[本編] 柊木 郁哉 編
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―――文化祭終了後。
打ち上げを終えて寮に戻ろうとしたオレたちの前に突如現れたあやしい人影―――。
【亘】
「誰だ、あれ……」
【柊木】
「行ってみよう!」
オレと郁哉はその人影を追いかけた。
【亘】
(今度はふたりだから……何が起きても大丈夫だ……!)
【柊木】
「あれっ、確かこっちの方に来たはずなんだけどな……」
【亘】
「郁哉、さっき見えたの……あの人じゃない?」
【柊木】
「……!!」
オレたちの視線の先にいたのは……学校の雑務諸々を片付けてくれる用務員さんだ。
【亘】
「用務員のおじさんだよ……」
【柊木】
「なんだ……焦って損した……」
【亘】
「でも、郁哉」
【柊木】
「ん?」
【亘】
「用務員さんって、いつも学園の中をあちこち行ったり来たりしてるし」
【亘】
「こんな時間まで残って学園内で仕事してるんだよな」
【柊木】
「あぁ……そういえばそうだな」
【亘】
「もしかしたら誰かあやしい人影を見たこととかあるかもしれない」
【亘】
「aドロップを買ってる生徒とかも見たことがあるかもしれない!」
【柊木】
「そうだな……!」
【亘】
「用務員さんに話聞いてみようよ!」
【柊木】
「そうするか」
オレたちはいそいそと仕事中の用務員さんに近寄って話しかけた。
【亘】
「すみませーん」
【柊木】
「ちょっとお聞きしたいのですが」
【用務員】
「なんだい?」
用務員さん……初めてしゃべったけど良い人そうだ。
【柊木】
「あの……いつも用務員さんはこの時間まで仕事をしているんですか?」
【用務員】
「そうだねえ」
【亘】
「朝は何時くらいから学園に?」
【用務員】
「朝は誰よりも早く学園に来るよ。それが俺の自慢だからな」
そう言ってガッハッハと用務員さんは笑った。
【柊木】
「あの……なんかあやしい人とか見かけたことありますか?」
【用務員】
「あやしい人?」
【亘】
「朝とか、夜とか……いつでもいいんで!」
【亘】
「……こう……体育祭のときみたいにミミをつけてるような、変なヤツを……」
【用務員】
「あっはっは、お兄ちゃんたち何言ってるんだい?」
【用務員】
「そんなのがいたら先生たちに必ず報告してるよ」
【柊木】
「そうですか……」
【用務員】
「……あ、竹尾先生じゃないか」
【亘】
「えっ?」
すると用務員さんの視線の先に、第二化学準備室のある方に向かっていく竹尾先生を見かけた。
【亘】
(そういえば入学したての頃、あっちの方で竹尾先生に会ったことがあったな……)
【亘】
「竹尾先生はいつもこんな時間まで学園にいるんですか?」
【用務員】
「そうだなあ。っていうかお兄ちゃんたちは竹尾先生の教え子じゃないのかい?」
【柊木】
「担任の先生です」
【用務員】
「なのに竹尾先生のこと知らないのかい?」
【亘】
「竹尾先生は真面目で……オレたちに関係ない話はあんまりしてくれませんから……」
【用務員】
「はっはっは、そうかー。あの先生はカタブツそうだもんなぁ」
【用務員】
「生徒の前じゃなければそんなことはないんだけどなあ」
【柊木】
「……え?」
【用務員】
「あの先生は動物が好きでな。学園に野良猫なんかが紛れ込んでくるといつも可愛がっておる」
【柊木】
「……そうだったのか……」
【亘】
(全然知らなかった……)
【用務員】
「まじめな竹尾先生のことだからな。授業の準備でもしてるんだろう」
【用務員】
「いつも夜遅くまであっちの教室に残って何かしてるみたいだしなぁ」
【用務員】
「よく深夜の見回りの当直も引き受けてくれるよ」
【柊木】
「……」
【亘】
「へえー、竹尾先生にも意外な一面が……」
【柊木】
「……亘」
【亘】
「ん?どうかした、郁哉」
【柊木】
「……行くぞ」
【亘】
「えっ!?」
【柊木】
「用務員さん、貴重なお話ありがとうございました!」
【亘】
「ちょっ、郁哉!?」
郁哉は用務員さんに早口でお礼を言うと、オレを引っ張って寮に戻って行った。
【亘】
「どうしたんだよ、郁哉。急に走り出して」
【柊木】
「……あやしいと思わないか」
【亘】
「誰が?」
【柊木】
「竹尾先生だよ」
【柊木】
「竹尾先生は数学の先生だぞ」
打ち上げを終えて寮に戻ろうとしたオレたちの前に突如現れたあやしい人影―――。
【亘】
「誰だ、あれ……」
【柊木】
「行ってみよう!」
オレと郁哉はその人影を追いかけた。
【亘】
(今度はふたりだから……何が起きても大丈夫だ……!)
