[本編] 萩山 ソウ 編
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オレの部屋に、オレとソウとアラさんのふたりと一匹が頭を寄せ合っている。
その真ん中に置かれた1本の棒付きキャンディ。
【亘】
「とりあえず、情報をまとめてみようか」
【萩山】
「まとめてみようか、て言ったって……」
【萩山】
「もうアイツが犯人決定じゃん」
【亘】
「まあ……そうだよね」
【亘】
「でもとりあえず、整理したい」
【萩山】
「亘がそう言うなら…振り返ってみるか」
【萩山】
「前に屋上に現れたのもやっぱ、aドロップ売りつける為だよな」
【萩山】
「たぶん、この間のあのはりねずみ野郎に」
【亘】
「彼は校内メールでaドロップの情報が送られてきた、て言ってた」
【萩山】
「学校の中でしか使わないメアドにメールが来るって事は、学校内の人間だろ?」
【亘】
「メールアドレスは名前を元に作られてるから、簡単にわかるけど」
【亘】
「でも、一般生徒だったら全校生徒の名前を知ってるわけではないし……」
【萩山】
「そもそも、屋上が開いてたのも鍵使って開けたかもしれないんだし」
【萩山】
「生徒会の人間だったら、いくらでも理由つけて学校内の施設使い放題じゃん」
【亘】
「売りつけられる相手は、成績やスポーツで落ちこぼれてる奴ら……」
【萩山】
「風紀委員ともツルんでるから、素行に問題ある奴の情報はいくらでも手に入んだろ」
【萩山】
「真面目で目立たねえ俺の事も知ってたくらいだし……」
【亘】
「ソウはよく授業とかイベントサボったりするし、反抗的な態度とったりしてるから」
【亘】
「結構目立ってると思うよ。悪い意味で……」
【亘】
「もうちょっと真面目になりなよ」
【萩山】
「俺へのお説教はいいから……それより続き、続き」
【亘】
「ああ、うん……」
【アラさん】
「まあなんと言っても、これを持ってケモ耳生徒と会っていた、というのが動かぬ証拠だよな」
【萩山】
「どの情報ひとつとっても、生徒会長が犯人としか言いようがないな」
【亘】
「そうだな……」
【アラさん】
「どうにか生徒会長に近づけないのか?」
【亘】
「オレもソウも、生徒会に近づく機会なんてないよ」
【萩山】
「この学校内で、一番遠い存在ってやつだよな」
【亘】
「うん」
なんとか近づけないかなぁ……と悩んでみたけど。
結局なんの術も思いつかなかった。
それから、特に会長と接触することもなく。
aドロップ関連の事件とも遭遇することがなくて……。
ちょっと緊張感が途切れかかっていたある日。
講堂に高等部の全学年の生徒が招集された。
【亘】
(突然の全校集会て……一体、何なんだろう……)
HRが始まる前に、校内スピーカーでいきなり体育館に集まるよう招集がかけられた。
それで全校生徒が体育館に集まったわけだけど……。
突然のことすぎて、オレたち生徒だけじゃなく先生たちもなんか落ち着かない感じがした。
【萩山】
「ふぁああ……ねむっ……一体何が始まんだよ」
【???】
「こらそこ、あくびしちゃダメですよーっ!」
【萩山】
「っ!?」
スピーカーから声が響いたと思ったら、いきなり壇上にバラの花びらが舞いおりてきた。
そして盛大な音楽が鳴り響く。
【亘】
「はあっ!?」
驚いて目を見開いたのは、オレだけじゃない。
その場にいた全員があっけにとられていた。
【葛貫】
「みなさん! お待たせしてしまい申し訳ない!」
赤い花びらの絨毯の上を颯爽と歩く生徒会長。
【生徒たち】
「生徒会長ーーーー!」
【葛貫】
「やあやあやあ! ごきげんよう諸君! やあやあ!」
キャーキャー騒ぐ生徒たちの間を手を振りながら笑顔で通っていった生徒会長。
キャーキャーって言っても男の声だからワーワーだな……うん……。
華麗にターンをしてこちらを向くと、いよいよ嫌な予感がする。
【葛貫】
「さて、集会を始めようではないか!」
【亘】
(一体、何を始める気なんだろうあの人……)
【葛貫】
「みんなを集めたのは他でもない、生徒会から重大なお知らせがあるからデス!」
【葛貫】
「もうすぐ、毎年恒例の生徒会主催の演劇発表があるでしょう?」
【亘】
(へえ、そんなものがあるんだ)
【葛貫】
「毎年毎年来賓を呼んで、豪華なセットと若いイケメンたちで創りあげる盛大なあの舞台の……」
【葛貫】
「出演者が決まりましたぁああ!!」
【葛貫】
「………………」
【亘】
(み、見てる!! めっちゃみんなを見てる……!)
