[本編] 柊木 郁哉 編
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すると彼はぺこりとお辞儀をして、オレたちとすれ違う形で階段を降りて行った。
【柊木】
「……なんか不思議なヤツだな」
【萩山】
「そうだな」
【柊木】
「雨宮ってああいうヤツなのか?」
【萩山】
「確か病気がちとかなんだよな?あんまり学校に来ないの」
【亘】
「わかんないけど」
【柊木】
「俺にもわからん」
皆で顔を合わせて首を傾げる。
寮で会ったときのことを喋ろうかと思ったところで、ソウの声で遮られてしまった。
【萩山】
「ま、いいや。行こうぜっ」
【???】
「どこにだ」
曲がり角から現れたのは……鋭い目にさらに眼鏡なんかかけちゃってる人物。
あの人は…
【亘】
「竹尾先生!」
【柊木】
「竹尾先生……」
担任の竹尾先生が目の前に現れてぎょっとしてしまう。
【柊木】
「どうしてここに……?」
【竹尾】
「それは私のセリフだ。お前たちはどこに行こうとしている?」
【萩山】
「第二化学室に……」
【竹尾】
「第二化学室は化学部の用具入れ扱いになっているはずだが、お前たちは何の用でそこに?」
【萩山】
「え、っと、それは……」
【亘】
(まさか名前がカッコいいから見てみたいなんて言える雰囲気じゃない……)
竹尾先生は容赦なくこちらを睨み付けて来る。
【亘】
(うう、怖っ…)
【竹尾】
「……用がないなら無闇にうろつくんじゃない」
【亘】
「はい、すみません……」
【竹尾】
「よけいなことを考えず、勉学に励むことだ」
【竹尾】
「高等部の授業は予習必須。中等部と同じように甘く考えていたら痛い目を見る」
【亘】
「わかりました」
そう言って第二化学室を確かめることもなく、オレたちはUターンを余儀なくされた。
【萩山】
「なんだよ、竹尾の奴ったらよーっ! 薫ちゃんとかかわいい名前してるくせにっ」
【柊木】
「怒ったんだろ、お前の浅はかな行動を」
【萩山】
「なんだと、郁哉っ」
【柊木】
「直ぐ激昂するところもだな」
【柊木】
「ああいうタイプは普段から『イイコ』にしてるとつっかかってこないぞ」
【亘】
「まあまあ、落ち着けって」
【柊木】
「確かにいけすかないのは同意だけどな」
オレたちは竹尾先生から逃げるように廊下を早歩きして(走ったらまた怒られる)、
別の方向に向かっていた。
【柊木】
「屋上でも行ってみるか?」
【萩山】
「……えっ!?」
【柊木】
「なんだよ、ソウ。屋上には魅かれないのか?」
【萩山】
「いや、屋上ってさ……」
【柊木】
「どうしたんだよ」
【萩山】
「中等部の時に聞いた学園七不思議に高等部の屋上っていうのがあったんだよ……」
【柊木】
「そんなモノまで信じてるのか。平和なヤツだな」
【亘】
「七不思議って、どんなのなんだ?」
【萩山】
「昔自殺した生徒の地縛霊がいて」
【萩山】
「あらゆるカギを試しても開かなかったって言う……」
【亘】
「うーん……」
【柊木】
「おもしろそうじゃん、行ってみよう」
【萩山】
「郁哉!」
【柊木】
「なんだよ、もしかして怖いのか?」
【萩山】
「こ、こわくなんかねえよ!」
【柊木】
「じゃあいいだろ?」
【萩山】
「う、うん……」
【柊木】
「さて、ここが屋上のドアだけど……」
【萩山】
「な、なぁ……やっぱりやめねぇ?」
【柊木】
「ソウ、……まさかビビってんの?」
【萩山】
「違ぇよ! 違う、けど……」
きょろきょろしながらソウが答える。
それを見てオレもまわりを見渡してみる。
【亘】
「そんなに怖い感じしないけど……」
霊感がそんなにある方ではない(動物なら話は別だ)けど、そんなに幽霊が出そうな感じはしない。
【柊木】
「っていうかカギ云々以前に、この扉開けられそうじゃないか?」
屋上へ続く階段だけ古いままだから、怖がられてるのだろうか。
古びたドアノブをガチャ…とまわすと、ソウが悲鳴を上げた。
【萩山】
「ひぃ!」
そしてソウはやっぱり怯えているのか、とっさにオレの手を掴んだ。
【萩山】
「やめろって郁哉!」
【柊木】
「……お前こそ、亘の手握るのやめろっつーの」
そう言って今度は、郁哉がもう片方のオレの手を取る。
