[本編] 萩山 ソウ 編
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【萩山】
「割とできそうな気がすんだよね」
オレだけではなくて、ソウと郁哉もいる。
正直、知ってる人がいるってのはかなり助かる。
本当は主役なんて、と一応意思を伝えようとは思ったけれど。
あの生徒会長に叶うわけがなく、今ここにいる。
【葛貫】
「さて、全員集まってるので紹介していきます!」
【葛貫】
「朝、盛大に発表させていただいたのでご存知かと思いますが……、こちらが主演の菊崎亘くんです!」
【亘】
「よ、よろしくお願いします……」
その場で拍手がおこる。
こんな場面は慣れてないので、いやでも緊張してしまう。
【三桜】
「よろしくなぁ、自分」
【朝日】
「よろしく」
【三桜】
「ぼくは三桜 芳之(みさくら よしゆき)っていうんよ」
【朝日】
「俺は朝日 葵(あさひ あおい)だ。改めて、よろしくな!」
ええっと、三桜さんに朝日さん、だな……。
制服は緑だから二年生か。
二人とも背が高くて思わず見上げてしまう。
【朝日】
「亘って呼ばせてもらうな!」
【亘】
「はい!じゃあオレは朝日さんって呼ばせてもらっていいですか?」
【朝日】
「おう!なんでもいいぞ?」
【三桜】
「じゃあぼくは何て呼ぶかなー…」
【三桜】
「んー…」
【三桜】
「菊崎、やからきぃくんとかどない?」
【亘】
「ええっ!?」
【亘】
「そんな風に呼ばれたことないですよ…?」
【三桜】
「おっ、そんなら尚更ええやん♪」
なんというか……流石、生徒会長の有志の劇に集められたメンバーという感じで。
確かに皆かっこいいと思うけど、何か……変わっているというか。
【亘】
「は、はぁ…じゃあ、それで」
【三桜】
「おおきになー、きぃくん」
【朝日】
「お前なぁ…亘が困ってるだろ」
【亘】
「あ、いや驚きましたけど…困ってはないです」
【三桜】
「ほらほらぁ!きぃくんもこう言ってくれてるやん」
【三桜】
「僕のことはみっちゃんでええよ?」
【亘】
「いやいやいや!呼べませんよ!」
【三桜】
「遠慮せんでいいのに。みっちゃん。ほらほら?」
【亘】
「じゃ、じゃあみっちゃん先輩で…」
【三桜】
「うんうん。きぃくんは無茶ぶりにも素直に答えてくれるええ子やんなぁ!」
【朝日】
「ごめんな、こいつマイペースで…」
【三桜】
「ちょ、アオイに言われたないわ」
【亘】
「は、はぁ…。ところで、三桜先輩はハーフなんですか?」
綺麗なブロードの髪に青い瞳は日本人離れをしている容姿なのに
関西弁でとめどなく喋る姿のギャップに驚いてしまう。
実はずっと気になっていたけど、話にあっとうされてしまってなかなか聞けなかったのだ。
【三桜】
「あっ、やっとつっこんでくれたんや!」
【三桜】
「よかったぁ~このままスルーされるかと思ったやん」
【三桜】
「僕はハーフやなくてクォーターなんよ。日本人の血も四分の一入っとって」
【三桜】
「だけども生まれも育ちも西の人間でなー。この通り」
【亘】
「なるほど…」
そんな雑談を交えつつ、どうやら話を聞いていると
劇に出るメンバーはほとんど有志で、生徒会は裏方に回っているそうだ。
と、いうよりも生徒会は生徒会で当日は忙しいからそっちに回っているらしい。
じゃあ劇なんてやるなよ……という理屈は会長には通用しないみたいだ。
どっちにせよ敏腕生徒会長のことだから、自分は劇に出て更に生徒会をまとめつつ実行委員長とのやり取りも出来てしまうようで。
だからおとがめもないということらしい……。
【亘】
「生徒会長は一人じゃない説も出てるとか……どんだけなんだよ」
二年生に挨拶が終わったあとに、ソウと郁哉のところに戻ろうとしたら声をかけられた。
【雨宮】
「菊崎くん……よろしくね」
【亘】
「あ、雨宮……! お前も演劇に出るんだ」
【雨宮】
「うん。会長に執拗に勧誘を受けて致し方なく……ね」
【亘】
「お前の気持ち、よくわかるぞ!」
うんうん頷きあっていると、会長から集合がかかる。
【葛貫】
「はーい、注目ですッ。台本配るから受け取ってください」
【葛貫】
「その前にかるーくお話を説明しておきますと……」
【葛貫】
「『ある日両親を失ってしまった主人公は、三男坊であるが故に猫しか遺産を与えられなかった』」
【亘】
(それってあの有名な童話じゃ……)
【亘】
(長靴を履いた……)
【葛貫】
「『なんだよ猫かよ、と嘆く主人公に猫がささやきます』」
【亘】
(あ、この猫役、ソウがやるんだ)
猫役なんてソウにぴったりだな、てちょっと微笑ましく思っていたら……。
【葛貫】
「この国の王をやっちまいましょう。そうして国を乗っ取れば、アンタが次の王だ! と」
【亘】
「ちょっと待った! いきなり何その展開!」
【亘】
「猫が邪悪すぎるだろ!!」
【葛貫】
「もーー!せっかちさんですねえ」
【葛貫】
「話は最後まで聞いてくださいね?」
【葛貫】
「実は国王は魔王で、国を魔力で支配していたのだ!」
【亘】
「…………え」
【葛貫】
「猫と主人公はバディとなってお互い助け合って魔王を倒し、主人公はその後英雄として国の王様になる!」