生徒たちの反応を待ち構えてる感じだったけど……特に誰も何も反応しなかった。
というか、反応のしようがないっていう感じだ。
【葛貫】
「えーコホン……」
【葛貫】
「栄えある主役に抜擢されたのは、菊崎亘くんです!」
さっきは無反応だった聴衆が一斉にオレを見た。
【亘】
「オレが……主役?」
【亘】
「ええええええええ!?」
【亘】
(あっ、講堂ってよく声が響くんだなぁ……)
あまりの予想外の自体に、オレは現実見るのを止めた―
その後、放課後に生徒会室に呼ばれた。
とりあえず生徒会長に近づけるチャンスができたのはいいけど……。
【亘】
「なんでオレが主役なんだ……」
朝からの疲れがドッと押し寄せてくる。
放課後になるまでずっとこの演劇の事ばかり考えてて、1日中気が重かった。
幸いなことに、オレ1人が巻き込まれたわけじゃないのがせめてもの救いだけど。
【萩山】
「郁哉も演劇出るんだな」
【柊木】
「ソウに演技なんてできるのか?」
その真ん中に置かれた1本の棒付きキャンディ。
【亘】
「とりあえず、情報をまとめてみようか」
【萩山】
「まとめてみようか、て言ったって……」
【萩山】
「もうアイツが犯人決定じゃん」
【亘】
「まあ……そうだよね」
【亘】
「でもとりあえず、整理したい」
【萩山】
「亘がそう言うなら…振り返ってみるか」
【萩山】
「前に屋上に現れたのもやっぱ、aドロップ売りつける為だよな」
【萩山】
「たぶん、この間のあのはりねずみ野郎に」
【亘】
「彼は校内メールでaドロップの情報が送られてきた、て言ってた」
【萩山】
「学校の中でしか使わないメアドにメールが来るって事は、学校内の人間だろ?」
【亘】
「メールアドレスは名前を元に作られてるから、簡単にわかるけど」
【亘】
「でも、一般生徒だったら全校生徒の名前を知ってるわけではないし……」
【萩山】
「そもそも、屋上が開いてたのも鍵使って開けたかもしれないんだし」
【萩山】
「生徒会の人間だったら、いくらでも理由つけて学校内の施設使い放題じゃん」
【亘】
「売りつけられる相手は、成績やスポーツで落ちこぼれてる奴ら……」
【萩山】
「風紀委員ともツルんでるから、素行に問題ある奴の情報はいくらでも手に入んだろ」
【萩山】
「真面目で目立たねえ俺の事も知ってたくらいだし……」
【亘】
「ソウはよく授業とかイベントサボったりするし、反抗的な態度とったりしてるから」
【亘】
「結構目立ってると思うよ。悪い意味で……」
【亘】
「もうちょっと真面目になりなよ」
【萩山】
「俺へのお説教はいいから……それより続き、続き」
【亘】
「ああ、うん……」
【アラさん】
「まあなんと言っても、これを持ってケモ耳生徒と会っていた、というのが動かぬ証拠だよな」
【萩山】
「どの情報ひとつとっても、生徒会長が犯人としか言いようがないな」
【亘】
「そうだな……」
【アラさん】
「どうにか生徒会長に近づけないのか?」
【亘】
「オレもソウも、生徒会に近づく機会なんてないよ」
【萩山】
「この学校内で、一番遠い存在ってやつだよな」
【亘】
「うん」
