[本編] 柊木 郁哉 編
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【亘】
「生徒会長は一人じゃない説も出てるとか……どんだけなんだよ」
って、じゃあ知らない人だらけってのはオレだけじゃないのかな。
【雨宮】
「……よろしく」
【亘】
「雨宮……!」
【雨宮】
「こんな風にいっしょになるとは思わなかった」
【亘】
「オレもだよ……」
【亘】
「でも、一年一人だけなのかなって思ってたから安心した……」
【亘】
「よろしくな、雨宮」
【雨宮】
「菊崎くん……」
【葛貫】
「ではッこれから劇の内容を説明しまーす」
【葛貫】
「皆さん、ハンカチ必携ですよ?」
【亘】
「はい……」
【亘】
(泣ける話ってことか……?)
【葛貫】
「タイトルは『オオカミ少年のウソとホント』です」
【亘】
「……?」
【葛貫】
「オオカミ少年のパロディですね」
【亘】
「パロディ……?」
―――そのとき、だった。
【萩山】
「あのー!」
【柊木】
「失礼します」
【亘】
「ソウ、郁哉!」
突然、生徒会室にふたりが入ってきた。
どうやらオレのことを心配して、廊下で立ち聞きしていたらしい。
【萩山】
「有志ってことは、参加自由ってことですよね?」
【萩山】
「俺と郁哉も参加したいんですけど」
【亘】
「えっ……!?」
【柊木】
「おもしろそうだからオレたちも参加する」
【亘】
「おもしろそうって……」
【葛貫】
「許可します!」
【亘】
「許可すんの!?」
【葛貫】
「ではおふたりも一緒に聞いてくださいね」
【亘】
(なんかとんでもないことになったな……)
【亘】
(絶対今の、ノリでOKしたよな……?)
そんなオレの戸惑いやツッコミを総無視して話し始める会長。
【葛貫】
「むかしむかし、ある村にオオカミ少年がいました」
【葛貫】
「オオカミ少年は毎日毎日ウソばかりついていましたが、唯一話を聞いてくれる女の子がいました」
【葛貫】
「彼はそんな女の子が好きになり、女の子に告白します」
【葛貫】
「ところが、告白したはいいものの、照れてしまったオオカミ少年」
【葛貫】
「『ホント?』と聞かれて『これもウソだよ』と言ってしまいます」
【葛貫】
「女の子はそれをも信じ、傷ついてしまいました……」
【葛貫】
「後悔の日々を過ごしていた少年、ある日オオカミに噛まれて……」
【葛貫】
「なんと、オオカミ少年はオオカミ男になってしまいます」
【葛貫】
「このまま村にいるわけにはいかない……」
【葛貫】
「オオカミ少年は変身しない人間でいられる昼の時間に、お別れの挨拶をしに女の子のところに行きます」
【葛貫】
「『オオカミ男になってしまったからもう会えない』少年はそう言います」
【葛貫】
「女の子は尋ねます『本当なの?』……少年は言いました」
【葛貫】
「『ウソだよ』と……」
【亘】
「……!」
【亘】
(わりといい話じゃないか……)
【三桜】
「なんていい話なんや~~~」
【朝日】
「お前才能あるよっ……」
【三桜】
「ぐすっ…」
【朝日】
「ううっ……」
二年生の先輩コンビが感動して抱き合って泣いていた。
泣いてる三桜せんぱ…みっちゃん先輩を、朝日さんが自分も泣きながら抱きとめて背中を撫でている。
【柊木】
「けっこういいじゃないか」
【萩山】
「……な」
【亘】
「確かに……」
【亘】
(でも先輩たち、あんなに泣かなくても……)
【亘】
(このメンバーで劇……大丈夫かなぁ?)
―――それから、オレたちは毎日放課後練習するようになった。
配役は郁哉がオオカミ少年、オオカミが朝日先輩、雨宮とソウは村人、三桜先輩がヘアメイク。
監督はもちろん、葛貫生徒会長。
―――ってことは……?
