[本編] 萩山 ソウ 編
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ソウの謎の宣言とオレの叫びを聞いて、生徒会長はため息をついた。
【葛貫】
「はぁ……意味はわからないけど、ともかくキミ達は手を引く気がないようだね」
【萩山】
「ああ」
【葛貫】
「じゃあ、私が得た情報をキミ達に託そう」
【亘】
「え、何か教えてくれるんですか?」
【葛貫】
「実のところ、生徒会長の私が自ら動くというのも目立つ事が多くてね」
【亘】
(それは、まあ……会長のキャラ自体が目立つからなぁ……)
【葛貫】
「だからここから先は、一般生徒の方が動きやすいんじゃないか、とも思ってたんだ」
【葛貫】
「キミ達をわざわざ演劇に巻き込んだのは、警告をする為と」
【葛貫】
「もし信頼できそうなら後を託したいとも思ったからだよ」
【亘】
「そうだったんですか……」
【萩山】
「それで、会長が調べられたことって?」
【葛貫】
「今回の被害者は、みんな勉学なりスポーツなり、いろいろと悩みを抱えた生徒が多い」
【葛貫】
「生徒会長として、そんな生徒達に接触することはたやすかった」
【葛貫】
「時には悩みを聞いて上げる事で、aドロップに頼らずに自信を取り戻した生徒もいる」
【亘】
(この前の、ケモ耳生徒と話してたのって……)
【葛貫】
「彼らの話を聞いていたら、密売人と直接会う事はなかったから正体は分からないものの」
【葛貫】
「おそらく生徒ではないだろうという結論に至った」
【萩山】
「生徒ではない……?」
【葛貫】
「相手は悩みを抱えた生徒の、勉学やスポーツでの成績の下降具合を事細かに知っていたらしい」
【葛貫】
「私の耳にも、いろいろと問題のありそうな生徒の話題は入ってくるが」
【葛貫】
「さすがに噂程度のものだ。いつ頃をきっかけに不調になり、どこで下降したのか」
【葛貫】
「さらには相手の家庭環境の悩みまで調べるなんて事は不可能に近い」
【亘】
「そこまで生徒の内部事情に詳しいなんて……」
【萩山】
「そういや俺たち、怪しそうな生徒ばかり調べてたよな」
【亘】
「……うん」
【萩山】
「てことは、密売人は……」
【亘】
「先生の中にいる、てことだね」
【葛貫】
「そうなるね」
オレたちは互いの顔を見合わせて、頷きあった。
【葛貫】
「最近、密売人に動きがない」
【葛貫】
「キミ達が派手に動いた事で相手も警戒しているんだろうね」
【亘】
「それじゃ、もう尻尾をつかむ事はできないんですか?」
【葛貫】
「いや、次の機会を狙っているんだろう」
【亘】
「次の機会……?」
【亘】
「って、ああ! そういえば、劇の練習中でしたよね!?」
【葛貫】
「うん、流石にそろそろ戻らないと怒られそうですねえ……」
そしてオレたちは、途中で劇の練習を抜け出していたことを思い出し―
あらかたaドロップについての話し合いが終わり、オレたちは生徒会室に戻った。
【柊木】
「少し長かったが……一体何してたんだ?」
【亘】
「ああ……戦闘シーンを盛り上げようって話し合いで盛り上がりすぎて……」
【亘】
「その打ち合わせをしてたんだ」
郁哉に対して嘘を吐くのは何だか心苦しいけど、でも本当の事を言うわけにもいかない。
【柊木】
「何か俺に隠し事……してないか?」
【亘】
「へっ!?」
付き合いも長いし、頭がいいだけあって郁哉は勘が鋭い。
【柊木】
「何かあるなら、正直に言えよ?」
【亘】
「本当に何でもないから」
【亘】
(二人の事件だから…巻き込めない)
郁哉に上手く返事を返せずに、その日の練習は終わった。
練習が終わると、オレとソウは部屋に戻ってきてアラさんに報告をした。
【アラさん】
「……そうか。うん、出番無さ過ぎたからお前らが俺の存在を忘れてなくてまず一安心だ。」
【亘】
「え?」
【アラさん】
「まあ、それは置いといて……ともかく生徒会長は犯人じゃなかったんだな」
【亘】
「うん」
【萩山】
「で、会長からの話によると、犯人は教師の誰かで」
【萩山】
「今は警戒して身を潜めてる」
【亘】
「おそらく次に動くのは、文化祭の日の夜に行われる後夜祭の時じゃないかって」
【アラさん】
「どうしてだ?」
【亘】
「文化祭当日の昼は、オレたちが出る演劇とかいろんな催し物があって」
【亘】
「来賓や他校の生徒もいっぱい訪れるんだ」
【アラさん】
「目立つことを嫌う輩には、校内は賑わいすぎているということか」
【亘】
「そういうことになるね」
【萩山】
「後夜祭はでかい広場に全校生徒集めてやるから、校舎内はガラッガラになる」
【アラさん】
「そこを狙ってaドロップの取引を行うのか……」
生徒会長から、後夜祭の時間は生徒だけ校舎内立ち入り禁止になると教えてもらった。
こっそり取引するには、うってつけだと思う。
【アラさん】
「お前ら、事件解決がんばってくれよな!」
【萩山】
「ああ、ここまで来たんだ最後までやってやるよ」
【亘】
「これを無事解決すれば、マタタビ体質から解放されるわけだし……がんばるよ!」
【アラさん】
「その前に、劇もばっちり決めてくれよな! 楽しみにしてるんだからな」
【亘】
「楽しみにしなくていいから! あと、本番見に来るなよ!」
