[本編] 萩山 ソウ 編
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【葛貫】
「キミたちは一体何してるんですか?」
【葛貫】
「全校生徒は校庭で体育祭に参加する義務があるはずですよ」
【亘】
「え……と……」
【亘】
(うわ、どうしよう)
正面から真っ直ぐと迫られて、戸惑っているオレの前にソウが立った。
【萩山】
「そういう会長こそなんでここにいんの?」
【葛貫】
「キミは……確か、萩山ソウくん、だったかな」
【萩山】
「何で俺の名前……」
【葛貫】
「中等部の頃から、キミはサボリ癖があったらしいね」
【葛貫】
「そういう評判は私の耳に入りやすいんですよ」
ふふん、と勝ち誇ったように笑いながら会長は今度はオレの顔をのぞきこんできた。
【葛貫】
「そうなると、よくつるんでいるのが菊崎くんと柊木くんだから……」
【葛貫】
「キミは菊崎亘くん、でいいのかな。柊木くんは剣道部所属のスポーツマンで、今はリレーに出てるはずだ」
メガネの奥の目がキラリと光っている。
その眼光が鋭くオレを射すくめる。
【葛貫】
「亘くんですよね?」
【亘】
「あ……はい」
逃げることができなくて、素直に頷いてしまった。
【葛貫】
「それで、キミたちは屋上で何してたのかなぁ?」
【葛貫】
「屋上は立ち入り禁止って分かっていますよね」
【亘】
「えっと……」
オレたちが会長を問い詰めようとしたのに。
逆にオレたちのほうが会長に突っ込まれている。
どうしようかと迷ったオレの手にモフっとした感触が当たる。
【亘】
「に、逃げ出したペットを捜してたんです!」
オレは咄嗟に、アラさんを取り出した。
【葛貫】
「……タヌキ?」
【アラさん】
「ちがっ……」
アラさんが声を上げそうになって、慌てて尻尾をギュッとつかんだ。
【アラさん】
「drftgひゅじこlp;!!」
【葛貫】
「ずいぶんと変な鳴き声ですネ……」
【亘】
「は、はい。ちょっと珍しい品種のタヌキで……だから必死に探してたんです」
【亘】
「ほらっ!こんなに小さくて、すごく変わってるんですよ……!!」
【葛貫】
「……ペットは大切にしないといけませんねっ!」
【葛貫】
「これからはちゃんと見張ってくださいよ?」
【亘】
「はい! 部屋に帰ってしっかり檻に入れておきます! それじゃ、失礼します」
オレはアラさんを抱えて、その場を去ろうとした。
【葛貫】
「……」
【亘】
「……ソウ?」
気まずさから早くこの場を立ち去りたいのに、ソウが立ったまま動かない。
【萩山】
「……」
【亘】
「ソウ何してんだよ、行くぞ」
ソウも連れて、ともかく校舎を飛び出した。
【萩山】
「あいつやっぱ怪しいよなぁ」
【亘】
「でも……やっぱり今の時点で会長と話しても」
【亘】
「何か情報が得られるとは思えないし」
【亘】
「これ以上こっちが怪しまれても厄介だから体育祭が終わるまではおとなしくしてよう」
そうこうして、高校初めての体育祭は……
トラックに居たことよりも、屋上や校舎に居過ぎてあまり印象に残っていない。
そして、この長い一日はまだ続くのであった―
夜になってから寮に戻り、今まであったことをおさらいする事にした。
【アラさん】
「俺が珍しいタヌキのペットってどういう事だ!」
【亘】
「だからごめんってば」
【亘】
「……あの時はそれしか方法がなかったんだよ」
【アラさん】
「なーにが『こんなに小さくて、すごく変わってるんですよ……!!』だよ!」
【アラさん】
「こんな小さいアライグマいてたまるかーッ!」
【アラさん】
「逆に興味持たれたらどうすんだっての!」
【アラさん】
「びっくりしたわもう……斬新すぎるだろ」
アラさんはベッドの上でジャンプしながらぷんぷんしている。
【萩山】
「俺たちにばっか捜査させてんだから、たまには役に立てよ」
【アラさん】
「何を言ってるんだ! 俺様はいち早くあの生徒会長の気配に気付いたぞ」
【アラさん】
「つまり俺様がお前たちのピンチを救ってやったんだろう?」
【萩山】
「会長は『今日は体育祭だし、必ず欲しがる生徒がいるハズなのに……』て言ってたよな」
【亘】
「うん……」
【アラさん】
「えっ無視!?」
【萩山】
「もう、あいつが犯人決定じゃん?」
【アラさん】
「おいこら、俺を無視するな……」
【萩山】
「これからあいつ見張ってればいつか尻尾出すんじゃないか?」
【亘】
「屋上が取引場所なのかな……」
【萩山】
「……実は、屋上ってうちの学園七不思議で開かずの間って言われてるんだよ」
【亘】
「えっそうだったの!? ちょっとさび付いてるだけで、あんな普通に開いたのに」
【萩山】
「最初からもうずっと開いてない、って言われているのが固定観念としてこびり付いて誰も強く開けようとはしなかったのかもな」
【亘】
「知らなかった……。初めて聞いたんだけど」
【萩山】
「最近流れてきたから、あんまり知られてないのか?」
