[本編] 萩山 ソウ 編
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【アラさん】
「なあ、だから無視するなって……」
下からアラさんのしょんぼりした声が聞こえた気がするけれど、話を続ける。
【萩山】
「意図的に噂を流して人払いをしたってことか……」
【亘】
「でも、生徒会長は現れた―……」
【萩山】
「しかも、体育祭中にだ。生徒会って体育祭もやることあるだろ?」
【亘】
「校舎にも現れたしね……」
【萩山】
「やっぱり会長が怪しいってわけだ」
【亘】
「まだ確定的な要素は少ないけど、でも怪しいことには変わりないよな……」
【アラさん】
「な、なあ……だから俺を無視するなよぉー!」
アラさんがバタバタと暴れ出した。
【萩山】
「プ、ハハッ!」
【亘】
「アハハハ!」
なんだかその暴れっぷりが可愛くて、オレたちは吹きだしてしまった。
【アラさん】
「あっ! お前ら、2人でつるんで俺様をからかってたな!!」
【萩山】
「アラちんの反応、最高! からかい甲斐あるよなぁ」
【亘】
「……ごめん、アラさん」
【アラさん】
「繊細な俺様のハートは傷ついたぞー!!」
ソウがなんとなくイタズラを始めたのに気付いて。
つい、オレも乗ってしまった。
アラさんがソウに向かってポコポコと殴りかかる。
【萩山】
「あーはいはい」
【アラさん】
「お前ー全然、反省してないだろう!」
【アラさん】
「俺様が元の姿に戻ったら、お前なんてケチョンケチョンにしてやるんだからなーっ!」
【萩山】
「そしたら返り討ちにしてやるよ」
アラさんとソウがじゃれあってる光景を見ているとなんだかすごく和んだ。
【亘】
(よかった、いつものソウだ……)
生徒会長が屋上に来る前の2人きりの時のソウの様子が気になった。
【亘】
なんであのとき不機嫌だったんだろ……?
【亘】
(郁哉の応援してたから……?)
【亘】
(早く捜査したがってたのに……)
【萩山】
「どうしたんだ亘? なんか考え事か?」
【亘】
「あ、いや……疲れてボーっとしてただけ」
【萩山】
「ふーん。もう今日はやることもないだろうし、早く寝ろよ?」
ソウがポンポンとオレの頭に手を置いた。
【亘】
「あ……うん」
【萩山】
「なんだ、顔赤い気がするけど、熱でもあるのか?」
そう言って、ソウはオレの顔をのぞきこみながらおでことおでこをくっつけた。
【亘】
(か、顔が近いっ……!)
【萩山】
「うーん……熱はないみたいだな……」
【亘】
「だから、大丈夫だって」
【萩山】
「本当に大丈夫か? なんか変じゃないか?」
【亘】
「そ、そんな事ないってば……」
オレは慌ててソウから離れた。
【亘】
(ああ、もう……心臓がバクバクしてる……!)
なんだろうオレ、ソウの事を妙に意識してる。
今まで触られたりするのなんて普通の事だったのに。
間近に迫るソウの顔をまともに見れないなんて、どうしたんだろうオレ……。
【アラさん】
「とにかくお前ら! これで手がかりができたんだ」
【アラさん】
「明日からもキビキビ捜査に取り組んでもらうぞ!」
アラさんのその言葉で、今日はお開きとなった。
【アラさん】
「あの生徒会長とやらにどうにか接触することはできないのか、亘」
【亘】
「うーん……特に用がないからなぁ」
掃除の時間、オレは裏庭にゴミ捨てに来ていた。
ほとんど人がいないから、ポケットの中からアラさんが顔を出して話しかけてきても、特に気にしなかった。
焼却炉にゴミを投げ入れて、戻ろうとしたとき。
【アラさん】
「亘、伏せろ!!」
【亘】
「えっ……!?」
黒いやや大きめなボールみたいなのが、オレめがけて飛んできた。
【亘】
「うおわぁあああっ!?」
アラさんの指示通り、とっさに伏せた瞬間代わりにアラさんがポケットから飛び出した!
【アラさん】
「いだだだだだっ!」
【亘】
「アラさんっ!?」
慌てて顔を上げると、黒いボールらしきのものを受け止めようとして落としたらしい。
地面にトサっと落ちてボールが広がる。
黒いボールだと思ったものは、丸まったはりねずみだった。
【亘】
「……はりねずみ?」
それは受け止めたら痛いはずだ……と思っていたら―
落ちたはりねずみは、首をあげてオレと目が合うといきなり突進してきた!?
