[本編] 萩山 ソウ 編
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【亘】
「あ……」
ソウの手が止まって、恐る恐る顔を見上げると。
頭の上にあった耳が消えていた。
【萩山】
「って、俺亘に何してんだっ!?」
正気に戻ったソウが慌てて俺を解放した。
【萩山】
「ごめん……なんか俺、今ちょっと変だった」
【萩山】
「大丈夫か?」
そう言って俺の顔を心配そうにのぞきこんでくる。
その顔は、いつもの俺が知ってるソウだった。
【亘】
「顔あっつ……」
【萩山】
「なんだよその顔……」
【萩山】
「……にしても、なんだったんだこの飴?」
【萩山】
「耳とか生えるとか意味わかんねーんだけど」
【亘】
「ホント……身体能力アップって、今のけも耳の事?」
【亘】
「こんなのが学校内で出回ってるって……どういうことだ?」
【萩山】
「ウチの生徒、けも耳プレイ好きの変態ばっかって事じゃね」
オレたちはわけのわからない自体に混乱していた。
そろそろ、オレの脳みそのキャパを超えるんじゃないだろうか……。
【アラさん】
「今さっきのは副作用だと言っただろ!」
【アラさん】
「おい、お前。1,568×951は?」
【萩山】
「1,491,168」
【アラさん】
「正解!」
【萩山】
「ん? ……マジか!?」
【亘】
「すごいなソウ……!」
電卓でも使わなきゃわからないような計算をスッと答えてしまった。
驚いている俺たちを見て、アラさんがニヤリとする。
【アラさん】
「おい亘、これでリフティングしてみろ」
どこからか取り出したサッカーボールをアラさんが投げてよこす。
【亘】
「え、俺サッカーなんてやったことない……」
といいながら、身体が勝手に動き出してリフティングを始めた。
【萩山】
「すげーじゃん! いつの間にそんな事できるようになったんだ?」
【亘】
「い、いや知らない。足が勝手に動くんだよ」
ポンポンポン、とボールは一回も床に落ちることなく何度も跳ね上がり続けている。
なんだこれ……すっごい楽しい!
ついつい楽しくなって続けていると、アラさんにボールを奪われてしまった。
【アラさん】
「頭の悪いお前達でも、わかっただろ? これがaドロップの効果だ」
【萩山】
「何だよこれ、これ食べたらテストとか楽勝じゃね?」
【亘】
「スポーツの大会でも楽に勝てそうだね」
【萩山】
「コレ欲しいわ。どこで買えるんだよ?」
【アラさん】
「ばっっかもんーー!!」
【アラさん】
「そうやって気軽に手を出した奴らがこのaドロップの餌食となってるんだ!」
【萩山】
「これ何か危険あんのか?」
【アラさん】
「依存性や、中毒症状というものはないんだが……」
【アラさん】
「副作用としてあるのは先ほどのアニマライズくらいだ」
【萩山】
「他に危険がないなら問題ねーじゃん」
【アラさん】
「かー! ったく、これだから今どきの若者は……」
大げさなため息を吐いて、頭を左右に振るアラさん。
【亘】
(今どきの若者って……アラさんていくつくらいのおっさんなんだろ)
【アラさん】
「ドーピングやカンニングしてるのと一緒だろーがっ!」
【アラさん】
「いいか、人間は他の動物よりも優れた知恵を持っている」
【アラさん】
「そして動物は、それぞれ人間よりも優れた身体能力を持っている」
【アラさん】
「何れかの種が、両方を兼ね備えるのは命の理に反するんじゃ……!」
どやぁ、という顔でアラさんが俺たちの顔を見る。
【亘】
「はぁ」
【萩山】
「……へえ」
【アラさん】
「うっす!! 反応うっすっ!!」
【アラさん】
「これだから、淡白ないまどきの子は嫌なのよっ」
メソメソしながら、こっちをチラ、と見てくる。
【アラさん】
「神様が怒っていらっしゃるというのにっ」
【亘】
「…………」
【アラさん】
「人間はなんて罪深い生き物なんだろうぅうう」
【アラさん】
「こんな世界を救う意味なんて、意味なんて……!」
【萩山】
「マジ、うざい」
【アラさん】
「あー! もう、知らないからな」
ソウの突き放す一言に、アラさんがプチンと切れた。
【アラさん】
「この学校の生徒がみんなアニマル化したら、亘が大変な目に遭うと思うけどいいのか?」
【亘】
「え、俺……?」
【アラさん】
「でも、お前らがそんな態度ならもう知らん!」
【亘】
「そういえばさっき、これが蔓延したら俺が厄介なことになるって言ってたよな」
【亘】
「それってどういう意味?」
【アラさん】
「動物に好かれすぎるマタタビが野獣の群れに放たれるようなもんだろうが」
【亘】
「え……」
【アラさん】
「お前、さっきアニマル化したとき、やたら亘がおいしそうに見えたんじゃないか?」
【萩山】
「あ、ああ。確かに」
