[本編] 萩山 ソウ 編
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【亘】
「やめろよっ……!」
【男子生徒】
「うわっ……お前何なの、すげーそそられるんだけど……」
生臭い吐息が首筋にかかる。
それがすっごく不快で仕方ない。
全身がゾワザワと鳥肌が立って、吐き気がする。
【男子生徒】
「あ、ダメだ……我慢できねえ」
ザラっとした舌が首筋を舐めあげる。
【亘】
「や、やめろよっ……!!」
【男子生徒】
「なんだこれ、すっげー甘い……もっと食わせろよ」
【亘】
「食う……? 何言ってんだお前っ……!」
ハァハァと、息がどんどん荒くなっていく。
目が澱んでいて、本当の獣に襲われている気分になってくる。
【亘】
(くそ、なんだよ……なんでこんな目に遭うんだよ)
動物は好きだけど、こんな荒々しい獣に好かれるなんてまっぴらだ。
オレは全身をバタつかせて、そいつから逃れようとした。
【男子生徒】
「あーあぁ……おとなしくしろって」
【男子生徒】
「アニマライズした俺と、普通の人間のお前じゃ力の差は歴然なんだよ」
【亘】
「くっ……」
確かにその通りだけど、だからってこのままおとなしくなんてしてられない。
キッときつく睨みあげると、男の口がニヤリと歪んだ。
【男子生徒】
「仕方ねぇなぁ……今すぐ大人しくさせてやるよ」
突然、カプと首筋を噛まれた。
【亘】
「うわぁあああっ……!!」
【男子生徒】
「うるさいなぁ、騒ぐなよ。誰か来たらどうするんだよ。邪魔が入ったら面白くないだろ」
【亘】
「んぐっ……ぅうーうー!!」
口元にハンカチをねじりこまれた。
声がくぐもって、上手く出せない。
【亘】
(声がっ……助けが呼べない……っ)
こんな奴の前で泣くなんて絶対に嫌だった。
けど、手を押さえられて口も塞がれて、どうしようもない状態になって。
心の底から怖くなった。
【亘】
(オレ、……オレ、これからどうなるんだ……)
【男子生徒】
「ふふ……いいね。その怯える感じ」
ザラザラした舌が、首筋から鎖骨……さらにその下まで侵入してくる。
【亘】
(やだ、やだよ。こんな奴に触られたくないっ)
【亘】
(気持ち悪い)
【亘】
(うっ……)
胃液がこみ上げてくる不快感。
押さえつけられている屈辱と、怖さと……色んな感情がごっちゃになる。
【男子生徒】
「ようやく大人しくなってきたな。それじゃじっくりと……」
舌舐めずりをした後に、オレのズボンに手をかけてきた。
【亘】
(やだ……)
【亘】
(やめろ……!)
【亘】
(オレに触れていいのは……)
その時、浮かんだのは……いつもそばにいるアイツの顔だった。
【亘】
「ソウッ……! 助けて、ソウ!!」
口の中にある布が邪魔してくるけど、構わずにオレは叫んだ。
声にならない声で、ただとにかく叫んでいた。
【萩山】
「亘ーーー!!」
一番聞きたかった声がオレの名前を呼んだ。
その直後、ドゴッ!! という鈍いけど派手な音が響いた。
【男子生徒】
「ぐわっ……!」
【亘】
「……え」
オレを押さえつけていた力が消える。
パッと目を開くと、涙で歪んだ視界からはりねずみの姿が消えている。
【アラさん】
「亘、大丈夫か!?」
何が起きたのか理解できないオレの元に、タタッと小さな足音が駆け寄ってきた。
【アラさん】
「すまんな、亘。ソウを見つけるのにちょっと手間取って……」
小さな手が、オレの口の中からハンカチを取り出してくれた。
【亘】
「アラ……さん……」
【亘】
「ソウを……呼んで来てくれたんだね」
【アラさん】
「ああ、ソウが時間を稼いでくれる。その間に逃げるんだ」
【萩山】
「テメー、亘に何してんだよっ!!」
【男子生徒】
「うわぁああああっ!!」
【亘】
「!?」
バキ、という壮大な音がしてオレは後ろを振り返った。
ソウの頭と尻に、ネコ耳とネコ尻尾がついている。
アニマライズしたソウに蹴り上げられた男の身体が宙に浮く。
【亘】
「ソウ、ドロップを舐めたのか……?」
【アラさん】
「ピンチだったからな、aドロップをなめた方がいいと判断して」
【アラさん】
「ついでに秘蔵の1個を取りに行ってたんだ」
ドサドサ、という派手な音を立てて山積みになったゴミ袋の中に、男子生徒の身体が埋もれる。
怒って興奮しているソウは、そのまま倒れこんだ生徒との距離を縮めた。
【萩山】
「2度と立てねーようにしてやる……!!」
【男子生徒】
「う、うわぁああっ……!」
ザッと音を立てて、右足が勢いよく宙に浮いた。
そのまま真っ直ぐ、かかとが男の顔面に向かって振り下ろされる……!
【亘】
「ダ、ダメだ……ソウ!!」
叫んだ瞬間、ソウの身体がピクリと反応した。
【萩山】
「くっ……!!」
【男子生徒】
「ひぃぃぃっ……!」
高く上がったソウの足は、男子生徒には当たらずゴミ袋の山を蹴るに止まった。
バサバサバサッ……!!
