[本編] 柊木 郁哉 編
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【アラさん】
「くれぐれも…気をつけてくれよ?」
【亘】
「アラさん…」
天界とかぶっ飛び過ぎてて、詳しいこととかはよくわからないけれど…。
アラさんが心から心配してくれてることがわかって、なんだか心強くなった。
竹尾先生は、本当に犯人なんだろうか―。
窓の外から校舎の方を見つめる。
大丈夫、郁哉も一緒にいる。きっと…大丈夫だ。
二人だから大丈夫。そう信じて、オレは布団に入った。
―――その数日後。
オレたちは深夜の学園潜入を決行した。
【柊木】
「亘!」
【亘】
「郁哉!」
【柊木】
「見つからずに出てこられたか?」
【亘】
「まあな」
【柊木】
「アイツ…あの、タヌキ…じゃなくてアライさんは?」
【亘】
「わかんない。探したけど見つからなくて」
【亘】
「でも、多分どこかから見守ってくれてるんだと思う」
【亘】
「アラさんと話したんだ」
【柊木】
「そうか…なら、いい。居たところであんまり変わらないしな」
【柊木】
「よし…じゃあ行ってみるか。第二化学室」
【亘】
「そうだね。……あ、カメラ」
【柊木】
「持ってきた。ほら、ここにある」
【亘】
「さすが郁哉! 用意周到~」
オレが褒めると、暗がりの中で郁哉の頬が薄赤く染まった気がした。
【柊木】
「こういうのは、やっぱり直接現場を押さえないと」
【柊木】
「……頭でだけ考えててもダメだ。逃げてちゃ……何もつかめない」
そう言った郁哉の顔は、他のことも言ってるような気がした。
【亘】
「……郁哉?」
【柊木】
「俺……今度親父や弟ともちゃんと話してみる」
【柊木】
「進路のこととか……家のこと……」
郁哉は進路のこと、それから家族関係のことで今微妙な状態にあったことを思い出した。
【亘】
「そっか。応援してる」
【柊木】
「……俺は自分の気持ちから逃げない」
【亘】
「……郁哉……?」
【柊木】
「……ごめん、急に変なこと言ったな」
【亘】
「ううん、平気だけど」
【柊木】
「あんまり亘を危険な目に遭わせたくないんだ」
【柊木】
「俺たちにできることも限られてるし、写真を撮ったらそれは生徒会長に渡そうと思う」
【亘】
「なるほど」
【柊木】
「でも証拠を撮ったのは俺たちなんだから、神様も徳には数えてくれるだろ」
【亘】
「そうだな」
【柊木】
「よしっ、じゃあ行くぞ。第二化学室」
【亘】
「うん、行こうっ」
そうしてオレたちは、夜の校舎へと足を踏み出した。
電気も消され、真っ暗な校舎は薄気味悪い。
持ってきた懐中電灯は、見付かったらヤバいということで使用していない。
シンと静まり返った校舎を歩いていると、色々と考えてしまう。
竹尾先生が怪しいことは明らかだ。
上手く証拠をつかめればいいけれど―…危険じゃないとは言い切れない。
前を歩く郁哉を見て足を止めた。そして、声をかける。
【亘】
「なあ…郁哉」
【亘】
(きっと大丈夫だよな)
【亘】
「郁哉がいるから心強く思うよ」
【柊木】
「ばーか、当たり前だ」
【亘】
「だな!」
郁哉と話して、さっきまでの心配や不安は吹き飛ばされた。
…オレ、郁哉に手伝ってもらえて本当によかった。
しみじみ思い、伝えようとも思ったけど…
【亘】
(改めて今言うのも、変だよな…)
落ち着いたら、ちゃんとお礼を言おう。
そう決心して、また前を歩く郁哉について行った。
【亘】
「確かこっちの方……だったよな?」
【柊木】
「あれ以来こっち側には来てなかったからな……」
【亘】
「あった! 第二化学室!」
【柊木】
「……なぁ、亘」
郁哉に声をかけられて、思わず立ち止まる。
【亘】
「ん? どうかした?」
【柊木】
「……なんか、甘い匂い、しないか?」
【亘】
「えっ? ああ……するかも……なんか甘ったるい匂い……」
深夜の第二化学室から廊下にかけて、辺りに甘い匂いが充満していた。
ケーキやフルーツ、チョコレートの香りとは違う。
そう、まるで飴を煮ているような……甘い香り……。
【柊木】
「……あやしい」
【亘】
「入ってみよう、郁哉!」
【柊木】
「あぁ、でも気をつけろ」
【亘】
「うん…!」
【柊木】
「危なくなったら逃げろ、ケガなんかしたら洒落にならない」
【柊木】
「それに……相手はaドロップの密売人だ」
【柊木】
「……どんな変態趣味を持ってるかわからないからな……」