【亘】
「え? 何!?」
そしてそのはりねずみはオレの足にぴったりとはりついてきた。
【亘】
「……動物にやたら襲われる事はあるけど、はりねずみは初めてだな……」
なんてボーっとしてたらガサッという音がしてまた2つ、3つとボールのようなはりねずみが飛んできた。
【亘】
「うわぁあっ」
ビタン! という音がして、はりねずみがオレの身体に張り付いてくる。
【亘】
「ちょっ……なんだ!? どっから現れたんだこのはりねずみたちは…!?」
ワラワラとはりねずみが現れてはオレの身体にくっついてくる。
思わず踏んじゃいそうで気が引けて身動きが取れない。
すると倒れていたアラさんが立ち上がって、タタッと走ってはりねずみボールが飛んできた茂みの中にダイブした。
【アラさん】
「曲者めっ!」
【???】
「うわっ……! やめ、やめろっ……!」
ガサガサと暴れる音がして、ひとりの男子生徒が転がり出てきた。
【男子生徒】
「痛てててて!! なんだこのマメダヌキ!」
男子生徒がアラさんをつかんだ。
そのまま放り投げようとするのがわかった。
【アラさん】
「何すんだよっ! 離せ、離さんかっ!!」
どうにかはりねずみを振りほどいて、アラさんをつかんだ腕にオレは必死でしがみつく。
【亘】
「お前、何してんだよ! アラさんを離せっ!」
【男子生徒】
「うっさい、お前こそ離れろっ」
しっかりと掴んでいたのに、腕の一振りで簡単に吹き飛ばされてしまった。
そして勢いよく地面に倒れ込む。
【亘】
「痛っ……!」
体格はそんなに変わらないはずなのに、腕力に差があるのが悔しい。
地面に打ち付けられた背中をさすりながら、立ち上った。
敵を睨みながら考える。
【亘】
(やられっぱなしでたまるか)
【亘】
(一方的に襲われて逃げ出せるかよ…!)
【アラさん】
「大丈夫か、亘!」
【亘】
「……大丈夫だよ。それより、アラさんこそ大丈夫?」
【アラさん】
「ああ、お前がすぐに飛びついてくれたおかげですぐ逃れられたからな」
【男子生徒】
「くっそ……絶対許さないからな……!」
男子生徒がこっちを睨みながら、ポケットから丸まったはりねずみを取り出す。
【亘】
「あいつ、一体なんなんだよ……」
突然襲ってきた謎の男子生徒を睨み合いながら、お互いどうでてくるか様子を伺っていた─
「なあ、だから無視するなって……」
下からアラさんのしょんぼりした声が聞こえた気がするけれど、話を続ける。
【萩山】
「意図的に噂を流して人払いをしたってことか……」
【亘】
「でも、生徒会長は現れた―……」
【萩山】
「しかも、体育祭中にだ。生徒会って体育祭もやることあるだろ?」
【亘】
「校舎にも現れたしね……」
【萩山】
「やっぱり会長が怪しいってわけだ」
【亘】
「まだ確定的な要素は少ないけど、でも怪しいことには変わりないよな……」
【アラさん】
「な、なあ……だから俺を無視するなよぉー!」
アラさんがバタバタと暴れ出した。
【萩山】
「プ、ハハッ!」
【亘】
「アハハハ!」
なんだかその暴れっぷりが可愛くて、オレたちは吹きだしてしまった。
【アラさん】
「あっ! お前ら、2人でつるんで俺様をからかってたな!!」
【萩山】
「アラちんの反応、最高! からかい甲斐あるよなぁ」
【亘】
「……ごめん、アラさん」
【アラさん】
「繊細な俺様のハートは傷ついたぞー!!」
ソウがなんとなくイタズラを始めたのに気付いて。
つい、オレも乗ってしまった。
アラさんがソウに向かってポコポコと殴りかかる。
【萩山】
「あーはいはい」
【アラさん】
「お前ー全然、反省してないだろう!」
【アラさん】
「俺様が元の姿に戻ったら、お前なんてケチョンケチョンにしてやるんだからなーっ!」
【萩山】
「そしたら返り討ちにしてやるよ」
アラさんとソウがじゃれあってる光景を見ているとなんだかすごく和んだ。
【亘】
(よかった、いつものソウだ……)
生徒会長が屋上に来る前の2人きりの時のソウの様子が気になった。
【亘】
なんであのとき不機嫌だったんだろ……?
【亘】
(郁哉の応援してたから……?)
【亘】
(早く捜査したがってたのに……)
【萩山】
「どうしたんだ亘? なんか考え事か?」
【亘】
「あ、いや……疲れてボーっとしてただけ」
【萩山】
「ふーん。もう今日はやることもないだろうし、早く寝ろよ?」
ソウがポンポンとオレの頭に手を置いた。
【亘】
「あ……うん」
【萩山】
「なんだ、顔赤い気がするけど、熱でもあるのか?」
そう言って、ソウはオレの顔をのぞきこみながらおでことおでこをくっつけた。
【亘】
(か、顔が近いっ……!)