【アラさん】
「aドロップを舐めると、身体能力アップは数時間続く」
「あ……」
ソウの手が止まって、恐る恐る顔を見上げると。
頭の上にあった耳が消えていた。
【萩山】
「って、俺亘に何してんだっ!?」
正気に戻ったソウが慌てて俺を解放した。
【萩山】
「ごめん……なんか俺、今ちょっと変だった」
【萩山】
「大丈夫か?」
そう言って俺の顔を心配そうにのぞきこんでくる。
その顔は、いつもの俺が知ってるソウだった。
【亘】
「顔あっつ……」
【萩山】
「なんだよその顔……」
【萩山】
「……にしても、なんだったんだこの飴?」
【萩山】
「耳とか生えるとか意味わかんねーんだけど」
【亘】
「ホント……身体能力アップって、今のけも耳の事?」
【亘】
「こんなのが学校内で出回ってるって……どういうことだ?」
【萩山】
「ウチの生徒、けも耳プレイ好きの変態ばっかって事じゃね」
オレたちはわけのわからない自体に混乱していた。
そろそろ、オレの脳みそのキャパを超えるんじゃないだろうか……。
【アラさん】
「今さっきのは副作用だと言っただろ!」
【アラさん】
「おい、お前。1,568×951は?」
【萩山】
「1,491,168」
【アラさん】
「正解!」
【萩山】
「ん? ……マジか!?」
【亘】
「すごいなソウ……!」
電卓でも使わなきゃわからないような計算をスッと答えてしまった。
驚いている俺たちを見て、アラさんがニヤリとする。
【アラさん】
「おい亘、これでリフティングしてみろ」
どこからか取り出したサッカーボールをアラさんが投げてよこす。
【亘】
「え、俺サッカーなんてやったことない……」
といいながら、身体が勝手に動き出してリフティングを始めた。
【萩山】
「すげーじゃん! いつの間にそんな事できるようになったんだ?」
【亘】
「い、いや知らない。足が勝手に動くんだよ」
ポンポンポン、とボールは一回も床に落ちることなく何度も跳ね上がり続けている。
なんだこれ……すっごい楽しい!
ついつい楽しくなって続けていると、アラさんにボールを奪われてしまった。
【アラさん】
「頭の悪いお前達でも、わかっただろ? これがaドロップの効果だ」
【萩山】
「何だよこれ、これ食べたらテストとか楽勝じゃね?」
【亘】
「スポーツの大会でも楽に勝てそうだね」
【萩山】
「コレ欲しいわ。どこで買えるんだよ?」
【アラさん】
「ばっっかもんーー!!」
【アラさん】
「そうやって気軽に手を出した奴らがこのaドロップの餌食となってるんだ!」
【萩山】
「これ何か危険あんのか?」
【アラさん】
「依存性や、中毒症状というものはないんだが……」
【アラさん】
「副作用としてあるのは先ほどのアニマライズくらいだ」
【萩山】
「他に危険がないなら問題ねーじゃん」
【アラさん】
「かー! ったく、これだから今どきの若者は……」
大げさなため息を吐いて、頭を左右に振るアラさん。
【亘】
(今どきの若者って……アラさんていくつくらいのおっさんなんだろ)
【アラさん】
「ドーピングやカンニングしてるのと一緒だろーがっ!」
【アラさん】
「いいか、人間は他の動物よりも優れた知恵を持っている」
【アラさん】
「そして動物は、それぞれ人間よりも優れた身体能力を持っている」
【アラさん】
「何れかの種が、両方を兼ね備えるのは命の理に反するんじゃ……!」
どやぁ、という顔でアラさんが俺たちの顔を見る。
【亘】
「はぁ」
【萩山】
「……へえ」
【アラさん】
「うっす!! 反応うっすっ!!」
【アラさん】
「これだから、淡白ないまどきの子は嫌なのよっ」
メソメソしながら、こっちをチラ、と見てくる。
【アラさん】
「神様が怒っていらっしゃるというのにっ」
【亘】
「…………」
【アラさん】
「人間はなんて罪深い生き物なんだろうぅうう」
【アラさん】
「こんな世界を救う意味なんて、意味なんて……!」
【萩山】
「マジ、うざい」
【アラさん】
「あー! もう、知らないからな」
ソウの突き放す一言に、アラさんがプチンと切れた。
【アラさん】
「この学校の生徒がみんなアニマル化したら、亘が大変な目に遭うと思うけどいいのか?」
【亘】
「え、俺……?」
【アラさん】
「でも、お前らがそんな態度ならもう知らん!」
【亘】
「そういえばさっき、これが蔓延したら俺が厄介なことになるって言ってたよな」
【亘】
「それってどういう意味?」
【アラさん】
「動物に好かれすぎるマタタビが野獣の群れに放たれるようなもんだろうが」
【亘】
「え……」
【アラさん】
「お前、さっきアニマル化したとき、やたら亘がおいしそうに見えたんじゃないか?」
【萩山】
「あ、ああ。確かに」
【アラさん】
「aドロップを舐めると、身体能力アップは数時間続く」
