[本編] 柊木 郁哉 編
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【萩山】
「亘っ!」
【亘】
(すごい事になってしまった…)
【萩山】
「亘? おーい」
昨日、とんでもないことに巻き込まれてしまったオレと郁哉。
……郁哉を巻き込んだのはオレだけど。
喋るアライグマのアラさんに、けも耳としっぽが生える飴だって―――!?
そんなトンデモ物質を取引してる犯人探しをすることになった。
【亘】
(あんなものが学園裏で流行ってるって……)
アラさんが言うには、主作用である身体能力の向上を目的にする他にも
副作用のアニマライズ…イイコトがしたくて手を出すやつもいるんじゃないかって話だ。
【亘】
(あんなことをして楽しんでるヤツらが他にいるってことだよな?)
それはそれで……なんだか複雑な気分。
だいたいここは男子校で……そんなのが流行るってどういうことだよ。
男同士だぞ!?
【萩山】
「亘?」
【亘】
「あぁ、ごめん。ちょっと考えごとしてた」
【萩山】
「ふうん? ま、いーや」
【萩山】
「なぁなぁ、今日学校の中を散策するってのはどうだ?」
【亘】
「散策?」
【萩山】
「そ。俺、高等部の校舎って昔っからずっと憧れててさ~」
【亘】
「そうだったのか?」
【萩山】
「そうだったのですよ」
すると、オレとソウが話しているところに郁哉が近づいてくる。
【柊木】
「ちょうどいいんじゃないか?」
【萩山】
「なんだよ、郁哉も行くのかよ?」
【柊木】
「ダメなのか?」
【萩山】
「ダメじゃねーけどさぁ……」
オレたちはずっと仲の良い幼なじみだったのに
最近郁哉とソウはこうやってギスギスする時がある。
何か、あったのかな…。
思わず考え込もうとしてるところに郁哉と目が合ってしまい、慌てて喋る。
【亘】
「ちょうどいいって?」
すると郁哉はソウに聞こえないようにぐっと顔を寄せて耳打ちしてきた。
【柊木】
「調べるんだろ、学園のこと。aドロップを取引してる犯人」
【亘】
「あっ、そうか……」
【萩山】
「なんだよ、郁哉、ちょっと亘にくっつきすぎじゃね?」
ソウはぐっとオレと郁哉の肩を掴んで引き離した。
【萩山】
「何の内緒話?」
【亘】
「いや、ちょっと……」
【亘】
(どうしよう、これじゃあソウに悪いし…)
【亘】
(でもソウまで巻き込んでもいいのか…)
【柊木】
「お前には関係ない話だよ」
郁哉がバッサリと話を断ってしまう。
ストレートすぎるというか、説明が足りないというか…。
【萩山】
「なにそれ……郁哉、マジでムカつく」
【萩山】
「行こうぜ、亘!」
【亘】
「あっ、待てってソウ!」
【柊木】
「亘!」
バッグを引っ掴み、ソウに腕を引かれて教室を出て行った。
ソウに引っ張られて廊下に出てきたオレたち。とりあえずブラブラと歩く。
【亘】
「ソウは高等部校舎のどこにそんな憧れてたんだ?」
【萩山】
「えー、なんか高等部ってこう、俺のハートをくすぐる部屋が多いんだよ」
【亘】
「例えば、どこが見たいんだよ?」
【萩山】
「えっとー、第二化学室に、第二物理室、それから第二生物室に……」
【柊木】
「全部第二じゃないか」
【柊木】
「……ハァ」
【萩山】
「あ、郁哉! 今俺のことバカにしただろ」
【柊木】
「いちいち騒ぐなよ。お前はうるさいな、バカになんかしてないだろ?」
【萩山】
「じゃあ今のため息なんだよ!?」
【亘】
「まあまあ、落ち着いて」
二人の関係がギスギスすることがあっても、こんな言い合いは可愛いじゃれあいみたいなところもあって。
…とオレ思ってるんだけど。違うのかな。
そんなことを思いつつ、オレはいつもの通りに二人をなだめた。でも、ここのところ本当に多くなったよなぁ…二人のこういう言い合い。
ともあれ、ソウはすぐ怒るけど…本気で怒ってるワケでもない。
ぶちキレるとこんなんじゃないし。
【萩山】
「第一はそのうち授業で行けるし! ってか第二化学室とかもう響きが最高じゃん?」
【亘】
「よくわかんないけど……」
【萩山】
「とにかく行こ! 郁哉は黙ってついてこいよ!」
【柊木】
「なんだよ、それ……」
【亘】
「うぁっ、ソウ! 転ぶから!」
ソウはオレの腕を引いて、階段を駆け上がって行こうとする。
―――その時。
【雨宮】
「……」
【亘】
「ん……?」
じっとこちらを見ている人物に気づいた。
……あれは、クラスメイトの雨宮だ。
【亘】
(オレを、見てるのか……?)
【萩山】
「あれ、雨宮だよな。なんで俺たちのことじーっと見てるんだ……?」
【亘】
「さぁ……わかんないけど……」
寮のときにも、やけにこちらをじっと見る瞳が印象的だった。
それにしたって、いやにじろじろと見られていないだろうか。
何を考えているのかわからない瞳で……。
【亘】
(どうしたんだろう……)
【雨宮】
「……」
「亘っ!」
【亘】
(すごい事になってしまった…)
【萩山】
「亘? おーい」
昨日、とんでもないことに巻き込まれてしまったオレと郁哉。
……郁哉を巻き込んだのはオレだけど。
喋るアライグマのアラさんに、けも耳としっぽが生える飴だって―――!?
