[本編] 柊木 郁哉 編
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【亘】
(このふたり……いつの間にこんなに仲良くなってたんだ……?)
その後の出場競技もつつがなく終わり、オレたちは1年にも関わらず、そこそこの成績を残すことができた。
【アラさん】
「さて、体育祭も無事終わったところで!」
【アラさん】
「今後の作戦を練ろうかね!」
【アラさん】
「体育祭中の学校探索はどうだったんだ?」
【亘】
「なんか残り香はあったけど、aドロップを使ったヤツは捕まえられなかったなー」
【アラさん】
「なるほど……ところであいつは暇なのか?」
【亘】
「あいつって……郁哉?」
【アラさん】
「せっかくだから細かい話を聞きたいんだが……亘呼んできてくれるか?」
【亘】
「いいけど……もしかしたら今部活中かもしれない」
【アラさん】
「あいつはお前が呼んだら来るに違いない」
【亘】
「そうかな?」
【アラさん】
「そうだっ。とりあえず呼んできてくれー」
【亘】
「わかった、わかった。じゃあアラさんここに居ろよ?」
【アラさん】
「了解したっ」
そう言って敬礼までするアラさん。…ったく、調子がいいよなぁ。
言い出したら止まらないしうるさいので、素直に郁哉を呼びに行くことにした。
【亘】
「郁哉ー……」
【亘】
(いるかな、郁哉)
控えめに名前を呼びながら剣道場の入り口をうろついていると、郁哉がオレのことを見つけてくれた。
【柊木】
「どうしたんだ、亘」
【亘】
「なんかアラさんが郁哉呼んで来いって」
【柊木】
「……なんで」
【亘】
「オレの部屋で会議しようってさ」
【柊木】
「お前の……部屋……」
【亘】
「郁哉?」
【柊木】
「……いや、いい」
【亘】
「今忙しい?」
【柊木】
「忙しい……と言えば忙しい。大会も近いしな」
【亘】
「じゃあ今練習も切羽詰まってる?」
【柊木】
「や……そこまでではないんだが……」
【柊木】
「……お前の部屋でふたりで会議、するんだろ?」
【亘】
「アラさんもいるよ」
【柊木】
「……あのタヌキがいたところで……」
【亘】
「アラさんはタヌキじゃないって。かわいそうじゃん、そんなこと言ったら」
【亘】
「アレでもすげー気にしてるんだよ。怒って見せてるけど、後で落ち込んでるんだよね」
【柊木】
「いいんだよ、あいつは」
【柊木】
「……やっぱりいい。お前の部屋に行くのは……やめとく」
【亘】
「そう? じゃあヒマな時にまた来てよ」
【柊木】
「あ、あぁ……」
【亘】
「練習中のとこ邪魔しちゃってごめんな」
【柊木】
「いや、気にしないでくれ……」
歯切れの悪い郁哉を残して、オレは剣道場をあとにした……。
【亘】
「ただいまー、郁哉来られないって」
【アラさん】
「アイツ、逃げたな……」
【亘】
「……?」
【アラさん】
「まあいいっ。亘、校舎内でアヤシイのを見かけたら必ず俺と郁哉に報告しろよ?」
【亘】
「わかってるって」
郁哉が来なかったので、その日の作戦会議は終了となった―――。
その数日後、放課後―――。
【亘】
結局aドロップの密売人は見当もつかないままなんだよな……)
そんなことをぼんやり考えながら歩いていると。
【???】
「……」
【亘】
(……ん、なんだあの人)
廊下の窓から校庭をうろうろしている、挙動不審な人影が見えた。
【亘】
(……誰だ?)
するとその人影は、人気のない方……学園のさらに奥へ、そそくさと向かって行った。
【亘】
「……なんだ、あれ……」
―――あやしい。
【亘】
(超あやしいけど……どうしよう)
追いかけるべきか。それとも誰かに言うべきか……。
【亘】
(アラさんは部屋にいるから、戻ってる間に見失っちゃうしな……)
ここからほど近い剣道場にいる郁哉のことを思い出す、が。
【亘】
(でも大会前って言ってたし……)
わざわざ呼びだして思い違いだったら郁哉に悪い。
【亘】
(それに学校にいる妙な人が全員aドロップ関係者ってわけじゃないだろうしな)
【亘】
(ただ学校に忍びこんできた変質者かもしれないし)
【亘】
(……ってそっちの方がやばくないか!?)
そう思い直しても、もう人影は見えない。
【亘】
「確か向こうの方に行ったはずだから……」
オレは先ほどのあやしい人物を、追いかけてみることにした―――。
(このふたり……いつの間にこんなに仲良くなってたんだ……?)