【柊木】
「あれっ、確かこっちの方に来たはずなんだけどな……」
【亘】
「郁哉、さっき見えたの……あの人じゃない?」
【柊木】
「……!!」
オレたちの視線の先にいたのは……学校の雑務諸々を片付けてくれる用務員さんだ。
【亘】
「用務員のおじさんだよ……」
【柊木】
「なんだ……焦って損した……」
【亘】
「でも、郁哉」
【柊木】
「ん?」
【亘】
「用務員さんって、いつも学園の中をあちこち行ったり来たりしてるし」
【亘】
「こんな時間まで残って学園内で仕事してるんだよな」
【柊木】
「あぁ……そういえばそうだな」
【亘】
「もしかしたら誰かあやしい人影を見たこととかあるかもしれない」
【亘】
「aドロップを買ってる生徒とかも見たことがあるかもしれない!」
【柊木】
「そうだな……!」
【亘】
「用務員さんに話聞いてみようよ!」
【柊木】
「そうするか」
オレたちはいそいそと仕事中の用務員さんに近寄って話しかけた。
【亘】
「すみませーん」
【柊木】
「ちょっとお聞きしたいのですが」
【用務員】
「なんだい?」
用務員さん……初めてしゃべったけど良い人そうだ。
【柊木】
「あの……いつも用務員さんはこの時間まで仕事をしているんですか?」
【用務員】
「そうだねえ」
【亘】
「朝は何時くらいから学園に?」
【用務員】
「朝は誰よりも早く学園に来るよ。それが俺の自慢だからな」
そう言ってガッハッハと用務員さんは笑った。
【柊木】
「あの……なんかあやしい人とか見かけたことありますか?」
【用務員】
「あやしい人?」
【亘】
「朝とか、夜とか……いつでもいいんで!」
【亘】
「……こう……体育祭のときみたいにミミをつけてるような、変なヤツを……」
【用務員】
「あっはっは、お兄ちゃんたち何言ってるんだい?」
【用務員】
「そんなのがいたら先生たちに必ず報告してるよ」
【柊木】
「そうですか……」
【用務員】
「……あ、竹尾先生じゃないか」
【亘】
「えっ?」
すると用務員さんの視線の先に、第二化学準備室のある方に向かっていく竹尾先生を見かけた。
【亘】
(そういえば入学したての頃、あっちの方で竹尾先生に会ったことがあったな……)
【亘】
「竹尾先生はいつもこんな時間まで学園にいるんですか?」
【用務員】
「そうだなあ。っていうかお兄ちゃんたちは竹尾先生の教え子じゃないのかい?」
【柊木】
「担任の先生です」
【用務員】
「なのに竹尾先生のこと知らないのかい?」
【亘】
「竹尾先生は真面目で……オレたちに関係ない話はあんまりしてくれませんから……」
【用務員】
「はっはっは、そうかー。あの先生はカタブツそうだもんなぁ」
【用務員】
「生徒の前じゃなければそんなことはないんだけどなあ」
【柊木】
「……え?」
【用務員】
「あの先生は動物が好きでな。学園に野良猫なんかが紛れ込んでくるといつも可愛がっておる」
【柊木】
「……そうだったのか……」
【亘】
(全然知らなかった……)
【用務員】
「まじめな竹尾先生のことだからな。授業の準備でもしてるんだろう」
【用務員】
「いつも夜遅くまであっちの教室に残って何かしてるみたいだしなぁ」
【用務員】
「よく深夜の見回りの当直も引き受けてくれるよ」
【柊木】
「……」
【亘】
「へえー、竹尾先生にも意外な一面が……」
【柊木】
「……亘」
【亘】
「ん?どうかした、郁哉」
【柊木】
「……行くぞ」
【亘】
「えっ!?」
【柊木】
「用務員さん、貴重なお話ありがとうございました!」
【亘】
「ちょっ、郁哉!?」
郁哉は用務員さんに早口でお礼を言うと、オレを引っ張って寮に戻って行った。
【亘】
「どうしたんだよ、郁哉。急に走り出して」
【柊木】
「……あやしいと思わないか」
【亘】
「誰が?」
【柊木】
「竹尾先生だよ」
【柊木】
「竹尾先生は数学の先生だぞ」