そんなトンデモ物質を取引してる犯人探しをすることになった。
【亘】
(あんなものが学園裏で流行ってるって……)
アラさんが言うには、主作用である身体能力の向上を目的にする他にも
副作用のアニマライズ…イイコトがしたくて手を出すやつもいるんじゃないかって話だ。
【亘】
(あんなことをして楽しんでるヤツらが他にいるってことだよな?)
それはそれで……なんだか複雑な気分。
だいたいここは男子校で……そんなのが流行るってどういうことだよ。
男同士だぞ!?
【萩山】
「亘?」
【亘】
「あぁ、ごめん。ちょっと考えごとしてた」
【萩山】
「ふうん? ま、いーや」
【萩山】
「なぁなぁ、今日学校の中を散策するってのはどうだ?」
【亘】
「散策?」
【萩山】
「そ。俺、高等部の校舎って昔っからずっと憧れててさ~」
【亘】
「そうだったのか?」
【萩山】
「そうだったのですよ」
すると、オレとソウが話しているところに郁哉が近づいてくる。
【柊木】
「ちょうどいいんじゃないか?」
【萩山】
「なんだよ、郁哉も行くのかよ?」
【柊木】
「ダメなのか?」
【萩山】
「ダメじゃねーけどさぁ……」
オレたちはずっと仲の良い幼なじみだったのに
最近郁哉とソウはこうやってギスギスする時がある。
何か、あったのかな…。
思わず考え込もうとしてるところに郁哉と目が合ってしまい、慌てて喋る。
【亘】
「ちょうどいいって?」
すると郁哉はソウに聞こえないようにぐっと顔を寄せて耳打ちしてきた。
【柊木】
「調べるんだろ、学園のこと。aドロップを取引してる犯人」
【亘】
「あっ、そうか……」
【萩山】
「なんだよ、郁哉、ちょっと亘にくっつきすぎじゃね?」
ソウはぐっとオレと郁哉の肩を掴んで引き離した。
【萩山】
「何の内緒話?」
【亘】
「いや、ちょっと……」
【亘】
(どうしよう、これじゃあソウに悪いし…)
【亘】
(でもソウまで巻き込んでもいいのか…)
【柊木】
「お前には関係ない話だよ」
郁哉がバッサリと話を断ってしまう。
ストレートすぎるというか、説明が足りないというか…。
【萩山】
「なにそれ……郁哉、マジでムカつく」
【萩山】
「行こうぜ、亘!」
【亘】
「あっ、待てってソウ!」
【柊木】
「亘!」
バッグを引っ掴み、ソウに腕を引かれて教室を出て行った。
ソウに引っ張られて廊下に出てきたオレたち。とりあえずブラブラと歩く。
【亘】
「ソウは高等部校舎のどこにそんな憧れてたんだ?」
【萩山】
「えー、なんか高等部ってこう、俺のハートをくすぐる部屋が多いんだよ」
【亘】
「例えば、どこが見たいんだよ?」
【萩山】
「えっとー、第二化学室に、第二物理室、それから第二生物室に……」
【柊木】
「全部第二じゃないか」
【柊木】
「……ハァ」
【萩山】
「あ、郁哉! 今俺のことバカにしただろ」
【柊木】
「いちいち騒ぐなよ。お前はうるさいな、バカになんかしてないだろ?」
【萩山】
「じゃあ今のため息なんだよ!?」
【亘】
「まあまあ、落ち着いて」
二人の関係がギスギスすることがあっても、こんな言い合いは可愛いじゃれあいみたいなところもあって。
…とオレ思ってるんだけど。違うのかな。
そんなことを思いつつ、オレはいつもの通りに二人をなだめた。でも、ここのところ本当に多くなったよなぁ…二人のこういう言い合い。
ともあれ、ソウはすぐ怒るけど…本気で怒ってるワケでもない。
ぶちキレるとこんなんじゃないし。
【萩山】
「第一はそのうち授業で行けるし! ってか第二化学室とかもう響きが最高じゃん?」
【亘】
「よくわかんないけど……」
【萩山】
「とにかく行こ! 郁哉は黙ってついてこいよ!」
【柊木】
「なんだよ、それ……」
【亘】
「うぁっ、ソウ! 転ぶから!」
ソウはオレの腕を引いて、階段を駆け上がって行こうとする。
―――その時。
【雨宮】
「……」
【亘】
「ん……?」
じっとこちらを見ている人物に気づいた。
……あれは、クラスメイトの雨宮だ。
【亘】
(オレを、見てるのか……?)
【萩山】
「あれ、雨宮だよな。なんで俺たちのことじーっと見てるんだ……?」
【亘】
「さぁ……わかんないけど……」
寮のときにも、やけにこちらをじっと見る瞳が印象的だった。
それにしたって、いやにじろじろと見られていないだろうか。
何を考えているのかわからない瞳で……。
【亘】
(どうしたんだろう……)
【雨宮】
「……」
