[本編] 柊木 郁哉 編
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【竹尾】
「安心しなさい、出題分野は同じだから、良い復習になる」
【亘】
「そ、そんなっ……」
こんなことを続けてたらオレの高校生活は問題集で終わってしまう。
【亘】
「が、頑張ります……」
【竹尾】
「これに懲りて授業中によけいなことをしないように」
【亘】
「わかりました……」
オレはがっくりと気落ちした肩を竹尾先生に見せながら職員室を後にした。
【亘】
「失礼しました……」
オレはとぼとぼと教室に戻り、誰もいない教室で自分の席に着いた。
【亘】
「課題って……」
オレは分厚い問題集を手にため息をついた。
【亘】
「これを明日までに……? 無理に決まってるだろ……」
ぱらぱらとめくってみる。
苦手な分野もあるし、もともと数学はそんなに得意ではない。
【亘】
「でも終わらせないと明日また課題出されるし……」
【亘】
「竹尾先生に言い訳とか通用しなさそうだしな……」
竹尾先生のきつい目線を思い出す。
【亘】
「なんであんなクソマジメなんだよ……」
【亘】
(竹尾先生って何を楽しみに生きてるんだろう?)
【亘】
(勉強? 授業? 生徒に教えること?)
【亘】
(それとも他になんか趣味でもあんのかな?)
【亘】
「なんにせよ……オレとは絶対気が合わないな……」
【亘】
「同い年だったら絶対友達にならないタイプだよ……」
【亘】
「……はぁ……とりあえずやろ……」
オレは問題集を広げて、1ページ目から丁寧に解き始めた。
【亘】
「んーと……」
【亘】
(ここに数字を代入して……)
【亘】
「……あ、できた」
【亘】
「よし次……」
【亘】
(うわ、証明か……これめんどくさいんだよなぁ……)
【亘】
(苦手なのに……)
わかる範囲でシャープペンシルを動かしていく。
【亘】
(だーっ!やっぱ難しい……)
1ページ終わっただけでだいぶ時間が経ってしまった。
【亘】
「これの何倍あるんだよ……」
残りのページをパラパラしながらオレは再びため息をついた。
【亘】
「終わんない……」
思わずつぶやく。
―――すると、教室のドアのところに何やら人影が見えた。
【亘】
「ん……?」
ガラッとドアが開いて、そこに立っていたのは。
【柊木】
「亘、いるか?」
【柊木】
「竹尾先生どうだった?」
【亘】
「郁哉!」
一度バッグを持って帰ったのであろう郁哉が、教室に戻ってきたのだった。
【亘】
「お前さっき無視しやがってー」
【亘】
「オレだけ怒られてこんな課題出されちゃったじゃん!」
【柊木】
「課題?」
【亘】
「これだよ! この問題集!」
【亘】
「しかも終わらなかったら明日もう1冊とか言うんだよ…」
【柊木】
「うわ……、竹尾先生きびしいな」
そう言って近寄ってきた郁哉がオレの問題集を持ち上げる。
ぺらぺらめくって内容を確かめている。
【柊木】
「……あ、でもそんなに難しくないじゃん」
【亘】
「難しいよ!」
【柊木】
「俺にはそんなに難しくない」
【亘】
「これだから……」
【柊木】
「やってやろうか? さっきのお詫び」
【亘】
「えっ……」
【柊木】
「これなら今日、終わるぞ」
【亘】
「で、でも……それはなんか……」
【柊木】
「お前がやるのか?」
【亘】
「自分でやらないと意味ないと思うし……」
【柊木】
「ふうん。じゃ、わからないとこ教えてやるよ?」
【亘】
「マジで? すげー助かる」
【柊木】
「じゃ、その方針でお詫びってことな」
【亘】
「なにげにちゃっかりしてるよな、郁哉」
【柊木】
「頭がイイって言ってくれ」
【亘】
「悔しいから言いたくない」
郁哉は近くの席から適当な椅子を持ってきて、オレの机の前に置いて、座る。
【柊木】
「ほら、教えてやるよ」
【亘】
「ありがとう……」
【柊木】
「ま、俺が原因の一つでもあるからな」
【柊木】
「メッセだと先に注意されてたやつみたいに目を付けられそうだと思ったんだが…」
「安心しなさい、出題分野は同じだから、良い復習になる」
【亘】
「そ、そんなっ……」
こんなことを続けてたらオレの高校生活は問題集で終わってしまう。
【亘】
「が、頑張ります……」
【竹尾】
「これに懲りて授業中によけいなことをしないように」
【亘】
「わかりました……」
オレはがっくりと気落ちした肩を竹尾先生に見せながら職員室を後にした。
【亘】
「失礼しました……」
オレはとぼとぼと教室に戻り、誰もいない教室で自分の席に着いた。
【亘】
「課題って……」
オレは分厚い問題集を手にため息をついた。
【亘】
「これを明日までに……? 無理に決まってるだろ……」
ぱらぱらとめくってみる。
苦手な分野もあるし、もともと数学はそんなに得意ではない。
【亘】
「でも終わらせないと明日また課題出されるし……」
【亘】
「竹尾先生に言い訳とか通用しなさそうだしな……」
竹尾先生のきつい目線を思い出す。
【亘】
「なんであんなクソマジメなんだよ……」
【亘】
(竹尾先生って何を楽しみに生きてるんだろう?)
