[本編] プロローグ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【亘】
(なんか聞こえ、る……?)
【???】
「………ぅわぁあああああああ」
【亘】
「えええええええええ!?」
【亘】
(親方!空から女の子が!いやタヌキが!)
俺は心の中にいる親方に叫んだ。
あれは……タヌキだ!!なんかちっさいタヌキが落ちてくる!
しかも、俺の聞き間違えじゃなければ…多分、あいつが喋ってる!?
【タヌキ】
「おいそこのおおお、受け止めてええええええええ」
【亘】
「えっ、あ、わかった!」
ぽすん!
思わず返事して、どうにか俺はその喋る小さなタヌキをキャッチした。
【亘】
(ふ、ふわふわだ……!かわいい……)
【タヌキ】
「いやぁ~ほんと助かったわぁ。お前いい腕持ってるじゃん、ありがとなー」
【亘】
「あ、どうも……?」
【亘】
(これ、やっぱり喋ってるよな……)
【タヌキ】
「流石の俺もダメかと思ったわ」
【タヌキ】
「まあ思っただけで別にお前いなくても、華麗に空中三回転決めて着地しちゃったけどね」
【タヌキ】
「見せたかったわぁ~お前にも」
【亘】
(うわ、なんかコイツ面倒くさそうなタイプだ……)
かわいいと思ってしまったオレが馬鹿だった。
ていうかこの小さいの……タヌキなのに人間マタタビ体質の効果が効いてないのか?オレにすり寄ってこないな……。
色々混乱しながらタヌキを見ていると、ポンポンと体をはたいて毛づくろいを終えてこちらに目を向けた。
【タヌキ】
「お前、亘だな?」
【亘】
「えっ……、どうしてオレの名前……」
【タヌキ】
「よっしゃ。突き落とされたときはどうなると思ったが……ちゃんと目標人物まで降りてこられたな!」
【タヌキ】
「よーく聞くんだぞ。俺は、亘に会いに来た」
【亘】
「オレに?」
【タヌキ】
「そうだ。お前の使命を伝えるために」
【亘】
(何言ってんだこいつ)
呆然としながら見ていると、尚もタヌキは続ける。
【タヌキ】
「今日からお前はバディを組んで密売人を探し出してもらう!」
【亘】
「はああああああぁ!?」
【亘】
「あの、おっしゃってる意味がよく……ワカラナイデス……」
【タヌキ】
「あー…まあ結論から言っちゃったからな。仕方ねーか」
【亘】
「ちょっとオレ忙しいんで、違う人当たってもらえますか」
【タヌキ】
「お前じゃなきゃダメなのっ!」
【タヌキ】
「なんだよォ~……急に敬語になるなよ、寂しいじゃんかぁ~」
【亘】
(いや、敬語にもなるだろ……どう見ても怪しいし……関わりたくない)
【タヌキ】
「人間マタタビ体質、治したいんだろ?……それ、治るぞ」
【亘】
「えっ!」
なんでオレの体質のこと知って……
いや、でもこの学園のやつに聞いたらわかることか……?
キーンコーン……
【亘】
「ああああああっ!」
【タヌキ】
「うぉっ!どうした、いきなり大きな声だして。びっくりすんだろーが……」
【亘】
「HR、終わっちゃったよ……」
【タヌキ】
「ほーむるーむ?なんだかわからんが、悪いな」
【タヌキ】
「まあまあ、とりあえず今から教室戻りなさい」
【タヌキ】
「怒られるだろうけどすぐ謝ればまだ印象いいだろ」
【亘】
「お前なぁ、もとはと言えばお前が……」
【亘】
「ああもう! とりあえず今は教室っ!」
担任になる先生が優しい人であることをひたすら祈りながら、俺は教室までダッシュした。
【タヌキ】
「おいっ!俺をおいていくなーっ」
正直構っている場合ではない。ごめん、タヌキ。
【亘】
「すいません、遅くなりました!……っはぁ、げほっ……」
教室を開けて直ぐに叫んで謝り、息を吸い込んで咳き込む。
教壇には、俺の願いとは全く逆の―…能面みたいな顔をした教師が立っていた。
【竹尾】
「遅い。…菊崎だな。もうHRは終わってしまったぞ」
【亘】
(ヤバい、めっちゃ怖い先生じゃん……どうしよう。……そうだ!)
【亘】
「すいません……腹、痛くて」
【萩山】
「俺ら伝えましたよね。具合悪いんだから仕方ないっしょ」
【柊木】
「すみません、保健室につれて行くべきでした」
【柊木】
「顔色が悪かったのですが、初日だから後からでも教室に来たほうがいいと俺が勧めました」
郁哉とソウが庇うように先生に抗議してくれる。
しかも、後れていたこともフォローしてくれていたんだ……後でお礼を言おう。
【竹尾】
「お前たちは黙っていろ。菊崎、必要事項は柊木達から聞いておくように」
【竹尾】
「次はない、以後気をつけろ」
【亘】
「はい、すみませんでした……」
ピシャリ
俺の返事を黙らせるかのように、扉は音を立てて閉められた。
【萩山】
「ウッザ! 竹尾の奴マジうざ……」
【柊木】
「やめろソウ、まだ廊下に居る…聞こえるだろ」
【萩山】
「わざと聞こえるように言ってんだよ」
【柊木】
「まあ、気にするな」
【亘】
「さんきゅ」
まわりの奴らも散々だったな、と声をかけてくれる。
クラスの奴らはいい人ばかりみたいでよかった。
それにしても……怖い先生だったなぁ……
あんな先生が1年間の担任になるのかと思うと、うんざりする。
(なんか聞こえ、る……?)