なんとか近づけないかなぁ……と悩んでみたけど。
結局なんの術も思いつかなかった。
それから、特に会長と接触することもなく。
aドロップ関連の事件とも遭遇することがなくて……。
ちょっと緊張感が途切れかかっていたある日。
講堂に高等部の全学年の生徒が招集された。
【亘】
(突然の全校集会て……一体、何なんだろう……)
HRが始まる前に、校内スピーカーでいきなり体育館に集まるよう招集がかけられた。
それで全校生徒が体育館に集まったわけだけど……。
突然のことすぎて、オレたち生徒だけじゃなく先生たちもなんか落ち着かない感じがした。
【萩山】
「ふぁああ……ねむっ……一体何が始まんだよ」
【???】
「こらそこ、あくびしちゃダメですよーっ!」
【萩山】
「っ!?」
スピーカーから声が響いたと思ったら、いきなり壇上にバラの花びらが舞いおりてきた。
そして盛大な音楽が鳴り響く。
【亘】
「はあっ!?」
驚いて目を見開いたのは、オレだけじゃない。
その場にいた全員があっけにとられていた。
【葛貫】
「みなさん! お待たせしてしまい申し訳ない!」
赤い花びらの絨毯の上を颯爽と歩く生徒会長。
【生徒たち】
「生徒会長ーーーー!」
【葛貫】
「やあやあやあ! ごきげんよう諸君! やあやあ!」
キャーキャー騒ぐ生徒たちの間を手を振りながら笑顔で通っていった生徒会長。
キャーキャーって言っても男の声だからワーワーだな……うん……。
華麗にターンをしてこちらを向くと、いよいよ嫌な予感がする。
【葛貫】
「さて、集会を始めようではないか!」
【亘】
(一体、何を始める気なんだろうあの人……)
【葛貫】
「みんなを集めたのは他でもない、生徒会から重大なお知らせがあるからデス!」
【葛貫】
「もうすぐ、毎年恒例の生徒会主催の演劇発表があるでしょう?」
【亘】
(へえ、そんなものがあるんだ)
【葛貫】
「毎年毎年来賓を呼んで、豪華なセットと若いイケメンたちで創りあげる盛大なあの舞台の……」
【葛貫】
「出演者が決まりましたぁああ!!」
【葛貫】
「………………」
【亘】
(み、見てる!! めっちゃみんなを見てる……!)
生徒たちの反応を待ち構えてる感じだったけど……特に誰も何も反応しなかった。
というか、反応のしようがないっていう感じだ。
【葛貫】
「えーコホン……」
【葛貫】
「栄えある主役に抜擢されたのは、菊崎亘くんです!」
さっきは無反応だった聴衆が一斉にオレを見た。
【亘】
「オレが……主役?」
【亘】
「ええええええええ!?」
【亘】
(あっ、講堂ってよく声が響くんだなぁ……)
あまりの予想外の自体に、オレは現実見るのを止めた―
その後、放課後に生徒会室に呼ばれた。
とりあえず生徒会長に近づけるチャンスができたのはいいけど……。
【亘】
「なんでオレが主役なんだ……」
朝からの疲れがドッと押し寄せてくる。
放課後になるまでずっとこの演劇の事ばかり考えてて、1日中気が重かった。
幸いなことに、オレ1人が巻き込まれたわけじゃないのがせめてもの救いだけど。
【萩山】
「郁哉も演劇出るんだな」
【柊木】
「ソウに演技なんてできるのか?」