【亘】
「主役って、オレ、女の子の方の主役なんですか!?」
【葛貫】
「そうですよ?」
【亘】
「そんなっ……」
【葛貫】
「うちは男子校ですよ? 誰かが女の子の役をやらなくちゃ、でしょう」
【亘】
「そりゃそうですけど……」
【三桜】
「とりあえず主役と準主役の二人の衣装を持ってきたから、着てみよっかね~」
【柊木】
「……!」
三桜先輩が衣装を持って満面の笑みを見せている。
「生徒会長は一人じゃない説も出てるとか……どんだけなんだよ」
って、じゃあ知らない人だらけってのはオレだけじゃないのかな。
【雨宮】
「……よろしく」
【亘】
「雨宮……!」
【雨宮】
「こんな風にいっしょになるとは思わなかった」
【亘】
「オレもだよ……」
【亘】
「でも、一年一人だけなのかなって思ってたから安心した……」
【亘】
「よろしくな、雨宮」
【雨宮】
「菊崎くん……」
【葛貫】
「ではッこれから劇の内容を説明しまーす」
【葛貫】
「皆さん、ハンカチ必携ですよ?」
【亘】
「はい……」
【亘】
(泣ける話ってことか……?)
【葛貫】
「タイトルは『オオカミ少年のウソとホント』です」
【亘】
「……?」
【葛貫】
「オオカミ少年のパロディですね」
【亘】
「パロディ……?」
―――そのとき、だった。
【萩山】
「あのー!」
【柊木】
「失礼します」
【亘】
「ソウ、郁哉!」
突然、生徒会室にふたりが入ってきた。
どうやらオレのことを心配して、廊下で立ち聞きしていたらしい。
【萩山】
「有志ってことは、参加自由ってことですよね?」
【萩山】
「俺と郁哉も参加したいんですけど」
【亘】
「えっ……!?」
【柊木】
「おもしろそうだからオレたちも参加する」
【亘】
「おもしろそうって……」
【葛貫】
「許可します!」
【亘】
「許可すんの!?」
【葛貫】
「ではおふたりも一緒に聞いてくださいね」
【亘】
(なんかとんでもないことになったな……)
【亘】
(絶対今の、ノリでOKしたよな……?)
そんなオレの戸惑いやツッコミを総無視して話し始める会長。
【葛貫】
「むかしむかし、ある村にオオカミ少年がいました」
【葛貫】
「オオカミ少年は毎日毎日ウソばかりついていましたが、唯一話を聞いてくれる女の子がいました」
【葛貫】
「彼はそんな女の子が好きになり、女の子に告白します」
【葛貫】
「ところが、告白したはいいものの、照れてしまったオオカミ少年」
【葛貫】
「『ホント?』と聞かれて『これもウソだよ』と言ってしまいます」
【葛貫】
「女の子はそれをも信じ、傷ついてしまいました……」
【葛貫】
「後悔の日々を過ごしていた少年、ある日オオカミに噛まれて……」
【葛貫】
「なんと、オオカミ少年はオオカミ男になってしまいます」
【葛貫】
「このまま村にいるわけにはいかない……」
【葛貫】
「オオカミ少年は変身しない人間でいられる昼の時間に、お別れの挨拶をしに女の子のところに行きます」
【葛貫】
「『オオカミ男になってしまったからもう会えない』少年はそう言います」
【葛貫】
「女の子は尋ねます『本当なの?』……少年は言いました」
【葛貫】
「『ウソだよ』と……」
【亘】
「……!」
【亘】
(わりといい話じゃないか……)
【三桜】
「なんていい話なんや~~~」
【朝日】
「お前才能あるよっ……」
【三桜】
「ぐすっ…」
【朝日】
「ううっ……」
二年生の先輩コンビが感動して抱き合って泣いていた。
泣いてる三桜せんぱ…みっちゃん先輩を、朝日さんが自分も泣きながら抱きとめて背中を撫でている。
【柊木】
「けっこういいじゃないか」
【萩山】
「……な」
【亘】
「確かに……」
【亘】
(でも先輩たち、あんなに泣かなくても……)
【亘】
(このメンバーで劇……大丈夫かなぁ?)
―――それから、オレたちは毎日放課後練習するようになった。
配役は郁哉がオオカミ少年、オオカミが朝日先輩、雨宮とソウは村人、三桜先輩がヘアメイク。
監督はもちろん、葛貫生徒会長。
―――ってことは……?
【亘】
「主役って、オレ、女の子の方の主役なんですか!?」
【葛貫】
「そうですよ?」
【亘】
「そんなっ……」
【葛貫】
「うちは男子校ですよ? 誰かが女の子の役をやらなくちゃ、でしょう」
【亘】
「そりゃそうですけど……」
【三桜】
「とりあえず主役と準主役の二人の衣装を持ってきたから、着てみよっかね~」
【柊木】
「……!」
三桜先輩が衣装を持って満面の笑みを見せている。
