[本編] 柊木 郁哉 編
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【亘】
「オレっ……小さいころから、マタタビ体質とかっ……わけわかんないのにっ……」
【亘】
「今回だって……アラさんとか出てくるしっ……」
【アラさん】
「お、俺か!?」
矢面に立たされたアラさんがぎょっとしてる。
【柊木】
「まあこんなに喋るタヌキが出てきたらびっくりするのもわかる」
【アラさん】
「アライグマだっつってんだろ、このボウズが!」
【柊木】
「どこからどうみてもタヌキだけどな」
【アラさん】
「ベェーリィーキュートゥッ! なアライグマとタヌキをいっしょにすんじゃねぇっ!」
【亘】
「それで、飴のこととかっ……、ハムスターとか言われてっ……」
【アラさん】
「亘……」
【亘】
「郁哉のことも巻き込んじゃうしっ……」
【柊木】
「……」
郁哉は黙ってオレのことを見ていた。
【亘】
「郁哉、ドロップ舐めると怖いしっ……」
【亘】
「し、竹刀で、人、殺しかけるしっ……」
【柊木】
「あれは殺してない。あいつだって歩いてまた寮に帰ったと思う」
【柊木】
「そうじゃなきゃとっくに寮の中で噂になってるはずだ」
【柊木】
「教室で死体が出たー、ってな」
【柊木】
「だから安心しろ」
【亘】
「それもあるけど、オレは郁哉が……オレのせいで、人殺しになっちゃうんじゃないかって……っ」
目をこすりすぎて、まぶたがひりひりした。
こんなの恥ずかしくて、止めたいのに…。
一度出てしまった涙は中々止まってくれない。
【亘】
(くそっ……今まで郁哉の前で、人前で泣くなんてことなかったのに……っ)
【柊木】
「落ち着け、亘」
【亘】
「あいつも怖かったしっ……」
【亘】
「耳ないけど、なんか嫌な予感して……」
【亘】
「目、怖いし、つかまれるし、なんかベロ長いしっ……」
【亘】
「ただでさえ郁哉巻き込んでるのにっ!」
【亘】
「そんな……ひとりで行くなって言われたって困るし」
【亘】
「オレだってあんな怖い目に遭いたくねえよっ……!」
気が付けば夢中で言葉を吐いてた。
そんなオレを見かけたのか、アラさんが優しく言葉をかける。
【アラさん】
「……なんつーか、ホント、巻き込まれ体質なんだろうなぁ……」
【アラさん】
「こればっかりは運命っつーか、そういう星のもとつーか……なんもできないんだが……」
【亘】
「好きでそんなもとに生まれてきてないっ……」
【柊木】
「亘、泣くな」
【亘】
「泣くなって言うなよぉ…っ」
【亘】
「オレだってこんなことぐらいで泣いてる自分がヤなんだよっ……!」
思わず叫んでしまった。
【亘】
「……ぐすっ……っく……」
【柊木】
「亘……」
郁哉が優しく名前を呼んでくれた。
【亘】
「郁哉……?」
優しく抱き寄せて、頭を撫でてくれる手が段々とオレに落ち着きを与えてくれる。
子どもをあやすように、優しく、優しく。
ぽんぽんと頭を撫でられると、すごくほっとする…。
【亘】
「郁哉……」
【柊木】
「お前のこと、責めて悪かった」
【柊木】
「こんなこともあるんだし……これからはふたりで解決していこう」
【亘】
「……うん……」
それから、郁哉は俺オレの呼吸が落ち着くまでずっと…オレのことを腕に抱いていてくれた。
―――こんなことでほっとする自分が、なんだかちょっと恥ずかしかった。
兄弟の居ないオレは、兄が居たらこんな感じなのかな…と思ってしまう。
郁哉は同級生なのにな。
頼りになるからといって甘えたくないんだけどな…。
誰にも迷惑をかけないようにって、生きてきたから。
これからも、そうあるように居たい。
でも今だけはちょっと…甘えさせてくれ、なんて。
しばらく郁哉の胸に抱かれながら、そんなことを思っていた─
【アラさん】
「……大人になったじゃねーか、郁哉」
【柊木】
「……うるさい」
【亘】
「どういうこと?」
