのバカな息子たちから金もらってるクセに」
【竹尾】
「ハッ」
【竹尾】
「本当に勉強だけができるバカな息子たちだったな……」
【竹尾】
「研究室から追い出された時……ああいう奴らが出てこないためにちゃんと教育をしようと」
【竹尾】
「せめて教職者として優しく教えてやろうかと最初こそ思ったが……」
【竹尾】
「そのバカな息子たちはただのうのうと過ごすだけではなく……」
【竹尾】
「動物を虐待する馬鹿を見つけた時に……」
【竹尾】
「ああ、もうこいつらはヒトではなく人間で虫以下だと思った」
【竹尾】
「せいぜい私の研究のために実験体として使い、金を出させるぐらいしか価値がないとな」
【竹尾】
「そして……その金で研究を続けてくる事ができた」
【男子生徒】
「いまさらもったいぶるなよ。金やるから、それを俺にっ」
【竹尾】
「だがもう、十分だ」
【男子生徒】
「……?」
【竹尾】
「資金は十分集まった」
【竹尾】
「もうお前みたいな汚い人間を相手にする必要はなくなったんだよ」
足元にすがりついてくる生徒を無視して、竹尾先生はこちらに視線を向けてきた。
壊れたように笑う竹尾先生と目が合って、恐怖で声が上ずってしまう。
【亘】
「な、なんですか……」
【竹尾】
「人間は汚い」
【竹尾】
「でも菊崎、お前はどうやら違うようだな」
【亘】
「は……?」
【竹尾】
「そこの男にいろいろと聞いている」
【竹尾】
「動物に好かれ過ぎてしまう、マタタビ体質なんだそうだな」
【竹尾】
「アニマル化すると、やたらお前の事を好きになって仕方ないとこいつからも、報告は受けている」
【竹尾】
「心が綺麗な動物に好かれるという事は、お前は綺麗な人間だという事だろ……?」
【亘】
「な、何言ってんですか先生……!?」
ジリジリと、竹尾先生がオレに迫ってくる。
【萩山】
「亘に近づくな!」
【竹尾】
「邪魔だ、どけ!」
【萩山】
「ウッ」
はりねずみ男に痛めつけられて弱ってるソウを、竹尾先生は容赦なく振り払った。
