[本編] 萩山 ソウ 編
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あれから、いろんな人に聞いてみたら2年に岩崎という生徒は10人もいることが分かった。
休み時間、俺は裏庭のベンチでひとりでため息をついていた。
【亘】
「10人のうち、誰なのかも分かんないし、結局手がかりなしか」
【アラさん】
「捜査の基本は足だ。地道にやってりゃ、必ずホシにぶち当たるもんよ?」
【アラさん】
「全員見張ってれば、誰かは当たるだろう」
【亘】
「なにそれ、いつの時代の刑事ドラマ?」
【亘】
「そんな非効率的なことしてられるわけないだろ」
【アラさん】
「そんな事言ったって、他に手がかりはないんだぞ」
【亘】
「口で言うのは簡単だけど、実際にやるほうの身になって言ってよ……」
【野球部】
「いっち、にい、さん、し……」
【亘】
「って……!」
【アラさん】
「んがっんあいをふる……!!」
野球部がやってきたから、慌ててアラさんを隠した。
【亘】
「わざわざ人がいなそうな裏庭に来たのに……」
【亘】
「運動部のやつら、随分気合入ってるな」
休み時間はすぐ終わるし、いちいち寮に戻るわけにも行かなくて。
裏庭を選んできたんだけど……。
【アラさん】
「んはーー!! 苦しかったぁ……」
【アラさん】
「お前なぁ、いきなり何するんだ! 死ぬかと思ったぞ」
【亘】
「だって、アライグマと喋ってるところなんて見……」
【テニス部】
「ファイッオー! ファイッオー!」
【亘】
「っああ……!」
今度はテニス部がやってきて、また慌ててアラさんを隠す。
【アラさん】
「んがっぁああ……!!」
【アラさん】
「……ッハァー……だから、死ぬって言ってるだろーが……!」
俺の手の中から息も絶え絶えと出てくるアラさん。
【亘】
「そんな事言ったって……!」
【アラさん】
「んぐっ」
【サッカー部】
「ファイトォー・イッチ・ニィ・サン・シー」
今度はサッカー部が来たから、また慌ててアラさんを尻の下に隠した。
【アラさん】
「だ……か、ら……」
俺の尻に敷かれて、ボロボロになったアラさんが力なく膝の上でノビてる。
【アラさん】
「何なんださっきから……!」
【アラさん】
「昼休みだっていうのに何でこんなに立て続けに運動部がやって来るんだ!」
【亘】
「あー、たぶん体育祭が近いからだろうね」
【亘】
「うち、スポーツとか勉強に力入れてる学校だから体育祭とか結構気合入ってて……」
【亘】
「運動部にとってはそこで活躍するのが名誉とか、そんなのがあるみたい」
【アラさん】
「体育祭で活躍するのが名誉なのか?」
【亘】
「んー……みたいだね。俺はよくわからないけど」
【アラさん】
「……ということは、何が何でも活躍したがるような奴が現れそうだな」
【亘】
「かもね」
【アラさん】
「そんなときこそ、aドロップの出番じゃないか!」
【アラさん】
「きっと何か動きがあるぞ!」
【亘】
「えー……そっかなぁ」
【アラさん】
「悪い奴らっていうのは、イベントのお祭り騒ぎをカムフラージュに動き出すのが定番だろうが」
【アラさん】
「亘、ここで一気に犯人に繋がる手がかりを得るんだ!」
【亘】
「んーて言ってもどうすれば……」
なんて会話をしていたら、休み時間終了のチャイムが鳴った。
【亘】
「あ、そろそろ教室戻らなきゃ……」
と、ベンチを立ち上がったときだった。
【飼育係】
「ああっ!! にわとり小屋のにわとりが逃げ出したぁあ!!」
【亘】
「えっ……!??」
【にわとり】
「コケーコッコッコッコ!!」
【亘】
「うわぁああああ!!!!」
バサバサバサという壮絶な音に襲い掛かられて、目の前が真っ白になった。
【亘】
(ん……)
なんだかほんのり鶏糞臭い。
そんな事を感じながら、ぼんやりと意識を取り戻す。
どうやら俺は保健室のベッドに寝かされてるみたいだった。
【???】
「……亘は!?」
【???】
「ぐっすり眠ってる」
【亘】
(あれ、ソウと郁哉……?)