【亘】
「それって……作られた噂ってこと?」
「キミたちは一体何してるんですか?」
【葛貫】
「全校生徒は校庭で体育祭に参加する義務があるはずですよ」
【亘】
「え……と……」
【亘】
(うわ、どうしよう)
正面から真っ直ぐと迫られて、戸惑っているオレの前にソウが立った。
【萩山】
「そういう会長こそなんでここにいんの?」
【葛貫】
「キミは……確か、萩山ソウくん、だったかな」
【萩山】
「何で俺の名前……」
【葛貫】
「中等部の頃から、キミはサボリ癖があったらしいね」
【葛貫】
「そういう評判は私の耳に入りやすいんですよ」
ふふん、と勝ち誇ったように笑いながら会長は今度はオレの顔をのぞきこんできた。
【葛貫】
「そうなると、よくつるんでいるのが菊崎くんと柊木くんだから……」
【葛貫】
「キミは菊崎亘くん、でいいのかな。柊木くんは剣道部所属のスポーツマンで、今はリレーに出てるはずだ」
メガネの奥の目がキラリと光っている。
その眼光が鋭くオレを射すくめる。
【葛貫】
「亘くんですよね?」
【亘】
「あ……はい」
逃げることができなくて、素直に頷いてしまった。
【葛貫】
「それで、キミたちは屋上で何してたのかなぁ?」
【葛貫】
「屋上は立ち入り禁止って分かっていますよね」
【亘】
「えっと……」
オレたちが会長を問い詰めようとしたのに。
逆にオレたちのほうが会長に突っ込まれている。
どうしようかと迷ったオレの手にモフっとした感触が当たる。
【亘】
「に、逃げ出したペットを捜してたんです!」
オレは咄嗟に、アラさんを取り出した。
【葛貫】
「……タヌキ?」
【アラさん】
「ちがっ……」
アラさんが声を上げそうになって、慌てて尻尾をギュッとつかんだ。
【アラさん】
「drftgひゅじこlp;!!」
【葛貫】
「ずいぶんと変な鳴き声ですネ……」
【亘】
「は、はい。ちょっと珍しい品種のタヌキで……だから必死に探してたんです」
【亘】
「ほらっ!こんなに小さくて、すごく変わってるんですよ……!!」
【葛貫】
「……ペットは大切にしないといけませんねっ!」
【葛貫】
「これからはちゃんと見張ってくださいよ?」
【亘】
「はい! 部屋に帰ってしっかり檻に入れておきます! それじゃ、失礼します」
オレはアラさんを抱えて、その場を去ろうとした。
【葛貫】
「……」
【亘】
「……ソウ?」
気まずさから早くこの場を立ち去りたいのに、ソウが立ったまま動かない。
【萩山】
「……」
【亘】
「ソウ何してんだよ、行くぞ」
ソウも連れて、ともかく校舎を飛び出した。
【萩山】
「あいつやっぱ怪しいよなぁ」
【亘】
「でも……やっぱり今の時点で会長と話しても」
【亘】
「何か情報が得られるとは思えないし」
【亘】
「これ以上こっちが怪しまれても厄介だから体育祭が終わるまではおとなしくしてよう」
そうこうして、高校初めての体育祭は……
トラックに居たことよりも、屋上や校舎に居過ぎてあまり印象に残っていない。
そして、この長い一日はまだ続くのであった―
夜になってから寮に戻り、今まであったことをおさらいする事にした。
【アラさん】
「俺が珍しいタヌキのペットってどういう事だ!」
【亘】
「だからごめんってば」
【亘】
「……あの時はそれしか方法がなかったんだよ」
【アラさん】
「なーにが『こんなに小さくて、すごく変わってるんですよ……!!』だよ!」
【アラさん】
「こんな小さいアライグマいてたまるかーッ!」
【アラさん】
「逆に興味持たれたらどうすんだっての!」
【アラさん】
「びっくりしたわもう……斬新すぎるだろ」
アラさんはベッドの上でジャンプしながらぷんぷんしている。
【萩山】
「俺たちにばっか捜査させてんだから、たまには役に立てよ」
【アラさん】
「何を言ってるんだ! 俺様はいち早くあの生徒会長の気配に気付いたぞ」
【アラさん】
「つまり俺様がお前たちのピンチを救ってやったんだろう?」
【萩山】
「会長は『今日は体育祭だし、必ず欲しがる生徒がいるハズなのに……』て言ってたよな」
【亘】
「うん……」
【アラさん】
「えっ無視!?」
【萩山】
「もう、あいつが犯人決定じゃん?」
【アラさん】
「おいこら、俺を無視するな……」
【萩山】
「これからあいつ見張ってればいつか尻尾出すんじゃないか?」
【亘】
「屋上が取引場所なのかな……」
【萩山】
「……実は、屋上ってうちの学園七不思議で開かずの間って言われてるんだよ」
【亘】
「えっそうだったの!? ちょっとさび付いてるだけで、あんな普通に開いたのに」
【萩山】
「最初からもうずっと開いてない、って言われているのが固定観念としてこびり付いて誰も強く開けようとはしなかったのかもな」
【亘】
「知らなかった……。初めて聞いたんだけど」
【萩山】
「最近流れてきたから、あんまり知られてないのか?」
【亘】
「それって……作られた噂ってこと?」
