[本編] 萩山 ソウ 編
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とりあえず後でちゃんとお礼を言うとして。
今は心の中でお礼をしておいた。
【萩山】
「……で、お前なんかしたのか」
【柊木】
「何かって?」
【萩山】
「とぼけんなよ、抜け駆けしたのかって聞いてんだよ」
【柊木】
「したとしても、お前に報告する義務ないだろ」
【柊木】
「お互い、チャンスがあったら大いにつけこめって約束してるんだから」
【萩山】
「まあ、そうだけど……」
【柊木】
「お前こそ何かしたのか? 最近、2人でコソコソしてる事あるよな」
【萩山】
「別に。お前に報告する義務ないだろ」
【柊木】
「ああ、そうだ」
【柊木】
「俺たちはライバルなんだから、いちいち相手の事気にしてる場合じゃないからな」
【亘】
(ん……? なんだろ、この会話……)
【亘】
(もしかして郁哉とソウって)
【アラさん】
「あの2人ってば恋のライバル関係? て、やつなわけー?」
寝ている俺の上にしたり顔でアラさんが現れた。
【アラさん】
「やだやだ青春まっさかりー!」
【亘】
(…………)
相手にしたらきっとつけ上がるから、俺は寝たフリをしてやり過ごした。
アラさんのおふざけに付き合うのがバカバカしいのもあったけど。
それよりもなんとなく心に引っ掛かる事があったし──。
【亘】
(ソウって好きな子、いたのか……)
ここ最近、aドロップの密売人を探す為に協力してもらってて。
毎日ほぼ一緒に過ごしてた。
【亘】
(もしかして俺、ソウとその好きな子との時間……邪魔してた?)
ここは男子校だから、女の子と会うなら授業が終わった後じゃないと時間がない。
でもその放課後の時間を密売人探しに付き合ってもらっている。
【亘】
(悪い事……してたかな)
ソウはにこにこしながら俺に付き合ってくれていた。
それを考えるとなんだか……。
【亘】
(モヤモヤする)
【亘】
(あれ……? なんだ、この気持ち……)
ともかくこれからはあんまりソウを巻き込まないようにしよう。
友だちには好きな子と上手くいってほしいから。
と、思いつつ、その光景を思い浮かべるとなんだか心がモヤっとする。
【亘】
(……なんで手放しに喜べないんだ……?)
その後、郁哉とソウと一緒に寮まで帰ったけど。
どうしてかソウの顔を見ることができなかった。
【竹尾】
「そろそろ体育祭が近い。それぞれどの種目に出るのか決めておくように」
【竹尾】
「……以上」
HRが終わり、竹尾先生が教室を出ていくと途端に教室内がザワザワし始めた。
みんな体育祭の話題してるみたいだったけど……。
俺は、昨日の事が気になってボーっとしてた。
【萩山】
「なあ亘。お前何に出る?」
【亘】
「え!?」
ボーっとしてたから、ソウが近くにいるのに気付かなかった。
【萩山】
「どうしたんだ? 何、ぼーっとしてんだよ」
【亘】
「あ、い、いやっ……」
【萩山】
「なんか昨日から態度おかしくないか?」
間近に顔をのぞきこまれて、ドキリとする。
【亘】
「あの……体育祭のイベントに、aドロップの密売人とかが動き出しそうだな……て」
【亘】
「アラさんと話してたんだけど、じゃあどういう作戦立てれば手がかりつかめそうか」
【亘】
「全然思いつかなくて」
なんかとっさに嘘をついていた。
いや、それもちょびっとは考えてたから、完全な嘘じゃないんだけど。
【アラさん】
「絶好の機会を逃す手はないだろ!」
【亘】
「って、教室で出てくるなよ!」
【アラさん】
「ああもう、お前がいつまで経ってもノロノロしてるからだろ」
【萩山】
「おいアラちん、その件は放課後に亘の部屋で一緒に考えてやるから今はおとなしくしてろ」
【アラさん】
「ん?アラちんってなんだ」
【萩山】
「え、さん付けで呼ぶのなんかヤダし。アラちんで」
【アラさん】
「ま、まぁいいけどよ……」
【萩山】
「それより!亘を困らせるな」
【亘】
「え……」
【萩山】
「ん、どうした?」
【亘】
「い、いや……放課後、忙しいだろうから……さ」
【萩山】
「ん? 別に俺、郁哉と違って部活やってるわけでもねーし」
【亘】
「あ、でも、ほらさ……他の子との付き合いとかもあるだろうから」
【亘】
「オレに付き合ってくれなくても……」
【亘】
(好きな子との時間も必要だろうし……とは本人に言えないし、どうしよう)
【萩山】
「なんだそれ」
【萩山】
「俺、邪魔って事?」
【亘】
「オレはいてほしいけど」
【萩山】
「あ……そうなのか」
【亘】
「変な事巻き込んで時間つぶして悪いなぁ……て思って」
【亘】
「今回のことって、俺が巻き込まれただけで、これ解決したからってソウは何のメリットもないだろ?」
【亘】