生徒会長もオレたちに接触するなら接触するで、普通に話しかけてくれればいいのに……。
【葛貫】
「はぁ……意味はわからないけど、ともかくキミ達は手を引く気がないようだね」
【萩山】
「ああ」
【葛貫】
「じゃあ、私が得た情報をキミ達に託そう」
【亘】
「え、何か教えてくれるんですか?」
【葛貫】
「実のところ、生徒会長の私が自ら動くというのも目立つ事が多くてね」
【亘】
(それは、まあ……会長のキャラ自体が目立つからなぁ……)
【葛貫】
「だからここから先は、一般生徒の方が動きやすいんじゃないか、とも思ってたんだ」
【葛貫】
「キミ達をわざわざ演劇に巻き込んだのは、警告をする為と」
【葛貫】
「もし信頼できそうなら後を託したいとも思ったからだよ」
【亘】
「そうだったんですか……」
【萩山】
「それで、会長が調べられたことって?」
【葛貫】
「今回の被害者は、みんな勉学なりスポーツなり、いろいろと悩みを抱えた生徒が多い」
【葛貫】
「生徒会長として、そんな生徒達に接触することはたやすかった」
【葛貫】
「時には悩みを聞いて上げる事で、aドロップに頼らずに自信を取り戻した生徒もいる」
【亘】
(この前の、ケモ耳生徒と話してたのって……)
【葛貫】
「彼らの話を聞いていたら、密売人と直接会う事はなかったから正体は分からないものの」
【葛貫】
「おそらく生徒ではないだろうという結論に至った」
【萩山】
「生徒ではない……?」
【葛貫】
「相手は悩みを抱えた生徒の、勉学やスポーツでの成績の下降具合を事細かに知っていたらしい」
【葛貫】
「私の耳にも、いろいろと問題のありそうな生徒の話題は入ってくるが」
【葛貫】
「さすがに噂程度のものだ。いつ頃をきっかけに不調になり、どこで下降したのか」
【葛貫】
「さらには相手の家庭環境の悩みまで調べるなんて事は不可能に近い」
【亘】
「そこまで生徒の内部事情に詳しいなんて……」
【萩山】
「そういや俺たち、怪しそうな生徒ばかり調べてたよな」
【亘】
「……うん」
【萩山】
「てことは、密売人は……」
【亘】
「先生の中にいる、てことだね」
【葛貫】
「そうなるね」
オレたちは互いの顔を見合わせて、頷きあった。
【葛貫】
「最近、密売人に動きがない」
【葛貫】
「キミ達が派手に動いた事で相手も警戒しているんだろうね」
【亘】
「それじゃ、もう尻尾をつかむ事はできないんですか?」
【葛貫】
「いや、次の機会を狙っているんだろう」
【亘】
「次の機会……?」
【亘】
「って、ああ! そういえば、劇の練習中でしたよね!?」
【葛貫】
「うん、流石にそろそろ戻らないと怒られそうですねえ……」
そしてオレたちは、途中で劇の練習を抜け出していたことを思い出し―
あらかたaドロップについての話し合いが終わり、オレたちは生徒会室に戻った。
【柊木】
「少し長かったが……一体何してたんだ?」
【亘】
「ああ……戦闘シーンを盛り上げようって話し合いで盛り上がりすぎて……」
【亘】
「その打ち合わせをしてたんだ」
郁哉に対して嘘を吐くのは何だか心苦しいけど、でも本当の事を言うわけにもいかない。
【柊木】
「何か俺に隠し事……してないか?」
【亘】
「へっ!?」
付き合いも長いし、頭がいいだけあって郁哉は勘が鋭い。
【柊木】
「何かあるなら、正直に言えよ?」
【亘】
「本当に何でもないから」
【亘】
(二人の事件だから…巻き込めない)
郁哉に上手く返事を返せずに、その日の練習は終わった。
練習が終わると、オレとソウは部屋に戻ってきてアラさんに報告をした。
【アラさん】
「……そうか。うん、出番無さ過ぎたからお前らが俺の存在を忘れてなくてまず一安心だ。」
【亘】
「え?」
【アラさん】
「まあ、それは置いといて……ともかく生徒会長は犯人じゃなかったんだな」
【亘】
「うん」
【萩山】
「で、会長からの話によると、犯人は教師の誰かで」
【萩山】
「今は警戒して身を潜めてる」
【亘】
「おそらく次に動くのは、文化祭の日の夜に行われる後夜祭の時じゃないかって」
【アラさん】
「どうしてだ?」
【亘】
「文化祭当日の昼は、オレたちが出る演劇とかいろんな催し物があって」
【亘】
「来賓や他校の生徒もいっぱい訪れるんだ」
【アラさん】
「目立つことを嫌う輩には、校内は賑わいすぎているということか」
【亘】
「そういうことになるね」
【萩山】
「後夜祭はでかい広場に全校生徒集めてやるから、校舎内はガラッガラになる」
【アラさん】
「そこを狙ってaドロップの取引を行うのか……」
生徒会長から、後夜祭の時間は生徒だけ校舎内立ち入り禁止になると教えてもらった。
こっそり取引するには、うってつけだと思う。
【アラさん】
「お前ら、事件解決がんばってくれよな!」
【萩山】
「ああ、ここまで来たんだ最後までやってやるよ」
【亘】
「これを無事解決すれば、マタタビ体質から解放されるわけだし……がんばるよ!」
【アラさん】
「その前に、劇もばっちり決めてくれよな! 楽しみにしてるんだからな」
【亘】
「楽しみにしなくていいから! あと、本番見に来るなよ!」
生徒会長もオレたちに接触するなら接触するで、普通に話しかけてくれればいいのに……。