【葛貫】
「……というロマン溢れる痛快友情冒険活劇なのですよ!」
「割とできそうな気がすんだよね」
オレだけではなくて、ソウと郁哉もいる。
正直、知ってる人がいるってのはかなり助かる。
本当は主役なんて、と一応意思を伝えようとは思ったけれど。
あの生徒会長に叶うわけがなく、今ここにいる。
【葛貫】
「さて、全員集まってるので紹介していきます!」
【葛貫】
「朝、盛大に発表させていただいたのでご存知かと思いますが……、こちらが主演の菊崎亘くんです!」
【亘】
「よ、よろしくお願いします……」
その場で拍手がおこる。
こんな場面は慣れてないので、いやでも緊張してしまう。
【三桜】
「よろしくなぁ、自分」
【朝日】
「よろしく」
【三桜】
「ぼくは三桜 芳之(みさくら よしゆき)っていうんよ」
【朝日】
「俺は朝日 葵(あさひ あおい)だ。改めて、よろしくな!」
ええっと、三桜さんに朝日さん、だな……。
制服は緑だから二年生か。
二人とも背が高くて思わず見上げてしまう。
【朝日】
「亘って呼ばせてもらうな!」
【亘】
「はい!じゃあオレは朝日さんって呼ばせてもらっていいですか?」
【朝日】
「おう!なんでもいいぞ?」
【三桜】
「じゃあぼくは何て呼ぶかなー…」
【三桜】
「んー…」
【三桜】
「菊崎、やからきぃくんとかどない?」
【亘】
「ええっ!?」
【亘】
「そんな風に呼ばれたことないですよ…?」
【三桜】
「おっ、そんなら尚更ええやん♪」
なんというか……流石、生徒会長の有志の劇に集められたメンバーという感じで。
確かに皆かっこいいと思うけど、何か……変わっているというか。
【亘】
「は、はぁ…じゃあ、それで」
【三桜】
「おおきになー、きぃくん」
【朝日】
「お前なぁ…亘が困ってるだろ」
【亘】
「あ、いや驚きましたけど…困ってはないです」
【三桜】
「ほらほらぁ!きぃくんもこう言ってくれてるやん」
【三桜】
「僕のことはみっちゃんでええよ?」
【亘】
「いやいやいや!呼べませんよ!」
【三桜】
「遠慮せんでいいのに。みっちゃん。ほらほら?」
【亘】
「じゃ、じゃあみっちゃん先輩で…」
【三桜】
「うんうん。きぃくんは無茶ぶりにも素直に答えてくれるええ子やんなぁ!」
【朝日】
「ごめんな、こいつマイペースで…」
【三桜】
「ちょ、アオイに言われたないわ」
【亘】
「は、はぁ…。ところで、三桜先輩はハーフなんですか?」
綺麗なブロードの髪に青い瞳は日本人離れをしている容姿なのに
関西弁でとめどなく喋る姿のギャップに驚いてしまう。
実はずっと気になっていたけど、話にあっとうされてしまってなかなか聞けなかったのだ。
【三桜】
「あっ、やっとつっこんでくれたんや!」
【三桜】
「よかったぁ~このままスルーされるかと思ったやん」
【三桜】
「僕はハーフやなくてクォーターなんよ。日本人の血も四分の一入っとって」
【三桜】
「だけども生まれも育ちも西の人間でなー。この通り」
【亘】
「なるほど…」
そんな雑談を交えつつ、どうやら話を聞いていると
劇に出るメンバーはほとんど有志で、生徒会は裏方に回っているそうだ。
と、いうよりも生徒会は生徒会で当日は忙しいからそっちに回っているらしい。
じゃあ劇なんてやるなよ……という理屈は会長には通用しないみたいだ。
どっちにせよ敏腕生徒会長のことだから、自分は劇に出て更に生徒会をまとめつつ実行委員長とのやり取りも出来てしまうようで。
だからおとがめもないということらしい……。
【亘】
「生徒会長は一人じゃない説も出てるとか……どんだけなんだよ」
二年生に挨拶が終わったあとに、ソウと郁哉のところに戻ろうとしたら声をかけられた。
【雨宮】
「菊崎くん……よろしくね」
【亘】
「あ、雨宮……! お前も演劇に出るんだ」
【雨宮】
「うん。会長に執拗に勧誘を受けて致し方なく……ね」
【亘】
「お前の気持ち、よくわかるぞ!」
うんうん頷きあっていると、会長から集合がかかる。
【葛貫】
「はーい、注目ですッ。台本配るから受け取ってください」
【葛貫】
「その前にかるーくお話を説明しておきますと……」
【葛貫】
「『ある日両親を失ってしまった主人公は、三男坊であるが故に猫しか遺産を与えられなかった』」
【亘】
(それってあの有名な童話じゃ……)
【亘】
(長靴を履いた……)
【葛貫】
「『なんだよ猫かよ、と嘆く主人公に猫がささやきます』」
【亘】
(あ、この猫役、ソウがやるんだ)
猫役なんてソウにぴったりだな、てちょっと微笑ましく思っていたら……。
【葛貫】
「この国の王をやっちまいましょう。そうして国を乗っ取れば、アンタが次の王だ! と」
【亘】
「ちょっと待った! いきなり何その展開!」
【亘】
「猫が邪悪すぎるだろ!!」
【葛貫】
「もーー!せっかちさんですねえ」
【葛貫】
「話は最後まで聞いてくださいね?」
【葛貫】
「実は国王は魔王で、国を魔力で支配していたのだ!」
【亘】
「…………え」
【葛貫】
「猫と主人公はバディとなってお互い助け合って魔王を倒し、主人公はその後英雄として国の王様になる!」
【葛貫】
「……というロマン溢れる痛快友情冒険活劇なのですよ!」