「だから……」
【萩山】
「バーカ」
そう言って、ソウはオレの頭をくしゃくしゃにした。
今は心の中でお礼をしておいた。
【萩山】
「……で、お前なんかしたのか」
【柊木】
「何かって?」
【萩山】
「とぼけんなよ、抜け駆けしたのかって聞いてんだよ」
【柊木】
「したとしても、お前に報告する義務ないだろ」
【柊木】
「お互い、チャンスがあったら大いにつけこめって約束してるんだから」
【萩山】
「まあ、そうだけど……」
【柊木】
「お前こそ何かしたのか? 最近、2人でコソコソしてる事あるよな」
【萩山】
「別に。お前に報告する義務ないだろ」
【柊木】
「ああ、そうだ」
【柊木】
「俺たちはライバルなんだから、いちいち相手の事気にしてる場合じゃないからな」
【亘】
(ん……? なんだろ、この会話……)
【亘】
(もしかして郁哉とソウって)
【アラさん】
「あの2人ってば恋のライバル関係? て、やつなわけー?」
寝ている俺の上にしたり顔でアラさんが現れた。
【アラさん】
「やだやだ青春まっさかりー!」
【亘】
(…………)
相手にしたらきっとつけ上がるから、俺は寝たフリをしてやり過ごした。
アラさんのおふざけに付き合うのがバカバカしいのもあったけど。
それよりもなんとなく心に引っ掛かる事があったし──。
【亘】
(ソウって好きな子、いたのか……)
ここ最近、aドロップの密売人を探す為に協力してもらってて。
毎日ほぼ一緒に過ごしてた。
【亘】
(もしかして俺、ソウとその好きな子との時間……邪魔してた?)
ここは男子校だから、女の子と会うなら授業が終わった後じゃないと時間がない。
でもその放課後の時間を密売人探しに付き合ってもらっている。
【亘】
(悪い事……してたかな)
ソウはにこにこしながら俺に付き合ってくれていた。
それを考えるとなんだか……。
【亘】
(モヤモヤする)
【亘】
(あれ……? なんだ、この気持ち……)
ともかくこれからはあんまりソウを巻き込まないようにしよう。
友だちには好きな子と上手くいってほしいから。
と、思いつつ、その光景を思い浮かべるとなんだか心がモヤっとする。
【亘】
(……なんで手放しに喜べないんだ……?)
その後、郁哉とソウと一緒に寮まで帰ったけど。
どうしてかソウの顔を見ることができなかった。
【竹尾】
「そろそろ体育祭が近い。それぞれどの種目に出るのか決めておくように」
【竹尾】
「……以上」
HRが終わり、竹尾先生が教室を出ていくと途端に教室内がザワザワし始めた。
みんな体育祭の話題してるみたいだったけど……。
俺は、昨日の事が気になってボーっとしてた。
【萩山】
「なあ亘。お前何に出る?」
【亘】
「え!?」
ボーっとしてたから、ソウが近くにいるのに気付かなかった。
【萩山】
「どうしたんだ? 何、ぼーっとしてんだよ」
【亘】
「あ、い、いやっ……」
【萩山】
「なんか昨日から態度おかしくないか?」
間近に顔をのぞきこまれて、ドキリとする。
【亘】
「あの……体育祭のイベントに、aドロップの密売人とかが動き出しそうだな……て」
【亘】
「アラさんと話してたんだけど、じゃあどういう作戦立てれば手がかりつかめそうか」
【亘】
「全然思いつかなくて」
なんかとっさに嘘をついていた。
いや、それもちょびっとは考えてたから、完全な嘘じゃないんだけど。
【アラさん】
「絶好の機会を逃す手はないだろ!」
【亘】
「って、教室で出てくるなよ!」
【アラさん】
「ああもう、お前がいつまで経ってもノロノロしてるからだろ」
【萩山】
「おいアラちん、その件は放課後に亘の部屋で一緒に考えてやるから今はおとなしくしてろ」
【アラさん】
「ん?アラちんってなんだ」
【萩山】
「え、さん付けで呼ぶのなんかヤダし。アラちんで」
【アラさん】
「ま、まぁいいけどよ……」
【萩山】
「それより!亘を困らせるな」
【亘】
「え……」
【萩山】
「ん、どうした?」
【亘】
「い、いや……放課後、忙しいだろうから……さ」
【萩山】
「ん? 別に俺、郁哉と違って部活やってるわけでもねーし」
【亘】
「あ、でも、ほらさ……他の子との付き合いとかもあるだろうから」
【亘】
「オレに付き合ってくれなくても……」
【亘】
(好きな子との時間も必要だろうし……とは本人に言えないし、どうしよう)
【萩山】
「なんだそれ」
【萩山】
「俺、邪魔って事?」
【亘】
「オレはいてほしいけど」
【萩山】
「あ……そうなのか」
【亘】
「変な事巻き込んで時間つぶして悪いなぁ……て思って」
【亘】
「今回のことって、俺が巻き込まれただけで、これ解決したからってソウは何のメリットもないだろ?」
【亘】
「だから……」
【萩山】
「バーカ」
そう言って、ソウはオレの頭をくしゃくしゃにした。