男子生徒の上に大量のゴミ袋が落ちてく。
【亘】
「ハァー……」
【亘】
「よかった」
男子生徒は、大怪我をせずに済んだ。
それを見てほっと胸をなでおろした。
そんなオレの前に歩いてくるソウ。
「やめろよっ……!」
【男子生徒】
「うわっ……お前何なの、すげーそそられるんだけど……」
生臭い吐息が首筋にかかる。
それがすっごく不快で仕方ない。
全身がゾワザワと鳥肌が立って、吐き気がする。
【男子生徒】
「あ、ダメだ……我慢できねえ」
ザラっとした舌が首筋を舐めあげる。
【亘】
「や、やめろよっ……!!」
【男子生徒】
「なんだこれ、すっげー甘い……もっと食わせろよ」
【亘】
「食う……? 何言ってんだお前っ……!」
ハァハァと、息がどんどん荒くなっていく。
目が澱んでいて、本当の獣に襲われている気分になってくる。
【亘】
(くそ、なんだよ……なんでこんな目に遭うんだよ)
動物は好きだけど、こんな荒々しい獣に好かれるなんてまっぴらだ。
オレは全身をバタつかせて、そいつから逃れようとした。
【男子生徒】
「あーあぁ……おとなしくしろって」
【男子生徒】
「アニマライズした俺と、普通の人間のお前じゃ力の差は歴然なんだよ」
【亘】
「くっ……」
確かにその通りだけど、だからってこのままおとなしくなんてしてられない。
キッときつく睨みあげると、男の口がニヤリと歪んだ。
【男子生徒】
「仕方ねぇなぁ……今すぐ大人しくさせてやるよ」
突然、カプと首筋を噛まれた。
【亘】
「うわぁあああっ……!!」
【男子生徒】
「うるさいなぁ、騒ぐなよ。誰か来たらどうするんだよ。邪魔が入ったら面白くないだろ」
【亘】
「んぐっ……ぅうーうー!!」
口元にハンカチをねじりこまれた。
声がくぐもって、上手く出せない。
【亘】
(声がっ……助けが呼べない……っ)
こんな奴の前で泣くなんて絶対に嫌だった。
けど、手を押さえられて口も塞がれて、どうしようもない状態になって。
心の底から怖くなった。
【亘】
(オレ、……オレ、これからどうなるんだ……)
【男子生徒】
「ふふ……いいね。その怯える感じ」
ザラザラした舌が、首筋から鎖骨……さらにその下まで侵入してくる。
【亘】
(やだ、やだよ。こんな奴に触られたくないっ)
【亘】
(気持ち悪い)
【亘】
(うっ……)
胃液がこみ上げてくる不快感。
押さえつけられている屈辱と、怖さと……色んな感情がごっちゃになる。
【男子生徒】
「ようやく大人しくなってきたな。それじゃじっくりと……」
舌舐めずりをした後に、オレのズボンに手をかけてきた。
【亘】
(やだ……)
【亘】
(やめろ……!)
【亘】
(オレに触れていいのは……)
その時、浮かんだのは……いつもそばにいるアイツの顔だった。
【亘】
「ソウッ……! 助けて、ソウ!!」
口の中にある布が邪魔してくるけど、構わずにオレは叫んだ。
声にならない声で、ただとにかく叫んでいた。
【萩山】
「亘ーーー!!」
一番聞きたかった声がオレの名前を呼んだ。
その直後、ドゴッ!! という鈍いけど派手な音が響いた。
【男子生徒】
「ぐわっ……!」
【亘】
「……え」
オレを押さえつけていた力が消える。
パッと目を開くと、涙で歪んだ視界からはりねずみの姿が消えている。
【アラさん】
「亘、大丈夫か!?」
何が起きたのか理解できないオレの元に、タタッと小さな足音が駆け寄ってきた。
【アラさん】
「すまんな、亘。ソウを見つけるのにちょっと手間取って……」
小さな手が、オレの口の中からハンカチを取り出してくれた。
【亘】
「アラ……さん……」
【亘】
「ソウを……呼んで来てくれたんだね」
【アラさん】
「ああ、ソウが時間を稼いでくれる。その間に逃げるんだ」
【萩山】
「テメー、亘に何してんだよっ!!」
【男子生徒】
「うわぁああああっ!!」
【亘】
「!?」
バキ、という壮大な音がしてオレは後ろを振り返った。
ソウの頭と尻に、ネコ耳とネコ尻尾がついている。
アニマライズしたソウに蹴り上げられた男の身体が宙に浮く。
【亘】
「ソウ、ドロップを舐めたのか……?」
【アラさん】
「ピンチだったからな、aドロップをなめた方がいいと判断して」
【アラさん】
「ついでに秘蔵の1個を取りに行ってたんだ」
ドサドサ、という派手な音を立てて山積みになったゴミ袋の中に、男子生徒の身体が埋もれる。
怒って興奮しているソウは、そのまま倒れこんだ生徒との距離を縮めた。
【萩山】
「2度と立てねーようにしてやる……!!」
【男子生徒】
「う、うわぁああっ……!」
ザッと音を立てて、右足が勢いよく宙に浮いた。
そのまま真っ直ぐ、かかとが男の顔面に向かって振り下ろされる……!
【亘】
「ダ、ダメだ……ソウ!!」
叫んだ瞬間、ソウの身体がピクリと反応した。
【萩山】
「くっ……!!」
【男子生徒】
「ひぃぃぃっ……!」
高く上がったソウの足は、男子生徒には当たらずゴミ袋の山を蹴るに止まった。
バサバサバサッ……!!
男子生徒の上に大量のゴミ袋が落ちてく。
【亘】
「ハァー……」
【亘】
「よかった」
男子生徒は、大怪我をせずに済んだ。
それを見てほっと胸をなでおろした。
そんなオレの前に歩いてくるソウ。
