[本編] 柊木 郁哉 編
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【竹尾】
「だがら、絶対値がこうなるからして……」
―――数学の授業中。
【亘】
(竹尾先生は見た目以上に怖いよなー……)
入学したばかりの頃、ソウと郁哉と学校探索をしたときに遭遇して、あのときも怒られたけど。
普段も裏切らない怖さだった。
【亘】
(なんつーか、真面目一辺倒? これ以上ありませんってほど真面目なんだよなぁ……)
【亘】
(ルール違反は絶対に許しません! って感じ……)
【亘】
(だから頭もいいんだろうけど。天才的頭脳? ってのも頷ける……)
竹尾先生の出身大学は国内でもトップ中のトップクラスだと聞いたことがある。
漫画の世界かっての。本当にいるんだな、そんな人。
【竹尾】
「そこ、聞いてるのか」
窓際でうとうとしかかっている生徒を指摘する竹尾先生。
【亘】
(おお、怖っ……)
授業の進みはとても速くて、予習復習必至なのに、課題もたっぷり。
毎日提出じゃないのが救いだけど、問題集をガッツリ出されて定期的にチェックが入るのでもう……つらい……。
【亘】
(こんなんじゃ遊ぶ暇もねーよ……)
【亘】
(……ま、竹尾先生に言わせれば遊ぶなってことなんだろーけどさっ)
【亘】
(学生のころからずっとあんな風にマジメだったんだろうな……)
【亘】
(だから難関大学に入れたんだろうし……)
【亘】
(そんな大学に入るくらいの人なら、こんな課題も楽勝なのかな……)
【竹尾】
「……おい」
【亘】
(あっ、怒られてる)
竹尾先生が、一番後ろの席でケータイを使っている生徒を目ざとく見つけて注意した。
【亘】
(あーあ、取り上げられちゃうね……ご愁傷サマ……)
竹尾先生はスタスタと後ろの席まで歩いていくと、その生徒のケータイを取り上げた。
【柊木】
「……」
【亘】
「……?」
そのとき、郁哉と目が合う。
なんだろう、と思うと竹尾先生が後ろに行っている隙に、前の席の生徒からノートの切れ端の手紙が回ってきた。
【亘】
(この手紙、郁哉からだ)
なんだろう、と思いカサカサと手紙を開こうとすると、後ろから背の高い影がオレを覆った。
【亘】
「あっ……」
【竹尾】
「アナログならいいってもんじゃないんだぞ」
【亘】
「すみません……」
前に戻る途中の竹尾先生に見つかってしまい、手紙を取り上げられてしまう。
まだ開いてもない、郁哉からの手紙……。
一体、何を書いてきたんだろ。
【柊木】
「……」
郁哉は知らんぷりをしている。
お前のせいなのに!
ずるい!!
って、見付かる俺が悪いのか……。
いや、でもオレ今見捨てられたってことだよな!?
【亘】
(もう、郁哉っ……!)
【竹尾】
「授業中に余計なことをするのは感心しない」
【亘】
「すみません……」
【竹尾】
「……と言っても、私も君たちのプライバシーを侵害するのが目的ではない」
そう言って竹尾先生は手紙をくしゃっと丸めた。
【亘】
「あっ……」
【亘】
(手紙グシャってやりやがった……!)
【竹尾】
「……放課後、私のところに来なさい。補習の説明をしよう」
そう言って竹尾先生は丸めた手紙をオレの机に置いた。
丸められてしまった手紙を見ていると…憤りを感じた。
【亘】
(せっかく郁哉がくれた手紙を…!)
【亘】
(しかも今…)
【亘】
(補習って……!)
予定外の事態にオレの顔は青ざめる。
【竹尾】
「……授業に戻ろう。貴重な時間を潰してしまった」
そう言って竹尾先生は何事もなかったように数学の授業に戻った―――。
―――放課後。
オレはびくつきながら職員室の戸を開けた。
【亘】
「失礼しまーす……あの、竹尾先生……」
【竹尾】
「課題だ」
竹尾先生はそれだけ言った。
【亘】
「……は?」
【竹尾】
「ペナルティの課題だ。明日までにやってくるように」
そう言って竹尾先生は1冊の問題集をオレに手渡した。
1センチは余裕である分厚い問題集。
【亘】
「えっと……これのどこまで……」
【竹尾】
「全部だ」
【亘】
「はっ……?」
【竹尾】
「教師に向かって『は?』はないだろう」
【亘】
「で、でもっ! これ1冊全部、明日までってことですか!?」
思わず職員室中に響く大声で叫んでしまった。
【亘】
「無理っ……無理です」
【竹尾】
「可能な課題を出したところで何のペナルティになる」
【竹尾】
「できないものを渡してこその課題だろう」
【亘】
「えっ? っていうことは……」
【亘】
(出来なかったらそこまででいいってことかな……?)
竹尾先生にも優しいところがある!