……なんかわからないけど両手とも繋がれてしまった。
【亘】
(郁哉は怖くないのになんで……)
【亘】
「手、つなぎたい?」
【柊木】
「……なんか不思議なヤツだな」
【萩山】
「そうだな」
【柊木】
「雨宮ってああいうヤツなのか?」
【萩山】
「確か病気がちとかなんだよな?あんまり学校に来ないの」
【亘】
「わかんないけど」
【柊木】
「俺にもわからん」
皆で顔を合わせて首を傾げる。
寮で会ったときのことを喋ろうかと思ったところで、ソウの声で遮られてしまった。
【萩山】
「ま、いいや。行こうぜっ」
【???】
「どこにだ」
曲がり角から現れたのは……鋭い目にさらに眼鏡なんかかけちゃってる人物。
あの人は…
【亘】
「竹尾先生!」
【柊木】
「竹尾先生……」
担任の竹尾先生が目の前に現れてぎょっとしてしまう。
【柊木】
「どうしてここに……?」
【竹尾】
「それは私のセリフだ。お前たちはどこに行こうとしている?」
【萩山】
「第二化学室に……」
【竹尾】
「第二化学室は化学部の用具入れ扱いになっているはずだが、お前たちは何の用でそこに?」
【萩山】
「え、っと、それは……」
【亘】
(まさか名前がカッコいいから見てみたいなんて言える雰囲気じゃない……)
竹尾先生は容赦なくこちらを睨み付けて来る。
【亘】
(うう、怖っ…)
【竹尾】
「……用がないなら無闇にうろつくんじゃない」
【亘】
「はい、すみません……」
【竹尾】
「よけいなことを考えず、勉学に励むことだ」
【竹尾】
「高等部の授業は予習必須。中等部と同じように甘く考えていたら痛い目を見る」
【亘】
「わかりました」
そう言って第二化学室を確かめることもなく、オレたちはUターンを余儀なくされた。
【萩山】
「なんだよ、竹尾の奴ったらよーっ! 薫ちゃんとかかわいい名前してるくせにっ」
【柊木】
「怒ったんだろ、お前の浅はかな行動を」
【萩山】
「なんだと、郁哉っ」
【柊木】
「直ぐ激昂するところもだな」
【柊木】
「ああいうタイプは普段から『イイコ』にしてるとつっかかってこないぞ」
【亘】
「まあまあ、落ち着けって」
【柊木】
「確かにいけすかないのは同意だけどな」
オレたちは竹尾先生から逃げるように廊下を早歩きして(走ったらまた怒られる)、
別の方向に向かっていた。
【柊木】
「屋上でも行ってみるか?」
【萩山】
「……えっ!?」
【柊木】
「なんだよ、ソウ。屋上には魅かれないのか?」
【萩山】
「いや、屋上ってさ……」
【柊木】
「どうしたんだよ」
【萩山】
「中等部の時に聞いた学園七不思議に高等部の屋上っていうのがあったんだよ……」
【柊木】
「そんなモノまで信じてるのか。平和なヤツだな」
【亘】
「七不思議って、どんなのなんだ?」
【萩山】
「昔自殺した生徒の地縛霊がいて」
【萩山】
「あらゆるカギを試しても開かなかったって言う……」
【亘】
「うーん……」
【柊木】
「おもしろそうじゃん、行ってみよう」
【萩山】
「郁哉!」
【柊木】
「なんだよ、もしかして怖いのか?」
【萩山】
「こ、こわくなんかねえよ!」
【柊木】
「じゃあいいだろ?」
【萩山】
「う、うん……」
【柊木】
「さて、ここが屋上のドアだけど……」
【萩山】
「な、なぁ……やっぱりやめねぇ?」
【柊木】
「ソウ、……まさかビビってんの?」
【萩山】
「違ぇよ! 違う、けど……」
きょろきょろしながらソウが答える。
それを見てオレもまわりを見渡してみる。
【亘】
「そんなに怖い感じしないけど……」
霊感がそんなにある方ではない(動物なら話は別だ)けど、そんなに幽霊が出そうな感じはしない。
【柊木】
「っていうかカギ云々以前に、この扉開けられそうじゃないか?」
屋上へ続く階段だけ古いままだから、怖がられてるのだろうか。
古びたドアノブをガチャ…とまわすと、ソウが悲鳴を上げた。
【萩山】
「ひぃ!」
そしてソウはやっぱり怯えているのか、とっさにオレの手を掴んだ。
【萩山】
「やめろって郁哉!」
【柊木】
「……お前こそ、亘の手握るのやめろっつーの」
そう言って今度は、郁哉がもう片方のオレの手を取る。
……なんかわからないけど両手とも繋がれてしまった。
【亘】
(郁哉は怖くないのになんで……)
【亘】
「手、つなぎたい?」
