[本編] 萩山 ソウ 編
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文化祭は無事に終わり、全校生徒は一番大きな広場に集められた。
後夜祭では、これから焚き火を囲んでのキャンプファイヤーが行われる。
この時間、校舎は施錠されて生徒の立ち入りは禁止となる。
【亘】
(後夜祭に参加したくなかったわけじゃないから……)
【亘】
(寂しくないといったら嘘になる)
【亘】
(でも、オレたちはまだ一年生だしな)
気持ちの整理はすぐについた。
オレたちは後夜祭には参加することなく……校舎へと向かった。
【萩山】
「えっと……どこの鍵が開いてんだっけ?」
【亘】
「校舎端っこの、トイレの窓」
【萩山】
「なんでもっとまともなところにしないんだ、あの野郎」
トイレの窓は、通常の教室や廊下の窓よりも少し狭くて高い場所にある。
どう考えても入りづらい。
【亘】
「まあ、全面的に協力するとか言っておいて絶対楽しんでると思う……」
これが終わった後、一部始終をしっかりとアクション交えて報告するように、とか言ってたし。
【亘】
(報告書ならまだしも、アクション交えてってのが……)
【萩山】
「と、ここか」
教えてもらった場所にたどりつき、窓に手を伸ばすと確かに鍵はかかってなかった。
【萩山】
「俺が先に入るな?」
ひょい、と軽い身のこなしでソウが窓の中に入る。
そして内側からオレに手を伸ばしてくれた。
【萩山】
「ほら、捕まれ」
【亘】
「う、うん」
オレの手をしっかりとつかんで、力強く引き上げてくれる。
少し壁を登るのに苦労したけれどソウのお陰で無事に中に入ることができた。
【亘】
(本当に、すっごく頼りがいのある奴になったよな)
【亘】
(なんか、最近変わったよな……て感じることが多くなった気がする)
それってもしかして……オレがソウに対しての見方が変わったってことなのかもしれない。
そんなことを思いながら、ソウの後ろを追いかけた。
真っ暗になった誰もいない校舎は、想像以上に怖くてものすごく寂しい感じがする。
昼間が大勢の生徒でにぎわっているから、余計そう感じるんだと思う。
【萩山】
「怖い?」
【亘】
「ちょっと怖い感じするけど……」
【亘】
「ソウがいるからな。大丈夫」
【萩山】
「ばっ……か、本当亘は……」
【萩山】
「うん?」
【萩山】
「そ、そういえばアラちんは?」
【亘】
「出発する前に神様に呼ばれたって言って慌てて出ていっちゃったんだ」
【萩山】
「最後まで使えないっつーか……」
【亘】
「でも、すごく心配してくれてたんだよ」
【亘】
「本当はいきたくないけど、オレたちにとってもいい事になると思うからって」
【亘】
「しつこいぐらい気をつけてって言われた」
【萩山】
「ふーん……ま、帰ってきたらちゃんと報告してやるか」
そんなことを話しながら長い廊下を歩いていると……
【亘】
「……あ」
真っ暗な校舎の廊下を、ふっと通り過ぎる影を見かけた。
暗くて顔はよくわからなかったけど、背格好から生徒の誰かだと思う。
【萩山】
「aドロップ購入者か? 追いかけよう」
【亘】
「うん」
オレたちは足音を立てないように、ひっそりとその生徒の後を追った。
どんどんと追いかけていくと、やがて生徒は特別教室棟へと入っていった。
【亘】
「特別教室棟……そう言えば、こっちの空き教室でけも耳生徒を見かける事が多かったよな」
【萩山】
「そうだな、確かに」
追いかけている影はどんどんと奥へと進んでいく。
その先にある教室は、限られてくる。
先に進んでいくうちに追いかけてる犯人に心当たりがついてきた。
【亘】
「なあ、もしかしてaドロップの密売人て……」
【萩山】
「…………ああ」
ソウもオレと同じ答えに行き着いたみたいだ。
真っ暗な校舎の中、ひとつの教室に明かりがついている。
そこは“科学室”だった。
追いかけていた生徒が科学室に入る前に、明かりの前に姿をさらした。
【萩山】
「あ、アイツは……」
【亘】
「!!」
それは、前にオレを襲ってきたはりねずみ男だった。
彼は周りを気にしたあとに、科学室の中へと入っていった。
【萩山】
「行くぞ。アイツがaドロップを買うとこを押さえれば言い逃れできないだろ」
【亘】
「うん」
ソウが音も立てずにサッと科学室の前へ移動する。
オレもその後に続いて静かに動いた。
そっと廊下の窓から中をのぞく。
【亘】
「あれ……?」
【萩山】
「誰もいない……な」
窓からのぞきこんだ科学室の中には、人影が見当たらなかった。
今さっき、確かにはりねずみ男が入っていったのに……。
【萩山】
「どういう事だ……」
【亘】
「わかんない」
ソウがドアを静かに開けて中に入っていく。
オレもそれに続いて中に入ってみた。
やっぱり誰もいない。
──そう思ってたとき、いきなり背後に気配を感じて腕をねじあげられた。
【亘】
「うわあっ!!」
【萩山】
「亘っ……!?」
【竹尾】
「……お前らはコソコソと何をしている?」
【竹尾】
「この時間は後夜祭で広場でキャンプファイヤーをしているはずだろ」
オレの身動きをとれなくしているのは、竹尾先生だった。