【亘】
(勉強? 授業? 生徒に教えること?)
【亘】
(それとも他になんか趣味でもあんのかな?)
【亘】
「なんにせよ……オレとは絶対気が合わないな……」
【亘】
「同い年だったら絶対友達にならないタイプだよ……」
【亘】
「……はぁ……とりあえずやろ……」
オレは問題集を広げて、1ページ目から丁寧に解き始めた。
【亘】
「んーと……」
【亘】
(ここに数字を代入して……)
【亘】
「……あ、できた」
【亘】
「よし次……」
【亘】
(うわ、証明か……これめんどくさいんだよなぁ……)
【亘】
(苦手なのに……)
わかる範囲でシャープペンシルを動かしていく。
【亘】
(だーっ!やっぱ難しい……)
1ページ終わっただけでだいぶ時間が経ってしまった。
【亘】
「これの何倍あるんだよ……」
残りのページをパラパラしながらオレは再びため息をついた。
【亘】
「終わんない……」
思わずつぶやく。
―――すると、教室のドアのところに何やら人影が見えた。
【亘】
「ん……?」
ガラッとドアが開いて、そこに立っていたのは。
【柊木】
「亘、いるか?」
【柊木】
「竹尾先生どうだった?」
【亘】
「郁哉!」
一度バッグを持って帰ったのであろう郁哉が、教室に戻ってきたのだった。
【亘】
「お前さっき無視しやがってー」
【亘】
「オレだけ怒られてこんな課題出されちゃったじゃん!」
【柊木】
「課題?」
【亘】
「これだよ! この問題集!」
【亘】
「しかも終わらなかったら明日もう1冊とか言うんだよ…」
【柊木】
「うわ……、竹尾先生きびしいな」
そう言って近寄ってきた郁哉がオレの問題集を持ち上げる。
ぺらぺらめくって内容を確かめている。
【柊木】
「……あ、でもそんなに難しくないじゃん」
【亘】
「難しいよ!」
【柊木】
「俺にはそんなに難しくない」
【亘】
「これだから……」
【柊木】
「やってやろうか? さっきのお詫び」
【亘】
「えっ……」
【柊木】
「これなら今日、終わるぞ」
【亘】
「で、でも……それはなんか……」
【柊木】
「お前がやるのか?」
【亘】
「自分でやらないと意味ないと思うし……」
【柊木】
「ふうん。じゃ、わからないとこ教えてやるよ?」
【亘】
「マジで? すげー助かる」
【柊木】
「じゃ、その方針でお詫びってことな」
【亘】
「なにげにちゃっかりしてるよな、郁哉」
【柊木】
「頭がイイって言ってくれ」
【亘】
「悔しいから言いたくない」
郁哉は近くの席から適当な椅子を持ってきて、オレの机の前に置いて、座る。
【柊木】
「ほら、教えてやるよ」
【亘】
「ありがとう……」
【柊木】
「ま、俺が原因の一つでもあるからな」
【柊木】
「メッセだと先に注意されてたやつみたいに目を付けられそうだと思ったんだが…」
