[本編] 柊木 郁哉 編
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【柊木】
「じゃあ神様が密売人見つけりゃいいだろ」
【アラさん】
「それができてりゃ俺だって降りてこねーっつーの!」
【アラさん】
「とにかくだな…神様が忙しくて地球全部見てらんねってことで俺が遣わされたんだよ」
【アラさん】
「だからお願いっ…協力してくださいっ…うぅ…えぐえぐ…」
【アラさん】
「お前らオッサンよってたかっていじめて楽しいのかよぉ…」
【亘】
「……これで本当にタダのオッサンだったら許せないんだけど?」
【柊木】
「タダのオッサンがこのアライグマに入ってると思うとキモカワに思えてくるな」
【柊木】
「チャックとかついてないのか?」
郁哉がさっきのオレみたいに、アラさんのボディチェックを始める。
アラさんはくすぐりに弱いようで、かなり悶えている。
【アラさん】
「あーっ! やめぃ! とにかくだ」
【アラさん】
「お前らだってこんなモン学園内に流通してるって知ったら怖くなるわ」
【亘】
「そんな危ないものなの? そのドロップ……」
【アラさん】
「通称、“aドロップ”」
そう言ってアラさんは飴を2つ取り出した。
【柊木】
「持ってるのか。危ないモンなんだろ?」
【アラさん】
「これ調査の時に必要と思って俺が持ってるやつをとっち…げふん。譲り受けたものだ」
【柊木】
「へえ……」
手渡された飴をじっと見る。何の変哲もないただの棒付キャンディのようだが……?
【アラさん】
「ま、依存性はないから、とりあえず食ってみろ」
【亘】
「えぇっ!?」
【亘】
「危ないって言ったばっかりじゃないか!」
【アラさん】
「危ないの意味がわかる」
【亘】
「えっ……」
迷っているうちにアラさんがオレの手から飴を奪い取り……ぽんっと口に放り込んだ。
【亘】
「ちょっ!?」
そして郁哉の口にも、同じように。
【柊木】
「ふざけ―……!?」
……味は普通の、甘いドロップ。
何の変哲もない飴に思えた―――が!
―――ドクンッ―――!
心臓が一度、深く音を立てて爆ぜたように脈打ち、じわじわと身体が熱くなってきた。
【亘】
「何これ……」
【柊木】
「って……亘!?」
【亘】
「郁哉!?」
―――オレは、目を疑った。
―――郁哉も、目を疑っていた。
【亘】
「なっ、何これ―――!?」
郁哉の頭には、濃いグレーの耳、それから同じ色のフサフサしたしっぽ。
オレは……郁哉のより小さい、ちょこんとした耳と……同じく短いしっぽが。
【アラさん】
「……ふうん。オオカミとハムスターってところだな」
【亘】
「はっ……!? てかオレ、ハムスター……?」
郁哉はオオカミなのに? と思うとちょっとショックだ。
【アラさん】
「生えてくる動物の耳は体内の遺伝情報から勝手に決められる。どのaドロップを舐めてもこうなるぞ」
【柊木】
「こうなるぞ……って、どういうことだこれ!?」
郁哉は動揺を隠せないようだ。そりゃそうだよな、なんだよ、これ―
【アラさん】
「どうもこうも、それを舐めるとこうなるんだ。ついでに……」
【柊木】
「ついでに……?」
これ以上の何が起きるというのか。
オレは怯えた気持ちで郁哉の顔を見る。
……すると。
【亘】
「なっ……!」
郁哉の目が、……見たこともなくギラついていた。
心なしか頬も赤らんでいるような……?
