[本編] 萩山 ソウ 編
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【亘】
「……とりあえず、aドロップを広めてる犯人を捜せって言われたけど」
【萩山】
「んなもんの噂、全然聞かなかったんだけど?」
あれから、それとなくクラスのみんなからaドロップに関する情報が得られないかな、って。
いろいろと聞いて回ってみたけどそんな噂は一切聞かなかった。
そして普通に1週間がすぎて土曜日に至る。
【萩山】
「やっぱ、手の込んだ誰かのいたずらなんじゃねーの?」
【アラさん】
「いたずらなんかじゃないわい!」
【アラさん】
「aドロップを流している連中ってのも狡猾な奴らでな」
【アラさん】
「取引するに当たってどこから入手したのかは一切秘密にさせるそうだ」
【アラさん】
「少しでも情報をもらしたらそれ以降、aドロップは手に入らなくなるらしい」
【アラさん】
「お前たちに試しに食べさせたアレも、入手するの大変だったんだぞ」
【亘】
「それって、つまり手がかり一切なしって事じゃ……」
【萩山】
「それでどうやって捜せっていうんだよ!」
【アラさん】
「もーお前らはどうしてそんなにせっかちなのよ?」
【アラさん】
「あーあ、中間管理職は辛い、辛い」
【アラさん】
「お給金はずんでもらわないとやってられないわ」
【亘】
「神様の仕事って、給料制なの……?」
【アラさん】
「いや、違うぞ?ほら、俺人間だって言ったろ?」
【亘】
(くっ……一瞬信じそうになった自分を呪いたい……)
【萩山】
「つうかそもそも、神様が自分でさがしゃいい話じゃないのか?」
【萩山】
「aドロップってので嫌な思いしてんの、神様なんだろ」
【アラさん】
「神様だってなー忙しいの。全人類のお悩み解決してる訳にはいかないだろ」
【アラさん】
「じゃなきゃ俺だってこうやって遣わされてこないってーの」
【アラさん】
「て、わけで俺さまの任務にもかかわってくるんだ。お前達ひとつ頼むわ!」
【アラさん】
「俺が見守ってやるから!」
【萩山】
「ふ・ざ・け・る・な」
怒ったソウは、アラさんの両頬をつねった。
【アラさん】
「いたひでふ……いたひでふ……」
【アラさん】
「ごめんなはい、うほでふ……」
【亘】
「ソウ……離してあげなよ」
【萩山】
「……このタヌキ、本当にお前の体質改善できんのか?」
【アラさん】
「タヌキちゃう、言うとるやんけ!」
【亘】
「……なんで、いきなり関西弁なわけ?」
【アラさん】
「細かいことはどうでもいい!」
【アラさん】
「あのな、神様が直接犯人探しができないのは」
【アラさん】
「人間界直接介入不可の規律があるからなんだよ」
【アラさん】
「神様が人間界で起こる問題を何でも解決してたら」
【アラさん】
「人間が働かなくなるだろ」
【亘】
「うーん、まあそう言われれば納得できる気もするけど……」
【アラさん】
「ともかく、神様が直接介入することはできないけど」
【アラさん】
「自分から働いて問題を解決しようとする人間を助けるくらいはしてくれるぞ」
【亘】
「それってどういうこと?」
【アラさん】
「誰かが困ってるようなことを解決してやる」
【アラさん】
「つまり、イイコトして“徳”を貯めるんだ」
【アラさん】
「そしたら神様からご褒美がもらえる」
【アラさん】
「まあ、そんなシステムになってるんだよ、世の中ってのは」
【亘】
「へえー……イイコト、ねえ」
【アラさん】
「捜査の第一歩として休日の校舎を探索してみたらどうだ?」
【アラさん】
「それで困ってそうな人いたら、助けてやれば徳が溜まるし」
【アラさん】
「普段と違って人が少なくなる分、怪しい動きをする奴が出てくるかもしれん」
【亘】
「うーん……そうだね」
まだ腑に落ちないところはあるけど。
でもともかくここでアラさんと話してても何も進まないし。
【萩山】
「探索楽しそうだな!」
何より、ソウが楽しそうに目を輝かせてるから。
寮を出て校舎内を探索してみることにした。
とりあえずあんまり来ることの少ない特別教室棟のほうへ来てみた。
学園はとにかく広くて、無駄に特別教室も第二、第三…とかあるみたいだ。
こっちの棟は、高校始まったばかりでは来る機会は少なかった。
【萩山】
「なんか、特別教室棟って言っても普通の校舎と特に変わりねぇな」
【亘】
「そうだな。やっぱここにも手がかりとかないかなぁ……」
……となんとなく歩いていたら、廊下の向こうから竹尾先生の姿が見えた。
【亘】
「お、おはようございます! 先生」
【竹尾】
「授業もないし、お前達は部活にも入ってない」
【竹尾】
「……なのになぜ、この校舎をうろついている?」
【亘】
「えっ……」
キツく睨まれて、思わずビクっとしてしまう。
まさか、怪しいドロップの密売人を捜してるなんて言えない。
【萩山】
「探索でーす。高校の校舎まだ慣れてないんで」
【竹尾】
「ここは遊び場じゃない。さっさと寮へ戻れ」
【萩山】
「はあ? 俺たちここの学生で、ここは俺たちの学校でしょ?」
【萩山】
「なんで好き勝手に探索しちゃダメなんですか?」
【萩山】