【亘】
「郁哉も気を付けて」
【柊木】
「ああ。……ドア、開けるぞ」
「くれぐれも…気をつけてくれよ?」
【亘】
「アラさん…」
天界とかぶっ飛び過ぎてて、詳しいこととかはよくわからないけれど…。
アラさんが心から心配してくれてることがわかって、なんだか心強くなった。
竹尾先生は、本当に犯人なんだろうか―。
窓の外から校舎の方を見つめる。
大丈夫、郁哉も一緒にいる。きっと…大丈夫だ。
二人だから大丈夫。そう信じて、オレは布団に入った。
―――その数日後。
オレたちは深夜の学園潜入を決行した。
【柊木】
「亘!」
【亘】
「郁哉!」
【柊木】
「見つからずに出てこられたか?」
【亘】
「まあな」
【柊木】
「アイツ…あの、タヌキ…じゃなくてアライさんは?」
【亘】
「わかんない。探したけど見つからなくて」
【亘】
「でも、多分どこかから見守ってくれてるんだと思う」
【亘】
「アラさんと話したんだ」
【柊木】
「そうか…なら、いい。居たところであんまり変わらないしな」
【柊木】
「よし…じゃあ行ってみるか。第二化学室」
【亘】
「そうだね。……あ、カメラ」
【柊木】
「持ってきた。ほら、ここにある」
【亘】
「さすが郁哉! 用意周到~」
オレが褒めると、暗がりの中で郁哉の頬が薄赤く染まった気がした。
【柊木】
「こういうのは、やっぱり直接現場を押さえないと」
【柊木】
「……頭でだけ考えててもダメだ。逃げてちゃ……何もつかめない」
そう言った郁哉の顔は、他のことも言ってるような気がした。
【亘】
「……郁哉?」
【柊木】
「俺……今度親父や弟ともちゃんと話してみる」
【柊木】
「進路のこととか……家のこと……」
郁哉は進路のこと、それから家族関係のことで今微妙な状態にあったことを思い出した。
【亘】
「そっか。応援してる」
【柊木】
「……俺は自分の気持ちから逃げない」
【亘】
「……郁哉……?」
【柊木】
「……ごめん、急に変なこと言ったな」
【亘】
「ううん、平気だけど」
【柊木】
「あんまり亘を危険な目に遭わせたくないんだ」
【柊木】
「俺たちにできることも限られてるし、写真を撮ったらそれは生徒会長に渡そうと思う」
【亘】
「なるほど」
【柊木】
「でも証拠を撮ったのは俺たちなんだから、神様も徳には数えてくれるだろ」
【亘】
「そうだな」
【柊木】
「よしっ、じゃあ行くぞ。第二化学室」
【亘】
「うん、行こうっ」
そうしてオレたちは、夜の校舎へと足を踏み出した。
電気も消され、真っ暗な校舎は薄気味悪い。
持ってきた懐中電灯は、見付かったらヤバいということで使用していない。
シンと静まり返った校舎を歩いていると、色々と考えてしまう。
竹尾先生が怪しいことは明らかだ。
上手く証拠をつかめればいいけれど―…危険じゃないとは言い切れない。
前を歩く郁哉を見て足を止めた。そして、声をかける。
【亘】
「なあ…郁哉」
【亘】
(きっと大丈夫だよな)
【亘】
「郁哉がいるから心強く思うよ」
【柊木】
「ばーか、当たり前だ」
【亘】
「だな!」
郁哉と話して、さっきまでの心配や不安は吹き飛ばされた。
…オレ、郁哉に手伝ってもらえて本当によかった。
しみじみ思い、伝えようとも思ったけど…
【亘】
(改めて今言うのも、変だよな…)
落ち着いたら、ちゃんとお礼を言おう。
そう決心して、また前を歩く郁哉について行った。
【亘】
「確かこっちの方……だったよな?」
【柊木】
「あれ以来こっち側には来てなかったからな……」
【亘】
「あった! 第二化学室!」
【柊木】
「……なぁ、亘」
郁哉に声をかけられて、思わず立ち止まる。
【亘】
「ん? どうかした?」
【柊木】
「……なんか、甘い匂い、しないか?」
【亘】
「えっ? ああ……するかも……なんか甘ったるい匂い……」
深夜の第二化学室から廊下にかけて、辺りに甘い匂いが充満していた。
ケーキやフルーツ、チョコレートの香りとは違う。
そう、まるで飴を煮ているような……甘い香り……。
【柊木】
「……あやしい」
【亘】
「入ってみよう、郁哉!」
【柊木】
「あぁ、でも気をつけろ」
【亘】
「うん…!」
【柊木】
「危なくなったら逃げろ、ケガなんかしたら洒落にならない」
【柊木】
「それに……相手はaドロップの密売人だ」
【柊木】
「……どんな変態趣味を持ってるかわからないからな……」
【亘】
「郁哉も気を付けて」
【柊木】
「ああ。……ドア、開けるぞ」