【萩山】
「竹尾、亘を離せ!」
【竹尾】
「萩山、お前は本当に教師に対する態度がなっていないな……」
後夜祭では、これから焚き火を囲んでのキャンプファイヤーが行われる。
この時間、校舎は施錠されて生徒の立ち入りは禁止となる。
【亘】
(後夜祭に参加したくなかったわけじゃないから……)
【亘】
(寂しくないといったら嘘になる)
【亘】
(でも、オレたちはまだ一年生だしな)
気持ちの整理はすぐについた。
オレたちは後夜祭には参加することなく……校舎へと向かった。
【萩山】
「えっと……どこの鍵が開いてんだっけ?」
【亘】
「校舎端っこの、トイレの窓」
【萩山】
「なんでもっとまともなところにしないんだ、あの野郎」
トイレの窓は、通常の教室や廊下の窓よりも少し狭くて高い場所にある。
どう考えても入りづらい。
【亘】
「まあ、全面的に協力するとか言っておいて絶対楽しんでると思う……」
これが終わった後、一部始終をしっかりとアクション交えて報告するように、とか言ってたし。
【亘】
(報告書ならまだしも、アクション交えてってのが……)
【萩山】
「と、ここか」
教えてもらった場所にたどりつき、窓に手を伸ばすと確かに鍵はかかってなかった。
【萩山】
「俺が先に入るな?」
ひょい、と軽い身のこなしでソウが窓の中に入る。
そして内側からオレに手を伸ばしてくれた。
【萩山】
「ほら、捕まれ」
【亘】
「う、うん」
オレの手をしっかりとつかんで、力強く引き上げてくれる。
少し壁を登るのに苦労したけれどソウのお陰で無事に中に入ることができた。
【亘】
(本当に、すっごく頼りがいのある奴になったよな)
【亘】
(なんか、最近変わったよな……て感じることが多くなった気がする)
それってもしかして……オレがソウに対しての見方が変わったってことなのかもしれない。
そんなことを思いながら、ソウの後ろを追いかけた。
真っ暗になった誰もいない校舎は、想像以上に怖くてものすごく寂しい感じがする。
昼間が大勢の生徒でにぎわっているから、余計そう感じるんだと思う。
【萩山】
「怖い?」
【亘】
「ちょっと怖い感じするけど……」
【亘】
「ソウがいるからな。大丈夫」
【萩山】
「ばっ……か、本当亘は……」
【萩山】
「うん?」
【萩山】
「そ、そういえばアラちんは?」
【亘】
「出発する前に神様に呼ばれたって言って慌てて出ていっちゃったんだ」
【萩山】
「最後まで使えないっつーか……」
【亘】
「でも、すごく心配してくれてたんだよ」
【亘】
「本当はいきたくないけど、オレたちにとってもいい事になると思うからって」
【亘】
「しつこいぐらい気をつけてって言われた」
【萩山】
「ふーん……ま、帰ってきたらちゃんと報告してやるか」
そんなことを話しながら長い廊下を歩いていると……
【亘】
「……あ」
真っ暗な校舎の廊下を、ふっと通り過ぎる影を見かけた。
暗くて顔はよくわからなかったけど、背格好から生徒の誰かだと思う。
【萩山】
「aドロップ購入者か? 追いかけよう」
【亘】
「うん」
オレたちは足音を立てないように、ひっそりとその生徒の後を追った。
どんどんと追いかけていくと、やがて生徒は特別教室棟へと入っていった。
【亘】
「特別教室棟……そう言えば、こっちの空き教室でけも耳生徒を見かける事が多かったよな」
【萩山】
「そうだな、確かに」
追いかけている影はどんどんと奥へと進んでいく。
その先にある教室は、限られてくる。
先に進んでいくうちに追いかけてる犯人に心当たりがついてきた。
【亘】
「なあ、もしかしてaドロップの密売人て……」
【萩山】
「…………ああ」
ソウもオレと同じ答えに行き着いたみたいだ。
真っ暗な校舎の中、ひとつの教室に明かりがついている。
そこは“科学室”だった。
追いかけていた生徒が科学室に入る前に、明かりの前に姿をさらした。
【萩山】
「あ、アイツは……」
【亘】
「!!」
それは、前にオレを襲ってきたはりねずみ男だった。
彼は周りを気にしたあとに、科学室の中へと入っていった。
【萩山】
「行くぞ。アイツがaドロップを買うとこを押さえれば言い逃れできないだろ」
【亘】
「うん」
ソウが音も立てずにサッと科学室の前へ移動する。
オレもその後に続いて静かに動いた。
そっと廊下の窓から中をのぞく。
【亘】
「あれ……?」
【萩山】
「誰もいない……な」
窓からのぞきこんだ科学室の中には、人影が見当たらなかった。
今さっき、確かにはりねずみ男が入っていったのに……。
【萩山】
「どういう事だ……」
【亘】
「わかんない」
ソウがドアを静かに開けて中に入っていく。
オレもそれに続いて中に入ってみた。
やっぱり誰もいない。
──そう思ってたとき、いきなり背後に気配を感じて腕をねじあげられた。
【亘】
「うわあっ!!」
【萩山】
「亘っ……!?」
【竹尾】
「……お前らはコソコソと何をしている?」
【竹尾】
「この時間は後夜祭で広場でキャンプファイヤーをしているはずだろ」
オレの身動きをとれなくしているのは、竹尾先生だった。
【萩山】
「竹尾、亘を離せ!」
【竹尾】
「萩山、お前は本当に教師に対する態度がなっていないな……」