ついたての向こう側に、2人のシルエットが見えた。
まだ頭がボーっとして、ぼんやりしてる俺の耳に会話が聞こえてくる。
【柊木】
「大丈夫か? 息切らして、汗かいて走ってくるなんてお前らしくないな」
【萩山】
「はぁ…っはぁ、鳥小屋から逃げ出したにわとりに襲われて倒れた、て聞いたから駆けつけたんだよ」
【萩山】
「……たく、どうしたら学校内でそんな目に遭うんだよ」
【柊木】
「まあ、普通はないだろうが亘だからな」
【萩山】
「ハァー……俺がそばにいたら、守ってやれたのに」
【柊木】
「ああ、それは同感」
【柊木】
「俺が通りかかったときには、もう襲われてるところだった」
【柊木】
「倒れた亘を、ここまで運んでくる事しかできなかった」
【柊木】
「もう少し早く駆けつけてたら、気を失わせずに済んだのにな」
その会話から、気絶した俺を保健室に運んでくれたのは郁哉なんだと分かった。
【亘】
(サンキュー、郁哉)
休み時間、俺は裏庭のベンチでひとりでため息をついていた。
【亘】
「10人のうち、誰なのかも分かんないし、結局手がかりなしか」
【アラさん】
「捜査の基本は足だ。地道にやってりゃ、必ずホシにぶち当たるもんよ?」
【アラさん】
「全員見張ってれば、誰かは当たるだろう」
【亘】
「なにそれ、いつの時代の刑事ドラマ?」
【亘】
「そんな非効率的なことしてられるわけないだろ」
【アラさん】
「そんな事言ったって、他に手がかりはないんだぞ」
【亘】
「口で言うのは簡単だけど、実際にやるほうの身になって言ってよ……」
【野球部】
「いっち、にい、さん、し……」
【亘】
「って……!」
【アラさん】
「んがっんあいをふる……!!」
野球部がやってきたから、慌ててアラさんを隠した。
【亘】
「わざわざ人がいなそうな裏庭に来たのに……」
【亘】
「運動部のやつら、随分気合入ってるな」
休み時間はすぐ終わるし、いちいち寮に戻るわけにも行かなくて。
裏庭を選んできたんだけど……。
【アラさん】
「んはーー!! 苦しかったぁ……」
【アラさん】
「お前なぁ、いきなり何するんだ! 死ぬかと思ったぞ」
【亘】
「だって、アライグマと喋ってるところなんて見……」
【テニス部】
「ファイッオー! ファイッオー!」
【亘】
「っああ……!」
今度はテニス部がやってきて、また慌ててアラさんを隠す。
【アラさん】
「んがっぁああ……!!」
【アラさん】
「……ッハァー……だから、死ぬって言ってるだろーが……!」
俺の手の中から息も絶え絶えと出てくるアラさん。
【亘】
「そんな事言ったって……!」
【アラさん】
「んぐっ」
【サッカー部】
「ファイトォー・イッチ・ニィ・サン・シー」
今度はサッカー部が来たから、また慌ててアラさんを尻の下に隠した。
【アラさん】
「だ……か、ら……」
俺の尻に敷かれて、ボロボロになったアラさんが力なく膝の上でノビてる。
【アラさん】
「何なんださっきから……!」
【アラさん】
「昼休みだっていうのに何でこんなに立て続けに運動部がやって来るんだ!」
【亘】
「あー、たぶん体育祭が近いからだろうね」
【亘】
「うち、スポーツとか勉強に力入れてる学校だから体育祭とか結構気合入ってて……」
【亘】
「運動部にとってはそこで活躍するのが名誉とか、そんなのがあるみたい」
【アラさん】
「体育祭で活躍するのが名誉なのか?」
【亘】
「んー……みたいだね。俺はよくわからないけど」
【アラさん】
「……ということは、何が何でも活躍したがるような奴が現れそうだな」
【亘】
「かもね」
【アラさん】
「そんなときこそ、aドロップの出番じゃないか!」
【アラさん】
「きっと何か動きがあるぞ!」
【亘】
「えー……そっかなぁ」
【アラさん】
「悪い奴らっていうのは、イベントのお祭り騒ぎをカムフラージュに動き出すのが定番だろうが」
【アラさん】
「亘、ここで一気に犯人に繋がる手がかりを得るんだ!」
【亘】
「んーて言ってもどうすれば……」
なんて会話をしていたら、休み時間終了のチャイムが鳴った。
【亘】
「あ、そろそろ教室戻らなきゃ……」
と、ベンチを立ち上がったときだった。
【飼育係】
「ああっ!! にわとり小屋のにわとりが逃げ出したぁあ!!」
【亘】
「えっ……!??」
【にわとり】
「コケーコッコッコッコ!!」
【亘】
「うわぁああああ!!!!」
バサバサバサという壮絶な音に襲い掛かられて、目の前が真っ白になった。
【亘】
(ん……)
なんだかほんのり鶏糞臭い。
そんな事を感じながら、ぼんやりと意識を取り戻す。
どうやら俺は保健室のベッドに寝かされてるみたいだった。
【???】
「……亘は!?」
【???】
「ぐっすり眠ってる」
【亘】
(あれ、ソウと郁哉……?)
ついたての向こう側に、2人のシルエットが見えた。
まだ頭がボーっとして、ぼんやりしてる俺の耳に会話が聞こえてくる。
【柊木】
「大丈夫か? 息切らして、汗かいて走ってくるなんてお前らしくないな」
【萩山】
「はぁ…っはぁ、鳥小屋から逃げ出したにわとりに襲われて倒れた、て聞いたから駆けつけたんだよ」
【萩山】
「……たく、どうしたら学校内でそんな目に遭うんだよ」
【柊木】
「まあ、普通はないだろうが亘だからな」
【萩山】
「ハァー……俺がそばにいたら、守ってやれたのに」
【柊木】
「ああ、それは同感」
【柊木】
「俺が通りかかったときには、もう襲われてるところだった」
【柊木】
「倒れた亘を、ここまで運んでくる事しかできなかった」
【柊木】
「もう少し早く駆けつけてたら、気を失わせずに済んだのにな」
その会話から、気絶した俺を保健室に運んでくれたのは郁哉なんだと分かった。
【亘】
(サンキュー、郁哉)