「そんな権限、アンタにあるわけ?」
【亘】
「ちょ、ソウ! 行こう」
「……とりあえず、aドロップを広めてる犯人を捜せって言われたけど」
【萩山】
「んなもんの噂、全然聞かなかったんだけど?」
あれから、それとなくクラスのみんなからaドロップに関する情報が得られないかな、って。
いろいろと聞いて回ってみたけどそんな噂は一切聞かなかった。
そして普通に1週間がすぎて土曜日に至る。
【萩山】
「やっぱ、手の込んだ誰かのいたずらなんじゃねーの?」
【アラさん】
「いたずらなんかじゃないわい!」
【アラさん】
「aドロップを流している連中ってのも狡猾な奴らでな」
【アラさん】
「取引するに当たってどこから入手したのかは一切秘密にさせるそうだ」
【アラさん】
「少しでも情報をもらしたらそれ以降、aドロップは手に入らなくなるらしい」
【アラさん】
「お前たちに試しに食べさせたアレも、入手するの大変だったんだぞ」
【亘】
「それって、つまり手がかり一切なしって事じゃ……」
【萩山】
「それでどうやって捜せっていうんだよ!」
【アラさん】
「もーお前らはどうしてそんなにせっかちなのよ?」
【アラさん】
「あーあ、中間管理職は辛い、辛い」
【アラさん】
「お給金はずんでもらわないとやってられないわ」
【亘】
「神様の仕事って、給料制なの……?」
【アラさん】
「いや、違うぞ?ほら、俺人間だって言ったろ?」
【亘】
(くっ……一瞬信じそうになった自分を呪いたい……)
【萩山】
「つうかそもそも、神様が自分でさがしゃいい話じゃないのか?」
【萩山】
「aドロップってので嫌な思いしてんの、神様なんだろ」
【アラさん】
「神様だってなー忙しいの。全人類のお悩み解決してる訳にはいかないだろ」
【アラさん】
「じゃなきゃ俺だってこうやって遣わされてこないってーの」
【アラさん】
「て、わけで俺さまの任務にもかかわってくるんだ。お前達ひとつ頼むわ!」
【アラさん】
「俺が見守ってやるから!」
【萩山】
「ふ・ざ・け・る・な」
怒ったソウは、アラさんの両頬をつねった。
【アラさん】
「いたひでふ……いたひでふ……」
【アラさん】
「ごめんなはい、うほでふ……」
【亘】
「ソウ……離してあげなよ」
【萩山】
「……このタヌキ、本当にお前の体質改善できんのか?」
【アラさん】
「タヌキちゃう、言うとるやんけ!」
【亘】
「……なんで、いきなり関西弁なわけ?」
【アラさん】
「細かいことはどうでもいい!」
【アラさん】
「あのな、神様が直接犯人探しができないのは」
【アラさん】
「人間界直接介入不可の規律があるからなんだよ」
【アラさん】
「神様が人間界で起こる問題を何でも解決してたら」
【アラさん】
「人間が働かなくなるだろ」
【亘】
「うーん、まあそう言われれば納得できる気もするけど……」
【アラさん】
「ともかく、神様が直接介入することはできないけど」
【アラさん】
「自分から働いて問題を解決しようとする人間を助けるくらいはしてくれるぞ」
【亘】
「それってどういうこと?」
【アラさん】
「誰かが困ってるようなことを解決してやる」
【アラさん】
「つまり、イイコトして“徳”を貯めるんだ」
【アラさん】
「そしたら神様からご褒美がもらえる」
【アラさん】
「まあ、そんなシステムになってるんだよ、世の中ってのは」
【亘】
「へえー……イイコト、ねえ」
【アラさん】
「捜査の第一歩として休日の校舎を探索してみたらどうだ?」
【アラさん】
「それで困ってそうな人いたら、助けてやれば徳が溜まるし」
【アラさん】
「普段と違って人が少なくなる分、怪しい動きをする奴が出てくるかもしれん」
【亘】
「うーん……そうだね」
まだ腑に落ちないところはあるけど。
でもともかくここでアラさんと話してても何も進まないし。
【萩山】
「探索楽しそうだな!」
何より、ソウが楽しそうに目を輝かせてるから。
寮を出て校舎内を探索してみることにした。
とりあえずあんまり来ることの少ない特別教室棟のほうへ来てみた。
学園はとにかく広くて、無駄に特別教室も第二、第三…とかあるみたいだ。
こっちの棟は、高校始まったばかりでは来る機会は少なかった。
【萩山】
「なんか、特別教室棟って言っても普通の校舎と特に変わりねぇな」
【亘】
「そうだな。やっぱここにも手がかりとかないかなぁ……」
……となんとなく歩いていたら、廊下の向こうから竹尾先生の姿が見えた。
【亘】
「お、おはようございます! 先生」
【竹尾】
「授業もないし、お前達は部活にも入ってない」
【竹尾】
「……なのになぜ、この校舎をうろついている?」
【亘】
「えっ……」
キツく睨まれて、思わずビクっとしてしまう。
まさか、怪しいドロップの密売人を捜してるなんて言えない。
【萩山】
「探索でーす。高校の校舎まだ慣れてないんで」
【竹尾】
「ここは遊び場じゃない。さっさと寮へ戻れ」
【萩山】
「はあ? 俺たちここの学生で、ここは俺たちの学校でしょ?」
【萩山】
「なんで好き勝手に探索しちゃダメなんですか?」
【萩山】
「そんな権限、アンタにあるわけ?」
【亘】
「ちょ、ソウ! 行こう」