そんな風に思いながらちらりと先生の顔を見ると……。
【竹尾】
「もちろん、課題が終わらなければ明日は『課題が終わらなかったペナルティ』の問題集を渡すが」
【亘】
「えぇっ!?」
「だがら、絶対値がこうなるからして……」
―――数学の授業中。
【亘】
(竹尾先生は見た目以上に怖いよなー……)
入学したばかりの頃、ソウと郁哉と学校探索をしたときに遭遇して、あのときも怒られたけど。
普段も裏切らない怖さだった。
【亘】
(なんつーか、真面目一辺倒? これ以上ありませんってほど真面目なんだよなぁ……)
【亘】
(ルール違反は絶対に許しません! って感じ……)
【亘】
(だから頭もいいんだろうけど。天才的頭脳? ってのも頷ける……)
竹尾先生の出身大学は国内でもトップ中のトップクラスだと聞いたことがある。
漫画の世界かっての。本当にいるんだな、そんな人。
【竹尾】
「そこ、聞いてるのか」
窓際でうとうとしかかっている生徒を指摘する竹尾先生。
【亘】
(おお、怖っ……)
授業の進みはとても速くて、予習復習必至なのに、課題もたっぷり。
毎日提出じゃないのが救いだけど、問題集をガッツリ出されて定期的にチェックが入るのでもう……つらい……。
【亘】
(こんなんじゃ遊ぶ暇もねーよ……)
【亘】
(……ま、竹尾先生に言わせれば遊ぶなってことなんだろーけどさっ)
【亘】
(学生のころからずっとあんな風にマジメだったんだろうな……)
【亘】
(だから難関大学に入れたんだろうし……)
【亘】
(そんな大学に入るくらいの人なら、こんな課題も楽勝なのかな……)
【竹尾】
「……おい」
【亘】
(あっ、怒られてる)
竹尾先生が、一番後ろの席でケータイを使っている生徒を目ざとく見つけて注意した。
【亘】
(あーあ、取り上げられちゃうね……ご愁傷サマ……)
竹尾先生はスタスタと後ろの席まで歩いていくと、その生徒のケータイを取り上げた。
【柊木】
「……」
【亘】
「……?」
そのとき、郁哉と目が合う。
なんだろう、と思うと竹尾先生が後ろに行っている隙に、前の席の生徒からノートの切れ端の手紙が回ってきた。
【亘】
(この手紙、郁哉からだ)
なんだろう、と思いカサカサと手紙を開こうとすると、後ろから背の高い影がオレを覆った。
【亘】
「あっ……」
【竹尾】
「アナログならいいってもんじゃないんだぞ」
【亘】
「すみません……」
前に戻る途中の竹尾先生に見つかってしまい、手紙を取り上げられてしまう。
まだ開いてもない、郁哉からの手紙……。
一体、何を書いてきたんだろ。
【柊木】
「……」
郁哉は知らんぷりをしている。
お前のせいなのに!
ずるい!!
って、見付かる俺が悪いのか……。
いや、でもオレ今見捨てられたってことだよな!?
【亘】
(もう、郁哉っ……!)
【竹尾】
「授業中に余計なことをするのは感心しない」
【亘】
「すみません……」
【竹尾】
「……と言っても、私も君たちのプライバシーを侵害するのが目的ではない」
そう言って竹尾先生は手紙をくしゃっと丸めた。
【亘】
「あっ……」
【亘】
(手紙グシャってやりやがった……!)
【竹尾】
「……放課後、私のところに来なさい。補習の説明をしよう」
そう言って竹尾先生は丸めた手紙をオレの机に置いた。
丸められてしまった手紙を見ていると…憤りを感じた。
【亘】
(せっかく郁哉がくれた手紙を…!)
【亘】
(しかも今…)
【亘】
(補習って……!)
予定外の事態にオレの顔は青ざめる。
【竹尾】
「……授業に戻ろう。貴重な時間を潰してしまった」
そう言って竹尾先生は何事もなかったように数学の授業に戻った―――。
―――放課後。
オレはびくつきながら職員室の戸を開けた。
【亘】
「失礼しまーす……あの、竹尾先生……」
【竹尾】
「課題だ」
竹尾先生はそれだけ言った。
【亘】
「……は?」
【竹尾】
「ペナルティの課題だ。明日までにやってくるように」
そう言って竹尾先生は1冊の問題集をオレに手渡した。
1センチは余裕である分厚い問題集。
【亘】
「えっと……これのどこまで……」
【竹尾】
「全部だ」
【亘】
「はっ……?」
【竹尾】
「教師に向かって『は?』はないだろう」
【亘】
「で、でもっ! これ1冊全部、明日までってことですか!?」
思わず職員室中に響く大声で叫んでしまった。
【亘】
「無理っ……無理です」
【竹尾】
「可能な課題を出したところで何のペナルティになる」
【竹尾】
「できないものを渡してこその課題だろう」
【亘】
「えっ? っていうことは……」
【亘】
(出来なかったらそこまででいいってことかな……?)
竹尾先生にも優しいところがある!
そんな風に思いながらちらりと先生の顔を見ると……。
【竹尾】
「もちろん、課題が終わらなければ明日は『課題が終わらなかったペナルティ』の問題集を渡すが」
【亘】
「えぇっ!?」