【柊木】
「亘には関係ない」
【アラさん】
「……はははっ」
「オレっ……小さいころから、マタタビ体質とかっ……わけわかんないのにっ……」
【亘】
「今回だって……アラさんとか出てくるしっ……」
【アラさん】
「お、俺か!?」
矢面に立たされたアラさんがぎょっとしてる。
【柊木】
「まあこんなに喋るタヌキが出てきたらびっくりするのもわかる」
【アラさん】
「アライグマだっつってんだろ、このボウズが!」
【柊木】
「どこからどうみてもタヌキだけどな」
【アラさん】
「ベェーリィーキュートゥッ! なアライグマとタヌキをいっしょにすんじゃねぇっ!」
【亘】
「それで、飴のこととかっ……、ハムスターとか言われてっ……」
【アラさん】
「亘……」
【亘】
「郁哉のことも巻き込んじゃうしっ……」
【柊木】
「……」
郁哉は黙ってオレのことを見ていた。
【亘】
「郁哉、ドロップ舐めると怖いしっ……」
【亘】
「し、竹刀で、人、殺しかけるしっ……」
【柊木】
「あれは殺してない。あいつだって歩いてまた寮に帰ったと思う」
【柊木】
「そうじゃなきゃとっくに寮の中で噂になってるはずだ」
【柊木】
「教室で死体が出たー、ってな」
【柊木】
「だから安心しろ」
【亘】
「それもあるけど、オレは郁哉が……オレのせいで、人殺しになっちゃうんじゃないかって……っ」
目をこすりすぎて、まぶたがひりひりした。
こんなの恥ずかしくて、止めたいのに…。
一度出てしまった涙は中々止まってくれない。
【亘】
(くそっ……今まで郁哉の前で、人前で泣くなんてことなかったのに……っ)
【柊木】
「落ち着け、亘」
【亘】
「あいつも怖かったしっ……」
【亘】
「耳ないけど、なんか嫌な予感して……」
【亘】
「目、怖いし、つかまれるし、なんかベロ長いしっ……」
【亘】
「ただでさえ郁哉巻き込んでるのにっ!」
【亘】
「そんな……ひとりで行くなって言われたって困るし」
【亘】
「オレだってあんな怖い目に遭いたくねえよっ……!」
気が付けば夢中で言葉を吐いてた。
そんなオレを見かけたのか、アラさんが優しく言葉をかける。
【アラさん】
「……なんつーか、ホント、巻き込まれ体質なんだろうなぁ……」
【アラさん】
「こればっかりは運命っつーか、そういう星のもとつーか……なんもできないんだが……」
【亘】
「好きでそんなもとに生まれてきてないっ……」
【柊木】
「亘、泣くな」
【亘】
「泣くなって言うなよぉ…っ」
【亘】
「オレだってこんなことぐらいで泣いてる自分がヤなんだよっ……!」
思わず叫んでしまった。
【亘】
「……ぐすっ……っく……」
【柊木】
「亘……」
郁哉が優しく名前を呼んでくれた。
【亘】
「郁哉……?」
優しく抱き寄せて、頭を撫でてくれる手が段々とオレに落ち着きを与えてくれる。
子どもをあやすように、優しく、優しく。
ぽんぽんと頭を撫でられると、すごくほっとする…。
【亘】
「郁哉……」
【柊木】
「お前のこと、責めて悪かった」
【柊木】
「こんなこともあるんだし……これからはふたりで解決していこう」
【亘】
「……うん……」
それから、郁哉は俺オレの呼吸が落ち着くまでずっと…オレのことを腕に抱いていてくれた。
―――こんなことでほっとする自分が、なんだかちょっと恥ずかしかった。
兄弟の居ないオレは、兄が居たらこんな感じなのかな…と思ってしまう。
郁哉は同級生なのにな。
頼りになるからといって甘えたくないんだけどな…。
誰にも迷惑をかけないようにって、生きてきたから。
これからも、そうあるように居たい。
でも今だけはちょっと…甘えさせてくれ、なんて。
しばらく郁哉の胸に抱かれながら、そんなことを思っていた─
【アラさん】
「……大人になったじゃねーか、郁哉」
【柊木】
「……うるさい」
【亘】
「どういうこと?」
【柊木】
「亘には関係ない」
【アラさん】
「……はははっ」
