[本編] 萩山 ソウ 編
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【男子生徒】
「お前は絶対に許さないからな……」
【男子生徒】
「さあ、ハリー。あいつに天罰を下すんだ!!」
男子生徒の手から、はりねずみが投げられる。
【アラさん】
「何が天罰だっ! 動物をボール代わりに投げるような輩こそ、天罰モンじゃあ!!」
勢いに乗ったアラさんがバッと空中に飛ぶ。
ジャンプすると男子生徒の顔に向かっていく。
【アラさん】
「亘!」
【亘】
「大丈夫!」
飛んできたはりねずみはオレがキャッチした。
【亘】
「っ……!」
針がむき出しだと結構痛い、けど……
耐えられないほどじゃない。
【亘】
(動物を投げるだなんて……どんな神経してるんだ!)
オレはこの体質に困らされているけれど、動物を嫌いになったりすることはない。
むしろ触れないもどかしさを感じてるくらいなのに。
【亘】
(それを投げるだなんて……言語道断だろ!)
キャッチしたはりねずみはそっと逃がした……
つもりだったけど、逃げるどころかマタタビ体質のせいではりねずみはどんどん増えていき。
足元にわらわらと集まられて身動きが取れなくなってしまっていた。
【亘】
(ど、どうしようこれ……!)
【アラさん】
「動物の神様に代わって、おしおきよ!」
【男子生徒】
「うわっ……痛っ……いてててて!!」
怒ったアラさんは男子生徒の顔面に思い切り爪を立てた。
【男子生徒】
「うわぁっ……!」
バランスを崩したそいつは、ドスン、という音を立てて地面に倒れ込んだ。
オレはすかさず、その上に乗ってマウントを取る。
【亘】
「お前……誰だ! 何でオレの事を狙うんだよ!?」
襟首をつかんで問い詰めると、男子生徒はキッとオレを強く睨んできた。
【男子生徒】
「お前のせいで……お前のせいで……」
【男子生徒】
「俺は体育祭で活躍できなかったんだ!」
【亘】
「……はぁ? 体育祭……?」
まったく予想外の責め立てられ方をして、オレは頭をひねった。
【亘】
「なんでオレが関係あるんだよ」
【男子生徒】
「俺がaドロップを買うのを邪魔しただろうが……!」
【亘】
「aドロップ……? て、お前aドロップの購入者なのか」
【男子生徒】
「やっぱりお前もあのドロップの事知ってるんだな……」
【男子生徒】
「俺の邪魔をして、俺の代わりに買ったのか!? 横取りしたんだな!!」
【亘】
「う……わわっ!!」
興奮した男子生徒は、思いもよらない力を出して。
上に乗っていたオレを跳ね除けた。
そして、今度はオレを地面に押し倒してその上に乗っかってくる。
【亘】
「ぐっ……苦しい……」
【アラさん】
「亘! 亘を離せこいつっ」
アラさんがかじったり、蹴ったり、頭突きをしたりしてくれたけど。
頭に血が上った彼にはまったく効かない様子だ。
【男子生徒】
「アレを手に入れて、俺はクラスの奴ら見返してやろうって思ってたんだよ!」
【男子生徒】
「勉強もビリ、運動でもビリでグズでのろまな俺が……」
【男子生徒】
「aドロップさえあればたちまちクラス一の優秀な生徒になれんだよ」
【男子生徒】
「……なのに」
ギリ、とオレの首に手がかかった。
【亘】
「ウゥ」
【アラさん】
「亘っ!」
【亘】
(……アラさん……誰か、呼んできて……)
【アラさん】
「わ、わかった!!」
目線で訴えた気持ちを、アラさんは読み取ってくれ、すぐさま走り出した。
あとは誰か助けが来るまで、なんとか持ちこたえないと。
【男子生徒】
「お前のせいで取引が中止になって、体育祭のリレーでビリになったじゃないか!」
【男子生徒】
「自信満々に立候補したから……いつもよりも余計に馬鹿にされたんだからな!!」
【亘】
(こいつ……)
逆上したそいつに首を絞められながら、オレはなんとなくそいつの気持ちが理解できたような気がする。
【亘】
(……なんとか、情報を引き出して説得できるか?)
【亘】
「お前も……オレと同じなんだな」
【男子生徒】
「え?」
【亘】
「オレもそうだよ。勉強も運動も友だちより全然できなくて……コンプレックス感じてて」
【男子生徒】
「お前も……そうなのか……」
少しだけ、オレをつかんでいた腕の力が緩んだ。
【亘】
「ああ、だから……オレのところにaドロップの話が舞い込んできたんだ」
【男子生徒】
「お前のところにもあのメールが来たのか……?」
【亘】
(メール?)
イチかバチかで同調したのが功を奏したみたいだ。
たぶん、このままうまく合わせれば何か情報が引き出せそうな気がする。
【亘】
「あ、ああ。携帯のアドレスにメールが来たんだ」
【男子生徒】
「…………?」
【亘】
(うわ、怪しまれてるっ! 違う?)
【亘】
(メールって……あれか、学校が生徒1人1人に発行した校内アドレスのことか?)
