[本編] 萩山 ソウ 編
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給水塔の陰から、その姿をジッと見つめる。
会長はきょろきょろと屋上のあちこちを見回っている。
【葛貫】
「今日は体育祭だし、必ず欲しがる生徒がいるハズなのに……」
【亘】
「今……」
【萩山】
「ああ」
会長の声を聞いて、オレたちは頷き合う。
“欲しがる生徒”……それはつまり、aドロップを欲しがる生徒の事だと思う。
【亘】
「会長って学園一の頭脳を持ってて、カリスマ性があることで有名だよね」
【萩山】
「学生のくせにすでに会社持ってるとかいう噂だよな……」
【アラさん】
「なんだそのチートっぷりは」
【亘】
「そうだね。オレたちみたいな一般生徒と比べたらかなりのチートキャラだよ」
【アラさん】
「ならますます怪しいな! これはもう、アイツが犯人って事でいいんじゃないか!?」
【アラさん】
「よし、ここはズババンと登場してアレを言うしかないな!」
【亘】
「アレって……?」
【アラさん】
「そりゃあもちろん、犯人はお前……っが、んぐぐッ」
【萩山】
「大きな声出すな。気づかれるだろ」
【亘】
「そうだよ、まだ犯人って決め付けるには早いし」
【アラさん】
「いや、でもどう考えてもこの状況は……」
【亘】
「状況は確かにそうだけど、でも……まだわからない」
人をそう簡単に疑うのはよくない気がする。
なにより同じ学園の生徒が、よくわからないドロップを流通させてるなんて信じられなかったし。
【アラさん】
「ああ……お前らがチンタラしてるから行ってしまうぞ、あいつ」
一通り周囲を見回し終えると、会長は屋上から出て行った。
パタン、とドアが閉まるのを確認してオレたちはホッと気を緩めた。
【萩山】
「アイツだけは妙にちょっかい出したら面倒なことになりそうだからなぁ……」
【萩山】
「そう簡単にからかえる相手じゃねぇんだよな」
【亘】
「いや、相手とか関係なく、やたら人をからかったりするのはダメだからな?」
【萩山】
「なんで? からかわないとつまんねーじゃん」
【亘】
「つまらないってな……もう」
【萩山】
「特に亘はからかうと素直な反応してきて可愛いよな」
【亘】
「そうは言うけど……さっきのもからかったんだよな?」
【萩山】
「あ……ああ、そうだよ」
【アラさん】
「のんきに会話してる場合か!」
【アラさん】
「早くアイツを追いかけようぜっ!」
【アラさん】
「もしかしたら他の仲間に合流して、何かボロを出すかもしれんだろ」
アラさんが頭の上で髪を引っ張ってオレを急かす。
【亘】
「わかった、わかったから……」
【亘】
「ちょっ……痛いって!」
【アラさん】
「んなら早よ行かんかい!」
その指示に従って、オレたちは会長の後を追うことにした。
屋上から出て、階段を駆け下りたけれど……。
【亘】
「あれ……」
【萩山】
「いないな」
廊下には誰の姿もなかった。
【亘】
「遅すぎたかな……」
【アラさん】
「まったくお前らがマゴマゴしてるから……せっかくの手がかりを失うんだよ!」
【アラさん】
「どうするんだこの先」
確かに決定的とは言わないけれど、何かしらは情報がつかめそう。
そんな感触はあった。
【亘】
「ごめん、アラさん」
【萩山】
「まだどっかにいるだろ、捜そうぜ」
ソウがオレの肩を叩く。
気を使ってくれてるのが分かって、嬉しい。
【亘】
「うん」
【???】
「このサボリ魔め! 学年とクラスと名前を言え!!」
【亘】
「えっ!?」
いきなり真後ろから声をかけられて、オレたちは驚いて振り向いた。
会長はきょろきょろと屋上のあちこちを見回っている。
【葛貫】
「今日は体育祭だし、必ず欲しがる生徒がいるハズなのに……」
【亘】
「今……」
【萩山】
「ああ」
会長の声を聞いて、オレたちは頷き合う。
“欲しがる生徒”……それはつまり、aドロップを欲しがる生徒の事だと思う。
【亘】
「会長って学園一の頭脳を持ってて、カリスマ性があることで有名だよね」
【萩山】
「学生のくせにすでに会社持ってるとかいう噂だよな……」
【アラさん】
「なんだそのチートっぷりは」
【亘】
「そうだね。オレたちみたいな一般生徒と比べたらかなりのチートキャラだよ」
【アラさん】
「ならますます怪しいな! これはもう、アイツが犯人って事でいいんじゃないか!?」
【アラさん】
「よし、ここはズババンと登場してアレを言うしかないな!」
【亘】
「アレって……?」
【アラさん】
「そりゃあもちろん、犯人はお前……っが、んぐぐッ」
【萩山】
「大きな声出すな。気づかれるだろ」
【亘】
「そうだよ、まだ犯人って決め付けるには早いし」
【アラさん】
「いや、でもどう考えてもこの状況は……」
【亘】
「状況は確かにそうだけど、でも……まだわからない」
人をそう簡単に疑うのはよくない気がする。
なにより同じ学園の生徒が、よくわからないドロップを流通させてるなんて信じられなかったし。
【アラさん】
「ああ……お前らがチンタラしてるから行ってしまうぞ、あいつ」
一通り周囲を見回し終えると、会長は屋上から出て行った。
パタン、とドアが閉まるのを確認してオレたちはホッと気を緩めた。
【萩山】
「アイツだけは妙にちょっかい出したら面倒なことになりそうだからなぁ……」
【萩山】
「そう簡単にからかえる相手じゃねぇんだよな」
【亘】
「いや、相手とか関係なく、やたら人をからかったりするのはダメだからな?」
【萩山】
「なんで? からかわないとつまんねーじゃん」
【亘】
「つまらないってな……もう」
【萩山】
「特に亘はからかうと素直な反応してきて可愛いよな」
【亘】
「そうは言うけど……さっきのもからかったんだよな?」
【萩山】
「あ……ああ、そうだよ」
【アラさん】
「のんきに会話してる場合か!」
【アラさん】
「早くアイツを追いかけようぜっ!」
【アラさん】
「もしかしたら他の仲間に合流して、何かボロを出すかもしれんだろ」
アラさんが頭の上で髪を引っ張ってオレを急かす。
【亘】
「わかった、わかったから……」
【亘】
「ちょっ……痛いって!」
【アラさん】
「んなら早よ行かんかい!」
その指示に従って、オレたちは会長の後を追うことにした。
屋上から出て、階段を駆け下りたけれど……。
【亘】
「あれ……」
【萩山】
「いないな」
廊下には誰の姿もなかった。
【亘】
「遅すぎたかな……」
【アラさん】
「まったくお前らがマゴマゴしてるから……せっかくの手がかりを失うんだよ!」
【アラさん】
「どうするんだこの先」
確かに決定的とは言わないけれど、何かしらは情報がつかめそう。
そんな感触はあった。
【亘】
「ごめん、アラさん」
【萩山】
「まだどっかにいるだろ、捜そうぜ」
ソウがオレの肩を叩く。
気を使ってくれてるのが分かって、嬉しい。
【亘】
「うん」
【???】
「このサボリ魔め! 学年とクラスと名前を言え!!」
【亘】
「えっ!?」
いきなり真後ろから声をかけられて、オレたちは驚いて振り向いた。