【亘】
「郁哉……?」
オレはハムスターよろしくぷるぷる震え上がる。
【柊木】
「……うまそうだ」
【亘】
「へっ?オレのこと食べたいの……?」
【柊木】
「…っ!そ、んな…こと…」
そう言った郁哉がじりじりと距離を詰めてきて。
【亘】
「ちょっ……郁哉!?」
【柊木】
「亘……」
迫られて……背中の後ろには、もう壁。
密着するほどくっついて、郁哉はドンッと壁を殴る。
【亘】
「なっ、何……?」
【アラさん】
「いろんなトコがアニマルになるんだよ」
【亘】
「それってどういう―――っ!?」
郁哉の唇が、自分の顔めがけて近づいてきた。
オオカミのようなキバも、唇の端から覗いていた。
【亘】
「―――!!」
ぎゅっと目を瞑っていた。
……衝撃はなかった。
……恐る恐る目を開ける。
目の前には、……今まで近づいたこともないくらい近くに、郁哉の顔。
そして。
【亘】
「郁……なっ!?」
かぷっ、と音がした。
郁哉がオオカミのように大きくなったキバで、オレの鼻の頭を甘噛みしていた。
【亘】
「郁哉……?」
【アラさん】
「良かったな、その程度で済んで」
【亘】
「それってどういう……」
【アラさん】
「言っただろ。本能もアニマライズされんだよ」
【亘】
「アニマライズって……」
「じゃあ神様が密売人見つけりゃいいだろ」
【アラさん】
「それができてりゃ俺だって降りてこねーっつーの!」
【アラさん】
「とにかくだな…神様が忙しくて地球全部見てらんねってことで俺が遣わされたんだよ」
【アラさん】
「だからお願いっ…協力してくださいっ…うぅ…えぐえぐ…」
【アラさん】
「お前らオッサンよってたかっていじめて楽しいのかよぉ…」
【亘】
「……これで本当にタダのオッサンだったら許せないんだけど?」
【柊木】
「タダのオッサンがこのアライグマに入ってると思うとキモカワに思えてくるな」
【柊木】
「チャックとかついてないのか?」
郁哉がさっきのオレみたいに、アラさんのボディチェックを始める。
アラさんはくすぐりに弱いようで、かなり悶えている。
【アラさん】
「あーっ! やめぃ! とにかくだ」
【アラさん】
「お前らだってこんなモン学園内に流通してるって知ったら怖くなるわ」
【亘】
「そんな危ないものなの? そのドロップ……」
【アラさん】
「通称、“aドロップ”」
そう言ってアラさんは飴を2つ取り出した。
【柊木】
「持ってるのか。危ないモンなんだろ?」
【アラさん】
「これ調査の時に必要と思って俺が持ってるやつをとっち…げふん。譲り受けたものだ」
【柊木】
「へえ……」
手渡された飴をじっと見る。何の変哲もないただの棒付キャンディのようだが……?
【アラさん】
「ま、依存性はないから、とりあえず食ってみろ」
【亘】
「えぇっ!?」
【亘】
「危ないって言ったばっかりじゃないか!」
【アラさん】
「危ないの意味がわかる」
【亘】
「えっ……」
迷っているうちにアラさんがオレの手から飴を奪い取り……ぽんっと口に放り込んだ。
【亘】
「ちょっ!?」
そして郁哉の口にも、同じように。
【柊木】
「ふざけ―……!?」
……味は普通の、甘いドロップ。
何の変哲もない飴に思えた―――が!
―――ドクンッ―――!
心臓が一度、深く音を立てて爆ぜたように脈打ち、じわじわと身体が熱くなってきた。
【亘】
「何これ……」
【柊木】
「って……亘!?」
【亘】
「郁哉!?」
―――オレは、目を疑った。
―――郁哉も、目を疑っていた。
【亘】
「なっ、何これ―――!?」
郁哉の頭には、濃いグレーの耳、それから同じ色のフサフサしたしっぽ。
オレは……郁哉のより小さい、ちょこんとした耳と……同じく短いしっぽが。
【アラさん】
「……ふうん。オオカミとハムスターってところだな」
【亘】
「はっ……!? てかオレ、ハムスター……?」
郁哉はオオカミなのに? と思うとちょっとショックだ。
【アラさん】
「生えてくる動物の耳は体内の遺伝情報から勝手に決められる。どのaドロップを舐めてもこうなるぞ」
【柊木】
「こうなるぞ……って、どういうことだこれ!?」
郁哉は動揺を隠せないようだ。そりゃそうだよな、なんだよ、これ―
【アラさん】
「どうもこうも、それを舐めるとこうなるんだ。ついでに……」
【柊木】
「ついでに……?」
これ以上の何が起きるというのか。
オレは怯えた気持ちで郁哉の顔を見る。
……すると。
【亘】
「なっ……!」
郁哉の目が、……見たこともなくギラついていた。
心なしか頬も赤らんでいるような……?
【亘】
「郁哉……?」
オレはハムスターよろしくぷるぷる震え上がる。
【柊木】
「……うまそうだ」
【亘】
「へっ?オレのこと食べたいの……?」
【柊木】
「…っ!そ、んな…こと…」
そう言った郁哉がじりじりと距離を詰めてきて。
【亘】
「ちょっ……郁哉!?」
【柊木】
「亘……」
迫られて……背中の後ろには、もう壁。
密着するほどくっついて、郁哉はドンッと壁を殴る。
【亘】
「なっ、何……?」
【アラさん】
「いろんなトコがアニマルになるんだよ」
【亘】
「それってどういう―――っ!?」
郁哉の唇が、自分の顔めがけて近づいてきた。
オオカミのようなキバも、唇の端から覗いていた。
【亘】
「―――!!」
ぎゅっと目を瞑っていた。
……衝撃はなかった。
……恐る恐る目を開ける。
目の前には、……今まで近づいたこともないくらい近くに、郁哉の顔。
そして。
【亘】
「郁……なっ!?」
かぷっ、と音がした。
郁哉がオオカミのように大きくなったキバで、オレの鼻の頭を甘噛みしていた。
【亘】
「郁哉……?」
【アラさん】
「良かったな、その程度で済んで」
【亘】
「それってどういう……」
【アラさん】
「言っただろ。本能もアニマライズされんだよ」
【亘】
「アニマライズって……」