【???】
「………ぅわぁあああああああ」
【亘】
「えええええええええ!?」
【亘】
(親方!空から女の子が!いやタヌキが!)
俺は心の中にいる親方に叫んだ。
あれは……タヌキだ!!なんかちっさいタヌキが落ちてくる!
しかも、俺の聞き間違えじゃなければ…多分、あいつが喋ってる!?
【タヌキ】
「おいそこのおおお、受け止めてええええええええ」
【亘】
「えっ、あ、わかった!」
ぽすん!
思わず返事して、どうにか俺はその喋る小さなタヌキをキャッチした。
【亘】
(ふ、ふわふわだ……!かわいい……)
【タヌキ】
「いやぁ~ほんと助かったわぁ。お前いい腕持ってるじゃん、ありがとなー」
【亘】
「あ、どうも……?」
【亘】
(これ、やっぱり喋ってるよな……)
【タヌキ】
「流石の俺もダメかと思ったわ」
【タヌキ】
「まあ思っただけで別にお前いなくても、華麗に空中三回転決めて着地しちゃったけどね」
【タヌキ】
「見せたかったわぁ~お前にも」
【亘】
(うわ、なんかコイツ面倒くさそうなタイプだ……)
かわいいと思ってしまったオレが馬鹿だった。
ていうかこの小さいの……タヌキなのに人間マタタビ体質の効果が効いてないのか?オレにすり寄ってこないな……。
色々混乱しながらタヌキを見ていると、ポンポンと体をはたいて毛づくろいを終えてこちらに目を向けた。
【タヌキ】
「お前、亘だな?」
【亘】
「えっ……、どうしてオレの名前……」
【タヌキ】
「よっしゃ。突き落とされたときはどうなると思ったが……ちゃんと目標人物まで降りてこられたな!」
【タヌキ】
「よーく聞くんだぞ。俺は、亘に会いに来た」
【亘】
「オレに?」
【タヌキ】
「そうだ。お前の使命を伝えるために」
【亘】
(何言ってんだこいつ)
呆然としながら見ていると、尚もタヌキは続ける。
【タヌキ】
「今日からお前はバディを組んで密売人を探し出してもらう!」
【亘】
「はああああああぁ!?」
【亘】
「あの、おっしゃってる意味がよく……ワカラナイデス……」
【タヌキ】
「あー…まあ結論から言っちゃったからな。仕方ねーか」
【亘】
「ちょっとオレ忙しいんで、違う人当たってもらえますか」
【タヌキ】
「お前じゃなきゃダメなのっ!」
【タヌキ】
「なんだよォ~……急に敬語になるなよ、寂しいじゃんかぁ~」
【亘】
(いや、敬語にもなるだろ……どう見ても怪しいし……関わりたくない)
【タヌキ】
「人間マタタビ体質、治したいんだろ?……それ、治るぞ」
【亘】
「えっ!」
なんでオレの体質のこと知って……
いや、でもこの学園のやつに聞いたらわかることか……?
キーンコーン……
【亘】
「ああああああっ!」
【タヌキ】
「うぉっ!どうした、いきなり大きな声だして。びっくりすんだろーが……」
【亘】
「HR、終わっちゃったよ……」
【タヌキ】
「ほーむるーむ?なんだかわからんが、悪いな」
【タヌキ】
「まあまあ、とりあえず今から教室戻りなさい」
【タヌキ】
「怒られるだろうけどすぐ謝ればまだ印象いいだろ」
【亘】
「お前なぁ、もとはと言えばお前が……」
【亘】
「ああもう! とりあえず今は教室っ!」
担任になる先生が優しい人であることをひたすら祈りながら、俺は教室までダッシュした。
【タヌキ】
「おいっ!俺をおいていくなーっ」
正直構っている場合ではない。ごめん、タヌキ。
【亘】
「すいません、遅くなりました!……っはぁ、げほっ……」
教室を開けて直ぐに叫んで謝り、息を吸い込んで咳き込む。
教壇には、俺の願いとは全く逆の―…能面みたいな顔をした教師が立っていた。
【竹尾】
「遅い。…菊崎だな。もうHRは終わってしまったぞ」
【亘】
(ヤバい、めっちゃ怖い先生じゃん……どうしよう。……そうだ!)
【亘】
「すいません……腹、痛くて」
【萩山】
「俺ら伝えましたよね。具合悪いんだから仕方ないっしょ」
【柊木】
「すみません、保健室につれて行くべきでした」
【柊木】
「顔色が悪かったのですが、初日だから後からでも教室に来たほうがいいと俺が勧めました」
郁哉とソウが庇うように先生に抗議してくれる。
しかも、後れていたこともフォローしてくれていたんだ……後でお礼を言おう。
【竹尾】
「お前たちは黙っていろ。菊崎、必要事項は柊木達から聞いておくように」
【竹尾】
「次はない、以後気をつけろ」
【亘】
「はい、すみませんでした……」
ピシャリ
俺の返事を黙らせるかのように、扉は音を立てて閉められた。
【萩山】
「ウッザ! 竹尾の奴マジうざ……」
【柊木】
「やめろソウ、まだ廊下に居る…聞こえるだろ」
【萩山】
「わざと聞こえるように言ってんだよ」
【柊木】
「まあ、気にするな」
【亘】
「さんきゅ」
まわりの奴らも散々だったな、と声をかけてくれる。
クラスの奴らはいい人ばかりみたいでよかった。
それにしても……怖い先生だったなぁ……
あんな先生が1年間の担任になるのかと思うと、うんざりする。