【亘】
(ああ……こういうとき、ソウならきっとうまく情報引き出せるんだろうな)
【亘】
(ソウだったら…)
【亘】
(相手を挑発するかな)
【亘】
「あれ、お前は違うのか?」
【男子生徒】
「オレは校内アドレスにメールが来たんだ」
「お前は絶対に許さないからな……」
【男子生徒】
「さあ、ハリー。あいつに天罰を下すんだ!!」
男子生徒の手から、はりねずみが投げられる。
【アラさん】
「何が天罰だっ! 動物をボール代わりに投げるような輩こそ、天罰モンじゃあ!!」
勢いに乗ったアラさんがバッと空中に飛ぶ。
ジャンプすると男子生徒の顔に向かっていく。
【アラさん】
「亘!」
【亘】
「大丈夫!」
飛んできたはりねずみはオレがキャッチした。
【亘】
「っ……!」
針がむき出しだと結構痛い、けど……
耐えられないほどじゃない。
【亘】
(動物を投げるだなんて……どんな神経してるんだ!)
オレはこの体質に困らされているけれど、動物を嫌いになったりすることはない。
むしろ触れないもどかしさを感じてるくらいなのに。
【亘】
(それを投げるだなんて……言語道断だろ!)
キャッチしたはりねずみはそっと逃がした……
つもりだったけど、逃げるどころかマタタビ体質のせいではりねずみはどんどん増えていき。
足元にわらわらと集まられて身動きが取れなくなってしまっていた。
【亘】
(ど、どうしようこれ……!)
【アラさん】
「動物の神様に代わって、おしおきよ!」
【男子生徒】
「うわっ……痛っ……いてててて!!」
怒ったアラさんは男子生徒の顔面に思い切り爪を立てた。
【男子生徒】
「うわぁっ……!」
バランスを崩したそいつは、ドスン、という音を立てて地面に倒れ込んだ。
オレはすかさず、その上に乗ってマウントを取る。
【亘】
「お前……誰だ! 何でオレの事を狙うんだよ!?」
襟首をつかんで問い詰めると、男子生徒はキッとオレを強く睨んできた。
【男子生徒】
「お前のせいで……お前のせいで……」
【男子生徒】
「俺は体育祭で活躍できなかったんだ!」
【亘】
「……はぁ? 体育祭……?」
まったく予想外の責め立てられ方をして、オレは頭をひねった。
【亘】
「なんでオレが関係あるんだよ」
【男子生徒】
「俺がaドロップを買うのを邪魔しただろうが……!」
【亘】
「aドロップ……? て、お前aドロップの購入者なのか」
【男子生徒】
「やっぱりお前もあのドロップの事知ってるんだな……」
【男子生徒】
「俺の邪魔をして、俺の代わりに買ったのか!? 横取りしたんだな!!」
【亘】
「う……わわっ!!」
興奮した男子生徒は、思いもよらない力を出して。
上に乗っていたオレを跳ね除けた。
そして、今度はオレを地面に押し倒してその上に乗っかってくる。
【亘】
「ぐっ……苦しい……」
【アラさん】
「亘! 亘を離せこいつっ」
アラさんがかじったり、蹴ったり、頭突きをしたりしてくれたけど。
頭に血が上った彼にはまったく効かない様子だ。
【男子生徒】
「アレを手に入れて、俺はクラスの奴ら見返してやろうって思ってたんだよ!」
【男子生徒】
「勉強もビリ、運動でもビリでグズでのろまな俺が……」
【男子生徒】
「aドロップさえあればたちまちクラス一の優秀な生徒になれんだよ」
【男子生徒】
「……なのに」
ギリ、とオレの首に手がかかった。
【亘】
「ウゥ」
【アラさん】
「亘っ!」
【亘】
(……アラさん……誰か、呼んできて……)
【アラさん】
「わ、わかった!!」
目線で訴えた気持ちを、アラさんは読み取ってくれ、すぐさま走り出した。
あとは誰か助けが来るまで、なんとか持ちこたえないと。
【男子生徒】
「お前のせいで取引が中止になって、体育祭のリレーでビリになったじゃないか!」
【男子生徒】
「自信満々に立候補したから……いつもよりも余計に馬鹿にされたんだからな!!」
【亘】
(こいつ……)
逆上したそいつに首を絞められながら、オレはなんとなくそいつの気持ちが理解できたような気がする。
【亘】
(……なんとか、情報を引き出して説得できるか?)
【亘】
「お前も……オレと同じなんだな」
【男子生徒】
「え?」
【亘】
「オレもそうだよ。勉強も運動も友だちより全然できなくて……コンプレックス感じてて」
【男子生徒】
「お前も……そうなのか……」
少しだけ、オレをつかんでいた腕の力が緩んだ。
【亘】
「ああ、だから……オレのところにaドロップの話が舞い込んできたんだ」
【男子生徒】
「お前のところにもあのメールが来たのか……?」
【亘】
(メール?)
イチかバチかで同調したのが功を奏したみたいだ。
たぶん、このままうまく合わせれば何か情報が引き出せそうな気がする。
【亘】
「あ、ああ。携帯のアドレスにメールが来たんだ」
【男子生徒】
「…………?」
【亘】
(うわ、怪しまれてるっ! 違う?)
【亘】
(メールって……あれか、学校が生徒1人1人に発行した校内アドレスのことか?)
【亘】
(ああ……こういうとき、ソウならきっとうまく情報引き出せるんだろうな)
【亘】
(ソウだったら…)
【亘】
(相手を挑発するかな)
【亘】
「あれ、お前は違うのか?」
【男子生徒】
「オレは校内アドレスにメールが来たんだ」