その後の出場競技もつつがなく終わり、オレたちは1年にも関わらず、そこそこの成績を残すことができた。
【アラさん】
「さて、体育祭も無事終わったところで!」
【アラさん】
「今後の作戦を練ろうかね!」
【アラさん】
「体育祭中の学校探索はどうだったんだ?」
【亘】
「なんか残り香はあったけど、aドロップを使ったヤツは捕まえられなかったなー」
【アラさん】
「なるほど……ところであいつは暇なのか?」
【亘】
「あいつって……郁哉?」
【アラさん】
「せっかくだから細かい話を聞きたいんだが……亘呼んできてくれるか?」
【亘】
「いいけど……もしかしたら今部活中かもしれない」
【アラさん】
「あいつはお前が呼んだら来るに違いない」
【亘】
「そうかな?」
【アラさん】
「そうだっ。とりあえず呼んできてくれー」
【亘】
「わかった、わかった。じゃあアラさんここに居ろよ?」
【アラさん】
「了解したっ」
そう言って敬礼までするアラさん。…ったく、調子がいいよなぁ。
言い出したら止まらないしうるさいので、素直に郁哉を呼びに行くことにした。
【亘】
「郁哉ー……」
【亘】
(いるかな、郁哉)
控えめに名前を呼びながら剣道場の入り口をうろついていると、郁哉がオレのことを見つけてくれた。
【柊木】
「どうしたんだ、亘」
【亘】
「なんかアラさんが郁哉呼んで来いって」
【柊木】
「……なんで」
【亘】
「オレの部屋で会議しようってさ」
【柊木】
「お前の……部屋……」
【亘】
「郁哉?」
【柊木】
「……いや、いい」
【亘】
「今忙しい?」
【柊木】
「忙しい……と言えば忙しい。大会も近いしな」
【亘】
「じゃあ今練習も切羽詰まってる?」
【柊木】
「や……そこまでではないんだが……」
【柊木】
「……お前の部屋でふたりで会議、するんだろ?」
【亘】
「アラさんもいるよ」
【柊木】
「……あのタヌキがいたところで……」
【亘】
「アラさんはタヌキじゃないって。かわいそうじゃん、そんなこと言ったら」
【亘】
「アレでもすげー気にしてるんだよ。怒って見せてるけど、後で落ち込んでるんだよね」
【柊木】
「いいんだよ、あいつは」
【柊木】
「……やっぱりいい。お前の部屋に行くのは……やめとく」
【亘】
「そう? じゃあヒマな時にまた来てよ」
【柊木】
「あ、あぁ……」
【亘】
「練習中のとこ邪魔しちゃってごめんな」
【柊木】
「いや、気にしないでくれ……」
歯切れの悪い郁哉を残して、オレは剣道場をあとにした……。
【亘】
「ただいまー、郁哉来られないって」
【アラさん】
「アイツ、逃げたな……」
【亘】
「……?」
【アラさん】
「まあいいっ。亘、校舎内でアヤシイのを見かけたら必ず俺と郁哉に報告しろよ?」
【亘】
「わかってるって」
郁哉が来なかったので、その日の作戦会議は終了となった―――。
その数日後、放課後―――。
【亘】
結局aドロップの密売人は見当もつかないままなんだよな……)
そんなことをぼんやり考えながら歩いていると。
【???】
「……」
【亘】
(……ん、なんだあの人)
廊下の窓から校庭をうろうろしている、挙動不審な人影が見えた。
【亘】
(……誰だ?)
するとその人影は、人気のない方……学園のさらに奥へ、そそくさと向かって行った。
【亘】
「……なんだ、あれ……」
―――あやしい。
【亘】
(超あやしいけど……どうしよう)
追いかけるべきか。それとも誰かに言うべきか……。
【亘】
(アラさんは部屋にいるから、戻ってる間に見失っちゃうしな……)
ここからほど近い剣道場にいる郁哉のことを思い出す、が。
【亘】
(でも大会前って言ってたし……)
わざわざ呼びだして思い違いだったら郁哉に悪い。
【亘】
(それに学校にいる妙な人が全員aドロップ関係者ってわけじゃないだろうしな)
【亘】
(ただ学校に忍びこんできた変質者かもしれないし)
【亘】
(……ってそっちの方がやばくないか!?)
そう思い直しても、もう人影は見えない。
【亘】
「確か向こうの方に行ったはずだから……」
オレは先ほどのあやしい人物を、追いかけてみることにした―――。