【萩山】
「うーん……熱はないみたいだな……」
【亘】
「だから、大丈夫だって」
【萩山】
「本当に大丈夫か? なんか変じゃないか?」
【亘】
「そ、そんな事ないってば……」
オレは慌ててソウから離れた。
【亘】
(ああ、もう……心臓がバクバクしてる……!)
なんだろうオレ、ソウの事を妙に意識してる。
今まで触られたりするのなんて普通の事だったのに。
間近に迫るソウの顔をまともに見れないなんて、どうしたんだろうオレ……。
【アラさん】
「とにかくお前ら! これで手がかりができたんだ」
【アラさん】
「明日からもキビキビ捜査に取り組んでもらうぞ!」
アラさんのその言葉で、今日はお開きとなった。
【アラさん】
「あの生徒会長とやらにどうにか接触することはできないのか、亘」
【亘】
「うーん……特に用がないからなぁ」
掃除の時間、オレは裏庭にゴミ捨てに来ていた。
ほとんど人がいないから、ポケットの中からアラさんが顔を出して話しかけてきても、特に気にしなかった。
焼却炉にゴミを投げ入れて、戻ろうとしたとき。
【アラさん】
「亘、伏せろ!!」
【亘】
「えっ……!?」
黒いやや大きめなボールみたいなのが、オレめがけて飛んできた。
【亘】
「うおわぁあああっ!?」
アラさんの指示通り、とっさに伏せた瞬間代わりにアラさんがポケットから飛び出した!
【アラさん】
「いだだだだだっ!」
【亘】
「アラさんっ!?」
慌てて顔を上げると、黒いボールらしきのものを受け止めようとして落としたらしい。
地面にトサっと落ちてボールが広がる。
黒いボールだと思ったものは、丸まったはりねずみだった。
【亘】
「……はりねずみ?」
それは受け止めたら痛いはずだ……と思っていたら―
落ちたはりねずみは、首をあげてオレと目が合うといきなり突進してきた!?
【亘】
「え? 何!?」
そしてそのはりねずみはオレの足にぴったりとはりついてきた。
【亘】
「……動物にやたら襲われる事はあるけど、はりねずみは初めてだな……」
なんてボーっとしてたらガサッという音がしてまた2つ、3つとボールのようなはりねずみが飛んできた。
【亘】
「うわぁあっ」
ビタン! という音がして、はりねずみがオレの身体に張り付いてくる。
【亘】
「ちょっ……なんだ!? どっから現れたんだこのはりねずみたちは…!?」
ワラワラとはりねずみが現れてはオレの身体にくっついてくる。
思わず踏んじゃいそうで気が引けて身動きが取れない。
すると倒れていたアラさんが立ち上がって、タタッと走ってはりねずみボールが飛んできた茂みの中にダイブした。
【アラさん】
「曲者めっ!」
【???】
「うわっ……! やめ、やめろっ……!」
ガサガサと暴れる音がして、ひとりの男子生徒が転がり出てきた。
【男子生徒】
「痛てててて!! なんだこのマメダヌキ!」
男子生徒がアラさんをつかんだ。
そのまま放り投げようとするのがわかった。
【アラさん】
「何すんだよっ! 離せ、離さんかっ!!」
どうにかはりねずみを振りほどいて、アラさんをつかんだ腕にオレは必死でしがみつく。
【亘】
「お前、何してんだよ! アラさんを離せっ!」
【男子生徒】
「うっさい、お前こそ離れろっ」
しっかりと掴んでいたのに、腕の一振りで簡単に吹き飛ばされてしまった。
そして勢いよく地面に倒れ込む。
【亘】
「痛っ……!」
体格はそんなに変わらないはずなのに、腕力に差があるのが悔しい。
地面に打ち付けられた背中をさすりながら、立ち上った。
敵を睨みながら考える。
【亘】
(やられっぱなしでたまるか)
【亘】
(一方的に襲われて逃げ出せるかよ…!)
【アラさん】
「大丈夫か、亘!」
【亘】
「……大丈夫だよ。それより、アラさんこそ大丈夫?」
【アラさん】
「ああ、お前がすぐに飛びついてくれたおかげですぐ逃れられたからな」
【男子生徒】
「くっそ……絶対許さないからな……!」
男子生徒がこっちを睨みながら、ポケットから丸まったはりねずみを取り出す。
【亘】
「あいつ、一体なんなんだよ……」
突然襲ってきた謎の男子生徒を睨み合いながら、お互いどうでてくるか様子を伺っていた─
